ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】【7月6日(土)は店主不在です。店は通常通り営業します。】

立体地図

2015-02-27 17:24:18 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「立体地図」です。

一昨日は定休日だったので、白山麓の天然温泉に行ってきました。石川県に住んで良かったと思う事のひとつは、やはり温泉だと思います。金沢の近くには温泉がたくさんあります。そのような近場の立ち寄り湯に行く事は休みの日の楽しみのひとつでもあります。一昨日はチョッとだけ遠出して白山麓の温泉に行きました。そこは雪国の温泉です。そこへ行く道路は除雪してあり普通に通れましたが、温泉施設や駐車場周辺は背丈以上の積雪でした。金沢駅周辺にいると雪国に住んでいると言う実感はあまり感じていませんでしたので、雪の多さに、さすがに白山温泉郷だと思いました。雪深い外の風景を見ながらの天然温泉は良いものです。普段、良く行く近場の温泉には高濃度炭酸泉があって気に入っているのですが、それは人工的なものです。石と同じように天然温泉には天然ならではの良さがあると思いました。

その天然温泉に行った帰りに道の駅しらやまさんに立ち寄りました。そこの白山コーナーで見た白山の「立体地図」が気になりました。今日のテーマは「立体地図」です。

私は地図好きでもあります。店番をしていて暇な時には、様々な観光地図等を眺めています。地図には現実世界の縮図があって、ミニチュアと同じようにそのもう一つ別の世界に入る事ができます。地図の情報には何らかの編集的な要素が伴っているので、同じエリアの地図であっても、様々な別の読み方ができるところが面白いと思います。

道の駅しらやまさんには白山に関する様々な無料パンフレットや地図が置いてありました。私はそれらを一部づつ頂きました。ただ、壁に貼ってあった白山の「立体地図」は頂けません。販売もしていませんでした。それを欲しいなー、と思いつつもその「立体地図」が気になってしまいました。

その「立体地図」には白山の3Dデータがありました。それを型取れば白山入りグラス等を簡単につくる事ができるはずです。ミニチュア白山を手に取れる、と思いました。

家に帰って、「立体地図 白山」でWeb検索してみました。すると、様々な「立体地図」やジオラマ地図が出て来ました。それらの中には意外と安価なものもあり、取り寄せて見たいと思ってしまいました。

今日の写真は白山の「立体地図」ではありません。








上の写真はフロリアン・クラールというドイツ人芸術家のアート作品です。一見、どこか外国の山の「立体地図」のように見えてしまうのですが、これは立体的な山岳地図のように見える架空の「立体地図」なのです。それは自然の山並みのように見えていますが、良く見ると山脈の繋がりに一定の法則性があります。どうも山並みのカーブは円弧を描いているようです。実は、これと同じものを複数個、規則正しく並べると同心円状の凹凸が現れるといった仕掛けがあるのです。その面白さとこれひとつでは完結しない未完の美に惚れて購入してしまいました。この作品のタイトルは「mountain module」(no:0061)、購入したのは2002年の名古屋コンテンポラリーアートフェアの会場でした。この「どこにでもあるようで、実はどこにもない」立体地図模型には作家のコンセプトが詰まっていると思いました。この作品もある意味、コンセプチュアルアートなのだと思います。そのイメージを楽しみたいと思います。
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小学生達

2015-02-21 15:00:58 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「小学生達」です。久々のブログ更新となります。

今朝は開店早々から近所の小学生達が10人入って来ました。みんな同じクラスなのか?小学生達は仲良く店に入って来ました。普段は静かな「石の華」が一気ににぎやかになりました。その中には「石の華」がオープンした頃からの常連さんのひとりがいます。現在、彼らは小学5年生らしいのですが、その彼は当時は小学2年生だった事になります。当時の彼は少し早いと思われましたが普通の小学生のような石好きさんだったと思いました。その彼は今では大人顔負けの石好きさんに成長しております。石に関する知識も相当なレベルに達していると思われます。今朝の小学生達の中では石に関しては恐らくリーダー的な存在なのかも知れません。彼らような年齢は身体も心も成長する速度が速いようで、個人差が大きく現れます。今朝の集団の中ではどちらかというと小さい方になる彼なのですが、彼らの会話の中では、少なくとも石に関する事では、存在力が突出していたような気がします。最近は小学生向けの図鑑でも非常にレベルが高いので、そのような図鑑を読んでいるのでしょうか?時々、ドキッとする質問が出てきたりします。そのような質問には丁寧に答えます。中には即答できないような質問もあったりして、私自身の知識を試されているような気もしてしまいます。

彼らは小学生達らしいにぎやかさで石を見ていました。「石の華」の石は基本的に触れますが、中には脆いものもあるので、私は彼らの挙動を注意深く見守りました。幸い、彼らは田舎の小学生達ではありませんでした。節度を保ちながら石に手を触れていました。そうそう、昨日、突然入って来た大人の男性がたまたま出してあったオーケン石を何の遠慮もなしに触ろうとしたので、私は注意しました。大人でもそういう人がいます。大概、そういう人は無口です。それから、3人以上のおばさん連れも触りまくる傾向があります。団体の外国人客の中にもそういう人達がいます。どうも個人でも集団でも、こちらとの関係性が薄いひとに限って触りまくる傾向があるような気がします。そう言う意味で、今朝の小学生達は紳士的でした。恐らく、常連の彼の存在が彼らをそのようにコントロールしたのだろうと想像できます。

小学生達はそろって小学生らしい金額の買い物をして行きました。ありがとうございました。

今朝は普段とは違う店の雰囲気を楽しめました。
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金沢情報

2015-02-12 12:57:48 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「金沢情報」です。

