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MrKのぼやき

煩悩を解脱した前期高齢者男のぼやき

2023年1月新ドラマ

2022-12-11 16:48:31 | テレビ番組

これまでと比べ立ち上がりはゆっくりだが

SARS-Covid-2感染者数がじわじわと増加してきている。

おかげで2022年の忘年会も堂々と行えそうにない。

このパンデミック、一体いつまで続くのだろうか。

 

さて10月クールドラマも予想に違わず低調だった。

10%越えは『相棒』と『ザ・トラベルナース』のいずれもテレ朝勢。

TBSは3本とも全くの期待外れに終わってしまった。

視聴者が安定路線を求めているためなのか、

斬新なドラマは敬遠されるのかもしれない。(つまらぬ風潮だが…)

一方『Silent』、視聴率こそさほど高くなかったが、

『見逃し配信』再生数では新記録を樹立したとか。

やはり手話を使ったドラマにはどこか惹かれるところがあるのかも。

 

「かのフローレンス・ナイチンゲールはこう言っています。

『医者は病気を見つけて病気を治し、ナースは人を見て人を直す』と」

(テレ朝『ザ・トラベルナース』より)

 

『ずっと…』

(フジテレビ『Silent』より)

 

10月クールの各ドラマの視聴率を以下に記載する。

(視聴率%はビデオリサーチ調べ・関東地区)

月9フジ『PICU小児集中治療室』(全11話、平均8.54)

月10フジ『エルピス~希望、あるいは災い~』(全10話、平均6.31)

火9テレ朝『科捜研の女2022』(全9話、平均8.99)

火10 TBS『君の花になる』(全10話、平均5.26)

水9テレ朝『相棒 season 21』(10話まで、平均13.76)

水10日テレ『ファーストペンギン』(全10話、平均7.24)

水10フジ『親愛なる僕へ殺意をこめて』(全9話、平均3.80)

木9テレ朝『ザ・トラベルナース』(全8話、平均12.10)

木10フジ『Silent』(全11話、平均7.59)

金10 TBS『クロサギ』(全10話、平均7.41)

土10日テレ『祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~』(全10話、平均6.37)

日9 TBS『アトムの童』(全9話、平均9.59)

日10時半 日テレ『霊媒探偵・城塚翡翠』(全5話、平均5.30)

                『霊媒探偵・城塚翡翠 倒叙集』(全5話 [4話を除く]、平均5.13)

 

 

それでは2023年が明るい年となることを祈って

1月からの新ドラマをチェックしてみたい。

 

 

フジ月9 1/9 ~ 『女神(テミス)の教室~リーガル青春白書』 北川景子、山田裕貴、佐藤仁美、南沙良、高橋文哉、前田旺志郎、前田拳太郎、河村花、宮野真守、小堺一機、尾上松也、及川光博、他

ロースクール(法科大学院)を舞台にしたリーガル青春群像劇。裁判官から実務家教員としてロースクールに派遣された新米教師が『人を知らなければいい法律家にはなれない』をモットーに『法』だけでなく『人』を学ぶ授業を展開、新風を巻き起こす。テミスとは、ギリシア神話に出てくる法・掟の女神のこと。北川景子演じる主人公・柊木雫(ひいらぎしずく)は裁判官。柊木自身、学生時代に父親が勤め先の町工場を解雇されたことで原告側の家族として裁判に同席。その際に裁判官が原告一人一人の話に熱心に耳を傾ける姿に感銘を受け、裁判官を志すこととなる。大学卒業後はロースクールで法律を学び、東京地裁・刑事部の裁判官として活躍の場が与えられた。しかし、とことん人を知ろうとし、人と関わろうとする信念があだとなり、月に30件・年に300件の裁判を受け持たなければならない中で、効率よく案件をこなせずにいた。そんなある日、裁判所の所長から辞令を渡され、青南大学法科大学院に実務家教員として派遣される。そこでは教師も生徒も目先の“司法試験合格”にとらわれ、教師は司法試験のノウハウを教えることにしか興味がなく、学生たちも単位が取りやすい授業を履修しながら試験の対策になることしか求めていなかった。『人を知らなければいい法律家にはなれない』を信念に職務を全うしてきた柊木がそんな現実に違和感を覚え、法科大学院での授業で重視したのは“人々の行動に隠れたなぜ?”を見つめること。そこで彼女は毎回、ある判例を取り上げそこに登場する人物の行動に着目し、法の教科書には載っていない“気づき”を与えていく。エリートで完璧な裁判官のイメージとは程遠い感受性豊かで気さくな主人公が、彼女を取り巻く人々と価値観をぶつけ合いながらロースクールの現状を打破していく姿が描かれる。

