かぶれの世界(新)

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私的ターゲティングな偏向思想

2021-08-03 14:18:49 | ニュース
先日家族と食事をした時、マスコミの偏向報道が話題になった。私が中でも某TBS番組が特定した考えを持つコメンテーターのみを出演させて意見を言わせると非難した。こんなテレビしか見ないオバちゃんたちの意見が世論や政治に反映され、国の舵取りを誤らせることになると。

例えばネットの世界を見れば種々の考え方に触れて広いモノの見方が出来るようになる。上記のテレビ番組など偏向性がネットで叩かれていると言うと、長男がそれがネットのやり方だと指摘した。私が特定の意見をアクセスすると、ネットを検索して同じ傾向の意見を見つけ出し提供する。それを見て私がネットは同じ意見で満ち溢れていると思ってしまう。私はピンときた。痛い指摘だった。

確かに最近はターゲティング広告を日々目にする。登山靴が欲しくて一度ネットで調べると、翌日から無関係のアプリを立ち上げても各種登山靴が勝手に紹介される。調べる手間が省けて便利だと思う時もあるが、急ぎの調査をしてる時などは邪魔くさくイライラする。いささかうっとうしい。

ターゲティング広告は商売だけではない。これは私の想像だが、トランプ氏が昨年大統領選で多くの支持を得たのもこういう手法が利用されたのではないかと思う。支持者は何であんな分かり易い嘘を信じるのか理解できなかった。よく考えれば私も似たような間違いを犯すかもと思った。

考えるべきテーマが、嘘か本当か、安いか高いか、といった分かり易いことでもターゲティングな手法にかかると人は間違える。ましてや思想とか考え方となると1か0の判断ではなく簡単に騙されそうだ。私が普段から言うように視点を上げて広い視野でモノを考えるべきだ。マスコミはそういう材料を提供すべきと信じる。残念ながらそうではない。■
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