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MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

2021年10月新ドラマ

2021-09-20 16:03:52 | テレビ番組

『ウェーぃ』(テレビ朝日『緊急取調室4より』)

 

緊急事態宣言下にオリパラを強行、そしてコロナ第5波。

どうなることかと思ったがここにきて新規感染者は減少傾向。

ひとまず安堵しているところである。

 

 

オリパラ中継のおかげで7月クールドラマは所々で休止、

やや混沌状態となったが、なんとか終了にこぎ着けた。

2本の救急医療ドラマ『ナイト・ドクター』

『TOKYO MER~走る緊急救命室』は予測通り違和感があった。

ほとんどマスクしてないし、発熱患者にも、『インフルエンザ疑い』??

現状とのギャップの大きさに、今一つドラマに入り込めない。

さらに両ドラマとも突然の心停止・心室細動が頻発!

気分のいいものではない。

この2本のドラマ、いずれも高視聴率だったものの

放映のタイミングが悪すぎたと言わざるを得ない。

 

個人的には推しのドラマがなかった7月クール…。

10月クールドラマに期待したい。

 

 

フジ月9 10/4 ~ 『ラジエーションハウスⅡ』 窪田正孝、本田翼、広瀬アリス、浜野謙太、丸山智己、遠藤憲一、鈴木伸之、矢野聖人、山口紗弥加、浅野和之、和久井映見、他

縁の下のヒーローとも称される放射線技師が隠された病気をレントゲンやCTで診断していく。2019年4月クールで放送された『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』の続編。原作は現在『グランドジャンプ』(集英社)で連載中の同名コミック。窪田正孝が主人公の天才放射線技師・五十嵐唯織(いがらしいおり)を演じる。五十嵐は医学界の従来のルールや型にはまらない掟破りとも言える方法で病の原因を探り、レントゲンやCT(コンピューター断層診断)で“視えない病”を“診つけ出す”。父親が院長を務めていた甘春総合病院の放射線科医で、五十嵐に人知れず思いを寄せる甘春杏(あまかすあん)に本田翼。また、新人の頃はミスばかりだったが持ち前の努力で成長を遂げた若手放射線技師・広瀬裕乃(ひろせひろの)(広瀬アリス)も五十嵐にひそかに恋心を抱く。そのほか、脳のMRI検査が得意で、いじられキャラの中堅放射線技師・軒下吾郎(のきしたごろう)に浜野謙太、Ai(死亡時の画像診断)が得意で、ナルシストの中堅放射線技師・威能圭(いのうけい)に丸山智己、ややコミュ障気味だが、医療機器の“メカヲタク”の放射線技師・悠木倫(ゆうきりん)に矢野聖人、ドSでかなり毒舌だが仕事はとことん完璧を追求する中堅放射線技師・黒羽たまき(くろはねたまき)に山口紗弥加、一見テキトーに見えながらも、仕事に対するプライド・技術はピカイチで、部下思いの放射線技師長・小野寺俊夫(おのでらとしお)に遠藤憲一、父親が大学病院の教授で“ボンボン”のイケメン整形外科医・辻村駿太郎(つじむらしゅんたろう)に鈴木伸之、院長になることが目標で地位と名声をほしがる副院長・鏑木安富(かぶらぎやすとみ)に浅野和之、そして、“ラジハ”メンバーのよき理解者で甘春総合病院の前院長・大森渚(おおもりなぎさ)を和久井映見が演じる。主人公の五十嵐が、実は元放射線科医で、放射線技師が行える本来の業務の枠を超えて診療行為をしてしまうという笑えない展開が今回も繰り広げられそうだ。

 

 

フジ(関西テレビ)月10 10/18~ 『アバランチ』 綾野剛、木村佳乃、福士蒼汰、高橋メアリージェン、田中要次、他

フジ系列で10月から新たにスタートする“月10ドラマ”の第一弾は常識外れの謎のアウトロー集団・アバランチの過激かつ痛快な活躍を描くピカレスク・エンターテインメント。綾野が演じる主人公はアバランチのメンバー・羽生誠一(はぶせいいち)。常識外れのアウトロー集団・アバランチ(Avalanche=雪崩)の活動目的は謎に包まれており、羽生の経歴も、他のメンバーも定かではない。何から何まで謎だらけの彼らが、日本を熱狂の渦に巻き込み、そして変えていこうとする。警視庁特別犯罪対策企画室・室長の山守美智代(やまもりみちよ)を木村佳乃が演じる。立派な肩書きとは裏腹に、実際には出世コースから外れ、名ばかりの窓際部署の管理職に左遷された元エリート。そんな山守の部下として配属されたのが、福士蒼汰演じる西城英輔(さいじょうえいすけ)。警察幹部の父を持ち、将来を嘱望される西城も、過去の“ある行動”から特別犯罪対策企画室に左遷された警察官。また、抜群の身体能力を誇り、格闘術にも秀でている元自衛官の明石リナ(あかしりな)を高橋メアリージェンが演じる。そして元所轄刑事の打本鉄治(うちもとてつじ)を演じるのが田中要次。現在は手先の器用さを活かし、区役所に設置された『おもちゃの病院』で子ども向け玩具の修理を行っている。それぞれが“裏の顔”を持ちアバランチに関わっていそうだが、その真相は謎。

 

 

TBS 火10 10/19 ~ 『婚姻届に判を捺しただけですが』 清野菜名、坂口健太郎、倉科カナ、高杉真宙、田辺誠一、前野朋哉、中川翔子、笠原秀幸、小林涼子、森永悠希、長見玲亜、深川麻衣、岡田圭右、木野花、他

結婚願望ゼロでデザイナーの仕事に邁進する女性が偽装夫婦になるラブコメディ。原作は『FEEL YOUNG』(祥伝社)に 2017年10月号より連載されている有生青春による同題の漫画。主人公・大加戸明葉(清野菜名)は『森田デザイン』で働く中堅デザイナー。夢だったデザイナーの職について仕事が楽しく、同僚との関係も良好。いつか独立して広告で賞を取ることを目標にやりがいを感じる日々を過ごしている。恋愛経験はそれなりにあるが、これまで付き合ってきた彼氏がダメ男ばかりで、結婚を意識した相手は過去に一人もおらず、現在彼氏はいない。しかし、学生時代からの友人など、一緒に飲んでくれる友達はおり、『生涯独身上等、おひとり様最高!』と独身を謳歌していた。そんなある日、明葉は飲み会で出会ったばかりの男性から突然プロポーズされる。それは広告代理店『秀伝堂』の社員・百瀬柊(坂口健太郎)だった。外見は良く仕事に対しても真面目で、上司や部下、そしてクライアントからの信頼も厚い男だった。しかし、百瀬は訳あって偽装結婚する相手を探していたのだ。そして飲み会で『結婚は向いてないし、したくない。でも祖母が結婚してほしがっている』という明葉と出会った百瀬は偽装結婚の相手として明葉に狙いを定めたのであった。突拍子もない電撃プロポーズに、はじめは『ありえない!バカにしてるんですか?』と突っぱねた明葉だったが、祖母が大事に営んできた小料理屋がつぶれるという危機に直面。心臓に持病のある祖母をがっかりさせたくない明葉は、小料理屋を存続させるため婚姻届と引き換えに百瀬から500万円を借り百瀬の偽装妻になる。百瀬は堅物で変人のこじらせ男だった。共同生活が始まり衝突する2人だったが、百瀬が見せるちょっとした優しさに明葉は心惹かれていく。そして、百瀬が偽装結婚をする本当の理由が次第に明らかになっていく。一つ屋根の下で暮らすうちに2人に変化が生まれていく…。『逃げ恥』の二番煎じのような作品か。

 

 

テレ朝水9 10/13 ~ 『相棒 season20』 水谷豊、反町隆史、浅利陽介、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二、他

21年続く定番の刑事ドラマだが、杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)のコンビも7シーズン目に突入。7月で御年69歳になられた水谷豊は現役刑事役をいつまでお続けになるのだろうか?2000年からスタートし、今年21周年を迎える『season20』は、第1話スペシャルで、特命係と、一連の事件の《黒幕》内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)とのさらにスケールの大きな戦いで幕を開ける。いきなり亘が逮捕されてしまうという窮地に立たされる特命係が鶴田操る深い闇に立ち向かっていく。

 

 

日テレ水10 10/6 ~ 『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』 杉咲花、杉野遥亮、奈緒、鈴木伸之、岸谷五朗、田辺桃子、細田佳央太、戸塚純貴、ファーストサマーウイカ、堀夏喜、生見愛瑠、他

弱視の盲学校生の女子が、誰からも恐れられている不良少年に出会い、不器用ながら少しずつお互いのことを理解し惹かれあっていくというラブコメディ。原作はうおやまのコミック『ヤンキー君と白杖ガール』。杉咲花演じる主人公の赤座ユキコは『色がうっすらわかる』『ルーペを使えば大きい字を認識できる』程度で光と色がぼんやりわかる弱視の盲学校高等部の3年生。数年前に母を亡くし、父(岸谷五朗)と姉・イズミ(奈緒)との3人暮らし。外を歩くときは白杖を持っている。勝ち気でポジティブ。見かけによらず口が悪いが、気を許すと天然で可愛らしい一面を見せる。ユキコはある日、ヤンキーの黒川森生(杉野遥亮)と出会い、なぜかまとわりつかれることに。森生は、地元ではその名を出しただけで相手が逃げていくほど有名なヤンキー。高校を3日で中退し現在無職。そのヤンキー然とした風貌とケンカでつけられた顔の傷から、周囲からは白い目で見られることが多く、バイト先もなかなか見つからない。そのため『社会から疎外されている』という思いが強いが実は純粋。『売られた喧嘩しかやらない』など、森生なりの“正義”があるが、他人からはまったく理解されない。初めはそんな森生に冷たい態度をとるユキコだったが、次第に彼の真っすぐさに惹かれるようになる。一方の森生も今まで出会ったことのないタイプのユキコと出会い、一瞬で恋に落ちてしまう。森生のライバルで隣町の元ボス・金沢獅子王に鈴木伸之、ユキコが通う盲学校の同級生・紫村空に田辺桃子、同じく同級生・青野陽太に細田佳央太らが配役されている。

 

 

テレ朝木9 10/14 ~ 『ドクターX~外科医大門未知子~』 米倉涼子、内田有紀、岸部一徳、遠藤憲一、勝村政信、鈴木浩介、今田未桜、小藪千豊、杉田かおる、永野宗典、要潤、西田敏行、野村萬斎、他

『私、失敗しないので』が口癖の医者が、100年に1度のパンデミックによって世界中で医療崩壊が起こる今を生きる。2年ぶりの今作(第7シリーズ)はスタートから10年目を迎える。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に突き進むフリーランスの外科医・大門未知子(米倉涼子)が100年に1度のパンデミックで激変する大学病院で新たな戦いを繰り広げる。第7シリーズの舞台は、パンデミックによって世界中で医療崩壊が起こる中、新局面を迎えた日本最高峰の大学病院『東帝大学病院』。同院も今や感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針を採用。かつて花形だった外科は別棟の分院へ追いやられ、メスを使わない『ケミカルサージェリー』を推進する内科が台頭の兆しを見せていた。そんな感染危機と新たな権力が渦巻く『東帝大』に舞い戻った未知子は、まるで戦場のように疲弊しきった医療現場でも怯むことなく、確実に目の前の命を救うべくまい進することになる。『神原名医紹介所』『東帝大』のこれまでの常連メンバーに加え新たに登場するのが外科のライバルとなる内科部長兼院長代理・蜂須賀隆太郎に野村萬斎。アメリカ在住の院長から全権を委任されている。98点の残り2点が許せない完璧主義者。もともとは外科医だったが、100%のオペができない自分を許せず内科医となった。そんな中、パンデミックによって院内で発言力を増し、内科部長に躍進。『医療現場の進化』を求め、『薬治療』『ケミカルサージェリー』を中心にした内科主導の組織変革を目論む。常にクールで、自分に歯向かうものは斬り捨てる男。未知子のオペの腕を、あくまで内科の実験的先進医療の道具として利用しようとする。前クールの医療ドラマがパンデミックと無関係だったのに比べ、本作ではしっかりと取り上げており、やはり高視聴率が期待される。

 

 

フジ木10 10/14 ~ 『SUPER RICH』 江口のりこ、赤楚衛二、町田啓太、戸次重幸、板垣瑞生、野々村はなの、茅島みずき、嘉島陸、中村ゆり、菅野莉央、矢本悠馬、志田未来、美保純、古田新太、他

ベンチャー企業の孤独な女社長と貧乏専門学生の2人が出会い、会社に襲いかかる困難を次々と乗り越えて行くオリジナルドラマ。幸せのカタチ =“スーパーリッチ”を追い求めるキャリアウーマンの、ジェットコースターのような波瀾万丈な半生を描く。江口のりこ演じる主人公・氷河衛(ひょうがまもる)は電子書籍を手がけるベンチャー企業『スリースターブックス』の代表取締役CEO。裕福な家に生まれ、これまでの人生においてお金に困ったことは一度もない。『お金があれば何事も解決できる』と考え、より多くの利益を出すためせわしなく働く日々を送っているアラフォー女性。その年を代表する女性起業家に贈られる“プラチナ・ウーマン・オブ・ザ・イヤー”を受賞するなど社会的にも評価されているが幼少期に両親を亡くしたさみしさや悲しみから心を閉ざし、お金はあるけれど愛に飢えた人生を過ごしてきた。友人もなく孤独な衛が唯一心を許した相手が大学時代に出会った一ノ瀬亮(いちのせりょう)(戸次重幸)で、彼と二人三脚で立ち上げ成長させてきた『スリースターブックス』は、衛にとってまさに人生そのもの。一方、赤楚衛二演じる貧乏専門学校生・春野優(はるのゆう)は衛より一回り年下、両親と妹の4人家族で愛情にあふれた家庭で育ったが、長年、実家の経営状況は厳しく、手に職をつけるために東京の専門学校へ入学。アルバイト代をやりくりしてなんとか生活していた。そんな時『スリースターブックス』が学歴不問のインターンを募集することを知り、人生を変えるために意を決して応募し試験を受ける。衝撃的な出会いをした衛は、確固たる意志と行動力を持ち合わせ時に大胆な行動をとる優に驚かされる。優のかわいらしい笑顔や人なつっこさが、仕事に忙殺され氷のように凍てついた衛の心に、春のような暖かさをもたらしていく。お金はあっても愛に飢えた孤独な女社長と、愛はあってもお金がない貧乏専門学生という真逆の2人が出会い、会社の経営を揺るがすような危機や困難を次々と乗り越えて前へと進んでいく。この枠の前クール作品『推しの王子様』を彷彿?あるいは『リッチマン、プアウーマン』の逆バージョン?

