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鉱物の部屋へのいざない

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プロメテウス

2012-07-24 11:34:50 | 日記・エッセイ・コラム

公開が待ち遠しい映画があります。それは「プロメテウス」(2012年 アメリカ)です。日本では一ヶ月後の公開です。

「プロメテウス」は「エイリアン」(1979年 アメリカ)の前日譚的な作品で、監督は「エイリアン」と同じリドリー・スコットです。リドリー・スコットといえばあのSF映画の金字塔「ブレードランナー」(1982年 アメリカ)の監督でもあり、こうなるとどうしても見なければなりません。

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Aouli,Morocco ロマネシュ鉱(Romanechite)

上の写真はモロッコ産のロマネシュ鉱です。ロマネシュ鉱はバリウムを含むマンガンの酸化鉱物です。この標本は独特の雰囲気があり、この鉱物を見た時に「エイリアン」を想起してしまいました。「エイリアン」はスイス人のH・R・ギーガーがデザインした映画です。この標本ではないのですが、Web検索で見た他のロマネシュ鉱からもギーガー的雰囲気が漂っていました。中にはエイリアンの頭部やエイリアンの卵を彷彿する標本の写真もありました。もしかするとギーガーはロマネシュ鉱の存在を知っているかも知れません。本人が気づかずとも、無意識的にロマネシュ鉱の影響を受けているかも知れません。そう思ってしまうほどにその異様な雰囲気は似ています。鉱物がその画家の作風に影響を与えてしまうとすると、それは面白い現象だと思います。そのような事の真偽はともかく両者から受ける印象は似ています。

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「エイリアン」のスペース・ジョッキーのフィギュア

上の写真は数年前に飛騨高山のSFショップで購入したスペース・ジョッキーの樹脂製のフィギュアです。高山の石屋さんの近くにそのお店はありました。「エイリアン」では映画の最初の方で出て来ました。その強烈なイメージは脳裏に焼き付いています。「プロメテウス」でもそのスペース・ジョッキーは出てくるらしく、そのイメージの再確認ができそうです。

私は映画「エイリアン」を今は無き東京のテアトル東京で見ました。大学生の時です。テアトル東京では「2001年宇宙の旅」も見ました。映画は巨大スクリーンで見るのが一番です。iPhoneのような小さな画面では見る気がしません。世の中の進化は変な方向に行っているような気がします。

「エイリアン」での思い出ではもうひとつ東京・白金にあった「ギーガーズ・バー」を思い出します。ちょうどバブル時代で、私も何度か行きました。そのギーガー的な空間で飲むお酒は異空間に迷い込んだみたいで、複雑な酔い方をした記憶があります。

最後にもうひとつ。

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これは何年か前に名古屋のポートメッセ名古屋で行われていたクリエーターズ・マーケットで購入した焼き物です。素焼きのようなオブジェです。この球体オブジェを見た時には「エイリアン」的な印象と「2001年宇宙の旅」的な印象を受けました。どことなくスペース・ジョッキーとEVA PODとの雰囲気を併せ持っているような気がします。その作品の作家名は忘れてしまいましたが、イメージ感染されたようなその作品につい手が出てしまいました。

コメント
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