さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ソウル その1

2010年08月18日 | 海外旅行
ホテルにチェックイン後に時間があったので、景福宮(キョンボックン)を訪れました。宿泊のロッテホテルから景福宮(キョンボックン)へはすぐ近くです。



国立中央博物館として使われていた朝鮮総督府

景福宮は、李氏朝鮮の創始者の李成桂が1394年に造った、ソウル市内最大の王宮です。16世紀末の豊臣秀吉による文禄慶長の乱、さらに満州王朝の侵入によってほとんどが焼失してしまいました。270年後の19世紀末に再建されたものの、1910年に始まる日韓併合に伴う朝鮮総督府の建築や建物の撤去によって本来の姿が失われてしまいました。

現在、2025年に完了の予定で、景福宮の復元工事が行われています。この光化門は、王宮の正門ですが、復元作業が完了し、8月15日にお披露目が行われることになっていました。門の扁額も、お披露目前ということで隠されています。光化門見物のため、15日の夜に再び訪れることになりました。



光化門から入れないため、脇の入り口から城内に入りました。光化門を裏側から眺めたところです。背後の高層ビルとの取り合わせが印象的です。



入場すると、まずは勤政門の前に出ました。



景福宮では、光化門、興礼門、勤政門といった三つの門が連なっています。臨時入場口の関係で、興礼門を裏から見ることになりました。



興礼門と勤政門の間には、禁川が横たわり、永済橋という石橋が掛けられています。この欄干の上には、狛犬に似たヘテが置かれています。



ヘテは水辺に住む想像上の動物で、獅子と似ていますが頭の真ん中に角があり、善悪を見分けることができるといいます。中国ではカイチと呼ばれますが、朝鮮にわたって角を持たない姿に変わっています。ヘテは、菓子メーカーの会社名やソウル特別市のシンボルになったりして親しまれています。



水辺の動物ということが判りますね。この像では角が彫られています。



勤政門は、景福宮の正殿である勤政殿の正門として造られました。



勤政門の入り口には、鳳凰のレリーフが飾られています。このレリーフは古いもののようです。



中国王朝にはばかって龍を彫ることができず、代わりに鳳凰を王権のシンボルに使ったのですね。



脇には、ヘテ像が置かれています。



勤政殿の広場です。臣下の朝礼を受け、公式な国家儀式が行われました。



品階石といって、官位によって立つ場所を示す石が置かれています。武官と文官は左右に分かれて並びました。これは、中国の紫禁城と同じシステムです。



勤政殿の王座。

屏風には、「五つの山と太陽と月と滝と松」が描かれています。五つの山は「国の神」を、太陽は王を、月は王妃を、滝は「流れ」を、松は「長寿」を表しています。






天井には、龍が描かれています。中国皇帝のシンボルの龍は五本爪であるため、それより格の低い所に描かれる龍は、より少ない三本爪で描かれますが、これはなんと七本爪です。中国王朝が続いていたら外交問題に発展するところでしょう。



本殿の周囲の石の欄干には、さまざまな像が飾られていました。



馬の像。



鳥の像。



虎の像。ネコのように見えますが。



羊の像。十二支の像が置かれています。

景福宮の建物は、この奥にさらに広がっています。
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