 

 

TBS金10 10/15 ~ 『最愛』 吉高由里子、松下洸平、井浦新、佐久間由衣、田中みな実、高橋文哉、奥野瑛太、酒向芳、津田健次郎、光石研、及川光博、薬師丸ひろ子(特別出演)、他

殺人事件の重要参考人となった女性実業家と、その初恋の相手で事件の真相を追う刑事、そして女性実業家を守ろうとする弁護士のオリジナル・サスペンスドラマ。吉高由里子演じる真田梨央はいつも笑顔を絶やさず、学生時代は父が寮夫を務める大学陸上部の寮の看板娘的な存在だった。将来の目標を叶えるために東京の大学の薬学部へ進学。その後、30歳で母親が経営する真田ホールディングスの関連会社『真田ウェルネス』の代表取締役に就任。『世界を変える30代の社長』に選ばれるなど世間から注目されている。2006年、梨央が青春時代を過ごしていたのどかな田舎町で失踪事件が起きた。15年後、実業家となった梨央の前に事件の関係者が現れたことにより、当時の記憶とともに封印したはずの事件が再び動き出す。過去の失踪事件が現在の連続殺人事件へと繋がっていく…。松下洸平演じる宮崎大輝は、正義感が強く真面目で心優しい刑事。大学時代は陸上部のエースで、梨央の父親が寮夫をする陸上部の寮に住んでいた。高校生の梨央の初恋の相手であり、大輝もまた彼女に好意を寄せていた。その後、寮内で起きた事件と梨央の大学進学を機に離れ離れになるが、15年ぶりに再会。15年前とは別人のような振る舞いの梨央に戸惑いを覚えながらも、宮崎は再び彼女に惹かれていく。しかし、彼女が連続殺人事件の重要参考人で、自分がその担当刑事という葛藤を抱えることになる。井浦新演じる加瀬賢一郎は、梨央が代表取締役を務める『真田ウェルネス』の法務部に所属、真田グループの“番犬”として真田家と会社を守る弁護士。頭の回転が速く論理的な人物だが、どこか不器用で人間味ある表情や気遣いを見せる。幼い頃に両親を亡くしながらも、東大法学部を首席で卒業した努力の人でもある。弁護士として梨央を常にサポートし、梨央もそんな加瀬に信頼をおいている。やがて梨央に心を寄せるようになり、警察や世間から疑惑の目を向けられる彼女を自身のすべてを懸けて守り抜こうとする。その他の出演者には、梨央の母親で『真田ホールディングス』代表取締役社長・真田梓役に薬師丸ひろ子、『真田ウェスネス』の専務・後藤信介役に及川光博、梨央の父・朝宮達雄役に光石研、大輝とコンビを組む所轄女性刑事・桑田仁美役に佐久間由衣らがキャスティングされている。

 

 

テレ朝 金23:15 10/22 ~ 『和田家の男たち』 相葉雅紀、佐々木蔵之介、段田安則、他

息子はネットニュースの記者、父はテレビ局報道マン、祖父は新聞記者のマスコミ一家の和田家を舞台に男だらけの家族が織りなすホームドラマ。脚本は大石静。相葉雅紀演じる主人公・和田優は15年間勤めた会社がコロナ禍で突然倒産、デリバリーサービスの配達員で食いつないでいたが大学の後輩のツテでネットニュース記者に転身するが、ひょんなことから父、祖父と一つ屋根の下で一緒に生活することになる。佐々木蔵之介演じる優の父・秀平はテレビ局『フロンティアニュース』の総合プロデューサー。亡くなった優の母・りえの再婚相手で優とは血のつながりはない。段田安則演じる優の祖父・寛は元新聞社社長。現在は論説委員としてコラムを寄稿している。彼らが日々の食卓を主な舞台に、事件の大小を問わず、いま何が問題なのか?それを伝えるマスコミとは何か?についてそれぞれのメディアの立場から意見を闘わせ、時代と対峙していく。一方で、優の亡き母・りえの死に隠された秘密も次第に明らかとなる。会話劇が中心となりそうなドラマだが、滑舌の悪い相葉くんがちゃんとセリフをこなせるかが見どころ。とはいえ、制作者は一体どんな視聴者層を当てにしているのかやや疑問に思うドラマである。

 

 

日テレ土10 10/16 ~ 『二月の勝者~絶対合格の教室~』 柳楽優弥(主演)、井上真央、加藤シゲアキ(NEWS)、池田鉄洋、瀧内公美、今井隆文、加治将樹、住田朋乃、岸部一徳、他

冷徹かつ最強で最悪なスーパー塾講師による中学受験塾の人生攻略法が描かれる。原作は高瀬志帆の漫画『二月の勝者~絶対合格の教室~』。柳楽優弥演じる主人公は、『受験塾はサービス業で子供の将来を売る場所』『中学受験は課金ゲーム』『親はスポンサー』『子供を合格に導くのは父親の経済力と母親の狂気』など、過激な言動で周囲を圧倒する最強で最悪な塾講師・黒木蔵人。業界最大手の名門中学受験塾から業績不振の中堅塾『桜花ゼミナール』に校長として迎えられた。中学受験の実態から見えてくる『家族問題』、『教育問題』など現代社会の様々な問題に切り込み『絶対に全員第一志望校に合格させる』と断言する。その超現実的で本音主義の黒木は、その鋭い洞察力と行動力で個々の生徒の本質を見抜き、親の不安を解決に導いていく。黒木の所属する桜花ゼミナール吉祥寺校に採用された新人講師・佐倉麻衣役に井上真央。中学教員経験のある佐倉は冷徹な黒木の発言や指示に何かと反発するが、黒木の才腕にはいつもかなわないと思っている。子供の頃から教師に憬れていた彼女は、黒木と出会ったことで、塾での経験を通し成長していくことになる。黒木の元部下で今は超名門中学受験塾のトップ講師・灰谷純に加藤シゲアキ。かつて尊敬し憧れさえ抱いていた黒木が突然塾を辞め他校に移籍したことに困惑し裏切られたと感じている。中学受験が題材というところにはひっかかるが、主人公には共感できそうな予感。

 

 

NHK日8 放映中 『青天を衝け』 吉沢亮、竹中直人、草彅剛、堤真一、満島真之介、橋本愛、岡田健史、上白石萌音、深川麻衣、博多華丸、他

オリンピック、パラリンピックによって放映中断を余儀なくされ視聴率の低下を招いてしまったようである。やはり放映が途切れるとドラマへの視聴意欲が削がれてしまうのは仕方ないのかもしれない。坂本竜馬も勝海舟も全く登場しない幕末~維新でちと物足りなさが残る。

 

 

TBS日9 10/10 ~ 『日本沈没~希望のひと~』 小栗旬、松山ケンイチ、杏、仲村トオル、ウェンツ瑛士、中村アン、香川照之、風間杜夫、宮崎美子、風吹ジュン、比嘉愛未、杉本哲太、國村隼、石橋蓮司、他

原作は小松左京のSF小説『日本沈没』。近い将来に関東が沈没すると予言された状況で、若手官僚たちが翻弄される姿を描く。2023年、東京。世界環境会議で、東山栄一総理(仲村トオル)は地球物理学の世界的権威である世良徹教授(國村隼)の指導のもと『COMS(コムス)』のさらなる推進を高らかに表明した。そして、官房長官の長沼周也(杉本哲太)は、“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちが招集された“日本未来推進会議”を官邸主導で発足させると発表。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、天海とは東京大学水泳部で同期だった経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)も選ばれていた。CO2問題や産廃リサイクル問題に取り組み、目的達成のためには強引な手段もいとわない天海は、自身の提案を通したいがために東山総理にすり寄り、同時に総理の抵抗勢力である政界のドン・里城弦副総理(石橋蓮司)をも懐柔しようとする。さらには、両者に顔が利く『生島自動車』会長兼経団連会長の生島誠(風間杜夫)を同期の常盤に紹介してもらい接近する。そんな折、ある週刊誌に関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載る。この記事が原因で、一部のネット民や環境活動団体がデモを起こしたため、天海は事態収束のために田所と対面する。しかし田所は天海の話に一切耳を傾けることなく『近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる』という不気味な予言を放ち、天海は翻弄される。そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(しいなみのり)(杏)から、詐欺まがいの環境ビジネスで荒稼ぎしている『Dプランズ』という企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。一抹の不安を抱えつつ、常盤と共に趣味のスキューバダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇する。小松左京が1973年に小説を刊行、当時空前の大ベストセラーとなり、1973年と2006年に映画化、1974年にはTBSでテレビドラマ化もされている。日本が沈没するという荒唐無稽?な内容にも拘わらず当時、全国民がマジに嵌まってしまっていたという恐ろしい歴史のある物語である。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 10/10 ~ 『真犯人フラグ』 西島秀俊、宮沢りえ、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、正名僕蔵、渋川清彦、深水元基、迫田孝也、平田敦子、田中哲司、他

秋元康による企画・原案のドラマ。家族が失踪した普通のサラリーマンがSNS投稿をきっかけに日本中から注目される疑惑の夫となり、追い詰められながらも真実を暴く。西島秀俊演じる主人公は運送会社・亀田運輸のカスタマーサービス部管理課課長の相良凌介。温厚な人柄で部下からの人望は厚い。本をこよなく愛する完全なインドア派。真面目でおっとりしており、かなりのお人好し。団地に住んでいるが愛する家族のため一軒家を建築中のマイホームパパ。宮沢りえ演じる凌介の妻・真帆はスーパーでレジ打ちのパートをして家計を支えるしっかり者。いつも明るく家族の中では太陽のような存在、気さくで社交性があり近所でも評判の好人物。しかしある日突然、真帆が子供たちとともに姿を消す。SNS上では凌介への同情など、反響が多数見受けられた。しかし時が進むにつれ、ある疑惑(フラグ)が浮上。それは『真犯人は凌介なのでは』というものだった。そんな疑惑・憶測がはびこり、凌介は追い詰められていく。彼は果たして騒動の真実を知ることができ、愛する家族を無事取り戻すことができるのか…。半年間の壮絶な戦いが始まる。カスタマーサービス部に所属する凌介の部下で、冷静に凌介を支える二宮瑞穂に芳根京子、凌介の上司で幸せな家庭を持つ凌介に嫉妬する独身の太田黒芳春に正名僕蔵、ITベンチャー『プロキシマ』を立ち上げた若手起業家で事件への関りが疑われる橘一星に佐野勇斗、凌介の親友で日本一売れている週刊誌『週刊追求』の辣腕編集長・河村俊夫に田中哲司らが出演。秋元康企画ドラマもそろそろおなか一杯になってきたのだが…

 

 

高視聴率が期待されるのは

『ドクターX…』と『日本沈没…』か?

残りは似たり寄ったり。

コロナも落ち着いてきており久々にドラマに集中してみたい。

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2021年7月新ドラマ

2021-06-21 18:11:51 | テレビ番組

一時に比べコロナ・パンデミックの勢いは減じてきたが、

いまだ下げ止まりの状況にあり

なかなか一気に収束とはいかない雰囲気である。

今後ワクチン接種が進めば明るい兆しが見えてくるかも。

その前にオリパラ開催を無事に乗り切れるかが心配だが…

日本テレビ『コントが始まる』より

 

4月ドラマを振り返ると、視聴率ベスト5は、

『ドラゴン桜』(TBS)、『イチケイのカラス』(フジ)、

『桜の塔』(テレ朝)、『リコカツ』(TBS)、

『恋は Deep に』(日テレ)と、

“一局” 集中はなかったようである。

概して日テレが不調だったが

個人的には『コントが始まる』が一番の推し。

 

さていよいよ7月である。

前半はオリンピックがあるので、

各ドラマもその影響を受けそうだ。

果たして高視聴率のドラマで出てくるだろうか?

例によって7月からの新ドラマ、チェックしてみよう。

 

 

フジ月9 6/21 ~ 『ナイト・ドクター』 波瑠、田中圭、岸優太(King & Prince)、北村匠海、岡崎紗絵、沢村一樹、一ノ瀬颯、野呂佳代、櫻井海音、梶原善、真矢ミキ、小野武彦、他

6月中からの異例の先走りスタートとなる。夜間救急専門の『ナイト・ドクター』結成のために集められた5人の若き医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら唯一無二の絆を紡いでいく青春群像医療ドラマ。大北はるかによるオリジナル脚本。2024年度から施行される『時間外労働上限原則960時間』という医師の働き方改革への対応策として“昼夜完全交代制”を試験的に導入した病院を舞台に、夜間救急専門の医師たちにスポットが当てられる。柏桜会あさひ海浜病院では、“24時間365日、どんな患者も断らない”医療を目指し、新たな働き方として夜間救急専門のチーム『ナイト・ドクター』を設立する。“夜の病院を守る”という重要な使命を果たすため、5人の若き医師たちが集められる。それら訳ありの5人の医師たちが時にぶつかり、時に励まし合いながら、絆を深め合い、医師として人として成長していく物語。主人公は5人の医師のうちの1人・朝倉美月で波瑠が演じる。自分の信念を実現できる場所だとの思いから、あさひ海浜病院でナイト・ドクターとして働くことになる。しかし、思い描いていた理想とはかけ離れた過酷な現実が美月を待ち受けていた。田中圭演じる成瀬暁人(なるせあきと)は、美月にとってかつて同じ救急にいた先輩医師、今回美月と再び同じ職場で働くことに。上から目線で口が悪く、クールでドライな現実主義者。自分にも他人にも厳しいストイックな性格で、医療現場で唯一必要なことは確固たる技術だと信じており、ある出来事がきっかけで患者と距離を置くようになっていた。岸優太演じる深澤新(ふかざわあらた)は、研修医上がりの元・内科医。両親を早くに亡くし、病気がちの妹の面倒をひとりで見ている。妹を元気にするために医者になったが、美月や成瀬のような医師としての強い信念は持てずにいる。北村匠海演じる研修医上がりの医師・桜庭瞬(さくらばしゅん)は明るく、人懐っこい性格で、くせ者ぞろいのナイト・ドクターの中でいつも元気に振る舞うが、自身や家族に問題を抱えていた。岡崎紗絵演じる、美月の同僚医師・高岡幸保(たかおかゆきほ)は、高飛車だが頭の回転が早く、医師としての責任感も兼ね備えているため一目置かれている存在だが、じつは心に葛藤を抱えていた。そして、彼ら5人を指導する本郷亨役に沢村一樹がキャスティングされている。個人的にはコロナ禍が続く今、オンエアするタイミングではないと思うのだが…。

 

 

フジ(関西テレビ)火9 7/6 ~ 『彼女はキレイだった』 中島健人(Sexy Zone)、小芝風花、赤楚衛二、佐久間由衣、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、宇垣美里、寒川綾奈、村瀬紗英、山田桃子、LiLiCo、木村祐一、菅原大吉、本多力、片瀬那奈、他

原作はチョ・ソンヒによる大ヒット韓国ドラマ。冴えない太っちょ少年から“最恐毒舌”イケメンエリートとなった青年と、優等生の美少女から無職残念女子になった真逆の成長を遂げた2人の“初恋すれ違い”ラブストーリー。中島健人演じる長谷部宗介は、世界30ヶ国で発売されるファッション誌『ザ・モスト』日本版の副編集長兼クリエイティブディレクター。無愛想でクールな合理主義者。仕事はできるが、編集部員にも厳しいため反発を招くこともしばしば。あるミッションを果たすために、ニューヨークの本社から異動してきた。子供の頃は、太っていていじめられっ子だったが、今ではその面影もなくイケメンのエリートに成長した。一方、小芝風花演じる佐藤愛は無職で親友の桐山梨沙(佐久間由衣)の家に居候させてもらっている残念女子。勤める会社がことごとく倒産してしまい職を探していたが、28歳の誕生日に勤めていたバイトをクビになった。性格は明るく元気で素直、他人を簡単に信じてしまうお人よし。幼少期は優等生の美少女だったが、成長とともにルックスにも変化が出てきてしまい、自分に自信をなくしてしまっていた。帰国した宗介は幼い時に初めて友達になってくれた愛のことを大切な存在と考えていて、愛に『会いたい』とメールを送っていた。待ち合わせ場所に赴いた愛は、昔の面影など全くない洗練されたクールな男性に成長していた宗介を目にし、自分が愛であると宗介に伝えることができず急遽代役として梨沙を宗介の元へ向かわせる。相手がニセモノの愛だとは知らず宗介は再会を喜ぶ。しかし、愛は明日からイギリスに留学するとウソをつく。その後、愛はある出版社の総務部で雇われるが、ひょんなことから3ヶ月限りの助っ人としてファッション誌『ザ・モスト』編集部で仕事をすることになる。樋口拓也(赤楚衛二)の指導のもと、自分とは無縁の華やかな世界に戸惑いを隠せない愛だったが、売り上げが低調な雑誌を立て直すためにクリエイティブディレクター兼副編集長として宗介が編集部にやってくることになり2人は同じ編集部で働くことになる。小芝風花が“残念女子”をいかに演じられるかがカギ。ドラマはいかにも韓流らしい展開となりそうだ。

