さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ブロツワフ その2

2016年12月15日 | 海外旅行
百年記念館の見学後、ブロツワフの旧市街地に向かいました。

市内に入る手前で、オドラ川の北側にある洗礼者ヨハネ教会が見えていました。洗礼者ヨハネ教会は、13世紀に建築が始まり、1590年に完成した大聖堂です。高く聳える二つの塔は、何度か破壊され、現在の姿は1991年に再建されたものです。



バスを降りて旧市場広場に向かいました。



道路脇に小さな妖精像が置かれていました。



この妖精像は、もともとは社会主義時代における学生運動のシンボルとして置かれたものですが、現在ではブロツワフ観光の目玉の一つになっています。街には200程の像があり、現在でも企業の支援を受けて増え続けているといいます。家並みや教会を見上げるのと同時に、この妖精像を探して足元にも目を配りながらの歩きになりました。



聖エルジュピェタ教会の下に出ました。教会の塔は、高さ83mあります。上がることができるのですが、自由時間を妖精像探しにあててしまい、塔には上がりませんでした。



教会の屋根は、市松模様に飾られていました。屋根の模様は、ウィーンのシュテファン大聖堂を思い起こさせます。ハプスブルク帝国に組み込まれていた時期があるので、その影響でしょうか。



壁に飾られている聖人像は、金網を持っているので、火あぶりで殉教したローマの聖ラウレンティウスでしょうか。



自由時間に聖エルジュピェタ教会の中に入りました。



祭壇の背後にあるステンドグラスに目が奪われました。



中央ステンドグラスの上部。聖母昇天の絵のようです。



中央ステンドグラスの下部。祝福する天使のようです。



向かって左には、昔の戦いが描かれていました。



右は、現在に近い時代の戦いの様子が描かれています。



教会前の広場には、聖エルジュピェタ教会の模型が置かれていました。



その足元に妖精像が置かれていました。手を挙げて挨拶をしているようです。



また、少し離れたところに、駆けつける消防士の像が置かれていました。



一休みしている妖精。



妖精の世界への入口。



ハートを持った妖精。



教会前の広場の入口には、ヤシとマウゴーシャ(ポーランド語でいうヘンゼルとグレーテル)と呼ばれる二つの建物が並んでいます。



ヤシとマウゴーシャの家の間を抜けると旧市場広場に出ます。

ヴロツワフは、古くから交易・金融業の盛んな都市として知られてきました。複雑な歴史を持ち、6世紀にスラブ人の集落が設けられて以来、14世紀にはボヘミア王国に支配され、さらにハプスブルク帝国に組み込まれた後、1945年まではドイツ領となり、いろいろな国の文化の影響を受けてきました。

この旧市場広場もドイツ風な感じがただよっています。



旧市場広場を美しい建物が取り囲んでいました。



壁に飾られた鳥のレリーフに目が引き付けられます。



プレゼントを持ってほほ笑む妖精。



広場を反時計周りに歩いていきました。



旧市庁舎の時計塔が見えてきました。





チェコのチェスキー・クルムロフの建物で見たことのある、ペイントによって立体的に見せるだまし絵の「スグラフィート装飾」の建物もありました。



銀行の前には、ATMを使う妖精の像が置かれていました。



旧市庁舎の時計塔ですが、一見すると教会の塔と思ってしまいます。



色とりどりの建物が並ぶさまは見事です。



旧市庁舎の時計塔手前に置かれている像は、ポーランドの詩人アレクサンダー・フレドロのものです。



その足元にも妖精像。ポーランドの詩人よりも、こちらの方が人気があるようです。



屋根越しに見る聖エルジュピェタ教会の塔。高いですね。

さらに旧市場広場の見学を続けていきました。
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