さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 カイラワーン その3

2018年08月08日 | 海外旅行
旅の三日目、カイラワーンのツアー観光が始まります。ただ、ツアー日程ではメディナが入っていなかったので、早起きをして、朝食前に昨夜歩いたコースを再び辿ることにしました。

改めて、ホテルの入口。右手に停まっているのは、私たちのツアーのバスです。わざわざ新車おろしたての車を使ってくれました。



泊まったラ・カスパの外観です。メディナを囲む城壁よりも強固な造りです。



メディナの外ですが、ミナレットが立っていました。



通りに面した建物の門。チュニジアでは、フォトジェニックな門が多く見られます。



これもフォトジェニックな門。



メディナの入口にやってきました。門の前はチュニス広場ということで、露店が並び、開店準備をしていました。



ここで、カイラワーンの歴史を振り返っておきましょう。

カイラワーンは、それまでビザンチンの支配下でしたが、7世紀にウマイヤ朝からマグレブ征服(アラブ化)のために派遣された総督ウクバ・イブン・ナーフィによって建設されました。アフリカにおけるイスラム発祥の地として、建設後は、アグラブ朝(9世紀)、ファティマ朝(10世紀)、ジール朝(11世紀)と歴代のアラブ王朝の首都として栄華を極めました。しかし、1057年のベドウィンの侵入により街は破壊されて衰退し、首都はチュニスに移転されてしまいました。

現代は、チュニジア第4の街ということになっていますが、宗教都市という位置づけは別として、静かな田舎町になっています。



チュニス門がメインストリートの1月14日通りの始まりになっています。



メディナ内から振り返ったもの。



何かは判りませんが、野菜が荷車に山盛りになっていました。



花がついていますが、葉と茎の方を使うのでしょうか。



昨夜も眺めた風景ですが、昼間は雰囲気が違ってきます。



脇道も魅力的です。



チュニジア・ブルーの窓が見られました。



時間があったら、こういった小路を一つずつ見ていきたいと思いました。



貴金属の店が並んでいました。



ドームを持った建物は、1676年に造られ、ビル・バルータと呼ばれています。



昨夜も気になった三叉路の奥に、ビル・バルータが見えています。



ビル・バルータとは、預言者ムハンマドと一緒に旅をした愛犬の名前とのこと。内部には7世紀に造られた井戸があり、ラクダが井戸の周囲を歩いて水をくみ上げます。井戸はメッカに通じているという伝説があり、水を飲むと御利益があると信じられています。

早朝のためビル・バルータは閉まっており、ラクダや井戸を見ることはできませんでした。



小路。



ショハダ門が見えてきました。



ブルーに塗られた門。



ショハダ門。



ショハダ門を出てマルティール広場から城門を振り返りました。



城門。



マルティール広場前の建物。



時間も限られているので、早足で引き返しました。



カイラワーン名物のマクロウドの店。デイツを蜂蜜の染み込んだ生地でコーティングしたものです。



チュニス広場に面して商店が並んでいました。

ラ・カスパからチュニス門を経てショハダ門まで往復するのは、急いで1時間弱なので、見逃すには惜し過ぎるカイラワーンのメディナです。
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