元旦に発生した能登半島地震から8週間が過ぎました。毎日、能登半島地震関連のニュースが続いておりますが、少しずつ復旧の方向に進んでいるように思えます。
そんな中、「石の華」があるポルテ金沢でもようやく復旧工事が始まるようです。
今朝、店に出勤すると、店の前に突然巨大な工事用の足場が出来ておりました。
上の写真がそれです。
昨日の閉店時には何もなかったので、夜の時間帯に足場の工事が行われたようです。
この足場は、地震の影響で3階の天井部分のコンクリートの一部が割れ落ちた箇所の復旧工事用で、工事期間は3月末までかかるそうです。
工事は主に夜間に行われるそうで、「石の華」の営業時間帯には影響しません。
全然関係ないのですが、この工事用の足場を見ていると、鉱山の坑道内の足場の様にも見えてしまいました。
何となくワクワクした気持ちも湧いてきてしまったのですが、これは病気でしょうか?
先ほど、東京のKさんから東京大学・若林鉱物標本の図録が届きました。
上の写真がそれです。
この図録は昨年の特別展(私は2度行きました。)の時には発行されず、ずっと心待ちにしていた待望の図録です。どうもその発行部数は少ないらしく、非常に貴重な図録と言えそうです。Kさん、本当にありがとうございます。
先ほどから店内でじっくりその図録を堪能しました。
あらためて若林鉱物標本のレベルの高さを実感し、その重要さを再認識しました。
その図録は、標本点数が多いために、個々の標本の写真のサイズが統一されているので、実物とのスケール感が合わないものもありますが、そのサイズはしっかり書いてあるので学術標本的な図録としての役割は果たしておりました。(特に重要だと思われる標本に限っては大きな写真になっておりました。)
昨今は外国産のファインミネラルの写真などが簡単に見れるようになっているためか、どうしても国産鉱物が地味に見えてしまうかもしれませんが、その中には、日本の鉱山黄金時代の投影と言うべき非常に重要な鉱物標本の数々が列挙されておりました。
それらの中でも特に黄銅鉱は特出すべきものがありました。それはこのブログでも何度か書いたと思います。
私的には、石川県人としては産地名などに気になる点が数か所ありましたが、同じ石川県出身の若林彌一郎の鉱物コレクションとして尊重したいと思っております。
いずれにせよ、ようやく、この図録を手にする事ができて、たいへん嬉しく思っております。
昨日、激震が走りました。能登半島地震の余震の事ではありません。
ポルテ金沢から4月以降来年12月までポルテ金沢地下駐車場が使えなくなる、という案内が来ました。
ポルテ金沢地下駐車場は、現在、地下第1駐車場がパラカ平面駐車場(ポルテ金沢駐車券が使えません。)となり、ポルテ金沢駐車券が使える第2駐車場がポルテ立体駐車場となっておりますが、4月以降、第2駐車場が設備更新工事に伴う工事期間中は使えなくなります。
おクルマでお越しのお客様は、パラカ平面駐車場か近隣の外部駐車場を使って頂く、という事になります。
どちらもポルテ金沢駐車券は使えなくなります。(もちろん3月いっぱいと2026年1月以降は使えますが・・・)
当店では、現在、お買い上げ4,000円以上に対しポルテ金沢駐車券30分券1枚を提供しておりますが、今後は現金還元(ポルテ金沢駐車券30分1枚を200円分)で対応したいと思います。
工事期間が長いので、既にポルテ金沢駐車券をお持ちの方には、その枚数分相当の商品と引き換えできるようにしたいと考えております。
常連さんの中には相当数の駐車券をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、その分をこの機会に交換してください。
ポルテ金沢は3月で開業30周年となり、経年劣化に伴う設備等の更新工事を順次実施しており、今回の駐車場は残りの更新工事になるそうです。
金沢駅周辺は、新しいホテルやマンションが増えた為に、慢性的な駐車場不足が起きており、悩ましい現象だと思いますが、当店では出来る限り、サービス低下にならぬよう努力していきたいと思っております。
店の棚の上にある胡蝶蘭の花が満開となりました。
上の写真が今朝の満開状態です。
今朝の目が覚めるような青空をバックにもう1枚。胡蝶蘭の花の満開と共に春の訪れを感じる今日の天気です。
花の数が七つなので、七つの花があるような石を探しましたが、店内では中々見つかりませんでした。
その代わり、七つ以上の花のようなフラワー水晶が咲き誇ったようなものがありましたので、それを出します。
上の写真は、荒川鉱山産の水晶の群晶です。
複数の水晶の柱と七つか八つのフラワー水晶とそれ以上の小さなフラワー水晶が群生しております。
これは正しく「石の華」と呼べるような水晶の群晶だと思っております。
能登半島地震関連の話題は続きます。
今回の能登半島地震、YouTubeなどでは本震発生時の生々しい映像が数多くアップされております。それは、スマホやクルマのドライブレコーダーの普及率に関係しており、かつてないほどの大量の記録が残されたようです。
それらの中でも、私が最も驚いたのが、槍ヶ岳山頂での地震遭遇映像でした。山頂の美しい絶景の中、地震の怖さが伝わってきました。少し遅れて津波警報もあったりして、余震への心配から早く降りたいという気持ちも伝わってきました。登山を楽しんでいるところではなかったでしょう・・・
私には登山の趣味は無いので、そういう体験には無縁なのですが、登山を体感できるような映像を見るのは好きな方です。特に、NHK-BSの「体感グレートネイチャー」のような番組は逃さず見ています。
鉱物趣味的には、単に山頂を目指すだけの登山よりも、途中の絶景を楽しんだり、その地形や地質の成り立ちを知る事の方に関心かあります。
もし、実際に、登山するような事があったら、その場の鉱物採集も行いたいと思っております。
今日の鉱物写真は富山の水晶岳(黒岳)の水晶です。
もちろん自採品ではなく、購入品です。
そう言えば、私は石川県の白山登山はしたことがありません。白山山頂にあるという印籠石(角閃石)の結晶を採集したいという願望はありますが、もう無理かな・・・?