【今日の 修理(取り換えですが何か)】
これは何年も前から動かなくなっている時計である。なんで動かない時計があるのか
どうして動かないのか、試みに新品の電池を入れてみた。数時間で止まってしまう。数度試みたが同じである。
ははあ、これが原因であった。では、なぜテンプラな時計が数年の時を隔ててここにあるのか?
たぶん、すでに2人の小学生の子持ちである娘が気に入っている時計であるからであろう、と推測した。
ワシ、その気持ち充分に理解できる。
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ある日、百均のセリアに「手作り時計キット」が売られていることを発見する。
ダメで元々、購入したぞ。
東京の英語大好きおばはんだと「クロック ハンドメイド キット」ときっと言うな。
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さあ、サイズなどもろもろ総合的に判断して、取り換えができるものか。
先ずは裏側のビスを4本抜いてガラス面と機構面に分解する。
簡単にできる。ここから慎重に針を外していく。秒針と分針そして時針。
何と、可愛いいゴルファーの絵が描かれている盤面は紙に印刷であった。
なに?鉄板じゃないのかえ?まあ、そりゃあそうか、(社会を知る)
中心の、色鉛筆で示した輪っかで機構部は止まっているだけなので、これを回して古い機構を取り去る。
時計の心臓部を「ムーブメント」と言う。英語だぞ。
買ってきたものには、上部に三角形の吊り下げ用と思われる部品が付いているので、今回はじゃまである、プラ用のこぎりで切り取る。
そしてこれに盤面をねじ止めし、3本の針を差し込んで、ここで3針共に正確に12時ジャストに合わせることな(これがコツ)。
この際だからサービスにガラス面を清掃した。けっこう汚れているもんだぞ。そして
元通りに組み立てて終了。
で、正確に働いているか、数時間かけて電波時計と比較し検査合格後、娘の気に入っていた場所に厳かに取り付けた。
今のところGoodな塩梅でやんす。
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今回ワシが感心した部分、
ここです
マンガン電池を使えと指示しているところだ。
現在は少し高価なアルカリ電池が一般的で、昔ぼったいマンガン電池など売っていないところもあるくらい日蔭な存在である。でもね
少し乾電池のことを学ぶと、マンガン電池は少ない電力を長く使うのに適している。アルカリ電池は大きな電力を短時間必要な使い方に適してる。てことがわかるのだ。
このことから時計やリモコンなど少ない電力を長く必要とするものに使うべきなのだ。安いし。
だからこの会社は偉いぞと思いました。
かくして110円(税込み)でお気に入りの時計は復活したのであった。そんなことがアルカリ?