
サレー見学の後は、ポッパ山に向かいました。ポッパ山は、標高1518mの死火山ですが、その中腹にあるタウン・カラッと呼ばれる岩山が目的地です。タウン・カラッの標高は737mで、頂上には寺院が置かれています。

タウン・カラッの参道入り口。
タウン・カラッは、ミャンマーの民間伝承である精霊ナッを祀っています。
ここでは、年に一度、精霊ナッを呼び降ろす祭りが行われます。ナッカドーと呼ばれる霊媒師達が集まります。ナッカドーは、踊り狂って昏睡状態に陥り、精霊ナッと会話を交わすといいます。健康・家内安全・商売繁盛などを祈願しに信者が集まりますが、このナッカドーのほとんどは、オカマであり(オカマという言葉は、日本では差別的ニアンスがあって避けたい言葉ですが、現地ガイドがそのように呼んでいましたので。)、その晴れ姿をみようと、タイ、さらにヨーロッパ、日本のオカマも集まって、大賑わいになるといいます。
南アジアのインド文化圏では、女として生きることを選んだ男性を、伝統的に神と人間の間に位置する者とし、宗教的祭礼で中心的役割をになったり、結婚式で舞踏を披露する習慣があるようです。インドでは、ヒジュラーと呼ばれるようですが、ミャンマーのナッカドーもその流れをくんでいるのでしょう。

頂上までは、777段の階段が続き、軽登山並みの体力が必要になります。

途中、お堂が設けられています。

ド派手な内装です。

電飾に輝いて祀られているのは、ミャンマーで人気の聖人ボー・ミン・ガウンです。どうみてもカタギの人にはみえませんね。作品は見たことはありませんが、「ナニワの金融」で有名な竹内力氏と良く似ています。
賽銭のお札が、着物に貼り付けられているのも、民間信仰といった感じです。

歩きはじめの麓近くでは、お土産屋も並んでいます。

この先は、裸足になる必要があります。

裸足で階段を上る辛さに加えて、猿の問題がありました。階段には猿の糞や尿が落ちており、踏まないように足元に注意が必要でした。靴の有りがたさを改めて思い知りました。

途中のお堂をのぞきます。ずらりと並んでいるのは、聖人の像とのことです。

これらの像は、観賞のレベルを超えて、ワンダーランドと驚くしかありません。



階段の途中にも、聖人像が飾られています。

山頂が近づいたところで、通路は二本に分かれました。帰りには、見えている通路を下りました。
階段は、緩やかな傾斜になるように造られていて、危険という箇所はありませんでしたが、数か所で露岩を超すために急傾斜の鉄製階段があり、息が切れるのと同時に、ステップが足裏に食い込んで痛い思いをしました。

山頂直下のテラス。

タウン・カラッの山頂部は、建物に占められていました。参道入り口から山頂までは、見物しながらで、20分の登りだったので、見た目よりは早い到着でした。

お堂の中には、ド派手な仏像が飾られていました。賽銭箱が積み上げられているのも、民間信仰らしいですね。


ここの仏さまは、不必要なまでに美形です。

狭い山頂には、バゴタなどの施設が隙間なく並べられていました。


ポッパ山の眺め。

聖人ボー・ミン・ガウンの寝室。ここで修行した末に、超能力を得たといいます。

信者の方には悪いけど、ヤクザの集会に見えます。

聖人自身の写真も残っているので、もう少し威厳ンに満ちた人形を作ったらよいと思うのですが。

飾ることが、信仰の証のようです。

お堂が並んでいます。

岩山の山頂に、このような建造物を作るのは、大変だったでしょうね。

見下ろすと、なかなかの高度感です。

麓近くまで下ると、ミャンマーで良く見かけるダルマ型の縁起物のピッタインダウンが飾られていました。

参道に並ぶお土産屋で、いそいでピッタインダウンを買いました。海外旅行では、ブランド品や宝石類などよりも、このようなあやしげな物に興味がひかれます。
ポッパ山は、けっして世界遺産には登録されないでしょうけど、興味深いところでした。