 

 

フジ(関西テレビ)月10 1/16 ~ 『罠の戦争』 草彅剛、井川遥、杉野遥亮、小野花梨、高橋克典、小澤征悦、宮澤エマ、坂口涼太郎、玉城裕規、白鳥晴都、飯田基祐、田口浩正、本田博太郎、片平なぎさ、岸部一徳、他

2015年に放送された『銭の戦争』、2017年に放送された『嘘の戦争』に続く“復讐シリーズ”第3弾。後藤法子の脚本によるオリジナルドラマ。命を懸けて尽くしてきた政治家に裏切られた議員秘書が、権力を振りかざす不条理な政治家たちに復讐を果たそうとする。草彅剛演じる主人公は、国会議員の議員秘書・鷲津亨(わしづとおる)。息子を瀕死の重体に追いやった事件の犯人とそれを隠蔽しようとする政治家への復讐に燃える。亨は国会議員の”陰”となって奔走し、支援者たちの陳情をさばき、スキャンダルの種をつぶす。常に冷静沈着、何があっても感情を表に出さず、必要があれば誰にでも頭を下げてきた。しかし、ある日、突きつけられたのは、自身の息子が瀕死の重傷を負う事件、そして“先生”からのその事件の“もみ消し”指示。自分を殺し、我慢を重ねてきた亨の中で何かが大きく変わる。“弱い者には弱い者なりの闘い方がある”長い秘書生活で培った政治の世界での知略と人脈と情報を駆使し、息子を重体にした“何者か”の真相を追いながら、権力を振りかざして事件を隠蔽しようとする国会議員へ壮絶な復讐を仕掛ける。亨の妻・鷲津可南子(わしづかなこ)に井川遥、亨と同じ議員事務所で秘書見習いとして働く蛯沢眞人(えびさわまさと)に杉野遥亮、亨が仕える議員の後援会関係者の紹介で私設秘書として働く蛍原梨恵(ほとはらりえ)に小野花梨、若くして総理大臣となったが幹事長に実権を握られている竜崎始(りゅうざきはじめ)に高橋克典、初の女性総理大臣を狙う議員・鴨井ゆう子(かもいゆうこ)に片平なぎさ、与党民政党幹事長で強大な権力を持つ鶴巻憲一(つるまきけんいち)に岸部一徳らが配役されている。草彅の『~の戦争』シリーズもいい加減飽きて来た感じがあるのだが…。

 

 

テレ朝火9 1/17~ 『星降る夜に』 吉高由里子、北村匠海、ディーン・フジオカ、他

大石静の脚本によるオリジナルドラマ。のどかな海街の病院で働く女医が10歳下の男性と恋に落ち窮屈に感じていた彼女の既成概念が覆されていく様を描く大人の純愛ドラマ。吉高由里子演じる主人公・雪宮鈴(35歳)はのどかな海街の病院『マロニエ産婦人科医院』で働く産婦人科医。本音を暗闇の仲に押し込め孤独で息苦しい毎日を送っていた。そんな彼女はある日息抜きのためソロキャンプに出かける。一人で酒をあおり、燦然と輝く星空を見上げていたところ、何も語らず、自分に向かってカメラのシャッターを連続で切っている遺品整理士の青年・柊一星(北村匠)と出会う。彼からいきなりキスをされた鈴が翌朝目覚めると、一星は手話を残して去って行く。その手話の内容は『お前のゲロは全部片付けた、バカ女』だった。多趣味で自由奔放に音のない世界を生き、心のままに人生を謳歌している一星と出会ったことで、鈴は様々な既成概念に押しつぶされて窮屈に生きてきたこれまでの自分から解放されていく。そんな鈴と一星との狭間で三角関係の一角となる新米医師・佐々木深夜役にディーン・フジオカがキャスティング。45歳ながら仕事のできないポンコツ新人医師だが、鈴がつらいときには何も言わず、ただただ黙って鈴の隣に寄り添ってくれる、どこまでも優しい10歳上の大人の男性として2人の間で存在感を示す。正反対の魅力を放つ2人の男性にはさまれ、鈴の心は揺らいでいく…。フジテレビ系ドラマ『Silent』に続いて女性を落とす武器として『手話』が重要な役割を果たしそうである。テレ朝ドラマとしてはこれまでにない感じのドラマ?

