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プロ野球の奇跡

2021-10-31 10:40:23 | スポーツ
若い頃からプロ野球の大ファンだったが、実際に運動するのは年をとってもやれるバドミントンや登山等に限られ野球からは遠ざかっていた。それでもイチローや松井のメジャーでの活躍が注目された時、今シーズンは大谷の大活躍には驚かされ時折中継を見た。だが、日本の野球には興味なかった。

ところが、今年の日本のプロ野球でヤクルトとオリックスが優勝したのは単なる驚きを越えるものだった。私の目には最下位常連チームが突然揃って勝っちゃったという印象だ。何故そんな奇跡が起こったのか是非とも知りたいと思った。経験を積んだ監督が指揮した訳でもなかった。

私は若い選手の名前は一人も知らない、ベテラン選手の名前を数人知っている程度だ。モチロン彼らの活躍があってのことだが、高津監督と中嶋監督の用兵が功を奏したと報じられている。高津監督は先発6人中6日ローテに拘らず疲労度を見て投手陣をフルに使い勝ち切ったという。

中嶋監督は若手を積極登用し、刺激を受けたベテランの奮起を促し、チームに勝ち癖をつけた。一方、中継ぎ投手陣に疲労を考えて3連投させず、終盤の勝負所で100%の力を発揮できるようにした。両監督とも主力頼りで戦うのではなく、チーム全員の力をフルに活用して勝ちぬいた。

一方メジャーでは、今シーズン大活躍した大谷があらゆる場面で科学的なデータを確認しながらシーズンを乗り切る様子が先日報じられた。野球に限らず日米の差を感じた。ヤクルトやオリックスが同様な科学的アプローチを使ってるのか知らないが、少なくとも発想は同じだと感じた。

私が奇跡と感じたのは、逆説的に他のチームは昔からのやり方で失速していったのではないかと想像する。多くの場合は失敗した方に沢山の教訓が残されている。問題はどれだけその教訓を学んで次のシーズンにフロントとか監督や選手が備えるかだと思う。

話はぶっ飛ぶが、コロナ対応等で厚生省・医療界・自治体も昔からのやり方に固執して苦労した、のではと思う。一方で、新事態に備え自治体と地元医療との連携が上手く行った例(奇跡)も結構あるが公表を嫌がる。プロ野球のように順位付けして報じたらどうかと思う。■
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