MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

第60回紅白歌合戦総括

2010-01-01 21:36:08 | テレビ番組

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
ついに20’00年代が過去になってしまいました。
新たな20’10年代に向けて頑張っていきましょう。

さて、テレビ人間としましては、年初には
年末の紅白歌合戦について書いておかねばならないでしょう。
ここ数年、紅白はほとんど見なかったのですが、
今回は、めずらしく途中の演歌シリーズのところを入浴タイムに
あてた(笑)以外は、大部分を観賞してしまいました。

Photo

節目となった第60回紅白歌合戦は、はらはらドキドキの展開ながら、
なんとか無事終了したようにみえます。
テーマである『歌の力∞無限大』を前面に押し出し、
比較的歌唱力のある出演者を揃えたまでは良かったと思います。
しかしキムタクにとっては苦い思い出となった紅白だったことでしょう。
視聴者から募集した『歌の力』につながるフレーズをちりばめて
久石譲氏が作曲したテーマソングを出場歌手全員で歌う中盤の
クライマックス。
医師でもあるシンガー・ソングライターのアン・サリーの歌唱に
続いて、それぞれの歌手にバトンタッチされたのですが、その冒頭、
マイクを持ったキムタクの音声が入らず、頭が切れるハプニング。
おまけにキムタクはメロディーを十分把握できていないのか、
旋律がガタガタ。後に続いた他の歌手たちが歌ったのと同じ曲とは
思えないほどでした。明らかな練習不足。
さらに紅組の特別ゲスト、スーザン・ボイルさんの登場の場面。
エスコートして出てきたキムタクがそのままインタビュアーとして、
英語であいさつするも通じず、通訳が必要となるという失態。
その場はこけることでごまかしましたが、
そのあとの憮然としたキムタクの表情。
その後のインタビュー内容も不自然で、用意されていたものとは
ずいぶん違ってしまったのではないでしょうか?
中居、仲間の司会者コンビもキムタクへのフォローなく、
ステージ上で恥さらしの孤立状態。
その後のSMAPによるマイケル・ジャクソンのコーナーでは、
不完全ながらムーン・ウォークを披露、なんとか面目を保ちましたが
本業の歌の方は、6組前にメドレーで盛り上げた嵐に比べると
歌唱力、振付とも随分見劣りしていたように思います。
今回の紅白、SMAPへの負担が大きすぎたのではないでしょうか?
それをこなすだけの能力はなさそうに思えます。

あきれたのは美川憲一『さそり座の女2009』。
いくら昨年、春日がブレークしたとはいえ、あまりのバカ演出に
NHKのセンスを疑いました。
今年の紅白では美川を排除してほしいものです。
倖田の姉妹出演についてもも疑問が残りましたね。
前述のスーザン・ボイルさん、確かに声は美しかったのですが、
初めて見たときのあの感動とはかけはなれていました。
わざわざ何百万のギャラをはたいて出演させる意味があったのでしょうか?
一方、スーザン・ボイルの招聘に批判的コメントを出した和田アキ子、
今回程度の彼女自身のエンターテインメントでは批判する資格はないのでは?
彼女自身今年落とされても文句は言えないのではないでしょうか?
布施明の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものです。

白組の特別ゲストでは『あの大物歌手が登場』と期待が集まりましたが、
結局、永ちゃんとわかりがっかり。さらに、
永ちゃんに対して中居、『来年もお願いします』?の意味不明発言。

徳永英明『壊れかけの Radio』。2番のサビを間違えて1番の歌詞で。
すぐに消せばいいものを歌詞テロップをだらだら流し、
間違いをさらに曝すことに。ようやく消したものの徳永も途中で修正、
再びテロップを再開というドタバタ。
ま、間違えても平然と歌い切った徳永はさすがといったところでしょうか。

今回のステージで活動を休止する絢香、
最初からやたら顔がテカっていたのが気になりましたが、
涙かと思いきや、結局涙は一滴も出ず。ちょっとがっかり。

今回の紅白、全体に後半の出演者への偏重が目立ちすぎで、
不公平感が先に立ちましたね。
(前半歌手は1.5コーラス・ベース、後半歌手はメドレーふんだん)
今回の紅白を総括するなら、『歌の力∞無限大』というよりも、
『龍馬伝・ジャニーズPR歌合戦」といったところでしょう。
大したことない紅白だったと思われるのですが、
だまされつつも最後まで見させられたということは、
それなりに成功だったと言えるのかもしれません。

コメント
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