さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ナポリ その2

2011年04月06日 | 海外旅行
ナポリの街歩きを続けましょう。

ナポリ考古学博物館

ローマ時代の美術品が中心で、特にポンペイの発掘品が充実しています。



ここで見たかったものに、ポンペイの遺跡で発見された「アレクサンダーモザイク」があります。(写真は、Web よりのもの)

BC333年にマケドニアのアレキサンダー大王がペルシャ王ダリウス3世を撃ち破った戦いを描いたモザイク画です。左にアレキサンダー大王の姿が描かれています。

世界史の教科書などでおなじみの画ですね。



ナポリ考古学博物館を出て、歩いていくと、ダンテ広場に出ました。



ナポリの下町といえば、「スパッカナポリ」ということになります。その中心は、ジェズ・ヌオーヴォ広場で、その中心には、インマコラータの塔があります。インマコラータの塔は、イエズス会の布教を称えるもののようです。



ジェズ・ヌオーヴォ広場に面して、バロック様式のサンタキアーラ教会があります。



ナポリは、海の食材も豊富で、通りに魚屋が出ていました。









ナポリの西には、ボーメロの丘があり、その上までケーブルカーが設けられています。



丘の上には、14世紀創立のサン・マツティーノ修道院があり、現在では、サンマルティーノ国立美術館になっています。これはその回廊。



同じくサン・マツティーノ修道院の回廊ですが、てすりの上には髑髏が飾られています。



サン・マツティーノ修道院の背後には、サン・テルモ城があります。

14世紀初めにアンジュー家が基礎を建てた場所に、16世紀に軍事総督トレドが星型の頑丈な要塞を築きました。



要塞の上に登っていきます。





サン・テルモ城の上からは、ナポリ湾とヴェスビオ火山を望むことができます。

79年のヴェスビオ火山の噴火によって、ポンペイの街は、火災流に飲み込まれました。

また、1880年に、ヴェスビオ火山に登山鉄道が開通しましたが、危なげに思われて、乗る人は少なかったといいます。困り果てた鉄道会社は、当時有名であった作曲家のデンツァに作曲を依頼し、そこで誕生したのが、ナポリ民謡として知られている「フニクリ・フニクラ」です。この曲の流行とともに登山鉄道の乗客も増えたといいます。最も有名なPRソングといって良いかもしれませんね。



ソレント(奥左)とカプリ島(奥右)を見えます。



ナポリの街並み



カステル・ヌオーヴォ



カステル・ヌオーヴォ(左)と王宮(右)

ナポリで連想される太陽には恵まれませんでしたが、街歩きを楽しむことができました。
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