かぶれの世界(新)

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散歩道で熱中症を学ぶ

2022-07-28 11:49:06 | 健康・病気
私の田舎暮らしのは下手をすると1日中誰とも話さず終わってしまうこともある。そんな独居老人に入ってくる情報はインターネットかテレビ経由或いは有線放送だが、田舎暮らしには役に立たない。私にとって役に立つのは散歩中に出会う地元の人達からの情報だ。

散歩中に良く出会う馴染みの老農夫からの情報は、私には面白く時に役に立っている。例えばタニシだがそれだけじゃない、このところ夏バテ気味の一人暮らしの私にとって熱中症の情報は貴重だ。早朝か夕方に散歩に出かけた時、農作業か庭の手入れをする彼の姿を時折見かけ声をかける。

私は「無理するな、熱中症になるぞ」と決まり文句を言うと、昨日の彼は数年前に熱中症で大変な目に遭った経験を話してくれた。直前まで熱中症の気配を感じなかったという。彼は気分が悪くなり動けなくなり病院に運ばれ、その後1週間気持ちが悪く何度も「えずき」、吐き気が続いたという。

気持ちが悪くなった時は手遅れだという。微妙な熱中症の前触れがあったはずで、その前に仕事を止めなければいけなかったという。それ以来、彼は夏場は夜9時以降に散歩に出るのだそうだ。実際に経験した彼の話は何故そうなったか、どんな自覚症状だったか、等々迫力があった。

老人が屋内で熱中症にかかるニュースをよく聞く。散歩時の雑談の積りが真面目な会話になった。散歩する時に学ぶ情報は熱中症だけではない。地元の高校が甲子園出場を決めた時の近辺の反応について詳しく教えてくれたのは、学校の近くを散歩した時知り合った貸家の女主人だった。

一昨日は、犬を連れて散歩中の中年婦人がパグとフレンチドッグの違いについて教えてくれた。散歩だけではない。話好きの高齢者は散歩に限らず誰かに出会うと話が弾み、結果的に貴重な事例を教えて貰った。会社勤め時代に身につけた相手にすり寄るコツが役に立っているのかも。■
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