今日は「石川県(北陸)の鉱物特別展示販売」のお知らせです。
大げさなタイトルですが、店の中のひとつの棚を石川県産の鉱物のコーナーとします。
8月は県外からの旅行者も増えます。旅行者からよく尋ねられる事のひとつが石川県産の鉱物についてです。これまで私個人のコレクションをベースにお店を開いてきましたが、国産、特に石川県産の鉱物については充実しておりませんでした。
そこで、石川県鉱物同好会の河合副会長に相談しましたところ、河合副会長がこれまでに採集してこられた河合コレクションの一部を放出して下さる、との了承を得る事ができました。河合副会長、本当にありがとうございます。
河合副会長のコレクションは石川県産の鉱物を中心に一部、姫川ヒスイや今ではもう絶産の臼中紋石、等、他県の石も含まれています。河合副会長の鉱物趣味歴は40年近くにもなり、今回展示販売するものの中での目玉は何と言っても石川県小松市遊泉寺銅山産の紫水晶です。
石川県小松市遊泉寺銅山産の紫水晶(Amethyst)
あの市川新松さんが研究した蝕像水晶も豊富にあります。遊泉寺銅山産の紫水晶をこれだけ放出できるのは恐らく河合副会長だけだろうと思います。そういう意味で、今回の特別展示即売コーナーは貴重な機会になると思います。ご興味のあられる方はこの機会に是非、どうぞ。
1970年頃の石川県小松市遊泉寺銅山はげ山
上の写真は私が中学生の時に撮った小松のはげ山の写真です。先日、自宅の古い写真箱の中から見つけたものです。遊泉寺銅山産の紫水晶はこの近くで採れましたが、現在では欠片を見つけるのも難しいと思います。
今回の特別展示販売のコピーとして、
「石の華の花の石、石川の川石」としました。何となく回文風になっております。
回文はシンメトリーな構造を持っていて、結晶的な印象を受けます。結晶好きな方なら分かって頂けるのではないかと思っております。
「石の華」も今日から2年目に入ります。
今後とも宜しくお願い申し上げます。