かぶれの世界(新)

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田舎暮らし雑感2019(1)

2019-04-16 21:30:14 | 日記
日曜日の松山行きフライトは成田空港の混雑で50分遅れで到着した。機中、乗務員に調べて貰った通り松山は曇りだった。タイミングよく乗れたリムジンの運転手も出発時は大洲も雨は降ってなかったという。だが、バスが走り始めて直ぐ雨が降り始め雨足は強くなる一方で営業所に着いた。

営業所でタクシーを拾おうとしたが事務所らしき道具建てが消えて空き家状態になり誰もいなかった。西日本豪雨後に営業を縮小したのかも知れない。運転手に聞くとバス運行数も減ったという。愛媛は人口減が多い県と報じられており、特に県庁所在地以外の人口減が影響しているかも。

実家までは2kmある。やむを得ずウィンドウブレーカーを着て歩き始め、近くのホームセンターで傘を買いそこで最後まで歩こうと腹を決めた。馴染みのディスカウントストアで一両日分の食料を仕入れた。やっと実家に辿り着くと家の中は寒々としていた。居間の温度は何と12度だった。翌日窓を網戸にして空気を入れ替え、18-19度にまで上昇し住める環境になった。

その頃私が最も気にしていたのは留守にしていた半年間田舎に置いていた車が動くかどうかだった。外していたバッテリー接続の配線を戻しキーを捻ると、エンジンは元気な音を立てて一発起動した。これで心の重しが取れた。田舎の行動の自由を確保出来たという気分だった。

昨日は近所の人達や友人、名前を知らないがいつも声を掛け合う散歩友達等々、と再開し元気な姿を確認できた。ご近所の老人たち(殆どは80-90代の女性)は皆健在だった。近年は皆が生きているだけでもホッとする。ちょっと気になったのは長老の元気が無くなった様に感じたことだ。

人間は大丈夫だったが、寿命の短いワンちゃんの不幸が続いた。懇意の友人の愛犬は長生きし享年19才、同じ組内の西日本豪雨で床下浸水下家ではショックで弱り死んだ15才、燐家ではガンで死んだ11才。年齢に関係なく買主のショックは大きく、夫々に事情を聴くと話は長くなった。

その後紹介して貰った11才の後継者のチワワは、奥さんと私の周りを何度も駆け回り可愛さ全開、私も凄く欲しくなった。彼女は犬種ごとの相場や予防接種などのランニングコストを教えてくれ、最後にウサギは安価だけどあちこちかじって大変だから止めろと忠告してくれた。勿論買わない。

彼女は話題を変えて今年の花粉の量は凄かったと始めた。確かに実家の辺りは杉や檜の林に囲まれている。2、3週間前に裏山が黄色く見え、車のバンパーや窓ガラスは真黄色になったそうだ。彼女は花粉症アレルギーはないのに鼻汁が出て医者に行ったそうだ。幸い今はそんなに酷くない。

こうして今年も独居老人の田舎暮らしが始まった。■
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