 

 

TBS 火10 1/17 ~ 『夕暮れに、手をつなぐ』 広瀬すず、永瀬廉(King & Prince)、松本若菜、田辺桃子、伊原六花、内田理央、櫻井海音、茅島成美、酒向芳、夏木マリ、他

北川悦吏子の脚本によるオリジナルドラマ。物語は九州の片田舎で育った浅葱空豆(あさぎそらまめ)(広瀬すず)が、幼馴染みの婚約者を追って上京した先で、音楽家を目指す青年・海野音(うみのおと)(永瀬廉)と運命的で衝撃的な出逢いを果たすことから始まる。それっきり、もう一生会うことはないと思っていた2人だったが、なぜか2人は東京の片隅で下宿生活を送ることになる。23歳のまだ何者でもない2人が、ひとつ屋根の下でそれぞれ『夢』を追いかけて、不安を抱えながらも励まし合い、笑い合い、時にはケンカをしながらも支え合ってともに時間を過ごす。それは昼と夜の間の『夕暮れ』の時間にいるような、いつ来るかわからない夏を夢見ている冬の時間にいるような、ずっとそこにはいられないことがわかっている曖昧でかけがえのない時間―。とっくに恋に落ちているのになかなか恋が始まらない夢追う2人の、世界で一番美しいラブストーリーが始まる。2人でどうぞご勝手に、てな感じ?のドラマ。

 

 

テレ朝水9 継続  『相棒 season 21』 水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、他

初代相棒の亀山薫(寺脇康文)が5代目の相棒として復活するも13%を越える安定の高視聴率を維持。本ドラマはファンを裏切らないし、ファンも本ドラマを見限らない。さすがである。

 

 

日テレ水10 1/11 ~ 『リバーサルオーケストラ』 門脇麦、田中圭、永山絢斗、瀧内公美、濱田マリ、板東龍汰、恒松祐里、平田満、前野朋哉、行平あい佳、ロイック・ガルニエ、岡部たかし、津田健次郎、原日出子、生瀬勝久、他

超地味な市役所職員だが、実は“元”天才ヴァイオリニストのワケありヒロインが強引すぎる変人マエストロと共に地元のポンコツオーケストラを立て直す活躍が描かれる。国際コンクールを総なめ、名門オーケストラと共演を果たし、“天才ヴァイオリン少女”の名を欲しいままにした谷岡初音(門脇麦)は10年前、とある理由で表舞台から突如、姿を消した。二度と舞台には立たないと心に決めた初音は西さいたま市役所職員として穏やかに暮らしていた。一方、変人マエストロ・常葉朝陽(田中圭)は、現職の西さいたま市長・常葉修介(生瀬勝久)の息子。東京藝大音楽学部指揮科を卒業し、ドイツを中心に活躍中の新進気鋭のマエストロ。しかし音楽への愛が異常に強いため、奏者へのダメ出しが容赦ない。今回、突然、父親に強引に帰国させられ、故郷のオーケストラ・児玉交響楽団(通称・玉響)の立て直しを命じられるが、楽団のポンコツぶりにイライラは募るばかりだった。ところが初音の正体を知った常葉は、可能所を玉響のコンサートマスターにスカウトする。楽団の立て直しを目論む2人だったが、彼らの前には数々の障害や強敵が現れる。

 

 

フジ水10 1/18 ~ 『スタンドUPスタート』 竜星涼、小泉孝太郎、吉野北人(THE RAMPAGE)、小出伸也、戸次重幸、鈴木浩介、高橋克実、反町隆史、山下美月、水沢林太郎、安達祐実、塚地武雄、他

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の福田秀原作・同名コミックの実写化。過去の栄光にすがる中年や前科者、働いたことがない主婦、就職活動に挫折した大学生など、さまざまな事情を抱えた“訳アリ人材”へ投資し、それぞれの人生の起死回生を目論む人間投資家が主人公のビジネスストーリー。竜星涼演じる主人公の三星大陽(みほしたいよう)は、『“資産は人なり”。資産を手放す投資家はいない!』という理念を持つ、自称“人間投資家”。投資会社『サンシャインファンド』の社長で、会社組織でうまくいかない人や生きづらさを抱えている人々に、「スタートアップ(起業)しよう!」と声を掛け、それぞれの持つ可能性を見出していく。仕事での失敗や挫折をしてしまった人、将来の夢を諦めてしまった人など、さまざまな事情を抱えた人々と出会い、彼らに再び生きる希望を取り戻させていく。

