ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】

TVの洞窟番組

2012-06-30 10:47:26 | 日記・エッセイ・コラム

今日はTVの洞窟番組です。実は他にも書きたい事があるのですが、それはじっくり写真を撮りたいので明日にします。

で、今日は「TVの洞窟番組」です。私はTVで放送される洞窟が出てくる番組が好きです。洞窟の風景には自然の神秘を感じますし、映し出される映像には鍾乳石も出てきます。鍾乳石にはまさしく石の華と言うべきものがたくさんあります。

今日の紹介番組はBSフジの「3D★3D」(サンデー・サンデー)という番組です。本日6月30日(土)23:30~24:00「洞窟王国スロベニア 神秘と驚きの地底世界」というタイトルです。タイトルを見ただけでもワクワクしてきます。それも3D放送です。期待度は非常に高い番組です。

私は日頃からから3D番組が少ないと不満を持っていたのですが、ようやく期待の番組が見れそうです。

私は2年前に3DTVを購入しましたが、未だに3D番組を日常的に見る習慣がついていません。それは3D番組が少なすぎるからです。家電メーカー各社は3DTVの発売をしたものの、番組コンテンツの供給体制が出来ていない為に、3DTVは各社思うようには売れていないようです。TVは単なる箱です。番組コンテンツの充実が必要なのです。

思うに映画の世界でも3Dの作品は古くからありましたが、なぜか駄作が多かったように思えます。娯楽的にも芸術的にも「アバター」の登場までは見るべきものがありませんでした。

「アバター」のヒット以降は一気にTVの世界まで3Dの時代が来るような期待がありましたが、現実はTVメーカー各社の不振という結果に終わっています。それは見るべき3D番組が少なすぎるからです。良質な3D番組が必要なのだと思います。

世界には3D放送ならではの自然が待ち構えていると思います。3Dは人間の自然な視覚メカニズムです。3D放送はもっともっと増えて良いはずです。なぜなら、我々は日常的に立体的に現実を見ているからです。鉱物結晶はその典型だと思います。

今晩の番組はそれだけに期待度は大きいです。美しい鍾乳洞の3D映像に期待します。

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うれしい来客13

2012-06-28 11:22:57 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は久々の水曜日営業でお昼過ぎまで暇な日中でした。

午後3時過ぎ位だったでしょうか?暇なのでお店の赤いコーンチェアに座ってLady Kagaのイラストマップを見ていました。コーンチェアはお客さん用でデザインもさることながら座り心地もよく寛いだ気持ちになります。イラストマップも良く出来ていて立体的に細部まで良く描かれているものです。そのマップを寛ぎながら見ていると突然予期せぬ来客がありました。

その来客とは綾小路きみまろさんでした。

綾小路きみまろさんは我々二人を見て、「兄弟ですか?」と尋ねて来ました。「違います。夫婦です。」とお答えすると、「そうですか。夫婦は似てくるものです。」とおっしゃいました。妻は嫌がりましたが、私は少しうれしくなりました。

そんな会話に始まり、綾小路きみまろさんは店の石達を見て回り、「石が好きなんですね!」とおっしゃいました。私は「そうです。」とお答えしました。

綾小路きみまろさんは店の看板的な存在になっている大きなレインボー水晶の玉を撫でながらその石の価値がお分かりのようでした。さらに古谷石の滝石の事や根尾の菊花石の事もご存じのようで、石には詳しい事が分かりました。

芸能界には何故か石好きの人が多いように思えます。

綾小路きみまろさんはご自身でしているラリマーのブレスレットと指輪を見せてくれました。それは大粒の美しい色をした立派なラリマーでした。私はラリマーの原石をお見せしました。

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ドミニカ共和国産のラリマー(larimar ペクトライト ソーダ珪灰石)

今、ラリマーは人気の石です。綾小路きみまろさんはラリマーに関しても詳しい事が分かりました。

時間にして10分位だったでしょうか、有名人と石の話が出来ました。

昨日は夕方になって若い男性3人の来客もありました。その3人は大学院で岩石・鉱物を研究されている学生さんです。先日いらっしゃった大学教授の教え子たちです。彼らも石好きです。彼らとの話は共通点が多く、非常に楽しい時間を過ごすことが出来ました。

