さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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剱岳 点の記

2009年06月29日 | 登山
白馬岳から見た剱岳

新田次郎の小説「劒岳 点の記」が映画化されて、見てきた者も多いようで、ブログでも関連記事をよく見かけるようになっています。

私といえば、山でいそがしくて映画に行く暇がないので、映画館では見逃しそうですが。

この話は、明治時代末期、陸軍参謀本部陸地測量部(現在の国土地理院)が、測量のために剱岳に初登頂した際の実話を基にしています。

剱岳は、三等三角点峰になっていますが、困難な登頂であったため、三等三角点は設置できませんでした。

そこで、国土地理院によって、「剱岳測量100周年記念事業」の一環として、剱岳に新しく三角点標石を設置しなおし、標高を測量しなおしました。その結果、剱岳の標高は、2999mであることが確定されました。

剱岳の標高は2999m

剱岳三等三角点設置終わる

「剱岳 点の記」の原本は、国土地理院のページから、パスワードを申請したうえで見ることができます。



選点 明治40年7月13日 
選点者 柴崎芳太郎

主人公の名前が記されています。

また、映画でどのように描かれているのかは知りませんが、初登頂と思って到達した山頂には、鉄剣と銅製の錫杖が見つかり、登った者がいたことが判ります。

これらは、立山町芦峅寺の立山博物館に展示されていますので、登山愛好家なら是非訪れてみてください。

富山県立楯山博物館

第二展示室に展示されています。

映画では、これらのことは出てこないでしょうから、参考まで。
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