おやじ特別便

ひまじんおやじの日常

里山は日本を救うか

2013-12-11 14:56:54 | 日記・エッセイ・コラム
【今日の 新書】

『里山資本主義ー日本経済は「安心の原理」で動く
NHK広島取材班+藻谷浩介著
角川書店
税別781円

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東京一人勝ちの、今の行き詰った日本を
どのようにするか

著者たちが提案する「里山資本主義」が
一つの解を与えてくれる(と思った)。

林業を中心としたエネルギー不足への解、(岡山県真庭市)
その林業を再興させるCLT(クロス・ラミネィティッド・ティンバー)木材への転換
山口県周防大島のジャム屋、瀬戸内ジャムズガーデン
オーストリアの健康優良児的な経済の例示

など、文各所に挟んだ実践実例をもとに資本主義経済一辺倒の我が国のありようを
別の面から考えさせる本である。

まあ、本書に書いてある通りにはなかなか行かないかもしれないが
(気候・風土・これまでの経過・歴史などそれぞれ異なるために)

一読して頭の片隅にでもこういった考えもあるのだなあ。
と思えるほどの本である。

ひょっとしてワシが死ぬ頃には「ああ、結構あの時考えた通りに近くはなった」
と思うほど世の中が変われば、その時にこの本・著者たちの値打ちが見直されるんじゃあないかなあ。

参考に読んでみるのが良いと思うよ。









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