 

 

テレ朝木9 1/5 ~ 『警視庁アウトサイダー』 西島秀俊、濱田岳、上白石萌歌、柳葉敏郎、石田ひかり、優香、野波麻帆、長濱ねる、斎藤工、片岡愛之助、他

原作は加藤実秋(かとうみあき)の同名小説。元マル暴オヤジ刑事、秘密をひた隠すエース刑事、そしてやる気ナシ新米刑事の凸凹トリオが巨悪に立ち向かう。スネに傷を持つ《グレー》な刑事たちが、秘密を隠しながら互いに利用し合って様々な難事件に取り組み、それぞれの正義を見出していく。桜町中央署刑事課のエース・蓮見光輔(濱田岳)は、不審な男が職務質問を振り切って逃走したという一報を聞き、現場に駆けつける。人質を取ってたてこもった男を冷静に諭し、投降させるまであと一息…というところで、突然、ダブルのスーツにサングラスという任侠ファッションの男が乱入。鮮やかなアクションで、不審者を取り押さえたその男は、刑事課に異動してきた架川英児(西島秀俊)だった。英児は本庁の組織犯罪対策部、いわゆる“マル暴”から飛ばされてきたオヤジ刑事だった。その矢先、大学教授宅で働いていたハウスキーパーの女性が刺殺される事件が発生。英児と光輔はバディを組んで捜査に当たるが、一緒に調べを進めるうち、英児は何もかもが完璧な光輔に違和感を覚える。さらに2人は新米刑事・水木直央(上白石萌歌)の面倒を見ることになるが、実は直央は警視庁副総監の娘だった。警察組織の中で異質な存在=“アウトサイダー”である3人が持ちつ持たれつでさまざまな難事件に挑んでいく。

 

 

フジ木10 1/5 ~ 『忍者に結構は難しい』 菜々緒、鈴木伸之、勝地涼、市村正親、山本舞香、吉谷彩子、藤原大祐、筧美和子、ともさかりえ、古田新太、他

横関大の同題小説を実写化。妻は『超実力主義』の甲賀忍者、夫は『超保守主義』な伊賀忍者。現在でも、敵対しライバル忍者の末裔の2人が、互いの正体を知らないままに結婚するという忍者ラブコメ。菜々緒が演じる主人公・草刈蛍(くさかりほたる)は、普段はごく普通の薬局で働く薬剤師。しかし、実はその日常の姿とは裏腹に、古来より伝統の続く甲賀忍者の末裔だった。穏やかで物静かに振る舞うが、それは正体がばれないようにおとなしく忍んでいる表向きの姿。実は人一倍気が強く、完璧主義で失敗や負けることが嫌いで、時々、本音の毒舌が漏れ出てしまう性格。28歳のときに、一般人と思っていた郵便局の配達員・草刈悟郎(くさかりごろう)(鈴木伸之)と結婚。しかし悟郎の裏の姿は伊賀忍者の末裔。明るくておおらか、やさしくて力持ちで癒やし系の一面もある一方で、能天気で面倒くさがり、ずぼらで鈍感、かつ気弱で優柔不断という性格を持ち合わせていた。しかし、忍者としては機敏な“忍び”としての能力に長けており手裏剣だけは誰もが認める腕前を持っていた。ただ、忍者一族から抜け出してフツウになりたいという気持ちを密かに持っており、フツウの女性(にみえる)蛍と出会ったことでフツウの結婚生活ができたことに感謝していた。一方の蛍も、甲賀一族であることにプライドを持っていたが、悟郎と出会って、心の奥に秘め隠していた『フツウの家』への憧れが強くなる。しかし、ラブラブだったのは最初だけ。すれ違う感情、かみ合わない会話から、夫婦生活は冷めきって破綻寸前に。さらに離婚の危機に直面した夫婦のところへ、それぞれに“特殊任務”が舞い込んでくる。互いの任務でニアミスする二人は、やがて互いの正体を疑い始める。お互いの正体がバレないように秘密を抱えながら送る生活の中で起こる夫婦バトル、隠密行動にさらには暗殺事件まで。二人は家庭を取るか、一族の伝統を貫くのか。究極の選択はやがて、日本を揺るがす事件へと発展していく。

 

 

TBS金10 10/13 ~ 『100万回言えばよかった』 井上真央、佐藤健、松山ケンイチ、シム・ウンギョン、板倉俊之(インパルス)、春風亭昇太、荒川良々、平岩紙他

