ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】【7月6日(土)は店主不在です。店は通常通り営業します。】

モルダバイトの奇跡

2023-05-29 14:42:51 | 日記・エッセイ・コラム

上の写真は現在開催中の東京国際ミネラルフェア(新宿ショー)のチラシです。特別展モルダバイトが一面に載っておりました。

見事なモルダバイトの写真が載っておりました。

「!」、その写真の中の一つに見覚えのある写真が1枚ありました。

上の写真は、現在、Tさんが取り置き中の「石の華」のモルダバイトです。

その現物を、チラシの写真の上に乗せてみました。

すると、何という事でしょう!ピッタリと一致したのです。

非常に面白い現象です。

写真のものより、こちらの現物の方が、厚みがあり立派なもののように感じますが、両者の形やサイズはほぼ同じでした。

私は、Tさんにこのチラシをサービスで付けます、とお伝えしました。

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レルゾライト

2023-05-26 11:16:56 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、金沢大学の森下教授が多くの学生さんを連れて「石の華」にいらっしゃいました。そのような事は過去にもあったのですが、どうも、大学の教職の授業の一環らしく、普段は静かな店内が、一時、若い学生さん達で賑やかになりました。

私は、森下教授に、つい先日、たまたまTVで見た『 世界の何だコレ!?ミステリーSP』の「石川県の山の斜面にある巨大な謎の空間を調査」で森下教授が出演していた事の話をしました。それから、縁あって「石の華」に来たある一つの石を見てもらいました。

森下教授はその石を見た瞬間「これは2002年に我々が作ったものだ」とおっしゃいました。

上の写真がそれです。

それは、北海道のアポイ岳のある様似(サマニ)町で開催された第4回国際レルゾライト会議の際に作ったらしく、200個位作ったものの一つだそうです。それを作る際には、最初に作られたものの作りが悪く、再度、横筋を揃えたものに作り直したという経緯があったようです。

レルゾライトとは複輝石かんらん岩と言う岩石で、アポイ岳の幌満かんらん岩はマントル物質が地表に現れている稀有な場所にあり、マントルプロセスを理解できる貴重な岩石と言われております。

そのような岩石が、今、ここにある事自体を不思議に感じてしまいます。それも200個の内の一つだという事。そのような事実を知り、より一層、大切にしたいと思います。

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琥珀糖

2023-05-22 15:26:03 | 日記・エッセイ・コラム

琥珀糖とは煮て溶かした寒天に砂糖や水飴などの甘味を加えて固めた和菓子の事です。琥珀羹(こはくかん)とも呼ばれます。

上の写真は、金沢駅構内で売っている琥珀糖です。

これは、今度の日曜日に結婚披露宴を挙げるという妻の友人の娘さんから頂いたものです。

上の写真は、中国産の蛍石の欠片です。

どうでしょうか?両者は非常に似ており、どちらも美味しそうです。

どうも、結婚式に琥珀糖と蛍石を使った余興を企画しているらしく、蛍石の欠片や劈開八面体結晶や水晶のポイントなどを貸し出すことになりました。

確かに、琥珀糖は、食べられる宝石とも言われておりますので、単なるお茶菓子だけではなく、結婚式などの華やかな場にも合っていると思います。

そこに、実際の鉱物も使ってしまうという発想!!若い発想に拍手したいと思います。

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新しい日常

2023-05-19 12:36:26 | 日記・エッセイ・コラム

先ほど、今朝の新聞の折り込みチラシでStandard Products(金沢フォーラス店)がOPENした事を知り、新店を見に行ってきました。そこは、100均のダイソーの新しいSHOPで、何となく無印良品に似ているような気がしました。

私は、日頃の運動不足解消の為、店に近い金沢フォーラスや金沢駅構内の店を視察しながら、歩数を稼ぐ習慣があるのですが、ゴールデンウイークが終わったせいか、店舗のリニューアルや新店舗の準備で、商店街が新しく変貌しつつある現場をパトロールしております。

そう言えば、昨日、雑誌ブルータス(珍奇鉱物2)を買いに、金沢駅に唯一ある本屋に行ったところ、何と!リニューアル工事中でした。ついに金沢駅周辺には本屋が無くなってしまいました。

金沢駅の周辺、近所のホテルには外国人が増えて来ているような気がしております。近所の新しい飲食店のオープンも続いております。「石の華」の周辺は、徐々に、新しい日常が始まっているようです。

・・・。「石の華」だけは何も変わっておりません。ただ、変わらない事にもそれなりの意義があると思っております。

今日の写真は、先ほど、Standard Productsで購入した積み木のおもちゃです。

 

これは、鉱物の木製結晶模型のようで、思わず衝動買いしてしまいました。

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砂浜の白波

2023-05-16 12:51:16 | 日記・エッセイ・コラム

小さい頃、小松のお旅祭りが終わると、町内の子供獅子の「あとべんとう」で安宅の関に行きました。

安宅の関は海岸のすぐ横にあり、私はその安宅の海の砂浜が好きでした。

上の写真は、島根県の足立美術館に行った時に、そこのミュージアムショップで買った横山大観の「海潮四題・秋」(山海二十題之内)という絵の複製画です。安宅の海ではないものの、その砂浜にゆっくりと押し寄せる波が白波となり、砂浜にしみ込み消えてゆく様が好きで、この絵は自宅の居間に飾っておりました。

最近、TVなどで横山大観を紹介した番組をよく見かけるような気がしております。東京国立近代美術館で開催されていた「重要文化財の秘密」展で「生々流転」が展示され、それが4K映像化され公開されたからでしょうか?

さて、上の写真は、金沢駅の観光案内所に置いてあった福井県の高浜町の観光パンフレットの表紙です。私は、毎日、自宅で見ていた絵に似たような雰囲気があったので、思わず、そのパンフレットを手にして、頂きました。

その両者を並べて写真を撮ってみました。

どうでしょうか?両者の色合いや構図は何となく似ています。じっと眺めていると、両者とも、ゆっくりとした時間を感じてしまいます。

私は高浜町には行った事がないのですが、この写真を見るだけで、行ってみたいという思いが湧き上げってきます。

石、岩石や鉱物も長い時間の末、それらはいつかは砂になります。砂浜の白波を見ていると、そのような悠久の時間の事を思います。

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