昨日、初めてのご来店となる近所に住んでいると言うお客さんから、「今朝の金沢情報に出ていました。こんな近くにこんな店があったとは知りませんでした。」と言われました。「金沢情報」とは金沢市内で発行されている生活情報誌です。それは無料戸別配布されているフリーマガジンなのですが、私の住んでいるマンションには入っておりませんでしたので、昨日のお客さんから言われて初めて発行日だった事を再認識しました。その話を聞いて、すぐに近くの金沢駅に設置されている「金沢情報」のスタンドからピックアップして来ました。



上の画像がその記事です。

実は、先日、「金沢情報」の編集の方の取材がありました。金沢のマニアショップの特集を組む、という話でしたので、取材を受けました。私は「金沢情報」は近くのコンビニに置いてあるものを時々ピックアップして読んでいました。お店をやっていると中々外を出歩く機会は少なく、「金沢情報」のような地域情報誌は貴重な情報源だと思います。マニアショップの特集!と聞いて、「石の華」もマニアショップなのだと納得しました。

その特集には「ディープな専門店」として弦楽器、モデルカー、アナログレコード、昭和レトログッズ、サボテン・多肉植物、イギリスアンティーク、ガレージ・ミニマムの店の紹介が載っておりました。どの店も趣味性の高い専門店ばかりです。そういう意味で「石の華」もその範疇に入るようです。その記事を読んでいると金沢のような規模の地方都市でもそういうマニアショップが意外にもたくさんあったのだ!と思ってしまいました。

これまでに「石の華」が取材されたケースはオープン当初に集中しており、振り返ってみると、Webの金沢経済新聞に始まり、MROラジオ、NHK、MROテレビ、北陸中日新聞、朝日新聞、えふえむ・エヌ・ワン等がありました。ここ2,3年はそのような取材もなく静かにしておりましたが、今回の「金沢情報」は久々の取材だったと思います。

昨日は「金沢情報」を見て初めてご来店となる方が3名いらっしゃいました。新しい出会いは新鮮でうれしいものです。これからが楽しみです。


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マッターホルン

2015-02-10 14:39:13 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「マッターホルン」です。「マッターホルン」とはスイスとイタリアの国境にある標高4478mの美しい山です。

昨日の「琥珀富士」で書いたように白山入りグラスを色々探したのですが、残念ながら、今現在、まだ見つかっておりません。白山という名の日本酒やカクテルはすぐに見つかったのですが、どうも白山入りグラスなるものは世の中にまだ存在していないようです。その代り、と言っては何ですが、探している内に「マッターホルン」入りグラスなるものを発見しました。それは手づくりガラスのようで、それなりの値段がしておりました。それは、グラスに注ぐお酒の色によって、マッターホルンが朝の景色になったり、夕暮れになったり、その変化を楽しめるようになっているようです。手のひらの上で美峰マッターホルンを眺めながら飲むお酒は贅沢なひと時をもたらしてくれるような気がします。

さて、今日の写真はブラジル産のアメシストです。



どうでしょうか?「マッターホルン」のように見えないでしょうか?私は実物のマッターホルンを見た事がないのですが、写真やTVの映像などでは何度か見た事があり、その美しい姿は脳裏に残っております。このアメシストを見つけた瞬間に最初に思った事は私の脳裏に残っていたその残像で、瞬間的に「似ている!」と思いました。

石を山に見立てる事は過去にも書いた事があります。そもそも水石の世界でも山形石や遠山石は基本中の基本です。そのような見立ては石を愛する事の最も根源的な部分だと思います。愛石とは相似イメージを楽しむ事なのだろうと思います。

このマッターホルン・アメシスト、比較的安価です。もちろん一個だけです。

それから、写真をもう1枚アップします。



これは昨日の富士山グラスにワインを入れてみたものです。その赤富士を美味しく飲みました。
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琥珀富士

2015-02-09 12:11:56 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「琥珀富士」です。

ここ最近、我が家では、晩酌時にウィスキーのお湯割りを飲む習慣があります。それは冬場である事とNHKの朝ドラ「マッサン」の間接的な影響があるのかも知れません。この時期のホットウィスキーは身体も心も温まる癒しのお酒だと思います。

私はガラス・コレクターでもあるのですが、持っている多くのウィスキーグラスの中から、今、主に使っているのは「富士山麓」(キリンビール)というウィスキーを買った時に付いてきたノベルティグラスです。





今日の写真はこれです。これは昨晩撮ったものです。グラスの底面に富士山の形の彫り込みが凹にあって、ウィスキーを入れると何とも味わいのある「琥珀富士」が見れます。琥珀色に染まったつやのあるガラスならではの感じが魅力的だと思います。この眺める富士山グラスは中々乙なものです。

今日はひとつ前の「山入り水晶」から繋がります。天然水晶の富士山入り水晶は希少で、天然ならではの良さがあるとは思いますが、それは貴重品でもある事から、時々眺めるだけになってしまう可能性が高いと思います。それに対し、この富士山グラスは日常使いにする程度のものなので、ウィスキーを飲むたびに眺める事ができます。気軽に富士山を自分のものにする事ができる便利なものだと思います。

この写真を撮っていると妻が面白い事を言い出しました。「このグラスに赤ワインを入れると赤富士になるのかしら?」

私はグッドアイデアだと思いました。今度、試してみたいと思っております。

それともうひとつ想いました。それは「白山入りグラス」というものです。

白山の形が入った山入り水晶はそんなに簡単には探せないと思います。ならば、白山の形を同じようなグラスに彫り込んでしまえば良いのです。その「白山入りグラス」ならば日常的に白山を自分のものにする事ができます。それは白山好きにとってうれしいグラスになるはずです。

そんな「白山入りグラス」はないでしょうか?

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