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田舎暮らし雑感2022(8)

2022-07-12 22:06:48 | 日記・エッセイ・コラム
母の命日は昨日だったが、2カ月前に住職と相談して七回忌は月末の29日にした。まだ時間があると思って猛烈な暑さの日を避けていた。そのうち法事までに残り2週間余りになり、今日午前10時前に思い立って箒と大小ハサミに作業用手袋を抱えてお寺に向かった。

途中自宅前の家庭菜園で農作業中の老婆を見て、「暑いのに大変だね」と声をかけた。彼女は風が吹いて来たので暑さを凌げそうだと畑に出たという。確かに少しでも風があるかどうかで暑さに耐えられるかどうか全然違う。「ホント、そうだね」と答えて寺に向かった。

このところ老婆ばかりに声をかけているようだが、現実は家の近くで農作業しているのが老農婦だけなのだ。農業では食っていけないので若者は外に仕事に出てゆき、老農夫は暑さに耐えられず自宅にいるか亡くなり、仕事するのは老農婦、水田の仕事は元気な中年農夫が農機具で請け負ってやる。

我が家のお墓に続く道と周りは雑木と雑草だらけだった。他の家のお墓はほぼ全て丁寧に手入れされており、少し恥ずかしい思いをした。だが、お寺もお墓の周りも全く人気がなく、黙々と大枝小枝を切り落とし、雑草を引き抜き箒で片づけた。気が付くと長袖シャツが凄い汗と土で汚れていた。

1時間半程度で他家のお墓と比べて同じ程度に見えてきたところで作業を止めた。一旦箒やハサミを墓の近くに置いて、郵便局に出向いた。途中で隣町の郵便局で強盗が出て捜査中と有線放送があった。事件は9時50分起こったというから、その時放送を聞いたら墓掃除は延期したと思う。

昨日米国の社会保障局からきた問い合わせの回答をエアメールで出した。政府扱いの郵便なのになぜか260円かかった。だが、年金を貰う為には一々文句を言わず請求されたら何でもやる。

郵便局からお寺を経由して実家に戻る途中は老婆はいなくなり、見かけたのは学校から戻る小児たちだけだった。昼間は本当にどこに行っても人と出会わない。午後から夕方までに出会うのは時間帯に応じて通学中の子供達だけだ。

どんな年齢・服装の子供がどの道を通るか、徒歩か自転車通学かで何時頃か分かる。昼過ぎ頃には小学生低学年が帰り始め、徐々に高学年になる。次に遊歩道に自転車通学の中学生、更に部活帰りの中学生とか高校生が目立つようなる。東京と違い彼等はほぼ全員挨拶してくれるのは凄く良い。

その後、涼しい夕暮れ時になって遊歩道を散歩する我ら中高年・高齢者の出番が来る。このところ猛暑日が続き犬を散歩させる人に出会わなくなった。特に犬を連れた若い女性(多分中年女性)に出会うことが無くなったのは残念だ。■
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