さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 サマルカンド その2

2013年06月20日 | 海外旅行
サマルカンド市内に戻って、まずはビビハニム・モスクの見学を行いました。



通りを挟んでハズラティ・ヒズル・モスクがあります。



廟に向かう通りには、針金でできた飾りが取り付けられていました。夜になると電飾が光るようです。



ビビハニム・モスクは、かつてイスラム世界で最大級の規模を誇ったモスクの跡です。

1399年、遠征から戻ったティムールは、世界に比類ない壮麗なモスクを造る決意をしました。帝国各地から集められた職人や労働者によって工事は急ピッチで進められて、1404年に完成しました。

もっとも落成直後から崩壊が始まり、やがて信者も訪れなくなって廃墟に変わっていきました。崩壊の原因は、工事を早く進めたためと、あまりに巨大であったためといいます。



入り口には、巨大なアーチが設けられています。



境内を囲む壁の角にはミナレットが設けられています。



ミナレットの先端。



アーチ脇の柱の模様



ビビハニム・モスクの模型があり、構造を理解するのに役立ちました。

右が入り口のアーチ。左が大モスクで、中庭の左右に小モスクが向かい合っています。



中庭には、巨大な大理石でできたラウヒ(書見台)があります。ティムールがダマスカスから持ち帰った世界最古のコーランといわれる7世紀のオスマーン・クラーンを置くためのもので、ティムール朝第4代のウルグベクが寄進したものです。



左の小モスク



右の小モスク



大モスクの入り口アーチ。



アーチの装飾。



奥のコーナーのミナレット。



大モスクには、巨大なドームが設けられています。



修復が進められていますが、タイルが剥がれたところも見られます。



大モスクは、入り口のアーチが大きすぎて背後のドームが隠されているのは残念です。



小モスクの下では土産物屋が店開きしていました。これは、モスクやメドレセの壁画を絵の具で再現したものです。気に入ったので土産に買いました。
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