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今日は黄鉄鉱1です。
このブログでも黄鉄鉱は何度か登場していると思いますが、タイトルで登場するのは初めてだと思います。
スペイン ナバフン鉱山産の黄鉄鉱(Pyrite)
この写真はキューブ状の黄鉄鉱の結晶が二つくっついているものです。そのシャープなエッジとツルツルな結晶面、そして同じような二つの立方体のくっつき方をしている印象は、どうしても人工的で、これが天然に出来たとはなかなか思えません。
上の二つのものはD-BROSというプロダクトデザイン・プロジェクトが10年以上前に発売したカードスタンドです。上は真鍮製で下はアルミ製です。こうやって並べてみると、三つとも同じような印象があり、どうしても人工的にしか見えません。もしかするとD-BROSのデザイナーは黄鉄鉱の結晶からインスピレーションを得たのかも知れません。その真相は分かりませんが、純粋に人間の独創からデザインされたものと、自然が自然に生み出したものとの類似性、面白い現象です。
この写真は二連の2×2×2のルービックキューブです。回してしまうと元に戻せる自信がないので動かさないようにしています。これも上の黄鉄鉱やカードスタンドに似ています。
私はキューブが二つくっついている形には何故か無条件に反応してしまいます。何故なのかは分かりません。その形からは現代芸術の作品のような印象を受けてしまうのです。それは自然が造ったものであれ、人間がつくったものであれ、同じように好ましく思ってしまうのです。