今月半ばから愛媛県大洲市の実家に滞在している。実家に2週間過ごして物価の安さに改めて驚いている。昨年末から積極的に買い物などを分担し主夫業に励んでいるので、食料品など生活必需品価格については敏感だ。市内を巡りどのお店のどの商品が安いのか調べ買物をしている。
分かったことは、人口26万人の東京郊外(府中市)より、人口4.4万人の四国の田舎町(大洲市)の方が圧倒的に安いのだ。全国どこでも買えるメーカー品の値段がお店によって違うのだ。例によって「知りたがり屋」の私は、何故そう言うことが起こっているのか仮説を立ててみた。キーワードは車社会だ。
仮説によると、価格差の最大の理由は東京郊外より田舎の方が競争が激しいのだ。食料品の場合、府中市駅周辺でよく行くスーパーは3つある。ところが、大洲市東部には食品スーパーが4つ、合わせてドラッグストアが4つある。このドラッグストアが曲者で、食品売り場が食品スーパー並に充実している。どちらも全てフランチャイズ店だ。旧商店街にはない。
しかも、大洲市東部はかつて田んぼと畑だったところで、これ等食品スーパーとドラッグストアには広大な駐車場を備えている。今や田舎では車なしには生きていけない。逆に広い駐車場無しの旧商店街はお客が来てくれないのだ。昔栄えた大洲市の旧商店街はシャッター街になっている。
それでも26万人と4.4万人の差がある。ところが、この大洲市の新興商店街の商圏は隣町の内子町・八幡浜市・西予市などから買い物客が来るという。お客は全て車で来る。自転車でくるお客も見かけない。お客は高速道路松山道、国道56号線、232号線を通って来る。食料品だけでなく電器販売、家具販売、衣料品なども同じだ。ただガソリンスタンドだけはトレンドとして減っている。
言い換えると、府中市では近所にあるスーパーに自転車で買い物に行く。東京郊外にあるスーパーには自転車で買い物に来るお客が圧倒的に多く、立派な駐輪場があちこちにある。自転車で買い物に行ける商圏は限られており、田舎の大洲市よりスーパー間の競争が激しくないのだ。
最近になって特に注目しているのがドラッグストアで、特定の商品が滅茶苦茶安いのだ。朝のシリアルだとか夜のお酒、運動時のサプリメント、他にガム、チョコレートなど。何時も口にするものだけに面倒でもお店を2,3軒ハシゴして買い物をすることになる。そうするとディスカウントショップが意識して更に値下げをする。これで田舎で値段が安くなり、旧商店街は廃れていく。■
分かったことは、人口26万人の東京郊外(府中市)より、人口4.4万人の四国の田舎町(大洲市)の方が圧倒的に安いのだ。全国どこでも買えるメーカー品の値段がお店によって違うのだ。例によって「知りたがり屋」の私は、何故そう言うことが起こっているのか仮説を立ててみた。キーワードは車社会だ。
仮説によると、価格差の最大の理由は東京郊外より田舎の方が競争が激しいのだ。食料品の場合、府中市駅周辺でよく行くスーパーは3つある。ところが、大洲市東部には食品スーパーが4つ、合わせてドラッグストアが4つある。このドラッグストアが曲者で、食品売り場が食品スーパー並に充実している。どちらも全てフランチャイズ店だ。旧商店街にはない。
しかも、大洲市東部はかつて田んぼと畑だったところで、これ等食品スーパーとドラッグストアには広大な駐車場を備えている。今や田舎では車なしには生きていけない。逆に広い駐車場無しの旧商店街はお客が来てくれないのだ。昔栄えた大洲市の旧商店街はシャッター街になっている。
それでも26万人と4.4万人の差がある。ところが、この大洲市の新興商店街の商圏は隣町の内子町・八幡浜市・西予市などから買い物客が来るという。お客は全て車で来る。自転車でくるお客も見かけない。お客は高速道路松山道、国道56号線、232号線を通って来る。食料品だけでなく電器販売、家具販売、衣料品なども同じだ。ただガソリンスタンドだけはトレンドとして減っている。
言い換えると、府中市では近所にあるスーパーに自転車で買い物に行く。東京郊外にあるスーパーには自転車で買い物に来るお客が圧倒的に多く、立派な駐輪場があちこちにある。自転車で買い物に行ける商圏は限られており、田舎の大洲市よりスーパー間の競争が激しくないのだ。
最近になって特に注目しているのがドラッグストアで、特定の商品が滅茶苦茶安いのだ。朝のシリアルだとか夜のお酒、運動時のサプリメント、他にガム、チョコレートなど。何時も口にするものだけに面倒でもお店を2,3軒ハシゴして買い物をすることになる。そうするとディスカウントショップが意識して更に値下げをする。これで田舎で値段が安くなり、旧商店街は廃れていく。■