 

 

TBS 火10 7/13 ~ 『プロミス・シンデレラ』 二階堂ふみ、眞栄田郷敦、岩田剛典、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森矢カンナ、金子ノブアキ、三田佳子(特別出演)、他

人生崖っぷちのバツイチアラサー女子が性格の悪い金持ち男子高校生に拾われリアル人生ゲームをするラブ・コメディ。原作は小学館の漫画アプリ『マンガワン』に連載中の同名人気漫画。二階堂ふみ演じる主人公の桂木早梅(かつらぎはやめ)は、夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しになる。そんな早梅は、金持ちでイケメンだが性格のすこぶる悪い高校生の片岡壱成(かたおかいっせい)(眞栄田郷敦)に目をつけられ、カネと人生を賭けた“リアル人生ゲーム”を仕掛けられる。壱成は家が金持ちであることをいいことに友達と豪遊し、ホームレスに万札をばらまくなど問題児。そんな彼だが、彼女がカネに一切興味を示さないばかりか、人を見下す態度の自分に平手打ちをくらわせたことで興味を持つ。そして、あることをきっかけに面白半分で早梅に“リアル人生ゲーム”を持ちかけ、自分が暮らす豪邸に居候させるうちに、彼女が気になって仕方のない存在になっていく。一方、岩田剛典演じる片岡成吾(かたおかせいご)は壱成の兄で早梅の初恋の相手。高級老舗旅館・片岡旅館の長男で五代目若旦那。容姿端麗、成績優秀で常に周りから注目を浴びてきたが、自由がなく、心を許せる相手もいないことに密かに悩んでいた。そんな時、弟が連れてきた早梅に10年ぶりに再会し初恋の相手である彼女への思いが抑えられなくなっていく。長年にわたる兄弟の確執、人生崖っぷちシンデレラ・早梅をめぐる三角関係が描かれる。いかにも漫画のようなお話。

 

 

テレ朝水9 7/7 ~ 『刑事7人 シーズン7』 東山紀之、田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也、平山浩行、他

2015年から始まった『刑事7人』シリーズも7年目。テレ朝の刑事ドラマの中では視聴率が今一つだったが、前作第6シーズンでは平均視聴率12.0%(ビデオリサーチ調べ)と徐々に人気が安定してきている。東山紀之演じる天樹悠を中心に、個性あふれる刑事たちが、時代とともに複雑化する超凶悪犯罪や難解な未解決事件に挑む。天樹をはじめ、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)の7人が活躍する。シーズン6までの舞台は、天樹らが所属する『専従捜査班』および『刑事資料係』だったが、シーズン7ではこれらは解散。天樹たちは別々の部署に配属になり、海老沢は地域課所属の交番勤務、環は組織犯罪対策部、拓海は念願だった刑事の花形・捜査一課七係、青山は少年課、片桐は交通機動隊の白バイ隊員とバラバラになり、さらに、専従捜査班の依頼で司法解剖を行っていた堂本も現場を外れて後進の指導に当たっていた。そんな中、天樹は行方しれずとなっていた。今シーズンは拓海が配属された捜査一課七係の管轄で、2つの連続殺人事件が発生するところから始まる。被害者は自身それぞれが犯した犯罪の現場と思われる写真と共に、『お前の罪を知っている』という紙を所持していた。拓海は、二人目の殺害現場をうろついていた怪しい男を追跡したが、なんとその人物は天樹だった。その後、この二人の被害者を含む7人に殺し合いゲームのインビテーションが送られていたことが判明。連続殺人事件は、奇妙な殺人ゲームの始まりに過ぎなかった。この奇妙な殺人事件を解明すべくバラバラになっていたスペシャリスト7人が再び動き出す。今作では7人それぞれに焦点を当てた回が登場し、より深くその素顔が描かれていくという構成になるようである。ドラマスタート時からはメンバーも所属も大きく変化し、それぞれの立場もひっちゃかめっちゃかになってしまっているが、これまでの成り行きなど気にせずそのシーズンだけを楽しめばいいのかも。

 

 

日テレ水10 7/7 ~ 『ハコヅメ~たたかう!交番女子』 戸田恵梨香、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、ムロツヨシ、他

交番に異動してきたワケあり元エース刑事と、天然な地域課の警察官の2人の交番女子の物語。原作は泰三子の漫画『ハコヅメ~交番女子の逆襲』。安定収入を求めて警察官になった川合麻依(永野芽郁)(20)だったが、地域の人たちのために働いているはずが全く感謝もされず、ただただハードな交番勤務に身も心もボロボロ。そんなギリギリの精神状態で辞表を握りしめていた彼女の前に現れたのが藤聖子(戸田恵梨香)(30)。彼女は刑事課の元エース刑事だったが、ある日、地域課に異動し、町山交番勤務になった。きわめて優秀で仕事もできたが、どうやらパワハラで交番に異動させられたらしい。この出会いが2人の人生を大きく動かすことに。突然ペアを組むことになった2人が、助け合い、支え合い、事件に、雑務に、そして恋に奮闘する。そして、やがて藤が交番に来た本当の理由が明らかになる。この二人の他には、藤と警察学校の同期で、現在捜査一係の刑事・源誠二に三浦翔平。天性の人たらしで、地域住民からは広く慕われている。同期の藤を『聖子ちゃん』と呼び、一見フレンドリーに接するが、警察官としての反りは合わず嫌味の応酬や口喧嘩もしょっちゅう。だが、誰よりも藤のことをフォローし支える存在。 その源とペアを組む捜査一係の刑事・山田武志に山田裕貴。藤、源の一期後輩。二人には警察学校時代からしごかれ、今なお都合良く使われている。捜査一係の紅一点、女性刑事・牧高美和に西野七瀬。女子校育ちのため、「ザ・男社会」の刑事課になかなか慣れずにいる。捜査一係の係長、北条保に平山祐介。強面で物言いも強く一見するとかなり怖いが、実は部下想いで優しい。警察署の副所長、吉野正義に千原せいじ。柔道の猛者で機動隊出身。 副署長という立場ながら様々な訓練の講師もしている。藤と川合の直属の上司にあたる町山交番の交番所長・伊賀崎秀一にムロツヨシ。いつものらりくらりしているが、藤が悩んでいる時や、川合が失敗したときなどさりげなくフォローする。交番を舞台に繰り広げられるお仕事&ラブコメディ?

 

 

テレ朝木9 7/8 ~ 『緊急取調室第4シーズン(キントリ4』 天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、塚地武雅、でんでん、小日向文世、他

叩き上げの取調官が可視化設備の整った特別取調室で、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる警察ドラマ。天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、取り調べの専門チーム『緊急事案対応取調班(通称・キントリ)』のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』の第4シーズン。井上由美子氏による完全オリジナル脚本。これまでも『キントリ』の存続は散々危ぶまれてきたように記憶しているが、有希子(天海)、管理官・梶山勝利(田中哲司)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)は、今もキントリに在籍。第3シーズンから“キントリ・メンバー”の一員として参戦した玉垣松夫(塚地武雄)は古巣の『サイバー犯罪対策室』に復帰となるが、今シーズンもキントリと連携していく。また警視庁捜査一課殺人捜査第一係の監物大二郎(鈴木浩介)、渡辺鉄次(速水もこみち)の『もつなべ』コンビもタッグを組む。しかし、近年、取り調べ動画や監視カメラの映像など、逮捕に踏み切る際に最重要視される“明確な証拠”も入手しやすくなったことから警視庁からキントリの役目は終わった、と判断され『9月末で解散』を告げられる。“部署の消滅まで残り100日”という厳しいタイムリミットを課せられる中でのキントリの活躍が描かれていく。

 

 

フジ木10 7/15 ~ 『推しの王子様』 比嘉愛美、渡邊圭祐、ディーン・フジオカ、白石聖、船越栄一郎、徳永えり、瀬戸利樹、佐野ひなこ、谷恭輔、他

乙女ゲームを手がけるベンチャー企業の女社長が、無作法で無教養で無気力なイケメンを理想の男に育てていくというオリジナル・ドラマ。比嘉愛未演じる主人公の日高泉美(ひだかいずみ/比嘉愛未)は乙女ゲーム(女性向け恋愛ゲームの総称)を手がけるベンチャー企業『ペガサス・インク』代表取締役社長、36歳。以前は保険会社に勤め退屈な日々を送っていたが、あるとき乙女ゲームの存在を知りゲーム会社に転職。4年前に起業し、最初にリリースした乙女ゲーム『ラブ・マイ・ペガサス』が異例の大ヒットを記録。『ラブ・マイ・ペガサス』は、外見から内面まですべてが泉美にとって理想の“推し”(=好きなゲームキャラクター)であるケント様と恋に落ちるゲームで、泉美は一躍、新進気鋭の経営者としてもてはやされることに。性格は真面目で、誰に対しても壁を作らず等身大で接する泉美は部下からの信頼も厚い。しかしプライベートではここ何年も恋愛をしておらず、もっぱら『ラブ・マイ・ペガサス』のケント様に夢中だった。一見、順風満帆な泉美だが、『ラブ・マイ・ペガサス』に続く次回作の制作に苦心していた。ある晩、日頃の疲れから、つい酒を飲み過ぎてしまった泉美が帰り道を歩いていると、突然男(渡邊圭祐)が文字通り空から降ってくる。五十嵐航(いがらしわたる)という名のその男は自分の理想通りに作った『ラブ・マイ・ペガサス』のケント様にソックリだった。実はその男は借金取りから逃げるため、歩道橋から飛び降りたのだった。泉美にとって、まさに王子様が舞い降りてきたかのように思えたが、理想通りなのは容姿だけだった。無作法、無教養、無気力で、これまで一度も人を好きになったことがない、残念すぎる王子様だった。大失望する泉美だったが、ひょんなことから『あなたを理想の男性に育てる』と自らが航の人生を変えることを決意。泉美は航を『ペガサス・インク』で雇い、仕事はもちろん言葉遣いからマナーに知識、さらには生きがいや恋の仕方まで、ありとあらゆることを教えていく。そうこうするうちに、逆に泉美の方が航に守られ、本当に大切なことを教えられることになってゆく。前代未聞の恋の行方と、懸命に仕事にも向き合い、本物の幸せを見つけていく彼女たちの姿が描かれる。比嘉愛未には悪いが、ややインパクトに欠けるキャストのため視聴率が心配だ。

 

 

TBS金10 7/9 ~ 『#家族募集します』 重岡大毅(ジャニーズWEST)、木村文乃、仲野太賀、岸井ゆきの、佐藤遙灯、三浦綺羅、他

悩みや秘密を抱えるシングルファーザー、マザーたちがひとつ屋根の下で子育てしながら共に過ごして家族になっていく。マギーによるオリジナル脚本ドラマ。小さな絵本出版社に勤める主人公の赤城俊平(重岡大毅)は、ある事情で3ヶ月前にシングルファーザーになったばかり。5歳のひとり息子の子育てに苦戦する中、偶然再会した幼馴染の小山内蒼介(仲野太賀)がお節介な思いつきでSNSに投稿した『#家族募集します』という突飛な募集に巻き込まれてしまう。蒼介は自身が働くお好み焼き屋『にじや』を立て直すため、『にじや』の2階の空き物件で共同生活をさせて家賃収入を得ようと考えていたのだ。そんな募集に誰も乗るわけがないと呆れる俊平だったが『#家族募集します』のSNS投稿をきっかけに、ちょっと堅物な小学校教師のシングルマザー・桃田礼(木村文乃)と、夢を追い続ける子持ちシンガーソングライター・横瀬めいく(岸井ゆきの)と出会い、大人4人、子ども3人のひとつ屋根の下での生活が始まる。性格も価値観もバラバラな7人が時にぶつかり合いながらも“家族”としての絆を深めていく。一風変わった同居生活を通して、新しい“家族のカタチ”が描かれる。『一つ屋根の下・他人版』?みたいなホームドラマ。

 

 

テレ朝 金23:15 7/23 ~ 『漂着者』 斎藤工、白石麻衣、他

とある地方の海岸に全裸のイケメン男性が漂着、記憶はないがあらゆる事件を見通しているかのような神がかった能力で人々を狂信の渦に巻き込んでいく。企画・原作は秋元康。物語は、とある地方の海岸に全裸のイケメン男性が漂着したところから始まる。かなりの距離を泳いで来て溺れたらしいこの男を発見した女子高生たちが、軽い気持ちでSNSに動画を投稿したことで、<#イケメン全裸漂着者>というワードがトレンド入りするほどバズる。発見時、男が『勝者には何もやるな』とつぶやいた言葉から『ヘミングウェイ』と呼ばれ注目を浴びるなど、人気も急上昇。そんな中、県内では女児の失そう事件が発生。これまで半年の間に起きた女児5人の連続殺人事件との関連が疑われ、世間を騒然とさせていた。捜査を続ける県警捜査一課の刑事・柴田俊哉と野間健太、そしてスクープを狙う新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)らが事件を追う中、ついに女児が発見される。ところが、その女児の発見場所が、『ヘミングウイ』がノートに描いた風景と酷似していることが判明。この絵も動画でアップされていたため、『ヘミングウェイ』は予知能力をもっているのではないか、とネットをザワつかせることになる。取材を希望する詠美、事件への関連を疑う柴田らはヘミングウェイに接触を図ろうとする。そんなある日、初老の入院患者・後宮徳治郎がヘミングウェイとエレベーターに乗り合わせる。すると、ヘミングウェイの足首に入ったタトゥーに気づいた後宮が何かをつぶやき、突然怯え始める…。正体不明の主人公の男『ヘミングウェイ』を斎藤工が演じる。冒頭の斎藤工の全裸シーンだけ視聴率が良かったりして…。

 

 

