かぶれの世界(新)

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我が家の台風一過

2021-08-17 15:24:46 | 旅行記
長男と長女の家族が先週金曜日から実家に来てくれ、今朝去って行った。1カ月前に東京で会ったばかりなのに、孫の顔を見て成長ぶりを感じ本当に嬉しかった。家事や接待など経験のない元々面倒見の悪い高齢者の私はまともに対応出来なかった。彼等は雨が続いた異常な夏に来た台風だった。

彼等は実家に泊まったが食事や風呂から洗濯まで外で済ませ、一昨日から高知の足摺岬に泊りがけで小旅行してきた。生憎の天候で大人にはホテルの海鮮料理、子供には水族館以外に楽しみはなかったらしい。だが、彼等にとってみれば薄汚れた古い大きな農家の家から抜け出せた。掃除洗濯から台所まで実家でやりたくなかったと思う。覚悟してたことなのでいちいち気にしなかった。

足摺岬辺りには他県ナンバーの車を沢山見かけたという。だが、今年に限って言うと大洲市周辺ではレンタカーを除き他県ナンバーの車は皆無だった。松山市に住人に聞くとお盆期間は他県ナンバーをよく見かけたという。多分、松山や足摺は全国ブランドの観光地という事なのだろう。

子供の時から実家の様子と私をよく知る娘は、トイレの掃除し清潔にしそのまま流せる専用のナプキンみたいなモノを買ってきて綺麗にしてくれた。私は何とも思ってなかったが、その後トイレの香りが良くなった。見習って出来ることはやると言ったが、続けられるかどうか。

昨日の夕食はお別れ会にしようと提案があり人気のお店を探したが、驚いたことに月曜日は市内一斉休業で麺類店かファミレスしか開いてなかった。やむを得ずファミレス風のビストロに行った。更に先週も土曜日は名物の鵜飼の船を予約したが、観光協会から料亭に豪雨でダム放流の為に鵜飼は出来ないと連絡があり料亭で料理だけ頂いた。名物のアユは前々日に獲ったものというが美味しかった。

子供たちが来る前から私はテレビの天気予報を細かくチェックした。天気予報に加え、気象レイダー、衛星写真から地域の予報・ダムと河川の水位や交通機関の運行状況等々。JRは運航停止していたが、窓から見た高速や国道は沢山の車が走っていた。ダムや河川の様子を見る限り水害の恐れはなかったが、土砂崩壊の心配があった。子供のことになると万が一を考えて酷く心配する親バカだ。

孫達に付き合って遊ぼうと思ったが、子供同志で遊ぶ様子を見て私のような高齢者の出番はないことは明白、ただ外から見るだけだった。私から見ると躾がなってないように感じるが、聞くところでは他の家よりはましらしい。何とか良い思い出を残して帰って欲しいと思うだけだった。

もし天気が良ければ出かけて行って戸外で遊ぶこともできたかもしれない。一番上の子が小学5年生なので、中学生になればしまなみ海道をサイクリングしようと約束した。大きくなれば選択の余地は沢山あるだろう。だけどその時は後期高齢者の私の体力が付いて行けないだろう。

私達の子育て時は小学生の頃に長男長女の子供だけ飛行機に乗せて、松山空港で母が待つ小旅行をさせた。また、大洲の実家から下の子供二人をバスに乗せて松山まで行かせ、私と家内は別に車で松山に行き合流したことがある。今の親は過保護になったのか、それとも子供二人が旅行できるほど社会が安全じゃなくなったのだろうか。いずれにしても我が家の台風は通り過ぎて行った。■
コメント
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