ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】

絵画石5

2022-09-30 10:55:19 | 日記・エッセイ・コラム

今日は絵画石5です。

上の写真は珪化木をスライスしたものですが、どうでしょうか?私には桂林か?黄山か?山水画のように見えてしまいます。これも一種の絵画石のように思えます。

私の鉱物趣味の価値観の基本は、石を自然のまま何も手を加えない方が良いのですが、切断した石の断面の美のような絵画石の場合は例外です。

それは切断され磨かれて初めてその絵画のような模様が現れるので、その偶然性の美が面白いのです。

それが絵画のように見えるのは、もちろん、見る側のイマジネーションによる一種の錯覚なのですが、そのように見える模様は人間の意図したものではないところが面白いのです。そういう意味で、それは人間が意図的に作る芸術作品ではありません。それは決して絵画ではないのです。

ただ、逆説的に、単なる石の模様が、絵画のように見える事自体が、何か意味のある事のように思えてしまうのです。絵画石には芸術とはまた違った価値があるような気がしております。

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金魚庵

2022-09-27 10:32:21 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日は日曜日休業で、天気も良かったので、またもや市内散歩をしてきました。

今回は、観光地でもあるひがし茶屋街方面に向かいました。ただし、メインストリートは敢えて避けて、少し端に新しくオープンしたという金魚庵に行きランチをしました。

金魚庵は大正浪漫喫茶と称しておりましたが、その名の如く、大正ロマンをコンセプトにした喫茶でした。金沢町家を改装した店内装飾もBGMもそして女給さんの髪型やファッションスタイルもこだわりぬいておりました。もちろんメニューの食事や飲み物も然りです。

私の好きな日本のアールデコと大正浪漫は、かなりかぶっていると思い好感が持てました。

開店直後の11時ちょっと過ぎだったせいか、他のお客さんがいなかったので、店内の写真が撮れました。

私は、たまたま北陸朝日放送のTVで紹介されていた番組を見て、金魚庵の存在を知ったのですが、まだそれほど知られていない隠れ家的なカフェなので、出来る事なら、NHKの「ふるカフェ系 ハルさんの休日」のような番組で紹介されると良いのになー、と思ってしまいました。

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珍客2

2022-09-26 14:04:43 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日の夕方、店の窓のシェードカーテンを閉めようとすると珍客がいました。

上の写真が、その珍客です。

それはトンボでしたが、何かの間違いでポルテ金沢のビルの中に迷い込んだのだろうと思います。「石の華」の窓ガラスは大きく透明なので、そこから外に出れるだろうと勘違いしたのだろうと思います。多少、弱っているのか?動きはあまり活発ではありませんでした。

そのトンボの写真を撮っていると、常連さんのお一人が来店し、そのトンボを見て、「これはコオニヤンマですね。」とおっしゃいました。

その方は、石だけではなく昆虫や草花やその他の事象にも幅広く詳しく、いつも色々教えてもらっております。ありがたいお客さんです。

「このままでは、外に戻れないだろう。」と言って、優しくコオニヤンマの羽をつかんで、ビルの外で放してやりました。私もコオニヤンマも助かりました。

「石の華」では過去にも小鳥とか珍しい蛾とか珍客が入ってきた事がありました。(「珍客」2018.04.20 、「擬態」2018.11.01等々、参照)

金沢では駅前という立地でも、まだまだ自然が残っているのです。最近では、秋になったせいか、カネタタキの鳴き声も聴こえるようになってきました。

駅前近辺では都市化が進み、ホテルやマンションの建設が相次いでおりますが、まだまだ身近な自然もしっかり残っております。

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市内散歩

2022-09-22 15:01:10 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は定休日で、好天で気温も低めで、日頃の運動不足解消の目的もあって、久しぶりに金沢市内を散歩しました。

金沢駅前の自宅を出て、最初に向かったのは金沢エムザ3FのTUTAYAとガチャガチャの森、平日の午前中のせいか?お客さんは少なかったです。

その後、歩いて金沢21世紀美術館へ。「ホキ美術館名品展」で写実絵画を鑑賞しました。

上の写真は撮影OKだった作品です。写真を超えた表現力で、現場の空気感まで感じられました。(その写真を撮るのは何か変?な感じがしましたが・・・。)

見終わると、昼食時になったので、近くの柿木畠でランチ。お目当てのお店は休みだったので、開いていたグリル中村屋で定食ランチ。水曜日のせいか?街全体が静かな感じがしました。

ランチの後は、香林坊東急スクエアのうつのみや書店へ。ちょうど古書市が開催されており、500円均一コーナーで「大英自然史博物館展」の図録をゲットしました。(その本にはOYOYOSHORINの札が付いておりました。)

その後、香林坊大和の前を通ってGallery O₂へ。

上の写真は香林坊大和のショーウィンドウです。(どうしても虹色に反応してしまいます。)

Gallery O₂では「松藤孝一展-空を旅する-」が開催中でした。

DMのビジュアルは水滴だと思っていたのですが、空気の泡だった事が判明しました。更に、その作家さんが過去に「石の華」にご来店して下さった方だった事も判明しました。

何か?親近感が湧いてきた感じがして、過去の図録2冊購入しました。

その後、また歩いて金沢エムザへ。北海道大物産展で夕食用のシューマイ購入。

また、歩いて帰途に就きました。(1万歩以上歩いたような気がしております。)

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絵画石4

2022-09-20 11:09:49 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜は、石川県に接近している台風14号のニュースと同時に英国のエリザベス女王の国葬を生放送で見ておりました。

女王の遺体が納められたひつぎがウェストミンスター寺院に運ばれ、厳かに葬儀が行われていました。

ひつぎの中のご遺体の姿は、さすがに映されることはありませんでしたが、実は、そのような御姿を想像できるような絵画石があります。

上の写真がそれです。どうでしょうか?

この石には上向きに横たわった女性が安らかに眠っているかのような模様が浮き出ております。あたかも「眠れる森の美女」ならぬ、さながら「眠れる女王」?・・・

この絵画石は当初、「涅槃図」のように思っておりましたが、「涅槃図」のお釈迦様は、横向きになっているものが多く、そのイメージと合いませんでした。

昨日のエリザベス女王の国葬の生中継を見たあと、この石を見直すと、私のイマジネーションは勝手にその御姿のように変容してしまいました。

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