日テレ土10 7/10 ~ 『ボイスⅡ 110 緊急司令室』 唐沢寿明、真木よう子、増田貴久(NEWS)、中川大輔、宮本茉由、藤閒爽子、増田昇太、他

凄腕刑事とボイスプロファイラー“声紋分析官”のコンビが厳しい制限時間に縛られながらも事件に対峙する。原作は韓国のケーブルテレビチャンネル OCN で放送された連続テレビドラマシリーズ。本邦では、2019年7月クールでリメイクされて第1シリーズとして放映、平均視聴率は10.9%とそこそこ健闘した。ただ、絶対的聴感能力を持つ緊急司令室 ECU の室長・橘ひかりを演じる真木よう子の“滑舌”の悪さが印象に残るドラマだった。今回はその続編となる。真木演じる橘ひかりは港東署ECU・室長で、ボイスプロファイラー。幼少期に事故で目をケガをするが、微かな音も聞くことができる絶対聴感能力を身につける。警察大学を卒業し、緊急指令室で働いていたが、ひかりが受けた電話で通報をしてきた樋口彰吾(唐沢寿明)の妻が電話口の向こうで殺される。さらにその後、警官だったひかりの父親も同じ男に撲殺されてしまう。失意と悔しさに苛まれたひかりは、ボイスプロファイルの専門家となる。2年前、緊急指令室の室長に就任したひかりは、室内に独自の捜査チーム・ECUを新設。その班長に樋口を任命し、ともに父を殺した連続殺人犯・本郷雫を逮捕。その後樋口は病を抱える息子・大樹のために現場を離れていた、治療が終わり元気になった大樹とともに横浜に帰ってくるが新たな事件に巻き込まれECUに復帰。一方のひかりは現在もECUで室長を勤めている。樋口に代わってECU緊急出動班・班長になった重藤雄二(増田昇太)と交際していて、プロポーズを受けていた。増田貴久演じる石川透は港東署ECU緊急出動班・捜査員。もともとは強行犯係に在籍し、当時係長だった樋口のことを「兄貴」と呼び、大変慕っている。2年前、樋口とともにECUの捜査員となるが、図らずも父を脅した犯人の命を奪ってしまったことを連続殺人鬼に利用され樋口を裏切る事になってしまっていた。事件後、警察官を辞めようと考えたが、ひかりに慰留され、港東署生活安全課に勤務することになる。樋口の帰還に伴い、石川も再びECUの一員として共に捜査にあたる。ECUの面々が、『声』『音』を手がかりに被害者の場所を迅速に特定し制限時間内に事件を解決する活躍が描かれる。指令を出すひかりの滑舌が良くなっていることを願う。

 

 

NHK日8 放映中 『青天を衝け』 吉沢亮、竹中直人、草彅剛、堤真一、満島真之介、橋本愛、岡田健史、上白石萌音、深川麻衣、博多華丸、他

今一つ、幕末から威信にかけての緊張感が伝わってこないのが残念(一つには草彅の、のほほーんとした演技による?)。篤姫役の上白石萌音や西郷隆盛役の博多華丸らの貫禄のなさにがっかり。的確なキャスティングを望む。

 

 

TBS日9 7/4 ~ 『 TOKYO MER~走る緊急救命室』 鈴木亮平、賀来賢人、中条あやみ、石田ゆり子、菜々緒、中里依紗、要潤、小手伸也、佐野勇斗、鶴見辰吾、他

黒岩勉によるオリジナル脚本ドラマ。最新の医療機器とオペ室を搭載した大型車輌(ERカー)で負傷者にいち早く救命処置を施す医師の物語。物語の舞台は、『TOKYO MER』という救命救急のプロフェッショナルチーム。“MER”とは、モバイル・エマージェンシー・ルームの略称。危険極まりない重大事故・災害・事件の現場に駆けつけ、負傷者にいち早く救命処置を施す。そして、“一人も死者を出さないこと”が、チームに課されたミッションである。主人公『TOKYO MER』のチーフドクター・喜多見幸太(きたみこうた)を鈴木亮平が演じる。喜多見は、大事故や事件に巻き込まれ命の危機に瀕する患者を救うため、危険を顧みず現場に飛び込んでいく勇猛果敢で凄腕の救命救急医。そして、喜多見に反発するがいつしか最高の相棒となる音羽尚(おとわたかし)を賀来賢人が演じる。音羽は、厚生労働省の官僚でありながら医師免許も持つ医系技官で、チームに欠かせない救命救急医の一人である。そして、循環器外科で研修中ながらMERチームを兼務するよう命じられた研修医・弦巻比奈を中条あやみが演じる。さらに『TOKYO MER』の創設者である東京都知事・赤塚梓(あかつかあずさ)役で石田ゆり子が出演。女性初の首相候補と脚光を浴びる赤塚は、政治生命を左右されかねない困難な状況にも決然と立ち向かう人物。『TOKYO MER』のメンバーで、看護師の蔵前夏梅(くらまえなつめ)役に菜々緒。蔵前は、救命救急医療に精通した凄腕の看護師、一人娘を育てるシングルマザー。喜多見の頼れる右腕として、一刻を争う救命現場に必要不可欠な存在。さらに喜多見と同じ病院で働く循環器外科医・高輪千晶(たかなわちあき)役に仲里依紗。若くして世界的に名高い心臓手術のスペシャリスト。命懸けで災害現場に飛び込んでいく無鉄砲な喜多見のやり方に批判的で犬猿の仲のように見えるが、喜多見の腕と、命を守ることへの強い使命感は認めている。物語が進むにつれ、2人の意外な関係が明らかになっていく。また災害や事故現場で救助活動を指揮するレスキュー隊の中でも最精鋭がそろった即応対処部隊の隊長・千住幹生(せんじゅみきお)役に要潤。医師でありながら危険な現場へと飛び込もうとする喜多見と激しく衝突する。その他、『TOKYO MER』のメンバーである麻酔科医・冬木治朗(ふゆきじろう)に小手伸也、臨床工学士・徳丸元一(とくまるもといち)に佐野勇斗がキャスティングされている。危機に瀕した患者に直面し、究極の決断を迫られる救急医療の現場が描かれる。『日曜劇場』らしからぬ医療ドラマ。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 7/4 ~ 『ボクの殺意が恋をした』 中川大志、新木優子、藤木直人、鈴木伸之、田中みな実、他

身体能力は申し分ないが最高に間が悪い殺し屋と暗殺ターゲットの女との恋が描かれる徳永友一によるオリジナル・ラブコメ。中川大志演じる男虎柊(おのとらしゅう)は5歳の時に両親を亡くし、父親の親友である男虎丈一郎(おのとらじょういちろう)(藤木直人)に育てられた。丈一郎は、表向きは清掃会社を経営していたが、その正体は警察が裁くことのできない悪人を暗殺する『五黄(ごおう)のトラ』と呼ばれる伝説の殺し屋だった。柊は、丈一郎が殺し屋だとは知らずのびのびと成長していた。丈一郎は柊を育てるうちに、彼には真っ当な生き方をしてほしいと思うようになり、謎に包まれた人気漫画家の鳴宮美月(新木優子)の暗殺を最後に殺し屋稼業から引退することにした。しかし、丈一郎は最後の仕事で返り討ちに遭い死んでしまう。柊は、丈一郎の死をきっかけに、彼が伝説の殺し屋だったことを知る。柊は丈一郎を殺害した犯人が鳴宮美月であることを突き止めると、復讐のため自らも殺し屋になることを決意する。柊は殺し屋としての素質を備えていたものの、最高に間が悪く、標的の美月を何度も救ってしまったあげく、彼女に恋をしてしまう。一方柊に何度も助けられるうちに美月も彼に惹かれていく。他には、『デス・プリンス』と呼ばれる天才席殺し屋・八乙女流星(やおとめりゅうじ)に鈴木伸之、美月の優秀なチーフアシスタントでイケメン好きの水瀬千景(みなせちかげ)に田中みな実、美月の担当編集者・風岡樹生(かざおかたつみ)に中尾明慶、警視庁の準キャリアの刑事ながら法で裁けない人間を闇に葬り去る殺し屋組織 『 Secret Operation Service(SOS)』を取り仕切っている綿谷詩織(わたやしおり)に水野美紀らがキャスティングされている。殺し屋が主人公という、へんてこなドラマである。

 

 

東京オリンピックのためか、

各ドラマとも早いスタートとなっている。

オリジナルドラマは、大河ドラマを除く12作品中8作品。

また久々に医療ドラマ2作品だが、

コロナ禍が続いている状況では医療物には

食指が動きにくいのではと推察する。

見ごたえのあるドラマを期待したい。

 

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2021年4月新ドラマ

2021-03-27 12:18:47 | テレビ番組

感染者数の減少は鈍く依然コロナ禍が続いているが、

ようやく各局とも “with コロナ”体制で

(自分的には“apart from コロナ”という言い方が良いと思うのだが)

元の鞘(クール)に収まり、一時の混乱は脱したようである。

中でもTBS は『天国と地獄~サイコな2人~』

『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』の2本で高視聴率をゲットし、

堅調ぶりが伺える。

いい味を出していた柄本佑(TBS『天国と地獄~サイコな2人』より)

 

この先ワクチン接種が進み、コロナ禍を脱することができるのか。

希望に膨らむクールとなることを期待して各4月ドラマを

チェックしてみたい。

 

 

 

フジ月9 4/5 ~ 『イチケイのカラス』 竹野内豊、黒木華、新田真剣佑、山崎育三郎、桜井ユキ、水谷果穂、中村梅雀、升毅、小日向文世、草刈民代、他

弁護士や検察官の双方に恐れられる自由奔放で型破りな刑事裁判官が主人公のリーガルドラマ。原作は2018年の浅見理都によるコミック『イチケイのカラス』(講談社モーニングKC刊)。『イチケイ』とは竹野内豊演じる主人公の刑事裁判官・入間みちおが所属する東京地方裁判所第3支部第1刑事部、『カラス』は裁判官が身につけている公平さを象徴する黒色の法服のこと。自由奔放で型破りな入間と、彼に振り回されながらも真実をつかもうと奔走するイチケイメンバーの活躍が描かれる。入間は絶対に冤罪を生むことのないよう、自らの足で現場検証を行い事件の真相を明らかにすることを信条とする異端な刑事裁判官。ひげを生やし、服装はカジュアル。ゆるい空気をまとい、とぼけた発言をすることもしばしば。しかし、しがらみや偏見、先入観に一切とらわれない自由な観察眼と、徹底的に調べ上げる探究心を持ち、弁護士団や検察官たち両方から恐れられているクセ者。250件前後の事件を抱える刑事裁判官には迅速かつ効率的に事件を処理することが求められるが、マイペースで事件を深掘りしていく入間に、周囲のイチケイメンバーたちは振り回される。そんな入間と真逆タイプの裁判官なのが黒木華演じる坂間千鶴。男性社会の法曹界において若くして特例判事補(裁判官として実務を5年以上経験し判事と同等の権限を有する判事補)になった優秀な女性。東大法学部出身で将来を約束されたエリート中のエリートだが、冗談が全く通じない堅物タイプ。そんな坂間がイチケイに異動になった理由は、事件の処理件数が信じられないほど少なく、会社なら倒産レベルの赤字状態であるイチケイを立て直すためだった。迅速さと効率性を求める坂間にとって、現場検証を何度も行い、じっくりと事件の真相を深掘りしていくみちおの仕事スタイルは全く理解ができずイライラが募るばかり。しかし赴任当初は反発してばかりだった坂間も、事件をただの“案件”ではなく“一人一人の人生”として扱うみちおの信念に気づいたとき『判決を下すだけではなく裁判官として何ができるのか』という問いに直面することになる。一方、物語の展開とともに、入間が弁護士から裁判官となった転機となる過去のある事件が明らかになっていく。この2人に加えて、裁判所書記官の石倉文太を新田真剣佑が演じる。裁判所書記官は、裁判の記録や調書などを作成・保管するほか、裁判所主導の現場検証を行う際にはスケジュールを調整したり、検証に立ち会って記録したりと、縁の下の力持ちとして裁判官を全面的にサポートする役割を担う。彼ら3人を中心にイチケイチームの活躍が展開される。伝説の裁判官・駒沢義男に小日向文世、お人好しの主任書記官・川添博司に中村梅雀、3つ子の母親でもある書記官・浜谷澪に桜井ユキらがキャスティングされている。

 

 

フジ(関西テレビ)火9 4/13 ~ 『大豆山とわ子と三人の元夫』 松たか子、岡田将生、角田晃広(東京03)、松田龍平、豊嶋花、市川実日子、高橋メアリージュン、石橋静河、近藤芳正、岩松了、他

坂元裕二脚本によるオリジナル・ロマンチックコメディ。建設会社の社長に就任したばかりのバツ3の女性と、その女性を忘れられない元夫たちの物語。松たか子が演じる主人公・大豆田とわ子(だいずやまとわこ)は、3回結婚して3回離婚したバツ3の女性。建設会社『しろくまハウジング』の社長に就任したばかりの40歳。とわ子はとりわけ変人というわけではなく、洋服が好きで、明るく、お茶目で、ちょっとせっかちで、どこかとぼけていて、いろんなところがちょっとずつ面白い、そんな女性である。最初の夫・田中八作(松田龍平)との間に生まれた中学3年生の娘・唄(うた)(豊嶋花)と二人暮らしをしている。八作は東京・奥渋谷にあるレストラン「オペレッタ」のオーナー兼ギャルソン、40歳。女性に自動的にモテてしまい、ときどき面倒なことに巻き込まれてしまう。二番目の夫はファッションカメラマン・佐藤鹿太郎(かたろう)(角田晃広)(45歳)。業界では有名で腕もいい。とわ子のことが今でも好きで好きでたまらないが、とにかく器が小さい。三番目の夫は岡田将生演じるエリート弁護士・中村慎森(しんしん)(31)。とわ子の会社『しろくまハウジング』の顧問弁護士。理屈っぽくて、ひねくれ者。口癖は「それ、いります?」。周囲からは冷静で合理的な人間とみられていた慎森がとわ子と結婚し、離婚した理由は不明。とわ子とこれら3人の元夫が、坂元裕二お得意の掛け合いで織りなす一風変わった日常がどのように展開されるのかが見どころか。ターゲットとなる視聴者はやや高めの年齢層となりそう。

 

 

TBS 火10 4/20 ~ 『着飾る恋には理由があって』 川口春奈、横浜流星、夏川結衣、丸山隆平、中村アン、向井理、山下美月(乃木坂46)、高橋文哉、他

『恋はつづくよどこまでも』の金子ありさによるオリジナルドラマ。着飾ることで自分の居場所を得ていた女性が、価値観の違う人々と1つ屋根の下で恋愛を繰り広げ、友情を深める中で、鎧を脱ぎ捨て自分らしく生きていく姿が描かれる。主人公は、川口春奈演じる“着飾る女”真柴くるみ(26)。インターネット通信販売で若者から支持を集めるインテリアメーカー『el Arco Iris』(エル・アルコ・イリス=スペイン語で“虹”の意)の広報として、プレスリリースやメルマガの作成、メディアの取材対応、広告宣伝のPR活動を担当している。彼女は同社を興した社長・葉山祥吾(40)(向井理)からも一目置かれている。会社に貢献したいと宣伝を兼ねて始めたSNSでは10万人近くのフォロワーを持ち、インフルエンサーとしても活躍。会社のため、フォロワーのため、そして密かに想いを寄せる葉山社長のため、『憧れの存在』であり続けようと背伸びし努力する日々を送っていた。しかし、日々業務に追われマンションの契約更新を忘れていたため部屋を追い出されてしまう。彼女に手を差し伸べたのは、カフェでバイトしていた頃に仲良くなった常連さんで、真柴の唯一の女友達であり、「姉御」と慕う人気フードスタイリスト・早乙女香子(さおとめこうこ)(夏川結衣)50歳。香子の計らいで真柴が行き着いた先は、表参道の一等地に建つ彼女のマンション。表参道の高級マンションで優雅な一人暮らし! と思いきや…まさかまさかの知らない人たちとのルームシェアだった!そこにいたのは既成概念を覆す個性豊かなメンバーだった。自由気ままに好きな時だけキッチンカーでバルを営業する料理人で、シンプルな生活を追求する超マイペースな性格のミニマリスト・藤野駿(26)(横浜流星)。そして、駿のはとこでオンラインカウンセラーとして悩み相談を請け負っている関西人・寺井陽人(てらいはると/36)(丸山隆平)。さらには、近所の高級スーパーでデリバリーのバイトをする傍ら、現代アートの絵画やオブジェを作るアーティストの卵・羽瀬彩夏(はせあやか/33)(中村アン)。この3人に真柴と香子が加わって、縁もゆかりもない、年齢も職種もバラバラの5人暮らしが始まることとなる。しかしそれぞれ考え方や好みの異なる他人同士の共同生活のためトラブルが多発。他人の評価を気にして生きてきた真柴は、中でも共同生活において自分らしく自由に生きる駿と過ごすうちに価値観が変わっていき2人の距離は急速に縮まっていく。とりあえず本ドラマ、得意の短縮タイトルは『きかこい』とでもなるのだろうか?あまり現実的なストーリーではないようだし、数字の獲れない女・川口春奈主演というのも心配の種だ。

