MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

痛快時代劇席巻時代

2007-07-13 22:12:35 | テレビ番組

7月17日から

毎週火曜日の

テレビ朝日系時代劇枠で

「素浪人月影兵庫」が

40年ぶりに再登場する。

もちろん再放送ではなく

新たに制作されたものだ。

今回、「月影兵庫」を演ずるのは

「ハケンの品格」で桐島部長だった

松方弘樹。

昭和40年~43年放送時、

「月影兵庫」を演じた近衛十四郎氏は

松方の父親である。

当時、視聴率35.8%を記録したこともある

大ヒット番組だ。

今回、子が父の看板役に挑むことになる。

当時「素浪人…」は確かに新鮮だった。

殺陣シーンではめっぽう強い月影兵庫だが

猫が大の苦手(オバQと犬の関係に類似)。

それまでの時代劇といえば

独特のゆったりしたセリフ回しが常識だったが、

その常識をくつがえす、

当節風でくだけた話し方での

相方「焼津の半次」との掛け合いが

たいへん面白かった。

品川隆二が演じた

「焼津の半次」(こちらは蜘蛛が天敵)は

ドジで三枚目な渡世人で、

その美形な風貌との解離も楽しめた

(今風ではカールスモーキー石井の

イメージにダブるか?)。

さて、

リニューアル「素浪人月影兵庫」が

40年前の同番組にどれほど

迫ることができるだろうか?

近年、時代劇の低迷が続くが、

殺伐とした先の見えない現代こそ

かつての「素浪人…」のような

心を明るくしてくれる

ほのぼのとした番組が必要と思う。

究極のマンネリ時代劇、

「水戸黄門」を見たって

腹の底から笑って楽しむことは

ないだろうから。

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