【今日の 手こずり】
いやあ、まいりました。
一人住まいの母親の、部屋のテーブルタップ。
首元の配線が切れて火災寸前だ。
証拠写真
いやあ、火災にならんで良かった良かった。
このテーブルタップは普通のタップとちょと違うぞ(形がね)
三方向からプラグが使えるのだ。
こんなの簡単だと安請け合いしたら・・・・
・・・・・・・ビスが外れない。
どないになっているのか
この絵でだいたいお分かりのとおり、なんとビスがこんな形になっていたのだ。
普通はビスの頭がプラスに切ってあってプラスドライバーで回せる。
古いものは溝がマイナスになっている。これも簡単に回せるぞ。
しかしこれはなんだ?
6角ボルトだけど錐体になってる。
ワシは近ごろのいろいろなビスの頭に対応できるドライバー(中華製だが)を持っている。
近年、携帯電話をはじめとして主にIT機器は素人が分解できないように、工夫をした頭を持ったビスを採用している。
しかし、これらの秘密兵器でも、このテーブルタップの六角錘ビスには対応できないぞ。
普通ならばこれでお手上げ。しかしワシの頭は違うのだ。
いろいろと試して結局のところここに落ち着いた。
先が異常に細くなっているラジオペンチだ。
これをビスの頭に切ってある溝に先を突っ込んで回した。
回りました。ラジオペンチの先が丈夫でよかったよ。
てか、案外原始的な方法で解決できたじゃん。
◆
さてさて、開けてみたらば・・・
テーブルタップの中が見ものであった。
3方向からプラグが使えるためには・・・・・こんなんなってます。
ここに至るまでにいろいろと考えたのだろうなあ。
◆修理の結論
修理はやめました。
理由は、接点に使われている青銅版(リン青銅板?)に、配線のコードを直接はんだ付けしてあるからです。
一流の会社の製品だが、こんな設計は問題があると思います。
だから、素人が下手なはんだ付けして修理した気になって、あとあと支障が出ると嫌だから。
日立もこのところを考慮して、市場に出回っていないビスをわざわざ使って、
簡単に開けられないようにすることで、素人の修理を防いでいるんでないかい?