彼らは閉店時までいらっしゃって、お好みの石も買って頂きました。彼らの愛石度は高く、購入された石との出会いを大切にして下さるだろうと思いました。

昨日は水曜日営業ながら、うれしい来客で、充実した一日になりました。ありがとうございました。

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石のブログ

2012-06-27 11:47:38 | 日記・エッセイ・コラム

今日は水曜日ですが、お店は休みではなく、営業中です。7月も休みはなく、毎日営業します。

このブログは店の宣伝を兼ねて昨年の10月17日から始めました。お客さんのブログに刺激され試験的に始めたつもりでしたが、今では営業日の午前中の重要な日課になっております。

昨日、ブログのアクセス数が20,000件を越えました。ブログを読んで下さっている読者のみなさん、本当にありがとうございました。

一昨日だったか、ファーストサーバのデータ消失というニュースもあり、何となく不安になって過去のブログを印刷しました。過剰な不安かもしれませんが、IT社会は何が起きるか分かりません。自分の日々のブログも一瞬で消えてしまうのは、悲しいに違いありません。昨日までのブログは一応、紙に残しました。

先ほど、同じビルで働いていらっしゃるある方から「ブログを読んでいます。」とうれしいお言葉を頂きました。その方は石好きではないそうですが、この石のブログは面白いと言って下さいました。本当にうれしく思いました。ブログを続けなければならない、と思いました。

昨日、前の仕事仲間のある方からハガキを頂きました。そこには日々のブログ更新で元気な事を確認している、と書いてありました。こちらもうれしいお言葉で、この石のブログの存在意義を再確認しました。

先日、「石の本2」で図鑑の事を書いたのですが、昨日のニュースで図鑑ブームである事を知りました。こちらはそんな事はつゆ知らず、単にそう思っただけで書いたつもりでしたので、少し驚きました。このブログではアフィリエイトなどはやっていません。単に自由意志で書きたい事を書いているだけです。

自由意志、この言葉は哲学的な言葉なのですが、その意味するところは深いです。

だいぶ前にある方のブログに「人間の自由意志とはいったい何なのか?私は時代の趨勢とは無関係に、自分の興味のままに振る舞ってきたつもりでしたが、実は時代の手の上で踊っていただけなのか?考えてみると、ちょっと不気味な話です。」と書いてあったのを思い出しました。

私の鉱物趣味は私の自由意志で行っているつもりですが、石ブームは起きているのでしょうか?石ブームの中のひとつの些細な現象なのでしょうか?分かりません。

いずれにせよ、続くところまでお店とブログは続けます。

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石川県鉱物同好会・第一回鉱物採集会

2012-06-25 11:39:36 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は記念すべき石川県鉱物同好会の第一回鉱物採集会を行いました。

梅雨の合間の晴れで絶好の採集会日和になりました。

集合場所は小松市布橋町の十二ヶ滝です。

Photo

ここは川に断層があって、その断層を境に地質構造が変化し、採集される鉱物も違うという分岐点です。景観的にも美しい場所で、小松の風景でもお気に入りの場所です。そこに会員12人が集まりました。

採集会が始まる前に、会員のMさんからうれしいプレゼントがありました。それは40年前に作られた白山紋石のペンダントです。Mさんから参加者全員に配られました。白山紋石もアクセサリーになっていたのです。第一回採集会はうれしいプレゼントからスタートしました。

まず、山本会長のご挨拶と周辺エリアの地質的な説明があり、採集会が始まりました。それから車3台に分乗し、最初の採集場所である金平に向かいました。

今では金平は有名産地です。私は久々の金平でしたが、風景が以前とは別の場所のように一変しておりました。ここでは数々の名標本が採れています。金平採集の第一人者と言っても良いSさんが標本見本を見せながら、金平で採れる鉱物の解説をして下さりました。その後、みんなで約1時間ほど採集を行いました。以前ほどの収穫はありませんでしたが、各人それなりの採集ができたようです。

採集会はその後、三笠金山跡や赤瀬や「しのぶ石」が採れる道路工事中の場所等を回りました。赤瀬からは北陸中日新聞の取材が入りました。(今朝の北陸中日新聞の第二石川総合面に記事が載っていました。)

