【今日の 案外簡単だった】
ワシの数ある趣味の一つに、燻製づくりがあることは世界的に有名な話である。(知ってた? あ、そう)
そもそも燻製は食品を長持ちさせるためのものである。が
しかし、趣味もここまでくると、もっと長期に保存したいと思うのは当たり前の話(え?そうなの?)ゆえに
2007年に大枚はたいてナショナル製の密封パック器を買ったのだ。すでに13年も前の話である。
ナショナルこと松下電器産業㈱が社名変更してパナソニック(株)になったのは
次の年の2008年10月1日のことである。
そんなウンチクはさておいて。
密封パック器とは何ぞや、と言うことから解説をすると
食品をプラスチック袋に入れて、その中の空気を出来る限り抜いてシールし、空気に含まれる雑菌(細菌・コロナウイルスなども含む)を取り除き、
可能な限り微生物の繁殖を遅らせて長持ちさせようとするものである。
◆
初めの頃はそのぴったり度(真空度)が思いのほか高く、びっくりしたものだ。
ところがここ近年、真空度が低下するようになってきた。つまり、燻製品にビニルがぴったりと密着(くどい!!)しなくなってきた。
それでも何とか使ってはいたが、修理に出そうかなあ、10年以上の製品は近ごろは修理しないからなあ、よしんば直したとして、
買うほど(金が)掛かったらそれももったい無いしなあ。といつものグズな性格が出てきて、早数年。
ネットで調べると1万円ほどで性能の良さそうなパック器がある。そこでワシは考えた。
自分で修理してみっか? 修理が出来なんだら、あきらめて新品を買う。 もありだな。
つまり1万円か無料か、大きな賭けに出た。(こんなこと言っているから小人だと言われちまう)
◆
さて本日、修理に及ぶ。
器械の裏側の蓋をビス8本(やけに多い)抜くと、簡単に内部が一望だ。
左側に重たいトランス、時代を感じるぜ、ト・ラ・ン・ス。 中央部に基盤、基盤は大丈夫なようだぞ、
もっとも基盤がいかれちまってるとワシにはお手上げだが・・・
右側にモーターとポンプと配管。真空度の関係だからここ辺りが今回のキモであると
じっと観察すると・・・
分かりました。
ビニルチューブと本体とをつなぐパイプが一か所、パイプの付け根から折れちまっている。
これこれ
黄色の矢印表示が、パイプが折れてビニルチューブにくっついているところ。
赤色矢印の先にある穴が、本来そのパイプが付いているところ。(わかるかなー)
よーしこのパイプとここの穴を繋げればよいのだな。
良かった良かったワシの得意中の得意な分野であるぞ。と
出てきたものは、いつもの「プラリペア」
パイプをこれを使って本体に接着して待つこと20分、固まったらばそこに再びチューブをはめ込んで
裏ブタをネジで止めて修理完了。
試運転をしたらばグー
「お客さん、それやられましたらワシら商売あがったりですわ、いや、ホンマ」
無事に元どおり新品状態の真空度に戻りまました。
ありがとうプラリペア
(発売元の武藤商事殿 和歌山県御坊市 こんだけ宣伝したからなんかくれ、そろそろ無くなりそうだ)