今日はSF映画「2001年宇宙の旅」です。言わずと知れたSF映画の名作です。
石とどんな関係があるかと言うと、この映画では、やはりモノリスという石版が気になる存在です。
モノリスは形状が四角柱で、各辺の比は1:4:9という最初の3つ整数の二乗となっています。それがどんな物質で出来ているかは不明となっています。それは人工的なイメージです。少なくとも何らかの知的生命体が造ったものというイメージがあります。
西洋文明で石版と言えばロゼッタストーンと、やはりモーゼの十戒を刻んだという石版が有名でしょうか。モーゼの石版はエメラルドで出来ていたという説がありますが、エメラルドで石版という形は不自然です。それはサファイアだったとも言われていますが、当時サファイアは青い石という意味で、本当はラピスラズリだったとも言われています。
さて、「2001年宇宙の旅」です。この映画のもう一つの気になる存在はやはりHALという人工知能のコンピュータです。2001年は既に過去となった現在、人工知能の実現は未だ遠い存在です。
そのHALの存在が象徴的に現れるのが映画に出てくる一人乗り宇宙船です。それはEVA PODという球状のデザインをしている美しい機能美を持った宇宙船です。
この写真はEVA PODの模型です。ATOMIC CITY MODELSのガレージキットを元に金子作造さんという模型師の方に造ってもらいました。
金子作造さんは金沢の町屋で模型製作をやられている模型師です。金子さんは小松出身でもあり、気が合い、無理やりEVA PODの製作をお願いしました。
金子さんのすごいところはディテールにこだわるところです。まさに「神は細部に宿る」です。
その仕事は徹底しており、この模型の完成は一昨日なのですが、実は私が製作発注したのは昨年のお正月の頃です。
金子さんのHPは
です。ご興味のある方は是非見てみて下さい。
それから、金子さんのライフワークともいうべき今後の仕事目標がありまして、それは何と!尾小屋鉄道の駅舎の完全復元です。今は無き尾小屋鉄道、駅舎の写真は我らが石川県鉱物同好会の山本会長が撮った写真が残っていますし、さらに小松の十二ヶ滝近くの「花水樹」(フラードーム状の屋根の建物)というカフェにも尾小屋鉄道の駅舎の写真が飾ってあります。
尾小屋鉄道の記憶は小さい頃の懐かしい記憶として私の記憶にもしっかり残っています。
何とか金子さんの仕事を実現できるようにお手伝いしたいものです。
「2001年宇宙の旅」から「尾小屋鉄道 記憶の旅」へ横滑りしてしまいました。