さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 バコン

2010年05月09日 | 海外旅行
バコンは、ロレイやプリア・コーと同じくロリュオス遺跡群に属し、インドラヴァルマン1世によって881年に造られたヒンドュー寺院です。

この寺院の入り口の欄干にも、ナーガ像が飾られています。アンコール・ワットなどの他の遺跡でも見られるナーガの飾りは、この寺院が始まりといいます。



この寺院も環濠に囲まれています。



濠を渡ると、前方にピラミッド型の寺院が見えてきます。



参道の脇には、熱帯特有の華やかな花が咲いていました。



バコンは、五層になっており、下層より、ナーガ、ガルーダ、夜叉、羅刹、神の世界をあらわしているといいます。



寺院の頂上には、小さな詞堂が置かれています。



石段を登って、上階に進みます。



階段は急ですが、途中で周回する回廊に出るので、登りやすくなっています。



最上階に出ると、寺院の敷地を見下ろすことができるようになります。外壁に取り囲まれているのが判ります。



もとはヒンドュー寺院ですが、最上部の詞堂の中に飾られていたのは、小さな仏像でした。



この寺院でもデバター像が飾られていました。



これは、また別な表情を見せています。



この寺院には、シンハ(獅子)像が幾対も残されています。



また、象の石像も置かれています。



シンハと象のツーショット。

バコンは、クメール文化で最初のピラミッド型寺院で、その後のアンコール・ワットなどのモデルになったということが判る構造を持っていました。
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