安達奈緒子・脚本によるオリジナルドラマ。突然亡くなったまま魂として彷徨う恋人とのファンタジック・ラブストーリー。主人公は井上真央演じる相馬悠依。運命だと思っていた恋人・鳥野直木(佐藤健)を不可解な事件で突然失う。その鳥野は幽霊となる。唯一幽霊を認識できる刑事・魚住譲(松山ケンイチ)は鳥野の幽霊と意思疎通を取りながら、彼の死の真相を追う。非常な運命に抗いながら奇跡を起こそうとする3人の姿が描かれる。

 

 

テレ朝 金23:15 1/20 ~ 『リエゾン~こどものこころ診療所』 山崎育三郎、松本穂香、栗山千明、他

原作は『モーニング』(講談社)で現在も連載中の同題漫画(竹村優作・原作、ヨンチャン・原作/漫画)。児童精神科クリニックを舞台に、自らも発達障害を抱える院長と研修医の凸凹コンビが、発達障害をはじめ、様々な生きづらさを抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く。『リエゾン』とはフランス語で『連携・つなぐ』を意味する言葉で、リエゾン精神医学とは医師・臨床心理士などの精神医療の専門家が、他の診療科と、さらに広義には教育・行政・福祉などと連携しながら、ひとつのチームとして総合的な医療サービスを行うこと。山崎が演じる主人公・佐山卓は、郊外にある児童精神科、さやま・こどもクリニックの院長。総合病院を実家に持ちながら、叔母が営んでいた小さなクリニックを引き継いでいた。そのことで一族からは変わり者扱いされているが、自らも発達障害(ASD)を抱え、誰よりもその苦悩を理解しており、患児とその家族にじっくり向き合う時間を大事にしたいという信念があった。そして松本穂香が演じる遠野志保は、遅刻に忘れ物、ミス連発のドジな研修医。発達障害の子どもに向き合っていくことになる。小児科で研修をしていた時に、ある重大な失敗を犯してしまい、さらに自分が発達障害(ADHD)だと知り、一度は医者になる夢を諦めかけますが、佐山との出会いが志保の背中を押すことに。そして、苦悩を抱えながらも、その明るくひたむきな性格で、佐山とともに心の生きづらさを抱える子どもや家族に真っ向から向き合っていくヒューマンドラマ。この枠としては珍しく真面目なドラマとなりそうである。

 

 

日テレ土10 1/14 ~ 『大病院占拠』 桜井翔、比嘉愛未、ソニン、宮本茉由、白洲迅、ぐんぴぃ(春とヒコーキ)、平山浩行、他

福田哲平脚本によるオリジナルドラマ。櫻井翔演じる主人公は神奈川県警捜査一課強行犯係の警部補・武蔵三郎。刑事として圧倒的な推理力と、時にはルールを破ってでも真実に迫ろうとする行動力のある人間。一見冷静だが、正義感が強く、間違っていると思った時は、目上の人間であろうと噛みついていく熱血漢。1年前に起きたある事件がきっかけで、現在、妻と一人娘とは別居中となっているが、家族のことを愛してやまない。比嘉愛未演じる三郎の妻・武蔵裕子は腕のよい心臓外科医。三郎と同じく正義感が強くリーダーシップのある有能な人物。ある日、裕子が勤務する日本が誇る大病院・界星堂病院が突然、鬼の面をかぶった武装集団『百鬼夜行』によって占拠される。患者の手術を行っていた裕子も人質になってしまう。休職中だった三郎も事件に巻き込まれてしまうが、知力と体力の限界を超えて犯人に立ち向かっていく。“ダイハード”のようなスリリングなアクションドラマであると想像されるのだが、だとすれば翔君のイメージとはかなり違っているように思われる。果たしてうまくハマるのだろうか?少し心配である。

 

 

NHK日8(大河ドラマ) 1/8 ~ 『どうする家康』 松本潤、岡田准一、野村萬斎(二世)、阿部寛、大森南朋、山田裕貴、杉野遥亮、板垣李光人、広瀬アリス、有村架純、古川琴音、松本まりか、里見浩太朗、松嶋菜々子、ムロツヨシ、松山ケンイチ、山田孝之、北川景子、志田未来、角田晃広、溝端淳平、真矢ミキ、イッセー尾形、小手伸也、岡部大、寺島進、中村勘九郎、田辺誠一、立川談春、酒向芳、野間口徹、渡部篤郎、リリー・フランキー、他

