ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】

緑色

2017-09-29 12:45:31 | 日記・エッセイ・コラム
このところ「石の華」の商品の写真登場が少なくなっておりましたので、そろそろ初心に帰り、店の商品となっている鉱物の写真を出していきたいと思います。

まずは、「緑色」の鉱物から始めます。



最初はコンゴ産の翠銅鉱(ダイオプテーズ)です。

実物は写真よりも結晶がダイナミックに積み重なっており、立体視で結晶美を愛でたい標本だと思います。その昔、翠銅鉱はエメラルドと間違えられていたそうですが、その色・光沢・透明感はエメラルドのように非常に美しいと思います。この翠銅鉱、国産のものは見た事がありません。ただ、結晶鉱物として美しいので、人気があるせいか、外国産のものはそれなりに良く見かけます。



次はロシア産の灰クロムザクロ石(ウバロバイト)です。小さいながらも菱形12面体の自形結晶が美しいと思います。国産では北海道産や愛媛県産のものがありますが、結晶が小さすぎて肉眼的には面白くありません。結晶美を愛でる鉱物趣味的には、やはりウラル山脈のものが一番です。



今日の最後はコンゴ産の孔雀石(マラカイト)の丸玉です。孔雀石の最大の魅力はその模様にあると思います。この丸玉には樹枝模様(デンドライト)があって、同心円を基調としたマーブル模様が多い普通のものとは違う別格の美しさがあります。

不思議な事なのですが、鉱物の色というと、コンゴ産は「緑色」、アフガニスタン産は「青色」というイメージがあります。そう思うのは私だけでしょうか?

次回は「青色」にする予定です。
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リュケリ

2017-09-25 15:23:24 | 日記・エッセイ・コラム
午前中、チョッと店を抜け出して、郊外の「リュケリ」に行って参りました。

「リュケリ」とは金沢市小立野にある雑貨屋さんの事で、現在「リュケリの理科室3」という企画展を開催中(~10.3)です。





実は、私は「石の華」を始める7年前から「リュケリ」には行っており、これまでに結晶図てぬぐいや「ルーチカ図鑑」の「鉱物Ⅰ、Ⅱ」を買っており、その「鉱物Ⅲ」を買いたいと思って、電動自転車で行きました。ところが、残念な事でしたが、「鉱物Ⅲ」はまだ届いていないとの事で、今日は買えませんでした。

そのかわり、今回の企画展の作家さんの作品の数々を楽しんできました。

また、私が店にいた時に、ちょうど北陸中日新聞の取材があり、店主と取材中の若い記者との会話を、しばし、楽しみました。・・・世の中狭い!

せっかくですから、今日、私が衝動買いをしてしまったleptirさんの鉱物アクセサリーの写真を出します。





上の写真がそれです。

立方八面体のようなフレームにグリーンアポフィライトの結晶が立っており、思わず、欲しいと思ってしまいました。それは古風な鉱物画の台紙に納まっており、鉱物趣味的な嗜好のツボをしっかり押さえておりました。実は、もうひとつ同じタイプのもの(紫色の切稜立方体結晶をした蛍石)があって、どちらか迷いましたが、緑魚眼石の方を選びました。

今日は昨今の鉱物雑貨の傾向の一端を知る事が出来たと思いました。
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朝焼け

2017-09-22 12:03:13 | 日記・エッセイ・コラム
一昨日の早朝、朝焼けがありました。今日の写真は自宅のベランダから撮ったその朝焼けです。





その日の朝焼けは薄赤く、天気は晴れでしたが、朝焼けは雨の予兆なので、せっかくの休日は雨なのか、と残念な気持ちで、カーテンをあけてベランダに出てみると、思いがけない太陽の姿がありました。

自宅のベランダの前は駐車場になっており、その先に5階建てのビルと2階建ての民家が建っており、ちょうどその狭い建物の隙間に朝焼けの太陽が収まっていたのです。私は思わず、カメラを取ってきて、その写真を撮りました。

このような偶然は初めてでした。面白いと思いました。そして、その昔、弘法大師・空海が開眼したという高知県の室戸岬にある洞窟での神秘体験の事を思い出しました。空海はその洞窟で修行中に、その狭い洞窟の先に明けの明星(金星)を見たのです。そして、その明けの明星が口から体内に入ったという錯覚を起こし、宇宙と一体化したという神秘体験をしたそうです。恐らく、修行中の脳内麻薬の作用もあったのだろうと想像できますが、そのような神秘体験が空海の密教的な基盤にあるとしたら、それもそれで面白いと思います。

思えば、宇宙の天体現象が人間の文明に大きな影響を与えているケースは多々あります。例えば、洋の東西を問わず、世界の各地で太陽信仰があります。エジプトの古代文明に限らず、イギリス・アイルランドの古代文明、南米・マヤの文明、等々、何れも巨石文明と関連性があります。

