
ウィーンは、オーストリアの首都で、かつてヨーロッパの数カ国を支配したハプスブルク家のオーストリア帝国の首都としての歴史を持っています。
音楽の都とも呼ばれ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなど、多くの作曲家がウィーンで活動しました。
ウィーンの街は、マリア・テレジア女帝時代に栄え、フランツ・ヨーゼフ1世の治下で整備されました。
街は、旧市街地を取り巻いていた城壁を取り壊した跡に造られたリンクと呼ばれる道路によって囲まれ、主な観光地はその内部に点在しています。「ウィーン歴史地区」の名称で2001年にユネスコの世界遺産に登録されてもいます。
さて、リンク沿いから観光をはじめましょう。
まずは、ホーフブルク宮殿。
13世紀から20世紀まで増改築を繰り返した巨大な建物で、宝物館や馬術学校などがあります。

ヨーゼフ広場。ヨーゼフ2世の像が立っています。
ヨーゼフ2世は、フランツ1世とマリア・テレジアの子で、マリー・アントワネットの兄にあたります。啓蒙君主でもありますが、モーツァルトを宮廷音楽家として雇っていたことでも知られ、映画『アマデウス』にも登場しますね。

ヘルデン広場。
オイゲン公の像が置かれており、観光馬車が客待ちをしています。
オイゲン公は、サヴォイア家の分家筋にあたるフランス貴族でハプスブルク家に使え、オスマン帝国との戦争で活躍した将軍です。

国会議事堂
ギリシャ神殿風の建物です。

国会議事堂前の泉に立つアテネ像

市庁舎
19世紀に建てられたネオゴシック様式の建物です。

美術史美術館の前に立つマリア・テレジア記念像

美術史美術館
ハプスブルク家が威信をかけて集めた美術工芸品が展示されたいます。ブリューゲルの絵は世界最大のコレクションになっています。

また、スペイン国王フェリペ4世付きの宮廷画家であったベラスケスの絵も多数所蔵されています。これは、「青いドレスのマルガリータ王女」(ネット上の画像より
スペイン・マルガリータ王女の子供の時から成長を追って肖像画が、何枚も所蔵されていますが、これは、オーストリアと婚姻関係を結んでいたため、成長の記録として贈られたものです。今ならお見合い写真といったところですね。
また、個人的に興味のあるヒエロニムス・ボスの代表作「最後の審判」もありました。

自然史博物館
博物学の分野の展示品が並んでいますが、ここまで見るだけの時間はありませんでした。

ヴェルベデーレ宮
リンクの南になりますが、世界遺産「ウィーン歴史地区」に含まれています。
オイゲン公の夏の離宮であったところです。バロック風の建物です。

ヴェルベデーレ宮殿は、現在では19世紀・20世紀美術館になっており、クリムトやココシュカの作品が展示されています。

「接吻」(ネット上の画像より)
クリムトは、金箔の背景に、甘美で妖艶なエロスを描いた画家で、最近では人気が出てきていますが、訪れた20年ほど前にはそれほど名前は知られていなかったと思います。

宮殿の庭からは、シュテファン教会の尖塔が見えていました。
音楽の都とも呼ばれ、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトなど、多くの作曲家がウィーンで活動しました。
ウィーンの街は、マリア・テレジア女帝時代に栄え、フランツ・ヨーゼフ1世の治下で整備されました。
街は、旧市街地を取り巻いていた城壁を取り壊した跡に造られたリンクと呼ばれる道路によって囲まれ、主な観光地はその内部に点在しています。「ウィーン歴史地区」の名称で2001年にユネスコの世界遺産に登録されてもいます。
さて、リンク沿いから観光をはじめましょう。
まずは、ホーフブルク宮殿。
13世紀から20世紀まで増改築を繰り返した巨大な建物で、宝物館や馬術学校などがあります。

ヨーゼフ広場。ヨーゼフ2世の像が立っています。
ヨーゼフ2世は、フランツ1世とマリア・テレジアの子で、マリー・アントワネットの兄にあたります。啓蒙君主でもありますが、モーツァルトを宮廷音楽家として雇っていたことでも知られ、映画『アマデウス』にも登場しますね。

ヘルデン広場。
オイゲン公の像が置かれており、観光馬車が客待ちをしています。
オイゲン公は、サヴォイア家の分家筋にあたるフランス貴族でハプスブルク家に使え、オスマン帝国との戦争で活躍した将軍です。

国会議事堂
ギリシャ神殿風の建物です。

国会議事堂前の泉に立つアテネ像

市庁舎
19世紀に建てられたネオゴシック様式の建物です。

美術史美術館の前に立つマリア・テレジア記念像

美術史美術館
ハプスブルク家が威信をかけて集めた美術工芸品が展示されたいます。ブリューゲルの絵は世界最大のコレクションになっています。

また、スペイン国王フェリペ4世付きの宮廷画家であったベラスケスの絵も多数所蔵されています。これは、「青いドレスのマルガリータ王女」(ネット上の画像より
スペイン・マルガリータ王女の子供の時から成長を追って肖像画が、何枚も所蔵されていますが、これは、オーストリアと婚姻関係を結んでいたため、成長の記録として贈られたものです。今ならお見合い写真といったところですね。
また、個人的に興味のあるヒエロニムス・ボスの代表作「最後の審判」もありました。

自然史博物館
博物学の分野の展示品が並んでいますが、ここまで見るだけの時間はありませんでした。

ヴェルベデーレ宮
リンクの南になりますが、世界遺産「ウィーン歴史地区」に含まれています。
オイゲン公の夏の離宮であったところです。バロック風の建物です。

ヴェルベデーレ宮殿は、現在では19世紀・20世紀美術館になっており、クリムトやココシュカの作品が展示されています。

「接吻」(ネット上の画像より)
クリムトは、金箔の背景に、甘美で妖艶なエロスを描いた画家で、最近では人気が出てきていますが、訪れた20年ほど前にはそれほど名前は知られていなかったと思います。

宮殿の庭からは、シュテファン教会の尖塔が見えていました。