脚本は古沢良太。孤独な幼少期を過ごし、桶狭間の合戦などの戦を経験した家康(松本潤)は『本能寺の変』で織田信長を失う。窮地に追い込まれた家康の前に、豊臣秀吉(ムロツヨシ)、石田三成、真田昌幸らが立ちふさがる。家康が戦乱の世で常に『どうする?』と決断を迫られながらもたくましく息抜き、どのようにして戦乱の世を治めていったのかを描く。家康が、従来のしたたかなタヌキ親父ではなく、繊細なプリンスというイメージで描かれる。国を失い、父を亡くし、母と離れ、心に傷を抱えた孤独な少年・竹千代は、今川家の人質としてひっそりと生涯を終えると思っていたが三河武士の熱意に動かされ、弱小国の主あるじとして生きる運命を受け入れ、織田信長(織田信長)、武田信玄(阿部寛)という化け物が割拠する、乱世に飛び込む。待っていたのは死ぬか生きるか大ピンチ、計算違いの連続、そしてガマンの限界。どうする家康?これまでの戦国ドラマと異なる切り口で家康の生涯が描かれる。キャストはそうそうたるメンバーだが、日頃の民放ドラマで見かける俳優陣が勢揃いといった感じでいかにも軽い。これで果たして大河ドラマの風格が保たれるのだろうか、実に不安である。どうなる?家康…

 

 

TBS日9 1/8 ~ 『Get Ready!』 妻夫木聡、藤原竜也、松下奈緒、日向亘、一ノ瀬颯、橋本マナミ、中山麻聖、田野倉雄太、長見玲亜、當真あみ、結城モエ、鹿賀丈史、他

堤幸彦監督による1話完結のオリジナルドラマ。超人的なオペ技術と法外な治療費でどんな手術も請け負う正体不明の闇医者チームを軸に、人間の生きる意味を問いただす。主演の妻夫木聡が演じるのは“エース”と呼ばれる天才執刀医で昼間はパティシエとして働く波佐間永介(はざまえいすけ)。藤原竜也が演じるのは国際弁護士・下山田譲(しもやまだじょう)、通称“ジョーカー”。その他、チームのメンバーとして“クイーン”のオペ看・依田沙姫(よださき)を松下奈緒、“スペード”の白瀬剛人(しらせごうひと)を日向亘が演じる。仮面を被ったダークヒーローたちが、曲者揃いの余命わずかな患者たちをスタイリッシュな手術室で天才的な技術で救っていく医療ヒューマンエンタテインメント。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 1/8 ~  『ブラッシュアップライフ』 安藤サクラ、松坂桃李、染谷将太、黒木華、臼田あさ美、鈴木浩介、バカリズム、夏帆、木南晴夏、他

バカリズムの脚本によるオリジナルドラマ。市役所勤務・実家住まい・独身のアラサーが人生2周目をやり直すという物語。安藤サクラ演じる主人公・近藤麻美 33歳は地元の市役所に勤務する、ごく普通の女性。実家で両親と妹と4人で暮らしている。ある日突然人生をゼロからやり直すことになる。気が付くとそのは産婦人科のベッドの上。目の前には若き父と母の姿が。麻美の2度目の人生が始まる。麻美の小・中学校の同級生・門倉夏希に夏帆、同じく同級生の米川美穂に木南晴夏、麻美の元カレ・田邊勝に松坂桃李、麻美の同級生・福田俊介に染谷将太らがキャスティングされている。

 

 

次クールは多彩な内容となる。

リーガル、復讐物、警察、ビジネス、純愛、医療、

音楽家、などの他、SF風のドラマも、と盛りだくさん。

果たして実際に盛り上がるかどうか、

とりあえず視てみなければ始まらない…。

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2022年10月新ドラマ

2022-09-12 18:43:54 | テレビ番組

SARS-Covid-2感染症第7波は

一時は新規感染者数が全国で一日20万人を越えていたが、

このところようやく感染の勢いは収まりつつあるようだ。

社会より個人個人の感染予防策に重点が置かれるようになっているが、

十分に気をつけていても感染する人がいるため

正直どうすればいいのかとまどっている人が多いのではないだろうか。

 

さて7月クールはどの作品も非常に低調だった。

スタート時には2桁の視聴率だった『競争の番人』『オールドルーキー』も

後半は1桁の回もあるなど、ほぼ全滅といっていい惨状。

(平均10%を越えたのは『刑事7人』と『オールドルーキー』のみ)