 

 

テレ朝水9 4/7 ~ 『特捜9 season 4』 井ノ原快彦、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中村梅雀、佐野史郎、他

リーダーの浅輪直樹(井ノ原快彦)を中心に、新藤亮(山田裕貴)、小宮山志保(羽田美智子)、村瀬健吾(津田寛治)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)らが協力しながら難事件を解決していく刑事ドラマ、本ドラマも第4シーズンに突入。シーズン3では全く不可解な言動ばかりだった班長の国木田誠二(中村梅雀)がようやくまともに?仕事をしてくれそうである。

 

 

日テレ水10 4/14 ~  『恋はDeepに』 石原さとみ、綾野剛、大谷亮平、渡邊圭祐、今田美桜、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、橋本じゅん、他

徳尾浩司によるオリジナル脚本ドラマ。愛する魚オタクの女の海洋学者と巨大マリンリゾート開発に人生をかけるロンドン帰りのツンデレ御曹司が対立しながらも恋に落ちていく物語。石原さとみ演じる渚海音(なぎさみお)は海洋学者で芝浦海洋大学・海洋学術センター・鴨居研究室の特任研究員。海を愛する魚オタクで、なんでも魚にたとえて語り、周囲を驚かせる。いつも明るく笑顔で、誰にでも優しいお人よしな性格だが、家族や過去のことは語りたがらず謎が多い。プラスチックゴミ等による海の汚染を嘆いていてマリンリゾート開発の阻止に使命感を持っている。一方の綾野剛演じる蓮田倫太郎(はすだりんたろう)は、リゾート開発をしている家族経営会社『蓮田トラスト』の三兄弟御曹司の次男。仕事に厳しく、近寄りがたい雰囲気で周囲に恐れられているが実は無邪気で純真な少年のような心の持ち主。ロンドンの有名コンサル会社に勤めていたが父親の体調不良をきっかけに帰国し、『蓮田トラスト』のマリンリゾート開発事業を任される。立場上対立するこの2人がお互いに惹かれ合うようになるのだが、ある秘密から『禁断の恋』となってしまうという展開。鴨居研究室の特任研究員・宮前藍花に今田美桜、蓮田三兄弟の長男・光太郎に大谷亮平、蓮田三兄弟の三男・榮太郎に渡邊圭祐がキャスティングされている。このところ視聴率が低迷している石原さとみの逆襲なるか?

 

 

テレ朝木9 4/15 ~ 『桜の塔』 玉木宏、広末涼子、仲里依紗、光石研、吉田鋼太郎、椎名桔平、他

武藤将吾によるオリジナル脚本ドラマ。警視庁の頂点、警視総監を目指し巻き起こる野望と正義が入り乱れる組織内のパワーゲームが描かれる。主人公は玉木宏演じる警視庁捜査共助課の理事官・上條漣。幼少期の“ある出来事”が火種となり、権力を手に入れることを渇望するようになる。ゆくゆくは、警視総監にと考えている。そのためまずは自らが属する派閥のトップが警視総監になることが出世の近道と考えた彼は、どんなに汚い仕事もためらうことなく遂行し野望の階段を駆け上がろうとする。漣の幼馴染で警視庁捜査一課の水樹爽に広末涼子。正義感に燃える彼女は野心に燃える漣と対立しながらも、密かに彼を想っていて、漣の野心に火を点けた過去を知っている。一方、警視庁刑事部長を父に持つ女性・千堂優愛に仲里依紗。欲しいものは何でも手に入れてきた彼女は、漣の魅力に取りつかれ固執していく。警察幹部の面々には、『東大派』の警務部長・吉永晴樹に光石研、『薩摩派』の警備部長・権藤秀夫に吉田鋼太郎、さらに『外様派』の刑事部長・千堂大善に椎名桔平らがキャスティングされている。そのほか、漣に徹底マークされる銀行強盗事件の被疑者・蒲生兼人を森崎ウィン、漣の情報屋として暗躍する刈谷銀次郎を橋本じゅん、漣を気にかける銀座の高級クラブのママ・小宮志歩を高岡早紀が演じる。警察内部のすったもんだなど、あまり興味が湧かないのだが…。

 

 

フジ木10 4/8 ~ 『レンアイ漫画家』 鈴木亮平、吉岡里帆、片岡愛之助、木南晴夏、竜星涼、岩田琉聖、他

漫画一筋で恋愛下手なレンアイ漫画家と、ダメ男ホイホイと呼ばれる崖っぷちアラサー女子、恋に不器用な二人が織りなすラブコメディ。原作は2010年から2012年にかけて連載されていた山崎紗也夏の漫画『レンアイ漫画家』(講談社モーニングKC刊)。脚本は松田裕子。鈴木亮平演じる主人公・刈部清一郎(かりべせいいちろう)は、人付き合いが苦手の変わり者で、外に出ることもほとんどなく、常人には理解できない思考回路を持つ天才漫画家。アシスタントもつけず一人きりで、少女漫画の金字塔と呼ばれる大ヒット漫画の連載を続けている。顔出しは一切せず、女性名のペンネームで正体を隠し、そのプライベートは謎に包まれていた。そんなある日、弟の忘れ形見を引き取る羽目になり、孤高の生活が乱されることに。一方、夢なし、彼なし、仕事なしのアラサー女子・久遠あいこ(くおんあいこ)は、初恋の人の葬儀で、その兄の清一郎と衝撃の出会いをする。清一郎は『俺のためにレンアイしろ!』と、あいこにとんでもない仕事の依頼をする。それは、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションをする、というものだった。このため、あいこは疑似恋愛相手と淡い恋に発展したり、発展しなかったりの悲喜劇を繰り返す羽目に。清一郎と喧々諤々(けんけんがくがく)、丁々発止を繰り広げていく。吉岡里帆が恋愛不器用・彼なし・仕事なしのアラサー女子といわれても全くピンとこないのだが。

 

 

TBS金10 4/16 ~ 『リコカツ』 北川景子、永山瑛太、高橋光臣、白洲迅、大野イト、平岩紙、宮崎美子、酒向芳、三石琴乃、佐野史郎、他

泉澤陽子脚本によるオリジナルドラマ。運命的な出会いを果たして交際ゼロ日でスピード婚した夫婦が、価値観の違いから新婚早々に離婚に向けた活動(リコカツ)を始める。北川景子演じるファッション雑誌の優秀な編集者・水口咲は大手広告代理店勤務だった父と美魔女モデルと呼ばれる母を持ち、現代的で自由な家庭で育った自分に正直な女性。そんな咲と運命的な出会いをしたのが永山瑛太演じる緒原紘一(おばらこういち)。紘一は航空自衛隊に編成されている航空救難団のエース隊員で、厳格な自衛官一家で育った絵に描いたようなカタブツ人間である。自由奔放と生真面目。まるで正反対な二人は、運命的な出会いをきっかけに交際ゼロ日でスピード結婚する。華やかな結婚式を終え、幸せな新婚生活が始まると思われたが。同じ家で暮らし始めた二人は、互いの生活習慣の違いや結婚生活に求める価値観の違いで意見が食い違い、大喧嘩に。売り言葉に買い言葉で、新婚早々離婚を決意する。しかし、職場や家族・友人から盛大に結婚を祝福され、将来を期待される新婚夫婦は、周囲になかなか離婚の決意を切り出せない。そこで水面下で離婚に向けた活動、『リコカツ』を始めることになる。咲の会社の後輩・三本木なつみに大野イト、咲の元カレ・青山貴也に高橋光臣、紘一の両親に宮崎美子・酒向芳、咲の両親に三石琴乃・佐野史郎らが配役されている。久々に瑛太をテレビドラマで見るような気がする。

 

 

テレ朝 金23:15 4/30 ~ 『あのときキスしておけば』 松坂桃李、麻生久美子、井浦新、三浦翔平、岸本加世子、MEGUMI、猫背椿、六角慎司、阿南敦子、他

大石静脚本によるオリジナルドラマ。不運な32歳独身男性が、失った最愛の人が見知らぬおっさんに入れ替わったと告げられるSFラブコメディ。主人公は松坂桃李演じる、壊滅的にポンコツで、夢もなく覇気もなく生きていたスーパーの従業員・桃地のぞむ。勤務先でも失敗ばかりで出世願望も恋愛願望も特になし。唯一の趣味が漫画を読むことだった桃地は、ある日、スーパーのレジでクレーマーに絡まれていたところを大好きな漫画『SEIKAの空』の作者・蟹釜ジョーこと唯月巴(麻生久美子)に助けられる。その後二人がなんやかんやといい感じになり始めたころ、巴に押し倒されてキスされそうになったのをやんわり拒否しキレられてしまう。それでも桃地は沖縄旅行に誘ってもらうことになり心躍らせていた矢先、巴は事故で帰らぬ人になってしまう。桃地が悲しみに打ちひしがれ涙にくれていると、見知らぬおっさん・田中マサオ(井浦新)が現れ、衝撃的な言葉を発するのだった。「モモチ、私が巴なの」。いとしの彼女はおじさんの中に魂だけ入ってしまったのである。最愛の人を失った上に、見知らぬおっさんにわけのわからないことを言われてしまった桃地は奇想天外な出来事に次々と見舞われることに。そして物語が進むにつれ、マサオの正体も明らかになっていく。“入れ替わりもの”ということなら『天国と地獄~サイコな2人~』に先を越されてしまった感じ。二番煎じ以下に終わらなければよいのだが…。

 

 

日テレ土10 4/17 ~ 『コントが始まる』 菅田将暉、有村架純、神木隆之介、仲野太賀、古川琴音、他

金子茂樹によるオリジナルドラマ。解散を決意したコント師の3人の男たちと、やる気のない姉妹の「大失敗」の人生を歩む20代後半の男女5人の物語。高岩春斗(菅田将暉)、朝吹瞬太(神木隆之介)、美濃輪潤平(仲野太賀)の3人は子供の頃に描いていた思いとはかけ離れてはいたが、売れないお笑いトリオ『マクベス』で頑張っていた。そんな3人も20代後半となりトリオの解散を決意する。一方、中浜里穂子(有村架純)は、一流企業に就職しOLとして頑張っていたが、理想とのギャップからOLを辞めて抜け殻となりファミリーレストランでウエイトレスのアルバイトをしていた。里穂子の妹・中浜つむぎ(古川琴音)も悶々とした日々を過ごしており、姉の世話を言い訳にして目標もなく夜の街で働いていた。ある日、里穂子はトリオの3人がネタ合わせに使うファミレスで出会うことになる。3人の様子に里穂子は忘れかけていた大切なものを思い出し彼らを応援していくことに。ドラマは毎話、売れないトリオによる取り留めのない『ショートコント』で幕を開けるが、それはそれに続くドラマの『前フリ』になるとか?まだ20代後半という若さながら人生に大敗したと感じている男女が思いも寄らない未来に遭遇する群像劇が繰り広げられる。

 

 

NHK日8 放映中 『青天を衝け』 吉沢亮、竹中直人、草彅剛、堤真一、満島真之介、橋本愛、岡田健史、上白石萌音、深川麻衣、博多華丸、他

吉沢亮は予想外に好演している(一方、草彅の演技は、というと…あんなものか)。順調なスタートを切ったようであるが、やはり時代が江戸末期から明治維新なので毎話、重大な事件が描かれるわけではない。大きなイベントを期待する人たちには回を重ねるごとに間延びした感じになるのではないだろうか。

 

 

TBS日9 4/25 ~ 『ドラゴン桜2』 阿部寛、長澤まさみ、及川光博、江口のりこ、早霧せいな、佐野勇斗、高橋海人(King & Prince)、南沙良、平手友梨奈、加藤清史郎、他

2005年7月クール、金曜ドラマ枠で放映された『ドラゴン桜』の続編。原作は週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて2018年から連載中の三田紀房の漫画『ドラゴン桜2』。前作で倒産寸前・低偏差値の私立龍山高校を超進学校に生まれ変わらせた弁護士・桜木建二の16年後が描かれる。阿部寛が演じる主人公の桜木は、元暴走族の弁護士。前作で龍山高校を退職してからは、その功績を買われ弁護士として私立大学の経営指導をするべく各地を転々としていた。今回、前作から16年後の龍山高校に戻ってくる。偏差値30の学校ながら東大合格者を出した龍山高校だが、桜木が去ったあとは下降の一途を辿っていた。その窮地を脱すべく、同校は再び桜木にオファーを申し入れる。入試制度改革が行われる今、再び東大受験を目指す新たなドラマが展開される。ただ現代の大学受験は大きな転換期を迎えていた。これまでの知識詰め込み型の“記憶力試験”から“実践的な学力を測る試験”へと移行。これは、DX(デジタルトランスフォーメーション)などに代表されるように、社会で必要とされる力が変わってきたことによる。また今作では、生徒たちが抱える現代ならではの悩みを描きながら、大人が抱える子育ての悩みや、口を開けば“パワハラ”だと騒ぐ部下へのうっぷんなど、様々な問題に桜木が向き合うことになる。今回、桜木がかつて受け持った“東大クラス”の教え子・水野直美(長澤まさみ)が弁護士として桜木の経営する法律事務所に入所し生徒たちと関わっていく。また、桜木たちに学校再建を依頼した学園の教頭・高原浩之に及川光博、桜木たちに反発・抵抗する同学園の理事長・龍野久美子に江口のりこ、桜木法律事務所のNo.2・岸本香に早霧せいな、らがキャスティング。そのほか“東大専科”の生徒役に南沙良、細田佳央太、志田彩良、鈴鹿央士、加藤清史郎、平手友梨奈、高橋海人らが選ばれている。前作では、山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣らが生徒役で出ていたようであるが、今回もキャストから新たなスターが生まれるか?

