ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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柴犬の色の方解石

2013-07-28 11:40:14 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「柴犬の色の方解石」です。

今日は写真で遊んでみます。

Dscf4509
柴犬のぬいぐるみの後ろ姿 と

Mina Platosa,Bermejillo,Durango,Mexico 方解石(Calcite)

昨日、店にあったメキシコ産の指状方解石を見ていると、その色や質感から、それは自宅にある柴犬のぬいぐるみに似ているなー、と思いました。そのぬいぐるみを持って来て、その方解石と並べて写真を撮ってみました。どうでしょうか?雰囲気が似ていると思いませんか?

石や鉱物標本から何か別のものを想起する事、何かに似ていると思う事、これまでにも何度か話題にした事があります。似ている事、相似律は面白い事です。恐らく、脳のミラー細胞が反応しているのだと思います。似ている事はそれだけで面白いのです。

Dscf4512
柴犬のぬいぐるみと方解石とターコイズのアクセサリー

今度は前の方から写真を撮りました。ターコイズのネックレスを柴犬のぬいぐるみに掛け、ターコイズの指輪を方解石に置いて見ました。柴犬の色とターコイズの色は似合います。二つの色は絶妙なコンビネーションを組むと思います。

このぬいぐるみに営業させようか?と思いました。

このぬいぐるみにターコイズを付けてみたりしていると、店の前を通って行った家族連れのお子さんが不思議そうな顔をして私の顔を見て行きました。

何かバカな事をしているなー、という意味が読み取れました。



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TV番組5

2013-07-27 11:31:33 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「TV番組5」です。

お店をやっていると休みが少なく、旅行に行ったりする事が少なくなってしまいます。そうなるとオフの時間は自宅でTVを見る事が多くなってしまいます。その結果、ブログねたはTV番組の話題が多くなってしまいます。

今日はその前に書かなければならない事柄がひとつあります。それはこのブログのアクセス解析です。昨夜の23時から今日の0時にかけてアクセス・バーストが起こりました。短時間にアクセスが集中しました。これまでも同じような事が起きた事がありましたが、その時は人間業では不可能なアクセス数だったので何かのコンピュータのエラーだと解釈できましたが、今回は「多面体」というタイトルのブログで、それも複数の検索エンジンから「桔梗カット」や「180面体」という複数のワードで来ております。何かがあった事は確かなのですが、何が起こったのでしょうか?気になります。

さて、昨夜はNHK総合の「金とく 御嶽山 滝ほとばしる絶景をゆく」(20:00~20:45)を見ました。御嶽山のふもとに位置する下呂市小坂町には大小200以上の滝が点在しておりますが、そこにある幾つかの個性的な滝を紹介しておりました。番組を見ていてうれしく思った事は私も実際に行った事のある滝が幾つか出て来ました。その中でも「龍門の滝」は特別な存在です。その滝に行くには道なき崖を降りて行きます。そこへはガイドなしでは行けません。私が行った時のガイドは和合正さんだったのですが、その和合正さんも番組の後半で出演されており、懐かしく思いました。昨日の番組では黒崎めぐみアナウンサーと宍戸開さんが完全装備で臨んでいました。あの場所へ行くには確かにそのような装備があった方が良いと思います。私はヘルメットとスパイク付きの長靴だけで行きました。「龍門の滝」はそうしてまでも行く価値のある滝だと思います。その「龍門の滝」のすぐ先には「袴滝」という美しい滝もあるのですが、昨日の番組では出て来ませんでした。残念でした。

その番組と共に印象に残った番組は一昨日の「コズミック フロント 太陽系の歩き方 天王星と海王星」(22:00~22:59)です。その番組で何が印象深かったと言うと、そこにはダイヤモンドの海とダイヤモンドの氷山が浮かんでいるかも知れないという話です。そのような説は2009年に発表されてはいましたが、TVでそのような映像を見る事ができたのです。それはもちろんCG映像なのですが、そのような映像を疑似的に見れるところがこの番組の凄さだと思います。

