今日は「共生6」です。
今回の「共生」は、本来の意味の「共生」で、生物学的な意味での「共生」です。
今週の月曜日に最近オープンしたという「シュレディンガーの猫」という名の博物系の雑貨屋さんに行ってきました。「石の華」からは徒歩5分位の場所なので、チョッと様子見という気軽な気持ちで行って参りました。その店に入ると、そこはミニ博物館といった雰囲気になっており、たくさんの気になるものが展示販売されておりました。
私は店主と会話しながら、非常に興味深い貝類を数点購入しました。私は鉱物マニアですが、決して貝人(貝類コレクター)ではありません。ただ、今回購入したものは、鉱物コレクター(共生鉱物好き)にとっては、無視できない重要なものだと思いました。また、本来、鉱物と貝には類似性があり、櫻井欽一さんのように両方のコレクターがいてもおかしくないと思います。
何点か紹介します。
まず、最初はフジツボが付いたヒオウギガイです。
これを見た時に、私は「これは作り物ですよね?」と店主に尋ねました。すると店主は「いいえ、それは天然のものです!」と回答がありました。その瞬間に購入決定でした。
どうでしょか?これらは二つの生物が共生しており、それもカラフルに花のような形状になっております。しかも自然のままです。「石の華」的には即決です。
私は店内にあったもうひとつの気になる貝の事も聞いてみました。
クマサカガイ
上の写真がそれです。それを見た瞬間には、いかにも人間が作った作り物だと思いました。ところが、店主は「それも自然のままなのです!」しかも「それは貝を身に付けるタイプですが、他に、小石などを身に着けるタイプもいます。」と続きました。
上の写真がそのタイプのものです。店主は「貝が好きなものと石が好きなものがおり、貝にも好みがあるのです。」と言いました。私は貝にもコレクターがいる事が面白いと思いました。さらに、店主は「これは擬態の一種だという説もあるようです。」とも教えてくれました。私は共生と擬態という不思議で興味深いサンプル標本をゲットしました。
共生と擬態はこのブログでも何度か話題にしたテーマです。貝類が持つ好み、動物が持つ意識というテーマ、興味は尽きません。
その店内には、動物の剥製や作家の雑貨など面白いものが、他にもたくさんあります。このような新店が近くにでき、うれしく思っております。