昨日、第5回石川県鉱物同好会総会が行われました。私は事務局をやっている事から議事進行を行いました。
今回の総会では会員14名の出席で、ほど良い人数になって来たと思いました。現在、会員は40人を越えておりますが、いわゆる幽霊会員も少なからずおります。会員の中には採集会だけが目的の人もいたりして、今回のような室内会議には関心の無い人もいるようです。ただ、総会は同好会の行事を決めたり、情報交換をしたり、会員同士のコミュニケーションをはかる重要な機会です。今後も熱心な会員による生きている会運営をやっていこうと思っております。
昨日は会計報告を行い、会費未払いの会員は退会とみなす事が決まりました。これも生きている同好会を運営してゆくという趣旨からです。
会計報告の後、新役員人事を決めました。会長・副会長・事務局・会計の任期は2年です。それから前期に決めた名誉会長という役職は廃止して、フラットな組織体制にしてゆこう、という話になりました。同好会はあくまで趣味の組織です。会員は全員平等で、そういう意味で今後は全会員が交代で会長に就任してゆく、という事になります。
役員人事を決めた後は本年度の活動計画を決めました。今年の秋の採集会は後日の役員会で決める事になりますが、春の採集会に関しては、まず候補地の下見を行う必要性がある、というような話になり、前会長と新会長で現地調査を行ったうえで早い時期に実施しよう、という風に決まりました。
それから3年前から新聞連載をしていた「鉱物のすすめ」を1月掲載で終了した事を報告しました。ただし、過去の記事はしっかりストックしておりますので、いつでも事務局の方で見ることは可能です。
総会では会員から大阪ショーや今年小松で開催予定のサイエンスヒルズ、小松市立博物館、尾小屋鉱山資料館での石のイベントの予告や石川県立自然史資料館での展示会の案内や宮沢賢治と石をテーマとする計画中の企画展示会の話が紹介されました。
それらの情報案内の後、会員などから提供があった標本配布会を行いました。大阪府産のオーソクォーツアイトや沖縄産の轟石や愛知県産の中宇利石、ばら輝石や利賀村高沼のコランダムや雲母の標本、その他青森県産の鉱物、等々、種類豊富なものから各自数点ずつ選んで入手しました。ご提供の皆さま、ありがとうございました。
標本配布の後は、総会で最も楽しい、会員持参のコレクション品評会です。
上の写真はその様子です。楽しい時間はアッという間に過ぎました。
最後に本年度の会費を集金して2時間の総会を終えました。