思うにNHKやBBCの宇宙関連の番組はレベルが高く、知的好奇心を刺激してくれます。最先端の科学的テーマをCG映像を織り込みながら分かり易くTV番組として放送してくれるので、いつも楽しみにしております。よくある民放の番組のようにクイズ形式になってしまうと面白みも半減してしまう、と思います。その点、公共放送の番組にはそれなりの教養レベルの高さが求められます。民放にも良質の番組があるとは思いますが、どうしても公共放送の番組を見る事が多くなってしまいます。

宇宙や動物ものの良質な番組が多い中、鉱物や石関連のTV番組ももっと増えて欲しいと思う今日この頃です。

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錫石1

2013-07-25 11:18:41 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「錫石1」です。

錫石は結晶し易い鉱物で結晶好きには人気のある鉱物です。

ここにある錫石の標本があります。この錫石を元に思考遊びをしてみます。今日は非科学的な内容かもしれませんが、たまには思考遊びもいいものです。

Dscf4480
Dscf4485
中国 四川省 平武鉱山 産 錫石(Cassiterite)

この錫石は当初、結晶模型のような美しい結晶をしていたのですが、ある時、それが入っていた標本箱ごと落としてしまった衝撃で見事に真っ二つに割れてしまいました。標本が割れた事は悲しい事には違いませんが、その割れた断面を見て面白い事に気づきました。何が面白かったかと言うと、割れてしまった事で結晶内部の様子が見れたのです。ネガティブな事でもポジティブに考えましょう。そのような内部は割らないと見れません。

その断面を見ると内部に芯のような部分が見えます。この錫石はその芯の部分から結晶成長していった事がうかがえます。肉眼的に見る限り、そこには累帯構造のような成長跡は見られません。芯を中心に取り巻くように一気に成長したのかも知れません。

不思議なのは芯の部分は単なる芯なのに結晶成長が終わった段階で美しい結晶面が出来ているという事です。この事は他の鉱物結晶にも言える事なのですが、どうして結晶面で構成された美しい多面体的な結晶形で終わっているのでしょうか?例えば柘榴石は初期の結晶核の時は不定型な形をしておりますが、結晶成長と共に累帯構造を取り、次第に美しい多面体の形態になっていきます。それはまるで自己組織化しているようでもあります。なぜか?ちょうど掌サイズ位で最も美しい結晶構造になっているかのようです。

その事は考えすぎかも知れませんが、鉱物結晶が我々に見てもらう為にそのような美しい結晶の姿を現しているような気がしてきます。鉱物には意思など無いはずで、そんな事はありえないはずです。ただ、どうしてもそのように思えてしまいます。

それは鉱物のサイズにも言える事です。美しい鉱物結晶は我々人間が肉眼で見れるサイズで最も美しい結晶美をさらしています。結晶は小さすぎても大きすぎてもその形は歪んでしまいます。

結晶の中にはルーペサイズや顕微鏡サイズでも美しい形をしているものがありますが、それも人間が見ることのできるサイズです。それよりも微細なスケールでもしっかりした結晶形をしているのでしょうか?原子や素粒子のようなスケールでは歪みや揺らぎのようなものがあるような気がします。

逆に大きなスケールではどうしても歪みが生じてきます。大きな結晶には美しい結晶はありません。地球上、最大限の大きな結晶はメキシコのナイカ鉱山のセレナイトクラスになると思いますが、それより大きな、例えば高層ビルのようなサイズの結晶は存在しません。もしかすると系外惑星の中の地球型・巨大惑星の中にはとてつもないサイズの鉱物結晶があるかも知れませんが、それは空想の範疇だけのもので実在するかは分かりません。

均整のとれた美しい結晶は人間サイズに多いのです。それも手のひらサイズに美しい結晶が多いような気がします。そのように考えていくと人間サイズの狭いスケールの範囲で鉱物結晶も美しい結晶形をしているのです。

そのように人間との関係性の中に鉱物結晶があるように思えてしまいます。不思議な事です。このような考えは単なる人間原理でしょうか?人間にとっての都合の良い解釈に過ぎないのでしょうか?