昼食後の午後はいよいよ菩提での採集です。

菩提も有名産地で、メノウやジャスパー、玉髄、オパール、算盤玉石、等の珪酸系鉱物が採れる場所です。

ここではみなさんかなりの収穫があったようです。中でもNさんのブルーオパールは圧巻でした。

Photo_2

このような鉱物が採れる小松に誇りを感じます。

私は石川県に戻って来て、本当に良かったと思いました。

菩提での採集を終えて、集合場所であった十二ヶ滝にもどる途中、粟津のMさんのお宅の石を見学させて頂きました。Mさんの驚異的な石コレクションには、みなさん驚いていました。石の文化はこの地に根付いていたのです。

その後、十二ヶ滝に戻って、先ほどのMさんからのプレゼントをみんなで分け合いました。

今回は非常に充実した採集会だったと思います。現地解散となりました。

実はまだ続きます。

加賀市栄谷町から参加のMさんをお送りするのに参加者5人が同行して下さいました。Mさんのお宅に着いてからも採集会は続きました。

Mさんは50年以上の石コレクション歴がある方です。ご自宅の石を見せてもらった後はお庭の池に敷き詰められた石を見学させてもらいました。さらに、どれでもひとつずつプレゼントします、とのお言葉にみなさん興奮しました。その後はみなさん、石を見る目が変わります。各自じっくり吟味しながら石を選びました。

昨日は本当に思いがけないうれしい採集会になりました。

ご参加のみなさん、ありがとうございました。

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蛍石

2012-06-23 11:29:22 | 日記・エッセイ・コラム

今日の話題は蛍石です。

昨晩、何年かぶりにホタルを見ました。

お店が19時に終わり、久しぶりに外食をして、その後、白鳥路に行きました。白鳥路は金沢市内でもホタルが見れる貴重な場所です。昨晩は「ホタル鑑賞の夕べ」と称して周辺施設の照明を消していましたので、しっかりとホタルが光りながら飛んでいるところを見れました。

私の小さい頃には、小松市内の末広公園あたりでもホタルを見る事が出来ましたが、現在ではもうそれは幻です。小松あたりでも郊外の特殊な場所でしかホタルを見る事ができません。

私は東京や名古屋での生活が長かったので、ホタルを見れる環境を忘れていました。久々にホタルを見る事ができて、幸せに思います。

ホタルの写真は撮れませんでしたが、記憶にしっかり刻みました。

そうそう、ホタルの写真の代わりに、ホタルブクロの写真は撮れました。

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大手門のホタルブクロ

この袋のような花にホタルを入れてみたいという気持になりました。

ホタルは文学でも映画でも登場する機会が多い昆虫です。すぐに思い浮かぶのは「蛍川」でしょうか。

そして何といっても「火垂るの墓」でしょうか。「何でホタル、すぐ死んでしまうん?」節子のこの言葉は忘れられないセリフのひとつです。

映画では「遠雷」の中で出てくるホタルのシーンも記憶に残っている名シーンのひとつです。

さて、蛍石の話題です。

蛍石は好きな鉱物です。鉱物コレクションを始めた初期の頃から蛍石は自然に集まっていきました。蛍石の持つ形の美しさとその色合いとが魅力的だからです。蛍石はコレクターの心をつかんでいると思います。

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中国産の蛍石と水晶の群晶

この標本は蛍石をメインに2種類の水晶が共生しております。自然はこのような絶妙な組み合わせを造ってしまうのです。この標本は店の入り口に置いてあります。

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ロシア ダルネゴルスク産の蛍石(Fluorite)

この蛍石はそこそこのサイズで斜方立方八面体の形をしております。斜方立方八面体は準正多面体のひとつで正方形と正三角形から構成された立体で、凧形二十四面体と双対関係があり、さらにミラーの立体とも関係のある魅力的な立体です。自然は自然に、このような幾何学的な形を造ってしまうのです。本当に自然は不思議です。

Dscf9860_2
メキシコ産の蛍石にブラックライトを当てたところ

上の写真は蛍石にブラックライトを当てて光らせました。イギリスのロジャリー鉱山産の蛍石に比べると光り方は弱いものの、これも青く蛍光しました。これは一個100円の入れ物に入っている蛍石です。

蛍石はその名の如く、ホタルのように光るところも魅力的です。

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