もちろん、日本にもそのような巨石文明がありました。有名なところでは、岐阜県の金山巨石群があります。私は7年前にその地に行った事がありますが、その巨石の中の狭い隙間から入ってくる太陽光(スポット光)には驚かされました。まるで、インディージョーンズの映画で見たような光の筋が入り込むのです。それは、古代人にとっては重要な意味を持っていたのだろうと思います。

宇宙の天体現象、特に太陽と月の動きは、信仰と共に暦学や天文学の発達に大きく影響してきたようです。

面白いと思うのは、そこに巨石も関係しているという事実でしょうか。

それもそのはずで、月は巨石ですし、地球自体も巨大な巨石です。ある意味では、太陽のような恒星も巨石と言って良いのかもしれません。

私が巨石に関心がある事、また、古代から世界各地に巨石信仰があった事に妙に納得してしまいました。




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小町数

2017-09-17 11:46:11 | 日記・エッセイ・コラム
今朝、このブログのトップページを見ると、アクセス状況のトータルが訪問者で123,444IPとなっておりました。最近の訪問者数は平均すると約150位なので、今ブログを書いている時間帯では既に123,456に到達していると思います。123,456は6桁の部分的小町数となっております。さらにトータルの閲覧は432,156PVで6桁の部分的小町数になっておりました。小町数とは123,456,789のように1から9までの数字をすべて使ってできる9ケタの数の事です。小町数は鉱物結晶のように特別な秩序があり、美しいと思います。ちなみに小町数の小町は平安時代の女流歌人の小野小町に由来し、美しいという意味です。

美しい数字というと、他にはぞろ目がありますが、ぞろ目に関しては過去に話題にしておりました。

私的にはぞろ目よりも小町数の方が好きなような気がしております。

ところで、小町数に0を入れた拡大小町数というバージョンもあって、その中のひとつに、非常に興味深い数があります。

それは3912657840という数です。この小町数3912657840は0を除く全ての1桁の数で割り切れ、この数に含まれる任意の隣り合う2桁(39,91,12,26など)でも割ることができる数で、言い換えれば「その約数が数の並びに全て見えている」としてヌード小町とも呼ばれています。このような性質は他には存在しないそうなので、特別な数といえます。

今日はこのブログのアクセス状況の数字が偶然にも6桁の部分的小町数になっていた事から数の話題にしてしまいました。

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お土産

2017-09-15 12:44:12 | 日記・エッセイ・コラム
今日は前回からの流れで何となく「お土産」とします。

私は、本来、旅行好きなのですが、ミネラルショップ「石の華」をやり始めてからは、連休が取れないという事もあって、この6年間、旅行らしい旅行はほとんどしておりません。店を始める前の私は、石好き・旅行好きだったので、石関連の観光スポットを中心に全国各地へ一人旅をしておりました。そして、その旅先で良くお土産を買っておりました。

そのお土産は英語でいうSouvenirで、誰かへのプレゼントではなく、自分の為の旅の記念となるものでした。そのようなお土産の中からこのブログに相応しいと思われるものを少し紹介したいと思います。



まず、最初は、20年ほど前に小松の尾小屋鉱山資料館で買った鉱石標本です。



黄銅鉱をメインに小さな黄鉄鉱と水晶の結晶が付いています。約30ケースほどあった中から自分なりに一番良いと思ったものを一つだけ購入しました。今は、もう、このようなものは売っていませんが、当時は売っていたのです。それから、昔は、六角板状の尾小屋鉱山オリジナルのセンベイも売っていたそうですが、それも今では売っておりません。それらは古き良き時代のお土産だったのだろうと思います。



次は、これも20年以上前に、岡山県の井倉洞に行った時のお土産です。何となく神経の通る穴をスライスした骨のようにも見えますが、これも幾つかあった中から選んだものです。当時は、現地のお土産屋さんで入洞記念として鍾乳石を売っていたのです。そのようなものを今でも売っているのかは知りませんが、これも古き良き時代の産物だと思います。

ところで、日本では基本的に鍾乳石は採集禁止だと思います。そういうものだと思っておりました。

ところが、10年以上前になると思いますが、次の写真はお土産として買ったものです。



当時は、多少の驚きがあったものの、恐らく、中国産か?どこか外国産の鍾乳石だろうと思って購入しました。今でも売っているのかは不明ですが、鍾乳石もお土産になっていたのです。

観光鍾乳洞の巨大でダイナミックな鍾乳石は見るだけでも興味深く思いますが、そのミニチュア鍾乳石はその観光地の最高のお土産になると思います。

そうそう、山口県の秋芳洞に行った時に、黄金柱のミニチュア・フィギュアを求めてお土産物屋さんを探しまくりましたが、どこにも売っていなくて残念な思いをした事を思い出してしまいました。
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