さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 サマルカンド その1

2013年06月19日 | 海外旅行
シャフリサーブスからサマルカンドへは3時間の移動になりました。

丘陵地帯が広がるようになり、時折現れる民家には、家畜を飼うための囲いが設けられていました。



羊の大群。

羊が一匹、羊が二匹、羊が三匹・・・眠くなる目をこすりながら、風景を眺め続けました。



山も現れてきました。



高原地帯に入ってきているので、標高2000m級の山でしょうか。登頂意欲がそそられます。



あの尾根を登ってと、山頂に到るルートを目で追ってしまいます。



サマルカンドが近づく頃には、白く雪をかぶった山が見えてきました。天山山脈の支脈に属する山のようです。サマルカンドは標高700mほどあるので、3000~4000m級のピークでしょうか。



サマルカンドには夕暮れ時に到着し、夕食をとってからホテルに入りました。

ホテルはパノラマグランドで、二泊しました。瀟洒な建物で、一般的なビルではありませんでした。他の目的で建てられたものをホテルに転用したように思えます。



サマルカンドの観光として、まず、郊外にあるイマーム・アリ・ブハリ廟を訪れました。

イスラム学者のイマーム・アリ・ブハリを祀った廟で、新しい聖地として信者を集めています。イマーム・アリ・ブハリは、9世紀にブハリで生まれ、16世紀に彼の墓の上に廟が建てられ、隣にモスクも設けられました。



この廟は、1998年に古い廟の代わりに新しく建てられたものです。



噴水のある広場から門をくぐって廟の境内に入ります。



門の上に書かれているアラビア文字はコーランの一節でしょうか。



境内に入ると、正面にイマーム・アリ・ブハリ廟が現れます。



新しく作られたものだけあって、美しい装飾が施されています。




青いドームも細かい装飾が施されています。



境内の広場には泉もあり、両脇にモスクとコーラン博物館が設けてあります。



ここの泉もご利益があるようで、参拝者が水を飲んでいました。



モスク。



モスクは、幾つかのドームを重ねています。



イマーム・アリ・ブハリ廟は、大勢の人々が参拝していました。



廟の中には石棺が置かれていますが、遺体はその下の地下に埋葬されているはずです。



廟の天井まで、装飾でうずめつくされています。



装飾を詳しくみると、大理石と装飾タイルを組み合わして模様が作られています。



廟の周囲は、回廊で囲まれています。



廟の脇には、コーランの詠唱に合わせて祈るグループも見られました。



回廊は、ウズベキスタンのイスラム建築の特徴である装飾を施した柱が立てられていました。



コーラン博物館に入ってみました。



古いコーランが展示されていましたが、その価値を判断するには、こちらの知識がありませんでした。





子供連れのおかあさん。

イマーム・アリ・ブハリ廟は、信仰を集める聖地とあって、着飾った参拝者が目につきました。
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