さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 額済納(エチナ)

2019年10月09日 | 海外旅行
額済納(エチナ)での宿は、天賦商務酒店でした。



客室は簡素な造りでした。

額済納(エチナ)には、西夏王国の黒水城見学のために泊ったのですが、最も観光客が多くなるのは、胡楊林が黄色に染まる時期で、その時期にはホテル代も高騰するとのことでした。



第5日目は、まず日の出を見学するため居延海を訪れました。四輪駆動車に分乗して訪れました。観光地として整備されており、入り口にゲートが設けられていました。



岸辺に展望台が設けられていました。



岸辺には草が生えて少し見にくくなっていましたが、広々とした湖面を眺めることができました。

祁連(きれん)山脈からゴビに流れ出た無数の川筋は、地上や地価を好きかってに低い方へと流れた後、いつしかエチナ川となって居延海に流れ込んでそこで終わります。居延海の名前は、漢代から知られており、遊牧民と漢が覇権を争ったため、烽火台などの遺跡が残されています。居延海は、時代とともにその位置や広さが大きく変化しているようです。



岸辺には駐車場が設けられていましたが、我々グループ以外に観光客はいませんでした。



残念ながら雲が垂れ込めて、朝日を見ることはできませんでした。



明るくなった道を引き返しました。道の周囲には砂漠が広がっていました。



額済納(エチナ)の街に戻ってきました。新しい建物が並んでいました。

額済納(エチナ)の街は、大型ロケットの発射場である酒泉衛星発射センター建設のために、元の位置から移転されてできました。



ホテル近くの商店街。



ホテルに戻って朝食をとった後、時間があったので近くを散策しました。展示場でしょうか。



中央政府の建物。権威の象徴なのか、北京の紫禁城の天安門広場に面した入り口に設けられている金水河と同じような飾りが設けられていました。



ホテルの前にある額済納(エチナ)博物館を見学しました。



見学者は他にいませんでした。



恐竜やゴビ砂漠で見られる動物の展示が行われていました。



周辺の遺跡からの出土品も展示されていましたが、それほどめぼしいものはありませんでした。









西夏文字が記された本。







素焼きの奉納仏。

チベット仏教独特の遺灰を素焼きの容器に納めたツァツァと同じ形です。



奉納仏。

説明がないのですが、これらの奉納仏は、NHKシルクロード「幻の黒水城」でも、出土風景が撮影されていたものと同じもののようです。



ロシアの探検家コズロスの黒水城(カラ・ホト)における記念写真。



黒水城(カラ・ホト)の復元模型。



城壁の角にシンボルになっている仏塔があります。



モンゴル民族についての展示も行われていました。



モンゴルの民族衣装。

額済納(エチナ)博物館では、自然や歴史、民俗の展示が総覧的に展示されており、遺跡関係だけを見れば良いというものでした。
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