その真相は分かりません。

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鉱物本

2013-07-23 13:49:55 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「鉱物本」です。「鉱物本」というタイトルは初めてです。

「鉱物本」とは鉱物をテーマにした本の事で、私は鉱物本のコレクターでもあります。鉱物本の新刊は毎日チェックしておりますし、新しい本が出版されるといち早く購入しています。

昨日、予約注文していた鉱物本が届きました。それは「鉱物アソビ」(フジイキョウコ編・著)です。私はAmazonの検索でその本を予約していたのですが、予約していた段階では表紙写真がなかったので、てっきりフジイキョウコさんの第3冊目の新刊本だと思い込んでいました。ところが、昨日届いた本は「鉱物アソビ」の5刷となっており、発行元が違うだけで初版とほとんど同じ内容でした。ガッカリしました。そして、またやってしもたー!と後悔しました。

同じ本を2度買ってしまう事はこれが初めてではありません。先日もインターメディアテクのミュージアム・ショップで「標本は語る」(東京大学総合博物館)を購入したのですが、その本を読み始めてダブっている事に気付いてしまいました。ただし、同じ本なのですが装丁が微妙に違っていました。

同じ本を2度買ってしまう事は、私のバカ丸出しなのかも知れませんが、誰にでも起こりうる事です。皆さん、気を付けましょう!それはタイトルだけで鉱物本を買ってしまうからかも知れません。ただ、気を付けなければならないのは、表紙情報の確認、それから同じ本でも装丁を変えて再版されるものもありますので、中身チェックも重要です。

この事は鉱物本に限らず、どんな本にでも言える事です。装丁変更されて再版される本があるのです。

そういえば、その昔、ビデオでも同じような経験があります。レンタルビデオで借りて来たビデオを見いていると途中で既に見た事のあるものだったと気が付いてしまう、そういう経験がありました。

重複している、という意味ではNHKの番組でもよくある事です。その良い例が「グレートネイチャー」でしょうか。「グレートネイチャー」には「体感!」というタイトルの90分版と「驚き!地球!」というタイトルの30分版と「10min」というタイトルの10分版があり、それぞれ再放送もあります。レコーダーでキーワード予約をしているとそれらは重複してしまいます。

本でも映像でも同じコンテンツは繰り返し使われるのです。

映画では同じコンテンツでも異なるバージョンが複数ある作品があります。有名なのは「ブレードランナー」(リドリー・スコット監督 1982年)でしょうか。その作品にはオリジナル劇場公開版以外に完全版、最終版、ファイナル・カット等があり混乱します。ひとつの作品で何度もおいしい、という事でしょうか?本当の「ブレードランナー」の新作を見てみたいものです。

何だか「鉱物本」の話題から横滑りしてしまいました。

「鉱物結晶図鑑」(野呂輝雄 著)という鉱物本は本年度の収穫でした。このような鉱物本の良本をこれからも期待したいと思います。

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アクセス10万件突破!

2013-07-22 11:36:52 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「アクセス10万件突破!」です。

今朝、このブログのアクセス解析で解析開始時からの通算アクセス数が100000となっておりました。ブログ開始から1年9ヵ月でようやく10万件を突破しました。

これまでアクセスして下さった皆様、ありがとうございました。

こんなマイナーなブログですので、始めた頃は一日100件を目指そう!と思っておりましたが、お陰様で、今では一日平均200件ほどのアクセスになっております。

ただ、振り返ると、いつだったか?何かのエラーだと思いますが、一日で1万件を越えた日もありましたので、この累計数字はそれほど信頼できる数字ではありません。アレは何だったのか?は未だに不明です。

とは思うものの、自分としては「アクセス10万件突破!」はうれしい事です。これからもブログを続けようという気持ちになります。

「アクセス10万件突破!」は珍しい事ではありません。既にはるか先を行っているホームページやブログはたくさんあります。ブログを書いている自分としてはアクセス数よりも石のブログを続ける事の方が重要です。なるべく分かり易く、一定のレベルを保ったまま、これからも石のテーマで書きたい事を書き続けたいと思っています。

最近はブログよりもFB等のSNSの方がメジャーになっているようですが、どうも私はSNSが苦手です。SNS的な濃いコミュニケーションよりもブログの方がオープンで楽です。いつ頃からだったかは分かりませんが、当初、私のブログに掲載されていた変な広告も掲載されなくなりました。広告が嫌だったので、ブログを止めようか、とも思った事もありましたが、今の状態なら当分続けられると思います。

今日は石の話題はお休みとしました。

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