店の棚の上にある胡蝶蘭の花の五つ目の花がようやく咲きました。先週は少し寒かったせいか、五つ目は少し遅れてしまったようです。
上の写真がそれです。
残りは後二つ。恐らく、来月の初旬には全開になると思われます。
今日の五つの花のある石は、またもや土佐菊花石です。
上の写真がそれです。
この土佐菊花石、実は、三つ目の花のある土佐菊花石の裏側なのです。
この石は、表と裏とで両方兼ねて楽しめるところが面白いと思います。
兼ねると言えば、金沢の兼六園は「宏大・幽すい・人力・蒼古・水泉・眺望の六勝を兼ねる」そうです。(私が愛飲している大分の麦焼酎「兼八」は四ッ谷酒造の創業者で、明治、大正、昭和初期を生きた四ッ谷兼八氏の名前に由来しているそうですが、何を八つも兼ね備えていたのでしょうか?)
鉱物の世界でも二つ以上の鉱物が兼ねて共生している美しさがあります。兼ねる事には、相乗効果があり、その価値を高めているのだろうと思います。
今日は、このブログでは比較的珍しいと言える化石の話題です。
上の写真がそれなのですが、どうでしょうか?魚の化石なのに、足の骨が付いているように見えてしまいます。
こんな事あるのでしょうか?
生物進化的には、魚類のヒレが進化して両生類以降の足になったはずですが・・・?
このような珍種の生物がいたとは考えられません。
恐らく、蛙か何かの足の化石が偶然に付着したのだろうと想像できます。
足の生えている魚、と言うと、ルネ・マグリットの「共同発明」という絵画作品を思い出します。
人魚じゃあるまいし、足の生えた魚など想像上の生物に違いありません。
ただ、このような化石がある事自体が面白く、ある意味、珍石なのかもしれません。
店の棚の上にある胡蝶蘭の花の四つ目が咲いておりました。
上の写真がそれです。
健気に順次咲いて行く様子を微笑ましく思います。
今日の四つの花のある石は、またもや土佐菊花石です。
上の写真は、土佐菊花石の何も手の入っていないウブの転石です。
石の表に二つ、裏に二つ、表裏で四つの花があります。
私は伝統的な愛石家ではないので、台座などにこだわりはありません。
むしろ、何もない石そのものを愛でる方が好きかもしれません。
その辺が鉱物趣味的愛石なのだろうと思っております。
今回の能登半島地震の影響は、まだまだ長引きそうです。
昨日、近所のヘアーサロンのKさんと道端でお会いし、Kさんが志賀町のご実家で遭遇した震度7のお話を立ち話で伺いました。
その時、「世界の終わりかと思った。」程の大きな揺れだったそうです。確かに震度7以上の地震はないので、最高震度という非常に稀な地震だったようです。ご無事で何よりでした。
今回の能登半島地震は過去6000年間の中でも最大だったらしく、能登半島の海底が4mも隆起するというトンデモない地震だったようです。
そのような地震の影響は、人災だけではなく、能登の地質・地形にも大きく影響しておりました。
それは崩れてしまった見附島の外観変化だけではありませんでした。気に入っていた窓岩も無残に崩落しておりました。トトロ岩の片耳は無くなり、海の中にあったゴジラ岩は陸地になってしまいました。多くの漁港は今回の隆起により、当分操業できそうになく、漁業にも長期的・壊滅的なダメージを与えそうです。
今回の地震の余震は、減少傾向にあるものの、まだまだ、安心できる状況ではありません。
そんな中、大きな被害の無かった「石の華」では、通常営業を行っております。
地震の影響もあり、客足は、減っておりますが、先日、地震がなかったら会えなかったようなお客さんもいらっしゃいました。
そのお客さんは、大分県から災害援助でいらっしゃった方で、7年前の熊本地震の時は高校生だったという方でした。非常にありがたいと思いました。
一方、被災されたお客さんで、「これから静岡県に行きます。」と御挨拶に来られた方もいらっしゃいました。
他にも、今回の震災で、津波で会社が流されてしまった、という方のご来店もありました。
今回の地震後にお会いできた方々の中にも被災された方がいらっしゃったのです。そんな大変な中のご来店、複雑な心境です。
そう言えば、地震後にまだお目にかかってない方々もいらっしゃいます。心配です・・・
今回の能登半島地震の影響は、まだまだ長引きそうです。
今朝、店の棚の上にある胡蝶蘭の花の三つめが咲きました。
上の写真がそれです。
しっかりと順次咲いていく様子を見ていると気が和んできます。
三つの花が咲いているような石を探すと、三つ並んだ菊の花のような菊花石がありました。
上の写真がそれです。
この菊花石は母岩の色合いから根尾谷のものでは無く土佐の菊花石のようです。
「石の華」にとっては、菊花石は重要な石で、複数ある為、これまた探し易かったです。