実際、個人的にも視聴意欲をそそるドラマはさっぱりだった。

そんな中、唯一楽しめたのは『初恋の悪魔』。

本ドラマも視聴率は低調で、

坂元裕二のクセのあるセリフが苦手という若者は多いかもしれないが、

このドラマの雰囲気や構成は他の作品とは一線を画していた。

次クールにもこのようなドラマを期待したい。

 

「事件の本質を捉えるためには現実世界を最適化する必要がある。つまり、3つ目の目を持ってマーヤーのヴェールを剥ぎ取るんだ」(日テレ『初恋の悪魔』より)

 

7月クールの各ドラマの視聴率は以下の通り。

(視聴率[%]はビデオリサーチ調べ・関東地区)

月9 フジ『競争の番人』(全11話、平均 8.85)

月10 フジ『魔法のリノベ』(全10話、平均 6.40)

火10 TBS『ユニコーンに乗って』(全10話、平均 7.98)

水9 テレ朝『刑事7人 Season 8』(全10話、平均 10.16)

水10 日テレ『家庭教師のトラコ』(全10話、平均 5.80)

水10 フジ『テッパチ(TEPPACHI)!』(全11話、平均 4.80)

木9 テレ朝『六本木クラス』1313話、平均 9.35)

木10 フジ『純愛ディソナンス』(全11話、平均 3.93)

金10 TBS『石子と羽男~そんなコトで訴えます?』(全10話、平均 7.30)

土10 日テレ『初恋の悪魔』(全10話、平均 4.67)

日9 TBS『オールドルーキー』(全9話、平均 10.44)

日10時半 日テレ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(全10話、平均 4.37)

 

 

フジ月9 10/10 ~ 『PICU小児集中治療室』 吉沢亮、安田顕、池田絵梨花、高杉真宙、菅野莉央、甲本雅裕、中尾明慶、他

北海道で生まれ育った小児科医が、地元の小児専門の集中治療室『PICU』で子どもの命に向き合う姿を描くメディカル・ヒューマンドラマ。主人公の道産子27歳、小児科医・志子田武四郎を吉沢亮が演じる。幼い頃に父を亡くしており、女手一つで育ててくれた母・南(みなみ)と二人暮らしをしている。母思いで料理上手、家事全般もそつなくこなす優しい青年だが、大事な場面で不器用さを発揮することも。実家から通える病院であれば何科でも良いと考え小児科医になる。ある日、勤務先の病院に新設されたPICU(Pediatric Intensive Care Unit:小児集中治療室)に異動することになり、そこでPICU医の植野元(うえの・はじめ)(安田顕)と出会う。植野は日本各地でPICUの整備を推し進めてきた小児集中治療のパイオニアで『日本一広大な自然を相手に、医療用ジェット機を運用した日本屈指のPICUを作る』という“最後の大仕事”を成し遂げるため、東京からはるばるやってきていた。しかし、立ち上げたばかりのPICUは圧倒的に人材が不足しており志子田は過酷な現実に直面する。広大過ぎるがゆえに『大規模なPICUの運営は極めて困難』と言われてきた北海道で、駆け出しの小児科医が先輩医師と共に、どんな子どもでも受け入れられるPICUを作るため、そして、1秒でも早くPICUに搬送できる医療用ジェット機の運用を可能にするために奔走する姿が描かれる。北海道ロケなら、それだけが楽しみ?

 

 

