
フエの最後の見学地として、カイディン帝廟を訪れました。カイディン帝は、阮朝第十二代、最後から二番目の皇帝です。フエ周辺には、この他にもミンマン帝廟やトゥドゥック帝廟などもありますが、今回のツアーでは、カイディン帝廟だけの見学であったのは残念なことでした。
カイディン帝廟は、1920年からカイディン帝の死後六年も工事が続けられて、十一年かけて1931年に完成しました。カイディン帝は新しい物好きであったため、東洋風に加えて西洋風の建築様式が加えられています。さらに無宗教であっため、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教の様式がミックスされています。
カイディン帝廟は、丘の中腹に設けられており、石段を上る必要がありました。中央の門は、皇帝専用です。

階段脇には、龍の像が設けられていました。良く見ると、ドラゴンボールを持っていますね。

一段上がったところの踊り場からの眺め。

もう一段上がった広場に出ると、八角形の石堂が現れました。

皇帝の偉業を讃えた石碑が、石堂内に収められています。

広場の片隅には、ヨーロッパ風の塔が建てられていました。

広場の両脇には、役人や象、馬の像が置かれて、廟を守っています。

文官の像。

文官では、衣服に鳳凰の模様が描かれています。

こちらは武官。

龍の模様が描かれています。

さらに階段を上がります。通常の観光地ですが、階段上りが続くので、足弱な人は辛い思いをすることでしょう。

階段を上りきると、ようやく廟の本殿前に到着します。

中華風の造りです。

壁には細かいレリーフが施されています。

最上段の広場から石堂を振り返ったところ。
カイディン帝廟の完成の1931年というと満州事変が始まった年で、そう昔のことではありませんが、建築資材として使われたのが当時の新しい材料であったコンクリートであったため、風化が進んで黒ずんでおり、見かけ上は古びた感じがします。
カイディン帝廟は、1920年からカイディン帝の死後六年も工事が続けられて、十一年かけて1931年に完成しました。カイディン帝は新しい物好きであったため、東洋風に加えて西洋風の建築様式が加えられています。さらに無宗教であっため、仏教、キリスト教、ヒンドゥー教の様式がミックスされています。
カイディン帝廟は、丘の中腹に設けられており、石段を上る必要がありました。中央の門は、皇帝専用です。

階段脇には、龍の像が設けられていました。良く見ると、ドラゴンボールを持っていますね。

一段上がったところの踊り場からの眺め。

もう一段上がった広場に出ると、八角形の石堂が現れました。

皇帝の偉業を讃えた石碑が、石堂内に収められています。

広場の片隅には、ヨーロッパ風の塔が建てられていました。

広場の両脇には、役人や象、馬の像が置かれて、廟を守っています。

文官の像。

文官では、衣服に鳳凰の模様が描かれています。

こちらは武官。

龍の模様が描かれています。

さらに階段を上がります。通常の観光地ですが、階段上りが続くので、足弱な人は辛い思いをすることでしょう。

階段を上りきると、ようやく廟の本殿前に到着します。

中華風の造りです。

壁には細かいレリーフが施されています。

最上段の広場から石堂を振り返ったところ。
カイディン帝廟の完成の1931年というと満州事変が始まった年で、そう昔のことではありませんが、建築資材として使われたのが当時の新しい材料であったコンクリートであったため、風化が進んで黒ずんでおり、見かけ上は古びた感じがします。