タウン・カラッの参道入り口。
タウン・カラッは、ミャンマーの民間伝承である精霊ナッを祀っています。
ここでは、年に一度、精霊ナッを呼び降ろす祭りが行われます。ナッカドーと呼ばれる霊媒師達が集まります。ナッカドーは、踊り狂って昏睡状態に陥り、精霊ナッと会話を交わすといいます。健康・家内安全・商売繁盛などを祈願しに信者が集まりますが、このナッカドーのほとんどは、オカマであり(オカマという言葉は、日本では差別的ニアンスがあって避けたい言葉ですが、現地ガイドがそのように呼んでいましたので。)、その晴れ姿をみようと、タイ、さらにヨーロッパ、日本のオカマも集まって、大賑わいになるといいます。
南アジアのインド文化圏では、女として生きることを選んだ男性を、伝統的に神と人間の間に位置する者とし、宗教的祭礼で中心的役割をになったり、結婚式で舞踏を披露する習慣があるようです。インドでは、ヒジュラーと呼ばれるようですが、ミャンマーのナッカドーもその流れをくんでいるのでしょう。

頂上までは、777段の階段が続き、軽登山並みの体力が必要になります。

途中、お堂が設けられています。

ド派手な内装です。

電飾に輝いて祀られているのは、ミャンマーで人気の聖人ボー・ミン・ガウンです。どうみてもカタギの人にはみえませんね。作品は見たことはありませんが、「ナニワの金融」で有名な竹内力氏と良く似ています。
賽銭のお札が、着物に貼り付けられているのも、民間信仰といった感じです。

歩きはじめの麓近くでは、お土産屋も並んでいます。

この先は、裸足になる必要があります。

裸足で階段を上る辛さに加えて、猿の問題がありました。階段には猿の糞や尿が落ちており、踏まないように足元に注意が必要でした。靴の有りがたさを改めて思い知りました。

途中のお堂をのぞきます。ずらりと並んでいるのは、聖人の像とのことです。

これらの像は、観賞のレベルを超えて、ワンダーランドと驚くしかありません。



階段の途中にも、聖人像が飾られています。

山頂が近づいたところで、通路は二本に分かれました。帰りには、見えている通路を下りました。
階段は、緩やかな傾斜になるように造られていて、危険という箇所はありませんでしたが、数か所で露岩を超すために急傾斜の鉄製階段があり、息が切れるのと同時に、ステップが足裏に食い込んで痛い思いをしました。

山頂直下のテラス。

タウン・カラッの山頂部は、建物に占められていました。参道入り口から山頂までは、見物しながらで、20分の登りだったので、見た目よりは早い到着でした。

お堂の中には、ド派手な仏像が飾られていました。賽銭箱が積み上げられているのも、民間信仰らしいですね。


ここの仏さまは、不必要なまでに美形です。

狭い山頂には、バゴタなどの施設が隙間なく並べられていました。


ポッパ山の眺め。

聖人ボー・ミン・ガウンの寝室。ここで修行した末に、超能力を得たといいます。

信者の方には悪いけど、ヤクザの集会に見えます。

聖人自身の写真も残っているので、もう少し威厳ンに満ちた人形を作ったらよいと思うのですが。

飾ることが、信仰の証のようです。

お堂が並んでいます。

岩山の山頂に、このような建造物を作るのは、大変だったでしょうね。

見下ろすと、なかなかの高度感です。

麓近くまで下ると、ミャンマーで良く見かけるダルマ型の縁起物のピッタインダウンが飾られていました。

参道に並ぶお土産屋で、いそいでピッタインダウンを買いました。海外旅行では、ブランド品や宝石類などよりも、このようなあやしげな物に興味がひかれます。
ポッパ山は、けっして世界遺産には登録されないでしょうけど、興味深いところでした。