 

 

日テレ日22:30 4/11 ~ 『ネメシス』 櫻井翔(主演)、広瀬すず(主演)、石黒賢、山崎紘菜、真木よう子、仲村トオル、勝地涼、中村蒼、富田望生、江口洋介、他

複数の小説家からの脚本協力によるオリジナルドラマ。ポンコツ探偵の男性と天才すぎる女性による、凸凹バディが難事件を解決するミステリードラマ。タイトルの“ネメシス”はドラマの舞台となる探偵事務所の名前、正義の鉄槌で悪を砕くギリシャ女神の名からつけられている。ポンコツだが人望の厚い探偵・風真尚希を櫻井翔、無鉄砲だが天才の助手・美神アンナを広瀬すずが演じる。ドラマは一話完結のエピソードが毎話描かれるが、全話を通じてアンナの父を探し出すのが2人の目的となる。父につながるヒントを見つけ出そうとするたびに新たな謎が生まれていき、各話が複雑に絡み合ってつながっていく。2人はやがて全ての謎を解く鍵が20年前の“ある事件”に隠されていることを知る。アンナの父親・美神始に仲村トオル、探偵事務所『ネメシス』の大黒柱・栗田一秋に江口洋介がキャスティングされている。かなり入り組んだ内容の様なので、一話でも見逃すとついて行けなくなるのではと心配。

 

 

大河ドラマを除く12作品中9作品がオリジナルドラマ。

昨年あたりからオリジナル作品が増えてきておりいい傾向である。

(韓流・医療ドラマはゼロ!)

“遠い世界の物語”風な設定が多いのが気になるが、

バラエティには富んでいるようである。

楽しみにしたい。

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2021年1月新ドラマ

2020-12-30 14:52:06 | テレビ番組

年の瀬もいよいよ押し詰まり、明日を残すのみとなった。

2020年は新型コロナウイルスの流行で散々な一年だった。

もちろんテレビドラマ界も大混乱。

感染はまだまだ収束にはほど遠い状況だが、

ドラマの方はウィズ・コロナでなんとか足並みが揃いつつある。

 

いつもなら2020年秋ドラマについての総括をするところだが、

今一つ頭が整理できていないので、

今回は2021年1月ドラマのチェックのみとさせていただいた。

ご参考いただけたら幸いである。

 

©フジテレビ

 

フジ月9 2020/11/2 ~ 放映中(2クール) 『監察医 朝顔2』 上野樹里(主演)、時任三郎、風間俊介、加藤柚凪、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES/ジャニーズJr.)、戸次重幸、坂ノ上茜、平岩紙、三宅弘城、板尾創路、柄本明、他

2020年11月2日から始まり月9では異例の2クールにまたがっての放映中。各話で主人公の法医学者・桑原朝顔(上野樹里)が、遺体に関連する事件、事故と向き合う一方、縦軸には東日本大震災で行方不明となった母への思い、刑事の夫・桑原真也(風間俊介)の職務上のトラブル、老いとともに娘の死を受け入れようとする祖父・嶋田浩之(柄本明)の姿などが描かれていく。取り扱う事件一つ一つには大きなドラマはなく付け足しのような内容のため毎話スッキリ感は今一つだが、ドラマの狙いはそこではないのだろう。2クールの長丁場でちょっと退屈になってくるところもあるが、後半の展開に期待したい。

 

 

フジ(関西テレビ)火9 1/12 スタート 『青のSP(スクールポリス)~学校内警察・嶋田隆平~』 藤原竜也、真木よう子、明日海りお、山田裕貴、泉澤祐希、たくませいこ、渋谷謙人、智順、兒玉宣勝、金沢雅美 、音尾琢真、石井正則、須賀健太、遠藤雄弥、峯村リエ、升毅、山口紗弥加、高橋克実、他

日本の中学校で初めて導入されるスクールポリスが、SNSトラブルや生徒の薬物疑惑、盗撮事件などに取り組んでいくオリジナルドラマ。学校内に警察官が常駐しトラブル対応や予防活動を行う制度を取り入れた赤嶺中学校に、警視庁捜査一課の敏腕刑事だった嶋田隆平(藤原竜也)が自ら志願し配属される。この中学、表向きは何の変哲もない公立校だが、スクールポリスによって様々な問題があぶり出されていく。SNS、薬物、盗撮、さらにはマタハラやセクハラなど学校に潜む様々な問題に嶋田は想像を絶する方法で対処していく。法に触れれば、教師であれ、生徒であれ容赦なく逮捕。常に冷静で毒舌な嶋田が、学校にはびこる“悪”を痛快に成敗する。嶋田が配属される赤嶺中学校の国語教師・浅村涼子に真木よう子、校長・木島敏文に高橋克実、英語教師・水野楓に山口紗弥加、数学教師・一ノ瀬悟に石井正則、そして所轄の少年係刑事・三枝弘樹に山田裕貴らが配役されている。『この学校の生徒に守る価値があるのか確かめたかった』と意味深な言葉を放つ嶋田がスクールポリスとなった目的と知られざる過去が徐々に明らかになっていく。

 

 

TBS 火10 1/12 スタート 『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』 上白石萌音、菜々緒、玉森裕太(Kis-My-Ft2)、間宮祥太朗、山之内すず、橋爪淳、宮﨑美子、高橋ひとみ、倉科カナ、ユースケ・サンタマリア、亜生(ミキ)、高橋メアリージュン、なだぎ武、久保田紗友、秋山ゆずき、他

安定志向の平凡女子が東京の大手出版社のファッション誌編集部で鬼上司などに向き合いながら恋や仕事に悪戦苦闘する。上白石萌音演じる主人公・鈴木奈未は、その名の通り『仕事も恋愛もほどほどに。人並み で普通の幸せを手にしたい』というイマドキの安定志向の持ち主。地方の田舎町で生まれ育った奈未は、夢もやりたいことも特にない平凡女子。東京で暮らす幼馴染で片思いの健也を追いかけるため、東京の大手出版社の備品管理部の求人募集を見つけ、採用されるが、配属されたのは備品管理部ではなくファッション雑誌編集部。そこで出会うのは、菜々緒演じる最年少編集長である宝来麗子。彼女は24時間仕事モードのまさに『バリキャリ』で、『超敏腕』『毒舌・冷徹』な鬼上司だった。麗子は生半可な気持ちで働く奈未に対して冷たく当たる。それを理不尽に感じていた奈未だったが、麗子の仕事に対する姿勢を間近で見ているうちに、奈未の仕事への意識が変わっていく。さらに、運命的に出会った玉森裕太演じる子犬系イケメン御曹司でカメラマンの潤之介から突拍子もない提案を受ける。鬼上司だけでなく子犬系御曹司にも振り回されることになった奈未は夢を見つけ、前に進むべく変わっていく。一方、御曹司の方も、元々超天然でマイペースだったが、奈未の優しさや温かさに触れるうち、自身にとって大きな一歩を踏み出す勇気を持てるようになる。さらに間宮祥太朗演じる出版社の先輩編集者・中沢涼太も奈未の真っ直ぐな心に惹かれていくことに。田舎育ちの女の子が上京して恋愛モードに突入という内容はまさに『恋は続くよどこまでも』の出版社版?

 

 

テレ朝水9 2020/10/14 ~ 放映中(2クール) 『相棒 season19』 水谷豊、反町隆史、川原和久、山中崇史、山西惇、石坂浩二、杉本哲太、仲間由紀恵、柄本明、浅利陽介、篠原ゆき子、他

2002年から続く人気シリーズ、19シーズンの後半クール。きわめてマンネリな内容だが、数あるテレ朝刑事ドラマの中ではやはり秀逸。

 

 

日テレ水10 1/13 スタート 『ウチの娘は、彼氏が出来ない!!』 菅野美穂、浜辺美波、福原遥、沢村一樹、川上洋平、岡田健史、大地伸永、長見玲亜、有田哲平、中川大輔、東啓介、中村雅俊、他

北川悦吏子・脚本によるオリジナルドラマ。恋愛小説家の母とオタクの娘のトモダチ母娘の二人が、それぞれ恋愛を始める。菅野美穂演じる売れっ子恋愛小説家でシングルマザーの水無瀬碧(みなせ あおい)の悩みの種は、浜辺美波演じる20歳の一人娘・空(そら)が筋金入りのオタクで、漫画やコスプレに夢中で彼氏ができないこと。一方、空の悩みの種はいい歳をして天然、暴走、世間知らずの三拍子が揃った『天然のアラフォー』の母親・碧。人にも男にもすぐ騙されてしまう。そんな天然の母としっかり者のオタク娘が、とある理由から突如「恋をしよう!」と恋活をすることを決意する。碧の幼馴染・ゴンちゃんに沢村一樹、碧の編集担当者・橘漱石に川上洋平、空の通う大学の同級生・入野光に岡田健史、漱石の恋人・伊藤沙織に福原遥らが配役されている。今の状況にはちょっと軽すぎる感じのドラマ。

 

 

テレ朝木9 1/21 スタート 『にじいろカルテ 』 高畑充希、北村匠海、井浦新、安達祐実、真島秀和、水野美紀、光石研、西田尚美、泉谷しげる、モト冬樹、半海一晃、池田良、他

岡田惠和・脚本によるオリジナルドラマ。とある病で秘密を抱える女ドクターが、山奥の小さな村の診療所で男2人の外科医・看護師とシェアハウス生活をしながら個性的な村人と暮らしていく。東京の大病院の救命救急の現場で働く医師・紅野真空(高畑充希)は“ある病気”が発覚したため仕事を辞め山奥にぽつんと佇む虹ノ村診療所にやってくる。降り立った村のバス停で迎えを待っていると、まるで座敷童のような少女が真空に手招きをしていた。導かれるように、村唯一の食堂「にじいろ商店」の中へ入ると、そこにはまるで妖怪のように個性豊かな虹ノ村の村人たちが大集合していた。やがて案内された診療所で、『本業は農家だ』と豪語するツナギにサングラスのヘンテコ外科医・浅黄朔(井浦新)、超優秀ながらすぐキレる若き前髪ぱっつん看護師の蒼山太陽(北村匠海)とともに一つ屋根の下で暮らすことになる。真空は医者でありながら患者でもあるという新たな人生と向き合いなら、徐々に虹ノ村にとってなくてはならない愛される存在へと成長していく。スーパードクターとはかけ離れた医師たちが織り成すチーム医療の成長譚が繰り広げられる。テレ朝木9では異色の内容。

 

 

フジ木10 1/7 スタート 『知ってるワイフ』 大倉忠義、広瀬アリス、瀧本美織、松下洸平、おかやまはじめ、森田甘路、川栄李奈、片平なぎさ、佐野ひなこ、安藤ニコ、猫背椿、生瀬勝久、他

 

原作は韓国の有料ケーブルテレビチャンネル・tvNで2018 年8月~9月に放送された同名ドラマ。恐妻家の男がある日突然大学時代にタイムスリップし、幸せな結婚生活を求めて人生を変えようとする。結婚生活5年目、夫も妻も相手への気遣いができなくなっていく頃、唯一の共通の思いは『なんでこの人と結婚してしまったのだろう』。銀行に勤め、結婚5年目で2児の父親である剣崎元春(大倉忠義)は、職場では上司から叱責され、自宅では妻・澪(広瀬アリス)から罵声を浴びせられる、そんな肩身の狭い毎日を過ごしていた。そんな時、大学時代“女神”と呼ばれ男子学生のあこがれの的だった後輩・江川沙也佳(瀧本美織)と偶然再会。沙也佳は巨大企業・西急グループの令嬢。彼女から『実は好きだった』と打ち明けられた元春は『彼女を選んでいたら』と強く後悔する。そんなある日、元春は街中で話しかけられた男からもらった500円硬貨がきっかけで突然大学時代にタイムスリップする。望んでいた人生を手に入れた主人公がどんな思いでやり直していくのか。“自分にとって大切な人とはどんな人なのか?”“誰かと人生を生きていくとはどういうことなのか?”そんな夫婦の普遍的ともいえるテーマを追求する。いかにも韓流ドラマらしいSFタイムスリップもの。

 

 

TBS金10 1/22 スタート 『俺の家の話』 長瀬智也(TOKIO)、戸田恵梨香、荒川良々、桐谷健太、平岩紙、永山絢斗、江口のりこ、三宅弘城、羽村仁成(ジャニーズ Jr.)、井之脇海、秋山竜次(ロバート)、他

工藤官九郎・脚本によるオリジナルドラマ。プロレスラーを引退し、能楽の人間国宝である父の介護をすることになった男が名家の遺産相続と介護で激しいバトルをする。主人公はプロレスラー・ブリザード寿こと観山寿一(みやまじゅいち)(長瀬智也)。寿一は幼少時代、二十七世観山流宗家にして重要無形文化財「能楽」の保持者である父の観山寿三郎(西田敏行)から一度も怒られたことがなかった。一緒に悪さをしても、怒られるのは弟子で芸養子となった寿限無(桐谷健太)のみ。しかし寿三郎は、初舞台以降「神童」と讃えられた寿一を褒めることもなく、それが幼い彼の心を傷つけていた。やがて寿三郎には反発した寿一は、母の死後、家を出てプロレスラーの道へ進む。時は流れピークを過ぎたレスラーとなってしまった寿一の元に寿三郎危篤の知らせが飛び込んでくる。急いで病院に駆け込んだ寿一は、久しぶりに会った弟の踊介(永山絢斗)と妹の舞(江口のりこ)から、一昨年に寿三郎が脳梗塞で倒れたことを聞かされる。別れの挨拶は2年前に済ませたと言い遺産や相続の話を始める弟妹に寿一は激昂する。そして寿一は二十八世観山流宗家を継承すべく、プロレスラーを引退することを決めた。しかし引退試合を終えた寿一を待っていたのは、寿三郎が退院したという知らせだった。寿三郎は一門の幹部、そして家族を前に、これまでの威厳はどこへやら、デイケアサービスで寿三郎の担当介護ヘルパーだった志田さくら(戸田恵梨香)と結婚すると言い出す。呆気にとられる寿一ら家族を余所に、自身の余命とすべての遺産をさくらに相続すると告げ混乱の渦へ。観山家を舞台に介護と遺産相続をめぐる壮絶バトルが勃発する。

 

 

テレ朝金 11:15(金曜ナイトドラマ) 2020/10/9 ~ 放映中 『24 JAPAN』 唐沢寿明、仲間由紀恵、佐野史郎、木村多江、筒井道隆、でんでん、栗山千明、池内博之、桜田ひより、高橋和也、神尾佑、前川泰之、桜井淳子、朝倉あき、片瀬那奈、他

物語が一話あたり1時間しか進行しないので非常にじれったい。唐沢寿明演じる主人公・獅堂現馬が孤軍奮闘するのだが、テロ対策ユニットの一員として総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の暗殺計画阻止のために奔走するというよりも、人質に取られた自分の妻と娘を救うことが最優先で、そのために他の誰かが命を落とすことになってしまうという、あまりに自己中心的な振る舞いから主人公に全く共感することができない。テロ実行チームも層が薄く、テレ朝の気合いが入っている割にチープなドラマになってしまった(原作が怒るのでは?)。

 

 

日テレ土10 1/23 スタート 『レッドアイズ 監視捜査班』 亀梨和也、松下奈緒、趣里、シシド・カフカ、松村北斗、木村祐一、他

国内に500万台ある監視カメラなど最新の科学情報捜査を行う特別捜査官が、愛する恋人を殺した連続殺人鬼を追うオリジナルドラマ。最新鋭の監視システムを駆使して犯罪捜査に当たるKSBC(神奈川県警捜査分析センター)を舞台に、捜査官たちがリアルタイムで犯罪者を追跡するサイバークライムサスペンス。亀梨和也演じる元神奈川県警捜査一課の刑事だった伏見響介は神奈川県警と協力して捜査を行う民間の捜査機関KSBC(神奈川県警捜査分析センター)の特別捜査官に転身、民間捜査員として過去に犯罪歴がありながら天才的な頭脳を持つ人物たちを招集し、最新の科学情報捜査で難事件に挑みつつ、KSBCの捜査能力を駆使して愛する恋人を殺した連続殺人鬼の行方を追う。KSBCセンター長・島原由梨に松下奈緒、同所属情報分析官・長篠文香に趣里、KSBC 所属の元犯罪者の捜査官には、元大学教授で詐欺師の山崎辰二郎に木村祐一、ハッカーの小牧要に松村北斗(SixTONES)、元自衛官の湊川由美子にシシド・カフカが配役されている。

