ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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カルサイト with クォーツ

2024-08-30 16:12:23 | 日記・エッセイ・コラム

水晶と方解石が一緒になった共生標本はそれほど珍しくはありません。

ところが、インクルージョンとして方解石が水晶の中に入っているものは稀なような気がしております。

それは、恐らく、方解石と水晶の結晶化する温度が異なっている事と、方解石の方が分解し易く溶け易いからだろうと勝手に思っております。

ただ、なんでも例外が発生する事があります。

上の写真はそのような一例です。

水晶の中に方解石がインクルージョンしているように見えます。

それもそのはず、これは、カルサイト with クォーツの原石です。数個の方解石の結晶が水晶に突き刺さっており、その中の一つが水晶の中に入り込んでいます。

そういう意味で、これは、カルサイトinクォーツと呼んでも良いような気がしております。

その成因は先にカルサイトがあり、後から水晶が成長した、と考えるのが妥当だと思います。

これはブラジル産のカルサイト with クォーツですが、ブラジルのような水晶を多産する産地では、このような珍しいものもあり得るという事でしょうか?

 

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坂井市龍翔博物館 企画展「ミュージアムdeイリュージョン」

2024-08-26 16:29:53 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は日曜日休業しているという事もあって、前から行きたかった坂井市龍翔博物館に行って参りました。

実は、私は坂井市龍翔博物館に行くのは2回目です。(このブログの「こども歴史文化館」と「坂井市龍翔博物館」見学 2023.07.31参照)

昨日は笠松館長のご案内で企画展「ミュージアムdeイリュージョン」の部屋を案内してもらいました。そこには北岡明佳さんの錯視作品がたくさん展示されており、それらを心地良い眩暈の症状で楽しみました。錯覚や錯視は理解しているつもりでも、知らぬ間にそうなってしまう事が不思議です。企画展の部屋の作品は実際に見て体感してみてください。面白いと思います。

その後、館内の他のイリュージョンを堪能しました。

上の写真は、それらの中のひとつです。まるで三国港の花火大会を見ているかのようです。

上の写真は館長直々のイリュージョン作品です。床が揺らいでいます。今後も常設展示になるそうです。

上の写真は、これきのOさんの作品だそうです。

この作品、2階の別のアングルから見ると、影が逆になって見えました。

これは、上の写真(海が波打っているように見えます。)を撮っている時に私が気付きました。実は、作者のOさんも気付いていなかったそうです。

館内には他にもたくさんイリュージョンがあり、イリュージョン三昧の時間を楽しく過ごしました。

その後、三国の美味しいお寿司屋さんで寿司ランチを食べ、充実した休日を満喫しました。楽しかったです。

 

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スノーモンスター

2024-08-23 10:16:17 | 日記・エッセイ・コラム

今日の金沢は朝から暑く、フェーン現象の影響も加わって、今年の夏の最高気温を記録しそうな気配がします。

ただし、私は冷房の効いた店内におりますので、涼しい環境でブログを書き始めております。

こんな暑い日の話題は、やはり、少しでも涼しく感じられるようにしたいものです。

で、今日の話題はスノーモンスターです。

スノーモンスターとは厳冬期の蔵王連峰の特殊な気象条件の下、群生するアオモリトドマツが雪と氷で覆われた樹氷群の事です。それは、その形状からスノーモンスターと呼ばれております。

私は現地に行った事が無いのですが、これまでに写真やTV番組などの映像でスノーモンスターの存在は知っておりました。

上の写真はそのようなスノーモンスターを想起するような石です。

この石の産地などの詳しい情報はないのですが、水晶の母岩に乗った方解石の結晶だろうと思われます。

スノーモンスターと同様に特殊な地質環境の下、恐らく、石英脈の中を流れる炭酸カルシウムに富んだ流体の流れの中で、一方行的に方解石の結晶が片寄って成長して行き、このような形状になったのだろうと想像でできます。

それにしても自然は実に妙な造形を造り上げたと思います。

この石を見ているとスノーモンスターのように自然が創りだした芸術作品と呼べるような気がしております。

スノーモンスターは冬季限定ですが、石は季節を問わず、今日のような真夏でも楽しめます。

この石を見ていると、少しだけ、涼しくなれた様な気がしております。

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対馬の石

2024-08-19 16:08:55 | 日記・エッセイ・コラム

私がPS4のゲーム「Ghost of Tsushima」をやっていたのは2020年の夏でしたので、もう4年前の事になります。(このブログの「対馬の滝」2020.09.11参照)

「Ghost of tsushima」は名作だったと思います。今ではPC版も発売されており、未だに人気が高いようです。

私は対馬には行った事がありませんが、4年前にゲームをやっていた頃から、対馬の石にも興味がありました。

その後、対馬の鎧石と渦紋石は入手できましたが、何となく愛着がありましたので、これまで店頭には出しておりませんでした。

今回、何となく、そろそろ売りに出そうかと思いました。

上の写真はそれらです。

対馬の石の中には水晶もあるらしいのですが、私はまだ対馬産の水晶は見た事がありません。

いつか対馬に行って、対馬産の水晶の現物を見てみたい!と思っておりますが、叶うでしょうか?・・・。

 

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メダリストの名言

2024-08-13 11:44:32 | 日記・エッセイ・コラム

パリ五輪は終わりましたが、今回もメダリスト達の名言が生まれました。

今回、最も印象に残ったのが、やはり、女子やり投げで日本勢初の金メダルの北口榛花さん「心残りがあるとすれば、名言を残せなかったこと」でしょうか?その前に彼女は「金メダルの実感が無い」とも名言を残しておりました。多くの金メダリストの中で最も喜んでいたのは彼女です。金メダリストのみに許される鐘を大喜びで鳴らしていた姿が印象的でした。さらに、表彰台でピョンピョン飛びをして、銀メダルと銅メダルの人もマネをしたシーンも印象的でした。金メダルの実感が無いどころか実感が溢れていました。次の目標は「70メートルです」とも言っておりましたので、これで終わったわけではなく、次回に究極の名言を残して欲しいものです。

他には、誰だったか?「苦しい練習から解放された」と正直な名言もありました。

番外編では、体操で個人総合2連覇の実績を持つレポーターの内村航平「岡、お前も連覇に向けて4年間苦しめ!」という先輩からのあたたかい言葉も印象的でした。

過去には「いままで生きてきたなかで、一番幸せです」(岩崎恭子) 、「初めて自分で自分をほめたい」(有森裕子)、「ちょー気持ちいい」(北島康介)などオリンピックに刻まれた名言はたくさんあります。

メダリストの言葉には、記憶に残る名言が多く、苦しみも楽しみに昇華させる力が備わっているような気がします。

 

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