今日は「小松の石」です。過去に「小松の石材」、「小松の石文化」というタイトルで書いた事がありましたが、「小松の石」は初登場となります。このブログ的には「小松の石」が本命となります。
今朝の北陸中日新聞・朝刊の地方面「かが白山」に知人でもある村中他家雄さんの「小松の石」コレクション展の記事が載っておりました。どうも粟津温泉の書店で開催されているようで、日本遺産認定を受けての企画のようです。このような個人レベルでの情報発信は好ましく、このような企画の連鎖反応を期待したいと思っております。
村中さんのコレクションは石川県鉱物同好会の第1回採集会の際にも見に行った事があります。石専用の小屋と蔵に多くの石が展示されてあり、それらの質と数に驚きました。今回の展示はそれらの中から選ばれた12個が展示されているようですが、私もまた見に行きたくなってしまいました。
村中さんレベルの個人コレクションは非常に珍しいと思います。愛石歴45年以上というキャリアは中々真似できない事だと思いますし、(私の鉱物趣味歴はまだ20年足らずです。)、そのようなコレクションこそが真の日本遺産に相応しいものだと思います。
どうも「小松の石」の名品は博物館だけではなく、村中さんのような個人宅に秘蔵されている場合があるようです。
実は、一昨日の定休日に所用で小松に行ってきたのですが、遊泉寺銅山近辺のある民家で、偶然に思わぬものを発見しました。その写真を撮る許可をもらいましたのでその写真を出します。
上の写真がそれです。恐らく、それは近辺の遊泉寺銅山産の水晶だと思われます。そこは大正時代に建てられた古民家だったので、もしかすると鉱山稼働時代のものかもしれません。
実際にそのようなものを見ると、もしかすると、周辺の古民家にもまだまだ知られざる名品が眠っているような予感がしてしまいました。
今回の日本遺産認定の機会にそのような眠っている「小松の石」の名品が続々出てくる事を期待したいと思います。
一昨日は、久しぶりに十二ヶ滝にも行ってきました。滝はいつも通りでしたが、新しい駐車場が整備されていて、チョッとした景勝地になったような気がしました。
その後、その近くの「花・水・樹」でお茶しました。「花・水・樹」のコレクションも展示替えがあり、その写真を撮りました。
上の写真はそれです。やはり、いつ見ても立派な重晶石には見惚れてしまいます。
それらを見ているとまたフッと思いました。
まだまだ知られざる「小松の石」があるはずだ!それらが日の目を見る日が近いように思えます。