 

 

NHK日8 放映中 大河ドラマ『麒麟がくる』 長谷川博己、染谷将太、佐々木蔵之介、風間俊介、尾野真千子、伊藤英明、川口春奈、他

コロナ禍で調子が狂ってしまったが、なんといっても舞台は戦国時代。物語は徐々に盛り上がりを見せてきた。ただ、大仰で奇妙なセリフ回しをする一部のおっさん(堺○○とか片○○太郎)らのおかげで拍子抜け。最終回は2月7日だそうで、いよいよクライマックスは近い。

 

 

TBS 日9 1/17 スタート 『天国と地獄~サイコな2人~』 綾瀬はるか、高橋一生、柄本佑、北村一輝、溝端淳平、中村ゆり、迫田孝也、林泰文、野間口徹、吉見一豊、馬場徹、谷恭輔、岸井ゆきの、木場勝己、他

森下佳子・脚本によるオリジナルドラマ。どん詰まりな女性刑事とサイコパスな男性殺人鬼の2人の魂が入れ替わり、複雑な世界が始まる。綾瀬はるかが演じる警視庁捜査一課の刑事・望月彩子(もちづき・あやこ)は努力家で正義感が強く、気が強く、融通が利かない、それに加えて上昇志向も強いが、慌てん坊で失敗も多い35歳。物事を「〜 すべき」「〜であるべき」と考える“べき論”タイプ。そのためその物言いや性格が上司や周囲の人たちに煙たがられている。とにかく融通が利かず一直線で、頑張りすぎて失敗も多い存在。そんな彩子は自分を馬鹿にする周囲に一矢報いるためには、大手柄をあげるしかないと意気込んでいた。そんなある日、独自の捜査でかき集めた証拠を手に、ある殺人事件の容疑者となる男を、自らの手で逮捕する大チャンスが到来したのだが、そんな矢先に彩子は不運にもその男と魂が入れ替わってしまう。そんな彩子と幸運にも?魂が入れ替わるサイコパスな殺人鬼・日高陽斗(ひだか・はると)を高橋一生が演じる。日高は、表向きは化学畑の研究者であり、若くしてベンチャーを立ち上げた、やり手の経営者。頭の良い人間にありがちな「上から目線」などまったくない超スマートな好人物だ。しかしそんな日高の本当の姿は、その類いまれなる頭脳と知識を駆使したサイコパスな殺人鬼だった…。この二人のほかの登場人物には、まず、彩子の家に居候中の、のんびり屋なフリーター・渡辺陸(わたなべ・りく)に柄本佑。陸は家賃、光熱費、食費などは一切払わず家事だけを担当する、彩子の完全なヒモ状態の男。それでも普段から敵の多い彩子にとっては、唯一の心の拠り所。さらに、彩子の先輩であり天敵とも言える刑事・河原三雄(かわはら・みつお)を北村一輝が演じる。河原は刑事としての能力は高く、結果も出すが、 そのためのやり方は何でもありという危険な匂いの漂う人物。しかしその裏では上の人間の弱みを握っているとも、便宜を図っているとも囁かれており、正義感の強い彩子はそのやり口を認めることができない。彩子にとってはまさに目のかたき。日高と入れ替わり、外見が殺人事件の容疑者となってしまった彩子を、河原はその独特な嗅覚で追い詰めていく。一風変わったSFドラマ。

 

 

日テレ 日10:30  1/17 スタート 『君と世界が終わる日に』 竹内涼真、中条あやみ、笠松将、飯豊まりえ、大谷亮平、笹野高史、安藤玉恵、マキタスポーツ、他

池田奈津子・脚本によるオリジナルドラマ。舞台は三浦半島の南端に位置する三浦市。事故でトンネルに閉じ込められた男が4日後に脱出すると、突然に警戒区域として封鎖された街でのサバイバルが始まる。自動車整備工の間宮響(まみやひびき)(竹内涼真)は、同棲中の研修医の恋人・来美くるみ(中条あやみ)にプロポーズするつもりだったその当日、通勤途中に謎のトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。数日後、命からがら脱出した響が目にしたのは、夜になると凶暴化し、生き血を求めて人間を襲う恐ろしい“生ける屍”だった。響は急いで自宅アパートに戻るが、荒らされた部屋から来美の姿は消えていた。生存者を探す響は近くの消防署にたどり着く。しかしそこで同級生で警察官の等々力(とどろき)(笠松将)から銃を向けられる。陸の孤島となった消防署に身を寄せていたのは等々力の他、その上司、本郷(大谷亮平)。女子大生・佳奈恵(飯豊まりえ)、三原紹子(安藤玉恵)と小学生の娘・結月ゆづき(横溝菜帆)の親子、屈強なバイク便ライダー・吾妻(鈴之助)、引っ越しアルバイトの韓国人・ミンジュン(キム・ジェヒョン)とその上司の甲本(マキタスポーツ)。そして、壮年の男性・宇和島(笹野高史)。響はそこで、化け物に噛み付かれることで伝染する“謎の感染症”がパンデミックを起こし避難指示が出ていることを知る。しかし救助に来るはずだった“避難所”とは前日から音信不通になっていた。化け物に占拠された街で極限状態の中、来美が“避難所”にいると信じる“世界イチ諦めの悪い男”間宮響の、死と隣り合わせの壮絶なサバイバルが始まる。日曜日の夜にはあまり見たくない内容だ。

 

 

全体にロケの少ない、カネのかからないお手頃ドラマが

主体のようである。

とはいえ一時に比べオリジナルドラマが増えてきているのは

いい傾向のように思う。

2021年が、じっくりドラマ・ウォッチできる

穏やかで明るい年になることを心から願いたい。

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2020年夏?秋?ドラマ

2020-07-19 18:26:02 | テレビ番組

新型コロナウイルス感染症の流行で

テレビドラマ界は大混乱状態。

放映クールはバラバラで今後の見通しも全く不明。

全く混沌とした状態となっているので、

今回はドラマ枠ごとに

現在分かっている情報をもとに整理し直してみた。

いまだ詳細不明なドラマもあるため

暫定的情報としてご参照いただきたい。

Covid-19 に 『倍返しだ!』

 

フジ月9 4/13 ~スタート(4/20~7/20 中断)7/27 ~再開 『SUITS season2』 織田裕二(主演)、中島裕翔(Hey!Say!JUMP)、鈴木保奈美、新木優子、小手伸也、中村アン、吉田鋼太郎、他

今回は、休職中から復帰した共同代表の弁護士・上杉一志(吉田剛太郎)との確執が盛り上がるとみられた矢先の第3話から中断。見切り発車で最初の2話を放映したことが果たして良かったのか。2話を視た限りでは特に1st シーズンと比べ目立った新鮮さは感じられない。

 

フジ月9 スタート日不明 『監察医 朝顔2』 上野樹里(主演)、時任三郎、風間俊介、加藤柚凪、志田未来、中尾明慶、森本慎太郎(SixTONES/ジャニーズJr.)、戸次重幸、坂ノ上茜、平岩紙、三宅弘城、板尾創路、柄本明、他

原作は香川まさひと・木村直巳の漫画『監察医 朝顔』。2019年7月クールに続く第2弾。今回は夏・秋2クールのオンエアとなる。前作では12.6%と高い平均視聴率を記録した(関東地区・ビデオリーサーチ社調べ)。前作では上野樹里演じる主人公の法医学者・万木朝顔(まきあさがお)と、時任三郎演じる、彼女の父でベテラン刑事の万木平(まきたいら)が、さまざまな事件の遺体に向き合い、遺体の謎を解き明かし、遺体から見つけ出された“生きた証”が、生きている人たちの心まで救っていくさまが描かれた。一方、朝顔は母親が東日本大震災で行方不明のままとなっている癒えることのない悲しみを抱えていたが、風間俊介演じる、恋人で刑事の桑原真也(くわはらしんや)と結婚、娘のつぐみ(加藤柚凪)の誕生を経て少しずつ悲しみを乗り越えようとしていた。『監察医 朝顔2』は、前作ラストの翌年春からが描かれる。神奈川県にある興雲大学法医学教室で法医学者として仕事をこなしながら、変わらない日常を過ごす朝顔だったが、あることがきっかけで朝顔が平の代わりに東北へ母の遺体と“生きた証”を探しに行くことになる。前作同様、各話で事件と遺体を扱いながら、全話を通して、東日本大震災と母の死に朝顔がより深く向き合っていくことなる。さらに2クールをかけて、父娘と、その家族のかけがえのない日々が丁寧に、情感豊かに描かれる。月9初となる2クールドラマ、かなり気合が入っていそうではある。

 

 

フジ(関西テレビ)火9 7/28 ~スタート 『竜の道~二つの顔の復讐者~』 玉木宏(主演)、高橋一生、松本穂香、細田善彦、西郷輝彦(特別出演)、斉藤由貴、遠藤憲一、他

双子の兄弟が養父母の敵討ちのため、兄は裏社会の人間に、弟はエリート官僚となり、犯人を追い詰めていく復讐サスペンスドラマ。まだ放映開始となっていないためなんとも言えないが、チープなドラマに終わらないことを祈る。

 

フジ(関西テレビ)火9 9/?~スタート 『DIVER~特殊潜入班~』 福士蒼汰(主演)、他

9月から5週に渡って放映される予定の特別ドラマ。原作は『グランドジャンプ』で連載されていた大沢俊太郎の漫画『DIVER~組対潜入班』。悪の組織に潜入する捜査チームの冷酷非道な男が仲間をだまし犠牲も厭わない姿勢で悪を駆逐するストーリー。福士蒼汰演じる主人公の黒沢兵悟は、10代の頃、窃盗や暴力事件の常習犯だったが、警察も手を焼くほどの巧妙な手口を考え出す高いIQ、判断力、身体能力が認められ、秘密裏に結成された『潜入捜査官チーム』(通称“D班”)の一員となる。その任務は、暴力団や詐欺集団など、悪の組織に潜入して情報や証拠を掴むという、きわめて危険な特殊捜査だった。そんな危険も顧みず、悪の根源を駆逐するために手段を選ばず、時に暴力的に、時に冷徹に犯罪者に立ち向かっていく。行き詰まりを感じる福士蒼汰にもまだ主役のオファーがあったようだが、とりあえず場つなぎ的応急ドラマか?

 

 

TBS 火10 7/7 ~スタート 『私の家政夫ナギサさん』 多部未華子(主演)、大森南朋、瀬戸康史、眞栄田郷敦、富田靖子、高橋メアリージュン、若月佑美、水澤紳吾、岡部大(ハナコ)、平山祐介、他

大森南朋演じる仕事のできるおじさん家政夫ことナギサさんが、多部未華子演じる仕事一筋のバリキャリOLの人生観に影響を与えていくというドラマ。主人公は製薬会社のMR というドラマにはめずらしい職業。私生活では奥様になった多部だが、主人公として安定した演技をみせており、初回の視聴率も14.2%と好調でそこそこ期待出来そう。ただ、おじさんとの恋愛という流れになりそうな雰囲気で、やや心配。

 

TBS 火 10 9/ 15~スタート 『おカネの切れ目が恋の始まり』 松岡茉優(主演)、三浦春馬、三浦翔平、北村匠海、他

大島里美の脚本によるオリジナルドラマ。おカネを正しく使うことにこだわり、モノにも恋にも一途な“清貧女子”と、金持ちの御曹司でおカネにルーズな“浪費男子”の“じれキュン”ラブコメディ。松岡茉優演じる主人公・九鬼玲子は中堅おもちゃメーカーの経理部で働く。とある過去が原因で“清貧”という価値観で生きるアラサー女子。金銭感覚が独特で、お金の価値ではなく、自分が愛する“モノ”の本質を大切にして暮らしていた。一方、その玲子が勤めるおもちゃメーカーの御曹司・猿渡慶太(三浦春馬が演ずる予定だった!)は“浪費”にかけては天賦の才能を持った男。営業部に在籍していたが、浪費のし過ぎで玲子の所属する経理部に異動になる。そこで金銭感覚が真逆のこの二人が出会うことになり、ひょんなことから鎌倉にある玲子の実家に慶太が住み込むことになる。価値観の違う相手にお互い傷つきあいながら、おカネ修行を通してひと夏の恋物語が繰り広げられていく。主要な登場人物には、玲子が15年間片思い続けてきた初恋の先輩・早乙女健役に三浦翔平。公認会計士の資格を持ち、そのイケメンすぎる容姿を生かし『お金の専門家』としてテレビ番組で人気コメンテーターとしても活躍する『顔面を金に換える男』。玲子が“清貧”になった過去の出来事を知る存在であり、また玲子が想いを寄せている人物だが、キラキラしている表の顔の一方で謎めいた裏の顔を持つ。さらに、玲子と慶太が勤めるおもちゃメーカーで慶太の後輩であり、ドケチ節約男子・板垣純役に北村匠海。とある理由で将来の貯蓄に大きな不安を抱いており、『恋よりお金』な『ドケチ節約男子』で、あることがきっかけで玲子に恋心を抱くようになる。三浦春馬の急死により、撮影はどうなるのか、またキャストがどう変更になるのか、注目だ。

 

 

テレ朝水9 4/8 ~スタート(5/6~6/10 中断)6/17 ~再開 『特捜9 season3』 井ノ原快彦(主演)、羽田美智子、津田寛治、吹越満、田口浩正、山田裕貴、中村梅雀、他

『特捜9』も3シーズン目。前作で寺尾聰が特捜部を去り、今回は中村梅雀演じる秘密を抱えた男・国木田誠二が係長としてバトンタッチ。これまでのところ、特別出演枠かと思えるほど中村の出番はなく、しかも超ぶっきらぼうな役どころで何のためにいるのか意味不明。それでも手堅く二桁視聴率をキープ中。

 

テレ朝水9 8/5 ~スタート 『刑事7人(6)』 東山紀之、倉科カナ、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也、田辺誠一、白洲迅、他

2015年7月から始まった東山紀之演じる天樹悠を中心とした個性的な刑事たち7人が難事件に挑む姿を描く『刑事7人』の、2019年7月クールに続く第6シリーズ。テレ朝刑事ドラマの中では視聴率がやや不安定なシリーズだが、ここ3シリーズでは11%を越えており徐々にファンが定着しつつある。シリーズを重ねても依然として東山紀之演じる主人公・天樹悠のキャラや肩書き(刑事資料係所属で専従捜査班?)が正確には掴めていないのだが、難事件さえ解決できればこの手のドラマはそんなことはどうでもいいのかも。今回は警視庁内にある捜査資料の完全データ化に伴い、過去の資料を倉庫に移送する途中で何者かに襲撃され、段ボール箱一つ分の捜査資料が盗まれる事件が発生。不可解なことに、その段ボールに入っていたのは『ゼロA』と呼ばれる、データ化の必要すらないような解決済みの事件や事件性のない資料ばかりだった。しかし、その後、盗まれた資料に関連する事件が次々と発生する。これまでと同様、一話完結の形ととりつつ、並行してこの盗まれた捜査資料の謎が暴かれていく。このシリーズが何話で構成されるのかは不明。

