ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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水晶と言う名のコーヒー

2022-06-30 13:35:13 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、近所のガストで食事をしたのですが、そこで驚いたのは、配膳ロボットが料理を運んできた事です。料理を受け取るとそのロボットはすぐに帰っていきました。私は江戸時代の茶運び人形の事を思いましたが・・・今は21世紀ですから、そんな事はもう常識なのかもしれません。

ロボットとの共存社会はSF映画では当たり前の事です。すでにそれが現実になった時代に突入しているようです。

私がロボットという存在を知ったのは、やはり鉄人28号や鉄腕アトムのようなアニメだったと思います。それと、中学生の時に愛読していた星新一のSFショートショートでしょうか?

星新一に関しては、エッセイ集なども読みました。確か、ロボットの語源は労働者という意味で、チャペックというチェコの作家の作品から始まったような事をエッセイから知ったような記憶があります。

先日、そのチャペックと言う名前の珈琲屋が県庁近くにあり、そこに水晶という名のコーヒーがある事を、あるお客さんから教えてもらいました。そして、その話を聞いた翌日に、そのチャペックに行きました。

すると、その水晶と言う名のコーヒーはスペシャルコーヒーで、今は切らしていると、言われてしまいました。(それで、私はモカ・マタリを飲みました。)

今回、水晶と言う名のコーヒーはお預けになってしまったのですが、その珍しい中国 雲南省 産のコーヒーの存在を知ったからには、いつか飲んでみたいと思っております。

願わくば、そのチャペックで、配膳ロボットが運んでくれる事を夢想しております。

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炭素鉱物

2022-06-28 11:11:29 | 日記・エッセイ・コラム

今日は久しぶりのTV番組の話題です。

TVでも鉱物の話題が増えて来ているという気がしている昨今、私のお気に入りの番組のひとつがNHKの「コズミックフロント」です。

少し前に放送された番組ですが、「コズミックフロント」の「カーボンプラネット 炭素と地球 知られざる物語」は非常に面白かったと思いました。その番組は巨大な炭素循環で成り立っている地球をテーマにしており、地球の表層部だけではなく、地球内部の炭素量の調査や地下の生物圏の話題があって、知的好奇心でワクワクしてしまいました。さらに、鉱物趣味的に最も興奮してしまったのは、数々の新種の炭素鉱物の発見が相次いでいるという紹介部分でした。

炭素鉱物とはその化学組成に炭素がある鉱物の事です。最も単純なのは、炭素だけからなるダイヤモンドやグラファイト(石墨)です。

地球や太陽系が誕生した46億年前よりはるか昔、ビックバン直後の138億年前に宇宙に初めて現れた鉱物は、炭素単体からなる微細結晶だったようです。

驚くべきことに、ビックバンで出来た元素は、水素とヘリウムだけではなく、炭素原子もあったらしく、それらの一部は、我々の身体の中にもあるかもしれないそうです。

その事を教えてくれたのは、鉱物進化論のあのロバート・M・ヘイゼンでした。

炭素鉱物は宇宙や地球や生命の共進化と共に多様化しており、未発見鉱物も含めると、500種以上になると予想されているそうです。それらの中には、色鮮やかな魅力的な鉱物もあり、驚くべきことに、ウランのような放射性元素とも結びついた非常に複雑な化学組成を持つ鉱物も存在するらしく、炭素鉱物の多様性を知る事ができました。

炭素は生命現象のカギになる元素であると同時に、鉱物の魅力を最大限に発揮している元素であった事を再認識しました。

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「石が書く」2

2022-06-24 11:47:29 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「石が書く」2です。(このブログでは過去に「石が書く」2012.01.03というタイトルで一度書いておりました。)

どうもロジェ・カイヨワの名著「石が書く」が、この夏、復刊されるようです。

石好きさんにとっての不朽の名著の復刊は好ましい事だと思います。それも新訳になるそうなので、購入しようか?迷っております。

今年は鉱物や石関連の新刊が相次いでいるようです。今年は世界鉱物年になっているそうで、その影響なのでしょうか?

以前の私なら、鉱物関連の新刊本ならほとんど迷わず買っておりましたが、数年前から、厳選するようになり、今年も新刊本で買ったのは「アンカットダイヤモンド」くらいになりました。それは、ここ数年、ハズレの本が多く、ガッカリする事が相次いでいたからです。

一時は、鉱物関連の古書にも興味がありましたが、自宅にも店にも石の本が大量に溢れており、もうそろそろ何とかしなければならない状況に陥っているのです。

そんな中、「石が書く」の復刊だそうです。・・・。悩ましいところです。

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入れ子構造プラトン立体

2022-06-21 11:21:12 | 日記・エッセイ・コラム

当初、今日のブログの話題として書きたかった事を、今朝、夫婦の会話で出したところ、話題にしない方が良いというアドバイスもあって、急遽、話題を変更します。

さて、先週の土曜日に店の近くのもてなしドーム地下広場で、久しぶりのNT金沢(2022)という工作系モノづくりのイベントが開催されておりました。その会場のある出展ブースで即買いしたものを紹介します。

上の写真がそれです。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、これは五つのプラトン立体(正多面体)を入れ子構造にしたものです。多面体好きの方なら、ヨハネス・ケプラーの正多面体太陽系モデルをご存じだと思いますが、それに似たようなもので、これは内側から正二十面体・正八面体・正四面体・正六面体・正十二面体の順でピッタリ接して内包した入れ子構造にしたものです。それを二つのコの字状のアクリルキューブの中にこれまたピッタリ納めてあり、多面体マニアなら唸ってしまいそうな優れものです。

作者は合同会社ちょうあい多面体の代表工作員かたやま まどかさんです。

実は、昨年のイベントの時に、その試作品を見た私は、それを売って欲しいとお願いしたのですが、販売できるようなものができるまでお待ちください、と言われておりました。それが、ついに完成したとのことで、私はそれをゲットできたのです。念願が叶い、非常にうれしく思いました。

私の多面体グッズコレクションがまた一つ増えました。

私の鉱物趣味は鉱物結晶に正多面体のような美しい秩序を求めるところから始まったと思います。私にとって、今回の入れ子構造プラトン立体は、そのような幾何学的秩序の集結した物質のイデアのような存在です。大切な宝物となりました。

・・・。

ところで、当初、書きたかった今日のブログの話題を一言でまとめました。

それは、「安宅の海岸では翡翠は採れません。」という事でした。

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ストレス

2022-06-17 10:55:38 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日、薬を変更したとたんに具合が悪くなり、昨日は自宅で過ごしました。

ところが、隣のマンション建設の騒音と自宅マンションの大規模改修作業の騒音で、安静できず、騒音ストレスにさらされておりました。

思えば、2015年の北陸新幹線の金沢開業以来、自宅周辺ではホテルやマンションの建設が相次いでおり、ずっと騒音にさらされ、工事車両に通行を邪魔され続けていたような気がしております。

自宅も店も金沢駅前という立地条件が良いところだと思っておりましたが、職住接近は、運動不足をまねき、さらに様々なストレスにさらされ続けていたのかもしれません。

特に、昨今は、コロナやウクライナ戦争や北朝鮮のミサイル発射などのネガティブなニュースにさらされ続けておりましたので、心と身体が、悲鳴をあげてしまったようです。

石の店と言う好きな事をやっているので、ストレスとは無縁の生活だと思っておりましたが、実際は、様々なストレスに囲まれていたようです。

日曜日を休業することにしたのは、工事の騒音などが無く、自宅で静養できるからでもあります。

早く、今の体調不良が良くなり、普通に生活できるようになりたいと思っている今日この頃です。

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