ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】

照明

2021-02-26 10:19:29 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「照明」です。初めての話題となります。

私は建築やインテリアも好きな方で、特に照明好きでもあります。自宅にはモダンデザインやアールデコ調の照明等々がたくさんありますが、使わないままそのままコレクションになっております。

このブログは石のブログなので、今日の最初の写真はボリビア産の巨大アメシストのポイントを出します。

実はこのアメシストには底にランプ用の穴があけられており、原石のままランプシェードになっております。

LEDライトで照らすと上の写真のような感じになります。

「石の華」の店内には幾つかの照明がありますので、今日は少し紹介します。

上の写真はチョッと変わった照明です。

電気を入れると緑色の放電現象が起き、ウランガラスのように緑色に発光します。そして、まるでアンモナイトの縫合線のような放電模様がうねるように動き回り、見ていて飽きません。

次は水晶玉のようなガラス製の照明です。

電気を入れると内側の電球が光り、光る水晶球のような感じになります。

上の写真はプラスチック製の正八面体の結晶モデルのような照明です。アウイの結晶モデルのようで気に入っております。蛍石の中には同じような標本があり、鉱物好きにはたまらない照明だと思います。

インテリアとしての照明も鉱物趣味的にすると、より一層、鉱物趣味に浸れるような気がしております。

 

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待ち遠しいTV番組と映画

2021-02-22 14:22:22 | 日記・エッセイ・コラム

先週の金曜日と土曜日は義父の葬儀で二日間、臨時休業しました。世の中はコロナ禍で、「臨時休業」の張り紙は珍しくない昨今ですが、当店では非常に珍しい「臨時休業」の張り紙をしました。昨日のお客さんの中のお一人が土曜日にいらっしゃたと言われました。もしかすると、他にもいらっしゃたかもしれません。「臨時休業」する時は、張り紙の他に、このブログとホームページにも告知しますので、ご確認ください。宜しくお願い致します。

さて、今日は2月22日で「猫の日」だそうです。2が並んで、いい感じです。今年は2021年ですから、来年は2022年2月22日になり、もっといい感じになります。さらに2222年2月22日は、面白い日になりそうですが、私には関係ありません。

そう言えば、今年は、2021=2025-4=45×45-2×2となり、二つの数字の2乗の差で表せる面白い数のようです。

面白い数と言えば、やはり素数でしょうか?(過去に何度か話題にした事があります。)

素数と言えば、「正多面体と素数」というタイトルのTV番組があるそうです。その番組とは放送大学の2021年度[第1学期](日曜)18:45~19:30で、全15回だそうです。
正多面体も素数も両方とも興味深い存在ですが、その両者に密接な関係性がある!という話らしいので、興味津々です。

私は、自宅のTVを新しくした際にBDレコーダーも新調しましたので、録画容量も十分ありますので、15回全部録画するつもりです。4月からの放送が楽しみです。

それから、待ち遠しい映画としては「アンモナイトの目覚め」というタイトルの映画が公開されるそうです。アンモナイトが登場する映画は珍しく(過去に「アンモナイトのささやきを聞いた」1992年山田勇男監督がありました。)、さらに、珍しく金沢でもシネモンドで4月に上映されるそうで、楽しみにしております。

待ち遠しいTV番組と映画、早く4月になって欲しいものです。

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「新しい鉱物学」と「新しい生物学」

2021-02-15 15:48:45 | 日記・エッセイ・コラム

今日は久しぶりに書籍の話題です。書籍と言っても、「新しい鉱物学」(BLUE BACKS 砂川一郎 著 1981年)は新刊本ではなく古書です。

私はこの本には思い入れと思い出があります。私が鉱物趣味にはまったのは1995年頃で、当時は、鉱物関連の書籍はそれほど多くありませんでした。その頃から、身近であったBLUE BACKSの中に「新しい鉱物学」が出ていた事は知っていたのですが、それは既に古書の部類に入り、しかも絶版本になっておりましたので、その本は古書店でも入手困難な幻の書籍だったのです。

私がその本をゲットできたのは2007年になります。それは、たまたまアマゾンの中古商品に1冊だけ出ていたからでした。確か定価560円より高く購入したと思います。(先ほど、再度、検索してみると、何と!4万円以上の値段で2冊出ていました。先ほど、株価の日経平均が3万円を超えたらしいので、今はコロナ禍でのバブルという不思議な現象が起きているのでしょうか?)