 

 

日テレ水10 6/17 ~スタート 『ハケンの品格2』 篠原涼子(主演)、小泉孝太郎、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan)、塚地武雄、伊藤四朗、他

2007年1月クールで放映され最高視聴率26%を記録した人気ドラマの13年ぶりとなる続編。令和時代となり、ハケン社員を取り巻く環境が厳しさを増しているという設定。とはいえ、13年前の前作とハケンの立場に大きな変化はなく、スーパーハケンの大前春子が正社員をギャフンといわせることで視聴者はカタルシスを覚えるというパターンは同じ。新鮮味は全くなく、前作ほどのインパクトはない。歳を重ねた篠原が少し痛々しくも見える。

 

 

テレ朝木9 6/18 ~スタート 『BG~身辺警護人~ (2) 』 木村拓哉(主演)、仲村トオル、勝村政信、菜々緒、斎藤工、間宮祥太朗、市川実日子、他

今回は、キムタク演じる主人公の島崎章がいきなりボディーガードの事務所を立ち上げ、あとからそこに加わってきた元同僚・高梨雅也(斎藤工)とバディを組むことに。どちらかというとチームワークが描かれていた前作に比べ、キムタクのスタンドプレーが目立つ展開となった。ドラマの中でも『オッサン』呼ばわりされることを受け入れているように見えるキムタクに変化を感じる。それなりにカッコいいのであるが、ボディーガードとしては身体が小さく頼りないのが残念。共演陣に、斎藤のほかにも、菜々緒、中村トオルなど高身長を揃えているだけに余計目立つ。それと、今回、キムタクの恋のお相手を臭わす女医・笠松多佳子に市川実日子を起用しているのだが、それは『ないない』感も漂っていて逆に気持ち悪かった。とはいえ、この高視聴率、さすがキムタクである。

 

テレ朝木9 8/6 ~スタート 『未解決の女~警視庁文書捜査官~(2) 』 波瑠、鈴木京香、沢村一樹、高田純次、工藤阿須加、山内圭哉、遠藤憲一、他

2018年4月クールで放映された『未解決の女~警視庁未解決文書捜査官~』のシーズン2。警視庁捜査一課『特命捜査対策室』第6係(文書解読係)に所属する肉体派熱血刑事・矢代朋(波瑠)と文字フェチの頭脳派刑事・鳴海理沙(鈴木)のバディを中心に、“文書”を糸口に未解決事件を解決する。レギュラー陣はほぼ前作と同じ顔ぶれとなっており、第6係を目の敵にしている警視庁捜査一課『特命捜査対策室』の室長・古賀清成役に沢村一樹、第6係のメンバー・草加慎司役に遠藤憲一、財津喜延役に高田純次、第6係とは対象的な花形部署『第3強行犯捜査殺人犯捜査』第5係の刑事・岡部守役に工藤阿須加がキャスティング。また、前作で山内圭哉が演じた第5係の刑事・桑部一郎は、同部署の係長に昇進している。どんな難事件も文書を手がかりに解決するという、前作と同じ路線の非現実的警察ドラマ。

 

 

フジ木10 7/16 ~スタート 『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』 石原さとみ(主演)、西野七瀬、成田凌、桜井ユキ、井之脇海、金澤美穂、迫田孝也、池田鉄洋、でんでん、真矢ミキ、他

石原さとみ演じる病院薬剤師・葵みどりを主人公に、あまり知られていない薬剤師の仕事を通じて描かれる医療ドラマ。石原のリベンジなるか、と意気込んだはずのドラマだったが、新型コロナウイルスの影響で病院での撮影が困難となり、また謎の青年・小野塚綾役の清原翔が脳出血で急遽成田凌が代役となるなど、前途多難。シリアス路線での石原の活躍に期待したいが、第1話を視た限りでは、薬剤師の活動範囲が型破りに描かれていて、現場を無理矢理劇場に作り上げようとしている感じ。

 

 

TBS金10 6/26 ~スタート 『MIU404(ミュウ ヨンマルヨン)』 綾野剛、星野源(W主演)、岡田健史、橋本じゅん、麻生久美子、他

初動捜査を任された第4機動捜査隊(第4機捜)のメンバーである刑事の常識に欠ける伊吹藍、先回り施行で慎重な志摩一未を、それぞれ綾野剛と星野源の『コウノドリ』コンビがうまく演じている。ミステリー性や緊迫感に欠けるきらいはあるが、安心して見られるドラマではある。

 

TBS金10 9/ ~スタート 『キワドい2人~K2~池袋署刑事課神崎・黒木』 山田涼介(Hey!Say!JUMP、田中圭、ジェシー(SixTONES)、江口のりこ、八嶋智人、奥山かずさ、他

性格も価値観も捜査方針も正反対な、異母兄弟の人情派の生真面目キャリア刑事と超破天荒なキレ者刑事がタッグを組み池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む。原作は横関大の刑事小説『K2池袋署刑事課 神崎・黒木』。主人公の、人情派で生真面目な刑事・神崎隆一を山田涼介が演じる。神崎は正しい道こそが正義の道と信じるキャリア刑事。警察官だった父に憧れ、父親譲りの強い正義感から自らも刑事となった。正義感が強すぎるあまり、困っている人を放っておけず、時にお節介が過ぎてしまうが、彼の『人を信じる』強さが事件捜査の難局を乗り越える武器だった。一方、ルール無用、事件解決のためなら手段を選ばない、直感派の破天荒刑事・黒木賢司を田中圭が演じる。黒木は直観力と洞察力がピカイチで検挙率ナンバーワン。事件を読み解くに『人を疑う』強さを武器としている。“人命第一・事件解決”を最優先の判断基準とするため、時に既存のルールを破った破天荒な捜査方針をとり、神崎をキワドい捜査に巻き込んでしまう。普段は飄々としているようにみえるが、誰かを守るためなら自らを犠牲にすることも厭わない正義感。そんな正反対な二人が実は幼少期から全く別の人生を歩んできた異母兄弟、という周囲に知られてはいけない秘密があった。時にぶつかりながらも池袋の街を守るために強い絆で結ばれた二人が難事件を解決していく。二人を取り巻く登場人物として、真面目で仕事への真摯な姿勢と対応能力の高さが認められ交番勤務から即刑事課に配属された優秀な若手刑事・諸星一朗にジェシー、神崎と黒木の上司で彼らをフォローする池袋署刑事課・強行犯係の統括係長・末長光一に八嶋智人、強行犯係の頼れる姉貴的な存在の女刑事・木村ともこに江口のりこ、もう1人の強行犯係のメンバーである女刑事・石館美空に奥山かずさ、がキャスティングされている。バディものの刑事ドラマ、もうお腹いっぱいなんだけど…。

 

 

テレ朝金 11:15(金曜ナイトドラマ) 4/24 ~スタート(5/8 ~ 6/12 中断)6/19 ~再開 『家政婦のミタゾノ(4)』 松岡昌宏(TOKIO)(主演)、伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)、飯豊まりえ、他

松岡昌宏演じる女装した大柄な家政夫・三田園薫(ミタゾノ)が、派遣された家庭に巣食う“根深い汚れ”をスッキリと落としていく。毎回クライマックスで派遣先の家族それぞれが抱える秘密を徹底的に暴いていく展開がさすがにワンパターンで、いい加減飽きてきた。そろそろイノベーションが必要なときでは?

 

テレ朝金 11:15(金曜ナイトドラマ) 7/31~スタート 『真夏の少年から~19452020』岩崎大昇、佐藤龍我、浮所飛貴、藤井直樹、金指一世、那須雄登(以上ジャニーズJr.『美 少年』)、博多華丸、神保悟志、水野美紀、長谷川京子、

男子高校生たちと、終戦間際の大宮島(グアム島)からタイムスリップしてきた軍人が出会う。舞台は関東にある某地方都市のベッドタウン。そこで暮らす高校生の風間竜二(岩崎大昇)、瀬名悟(佐藤龍我)、柴山道史(那須雄登)、春日篤(浮所飛貴)、山田明彦(藤井直樹)、山田和彦(金指一世)らが、ある日主戦間際の75年前からタイムスリップしてきた軍人・三平三平(みひらさんぺい)(博多大丸と出会う。我慢を強いられてきた戦時中の人間の目には、現代の日本と若者たちがどのように映るのか。軍人とひと夏を過ごすことで、それ背れに事情を抱えた高校生たちが成長していく姿が描かれるジャニーズドラマ。

 

 

日テレ土10 6/27 ~スタート 『満警察ミッドナイトランナー』 中島健人(SexyZone)、平野紫耀(King&Prince)(W主演)、吉瀬美智子、中村ゆり、原田泰造、伊勢谷友介、大幡しえり、葉山奨之、竹内愛紗、傳谷英里香、阿岐之将一、小平大智、他

警察学校の生徒2人がバディを組み現場を駆ける本格警察ドラマだが、主人公2人は警察学校の学生にしてはチャラい人物である。警察学校が舞台だがほとんど緊張感がない。ジャニーズファンには楽しめるかもしれないが、おっさんには何の面白みもないドラマ。

 

日テレ土10 スタート日未定 『二月の勝者~絶対合格の教室~』 柳楽優弥(主演)、井上真央、加藤シゲアキ(NEWS)、他

原作は高瀬志帆の漫画『二月の勝者~絶対合格の教室~』。冷徹なスーパー塾講師による中学受験塾の人生攻略法。柳楽優弥演じる主人公は、『中学受験は課金ゲーム』『親はスポンサー』『子供を合格に導くのは父親の経済力と母親の狂気』など、過激な言動で周囲を圧倒する最強で最悪な塾講師・黒木蔵人。中学受験の実態から見えてくる『家族問題』、『教育問題』など現代社会の様々な問題に切り込み『絶対に全員志望校に合格させる』と断言する。未来を生き抜くために、いま子供たちに教えるべきことは何なのか?黒木の所属する桜花ゼミナール吉祥寺校に採用された新人講師・佐倉麻衣役に井上真央。中学教員経験のある佐倉は冷徹な黒木の発言や指示に何かと反発するが、黒木の才腕にはいつもかなわないと思っている。黒木の元部下で今は超名門中学受験塾のトップ講師・灰谷純に加藤シゲアキ。かつて尊敬し憧れさえ抱いていた黒木が突然塾を辞め他校に移籍したことに困惑し裏切られたと感じている。中学受験が題材というところにはひっかかるが、主人公には共感できそうな予感。

 

 

NHK日8 1/19 ~スタート 6/14 ~中断中 大河ドラマ『麒麟がくる』 長谷川博己、染谷将太、佐々木蔵之介、風間俊介、尾野真千子、伊藤英明、川口春奈、他

ここ数年の大河ドラマの中では、好調な視聴率(第21話までの平均視聴率 15.3%)だが、残念なことに2020/6/14 の第22話から中断中。ストーリーはわかっていてもやはり戦国時代は鉄板ネタか。様々な悲劇が盛りだくさんで、まだ新型コロナ禍の方がまし、と思えてしまうのかも。早い再開が待たれるところである。

 

 

TBS 日9 7/19 ~スタート 『半沢直樹(2)』 堺雅人(主演)、上戸彩、香川照之、及川光博、片岡愛之助、北大路欣也、他

いよいよ 2020/7/19 より本編が始まるが、直前の2週間は前作の特別総集編が放映された。前編 13.0%、後編 14.8%と高視聴率を記録しており、新作への期待の高さがうかがえる。今回は半沢が出向先の東京セントラル証券・営業企画部長として銀行に立ち向かう姿が描かれるとみられる。やはり高視聴率が予想されそうだ。

 

TBS 日9 スタート日不明 『ドラゴン桜2(仮)』 阿部寛、他

2005年7月クール、金曜ドラマ枠で放映された『ドラゴン桜』の続編。原作は週刊漫画誌『モーニング』(講談社)にて2018年から連載中の三田紀房の漫画『ドラゴン桜2』。前作で倒産寸前・低偏差値の私立龍山高校を超進学校に変えた弁護士・桜木建二の10年後が描かれる。阿部寛が演じる主人公の桜木は、元暴走族の弁護士。前作で龍山高校を退職してからは、その功績を代われ弁護士として私立大学の経営指導をするべく各地を転々としていた。今回、前作から10年後の龍山高校に戻ってくる。偏差値30の学校ながら東大合格者を出した龍山高校だが、桜木が去ったあとは下降の一途を辿っていた。その窮地を脱すべく、同校は再び桜木にオファーを申し入れる。入試制度改革が行われる今、再び東大受験を目指す新たなドラマが展開される。前作では、山下智久、長澤まさみ、小池徹平、新垣結衣らが生徒役で出ていたようであるが、今回もキャストから新たなスターが生まれるか?

 

 

日テレ 日10:30 4/12 ~スタート(5/24~6/7 中断)6/14 ~再開 6/28 終了 『美食探偵 明智五郎』 中村倫也(主演)、小芝風花、小池栄子、北村有起哉、佐藤寛太、富田望生、志田未来、他

超イケメンの美食家探偵・明智五郎(中村倫也)が『美食』知識を通じて、連続殺人を企てる小池栄子演じる謎の美女“マグダラのマリア”と対決する姿が描かれた。途中、中休みはあったものの、6月までには全話放映された(かなり短縮されていた?)。結局、主人公が事件をスマートに解決、とはほど遠い内容で、マリアに翻弄されたまま終了、という感じですっきり感は全く得られなかった。グルメの内容にも乏しく、『ちくわの磯辺揚げ』が一番!というオチ。倫也君の初主演作としては不消化に終わったドラマだった。

 

日テレ 日10:30  8/2 ~スタート 『親バカ青春白書』 ムロツヨシ(主演)、永野芽郁、中川大志、今田未桜、戸塚純貴、小野花梨、谷口翔太、濱田めぐみ、野間口徹、新垣結衣、他

福田雄一脚本のオリジナル作品。舞台は青春真っ只中の大学。女子高育ちの娘が大学デビューで悪い男に騙されやしないかと心配した日本一『親バカ』な父親が娘と同じ大学に入学する。サークル、合コン、文化祭のミスコン、バイトなど、大学のことある行事に娘が心配なあまり首を突っ込みまくりながらも、40歳のおじさん自らも青春を謳歌しまくるという展開。主人公のこの親バカな父親・小比賀太郎(おびかたろう)をムロツヨシが演じる。娘の小比賀さくらに永野芽郁、太郎とさくらの同級生でさくらの恋人候補となりそうな畠山雅治に中川大志、東京に強い憧れを持つさくらの友人・山本寛子に今田未桜、小比賀親子の大学の同級生・根来恭介に戸塚純貴、親子が通う大学の大村教授に野間口徹がそれぞれキャスティングされている。また太郎の妻でさくらの母親である小比賀幸子役として久々のドラマ出演となる新垣結衣が登場する。とにもかくにもムロの独壇場となりそうなドラマである。

 

 

新型コロナウイルス感染症の影響で撮影中断の間は

各局ともこれまでの人気ドラマの再放送で対応したが、

中には新作ドラマ以上の視聴率を記録した作品もあった。

こんなことなら、わざわざ新しいドラマを作る必要はない?

なんとも寂しい話である。

ただ、初回放映後に不祥事を起こした俳優もいて、

再放映もなかなか簡単ではなかったようだ。

名作ドラマに出演した女優・男優のみなさんには

是非とも品行方正な人生を送っていただくよう

お願いしたい。

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