さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アシガバード その3

2019年12月09日 | 海外旅行
アシガバードの市内観光で、アシガバード国立博物館を見学しました。



中央ホールの吹き抜けの上に向かって、長い柱が延びていました。



博物館の一階の大部分を占めて、ベルディムハメドフ現大統領の記念品の展示が行われていました。



見学者は私たちだけで、要所に立っている博物館スタッフの方が多い状態でした。



一階では、絨毯の展示も行われていました。

正面の絨毯は、世界で二番目に大きい絨毯とのこと。



トルクメニスタンの国旗に5州の伝統的絨毯の模様が描かれているように、絨毯に特別な愛着を持っているようです。



目的は、二階に展示されている遺跡の発掘品です。これは、トルクメニスタンの代表的な遺跡の地図。



新石器時代(紀元前6000年頃)の農村遺構「ジェイトゥン」。



最初の都市遺構「アルティン・テベ」。



土偶が発掘されているようです。



マルグッシュ遺跡(紀元前29世紀〜6世紀)の再現模型。



土器類。



アラバスター(方解石)で作られた器。



家畜の像。



豊穣を祈った土偶。



面白い姿をしています。





豊穣の神像。



4輪馬車用の青銅製車輪。



ゾロアスター神殿の出土品。



ゾロアスター教のシンボル。



土器や土偶。



装飾品。





続いてニサ遺跡(紀元前3世紀〜紀元後3世紀のパルティア王国の都)のコーナー。

アレクサンドロス大王の遠征図。ヘレニズム文化が伝えられました。



パルティア王国・ミドリダデス王(紀元前2世紀)の頭部の一部。鼻と髭だけが残されています。



右手には、ワインの壺。



ニサ遺跡から出土したビーナスのような女性像。モデルはミドリダデス王の娘のロドクナと言われています。



古代ギリシャのヘルメットを被った兵士の頭部。



女神の彫像



旧ニサ遺跡の壁の一部。彩色されていたことが判ります。



この博物館を代表するニサ出土の象牙製リュトン。酒杯というよりは、儀式に用いられていたようです。



先端に羊などの精緻な彫刻が施されています。





メルヴ遺跡(紀元前6世紀~13世紀)の模型。



メルヴのグヤウル・カラ内の仏教遺跡(5〜6世紀)から出土した仏像。



仏教経典の入っていた壺。



グヤウル・カラ遺跡は、西の最果ての仏教遺跡として知られており、多くの仏像が見つかっています。

アシガバード国立博物館では、興味深い展示物が展示されていましたが、実際の遺跡をまだ見学していないため、説明が頭に入ってきませんでした。
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