その本を入手できた直ぐ後に、「石ふしぎ大発見展」(京都ショー)が開催され、「水晶の結晶-かたちで解く謎」というタイトルの砂川一郎先生の講演会がありました。私はその講演会を聴講し、講演会後の「石の英雄・水晶」という展示会場での質問会にも参加しました。そして、その会場で、持参していた「新しい鉱物学」の古書に著者のサインを書いてもらいました。非常にうれしく思いました。

鉱物の結晶成長を結晶学から地球学への視点で捉え直した「新しい鉱物学」は今でも新しい鉱物学で通用していると思っております。

ところで、NHKのBSプレミアムで放送された「ヒューマニエンス 40億年のたくらみ」という番組の「“ウィルス”それは悪魔か天使か」という番組を非常に興味深く見ました。ウィルスは生物ではないとする細胞生物学に対して、生態系の維持と生物進化に関与する生物として捉え直す「新しい生物学」の視点で構成されておりました。

まだまだ、分からないことが多いウィルスですが、そのような未知の先に見える「新しい生物学」が望まれるような気がしました。

 

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箱入り菊花石

2021-02-12 10:34:54 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「箱入り菊花石」として、一連の同じ作者の遺愛石シリーズの最終回とします。

「箱入り」という意味には「大切にしているもの」という意味があり、今回は、単なる台座付きの観賞石ではなく、それらとは別の意味を込めて作られたと思われる石作品です。

上の写真は、その黒い箱です。作者の毛筆で「根尾菊花石」と書いてあります。

その箱の蓋を引き上げて、下に敷いてある板を引き出すと、中に収められている台座に乗った根尾菊花石が手前に出てきます。

石は数個の小菊が点在している自然物らしいチャーミングな菊花石だと思います。

敷いてある板には菊花石の台座の足が上手く収まるように窪みが施されております。

その菊花石を出して蓋部分を元の箱に差し込んで戻すと、菊花石と箱とがいい感じで納まる仕組みになっているようです。

手の込んだ作者らしい作りになっており、そこからも作家性が感じられます。

恐らく、この菊花石には特別な思い入れがあったのだろうと想像できます。そういう意味で、今日のブログのタイトルも「箱入り菊花石」としました。

過去、数回に渡り、同じ作者の石作品を紹介してきましたが、このブログの本来の鉱物趣味の話題からは離れてきているような気がしてきましたので、この話題はこれで終了したいと思っております。

 

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レリーフの台座2

2021-02-09 10:33:12 | 日記・エッセイ・コラム

ひとつ前のブログの続きです。

上の写真も同じ作者のレリーフ彫刻のある台座の石です。石は山中に産地がある加賀錦石ですが、この石作品のユニークなところは、台座部分に龍のレリーフ彫刻が施されており、さらにその反対面にも薔薇の花のレリーフが彫られている事です。龍の方は、加賀錦石の雷紋に合わせており、納得できます。反対面の薔薇には何か意味があるのでしょうか?

因みに、龍と薔薇で画像検索すると、多くの刺青の画像が出てきました。任侠!関係があるのでしょうか?作者の意図はわかりません。

上の写真も同じ作者のレリーフ彫刻のある台座の石です。石は碧玉の類で、これもあまり面白くありません。

ただ、この石作品の面白いところは、台座部分にあるレリーフ彫刻です。この石作品の台座には、表と裏の二か所に洞窟が彫られております。それも、台座の木の幅を十分に生かし、非常に奥深く彫ってあります。洞窟のある台座!?洞窟好きにとっては何か奥深いものを感じております。

北陸地方の木彫と言えば、やはり井波彫刻でしょうか?欄間や仏像などの伝統工芸は有名です。何か関係があったのでしょうか?

他にも、意味不明のレリーフ彫刻がたくさんあって、それらを見ていると、生前の作者にお会いしたかった、と、つくづく思います。

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