フジ(関西テレビ)月10 10/24 ~ 『エルピス~希望、あるいは災い~』 長澤まさみ、眞栄田郷敦、鈴木亮平、三浦透子、三浦貴大、岡部たかし、筒井真理子、他

実在する複数の事件から着想を得て制作されたという社会派エンターテインメント。渡辺あや脚本によるオリジナル作品。スキャンダルで落ち目となったアナウンサーの主人公が、バラエティ番組の若手ディレクターらとともに、連続殺人事件で犯人とされ死刑が確定した男の冤罪疑惑を追う中で、一度は失った“自分の価値”を取り戻していくというストーリー。エルピスとは、古代ギリシャ神話で、中から様々な災厄が飛び出したと伝えられる『パンドラの箱(壺)』に唯一残されていたものとされ、良きことの予測として『希望』、悪しきことや災いの予測として『予兆・予見』とも訳される言葉。本ドラマでは、登場人物たちが真相に迫っていく過程で様々な『希望』を見出すが、一方で自身やその周囲や所属する組織に対し、痛みや破綻といった『災い』も降りかかる。長澤まさみ演じる主人公の浅川恵那は大洋テレビのアナウンサー。入社当時は、抜群の容姿と好感度の高さから『10年に一人の逸材』と持てはやされ、ゴールデンタイムのニュース番組のサブキャスターを務めていた。しかし、複数番組を担当する激務のなかで次第に疲弊していき、徐々に人気に陰りが見え始めたところで、週刊誌に路上キス写真を撮影され、ニュース番組を降板。現在は、『落ちぶれた』と後ろ指を指されながら、“制作者の墓場”と揶揄される深夜の情報番組『フライデーボンボン』のコーナーMCを担当。そんな恵那だったが、『フライデーボンボン』で芸能ニュースを担当するうだつの上がらない新米ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)から、彼がひょんなことから知ることとなった連続殺人事件の犯人とされる死刑囚の冤罪疑惑を持ち掛けられる。裕福な家庭に育ち、恵那とは対照的に世間知らずで空気が読めない拓朗は、時に恵那を感化しながら、コンビを組んで真相を探ろうとする。そんな二人に協力するのが、鈴木亮平演じる大洋テレビ報道局のエース記者・斎藤正一。拓朗の新入社員時代に指導担当だった縁で、恵那と拓朗が追う冤罪疑惑について相談に乗る。面倒見のいい先輩として、そして政権中枢の要人とも懇意の間柄の官邸キャップとして、斎藤の存在は2人にとって大きな味方となる。“自分の価値”を見失った二人が斎藤の助けを得ながら連続殺人事件の真相に迫っていく。キャストはバッチリだが果たしてその内容は?

 

 

テレ朝火9 10/18 ~ 『科捜研の女2022』 沢口靖子、小池徹平、他

火曜日夜9時にテレ朝がドラマ枠を新設。1999年のスタート以来、現行連続ドラマ最多シリーズ記録を更新し続けてきた沢口靖子主演の同シリーズが、最近のマンネリ状態からの『革新』をテーマに大胆な変貌を遂げ、さらに高度な科学捜査を追求する。これまで見たことのない榊マリコが登場、大人の科学ミステリーへと生まれ変わるとか。どのように変貌するのかは今のところ不明。

 

 

TBS 火10 10/18 ~ 『君の花になる』 本田翼、高橋文哉、宮世琉弥、綱啓永、八村倫太郎、森愁斗、NOA、山下幸輝、志田彩良、菊田竜大(ハナコ)、川津明日香、木南晴香、内田有紀、竹中直人、夏木マリ、他

寮母を務める女性主人公の成長と胸キュンを描くオリジナルラブストーリー。元高校教師が崖っぷちボーイズグループの寮母になり、“トップアーティストになる”という夢に向かう彼らと共に奮闘する。主人公・仲町あす花(なかまちあすか)(本田翼)は、その名の通り『辛いことがあっても明日には花を咲かせて、誰かの力になる』という常に周りを明るく照らす女性。『先生になる』という幼い頃からの夢を叶え、高校教師として日々前向きに奮闘していたが、ある出来事をきっかけに挫折し引きこもりになってしまう。無職になったあす花が姉の家に転がり込んで3年となる頃、ある事情からアパートの住み込み寮母をすることになる。ふたを開けてみると、そこは7人組ボーイズグループの“ 8LOOM(ブルーム)”が共同生活する寮だった! さらに、そのグループのリーダーはかつて自身が夢を応援した9歳年下の元教え子・佐神弾(さがみだん)(高橋文哉)だった。思わぬ再会に驚く暇もなく、あす花と個性豊かなイケメン7人の共同生活がスタートする。日々、料理・掃除・洗濯に追われながら、弾がグループのリーダーとして夢に向かってまっすぐ挑戦する姿に心を打たれ、気づけば教師だった頃の情熱を取り戻し、デビューしても崖っぷちな彼らに全力で向き合っていく。そんなあす花は、やがて自身の挫折とも向き合うようになっていく。ボーイズグループのメンバーはほとんど知らない名前だったが、今回オーディションで選ばれたイケメンたちとのことである。彼らはこのドラマだけでなく実際に 8LOOM としてデビューするのだとか…。

 

 

テレ朝水9 10/12 ~ 『相棒 season 21』 水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、他

前シーズンをもって4代目相棒・反町隆史の冠城亘が卒業し、今シーズンから初代相棒の亀山薫(寺脇康文)が5代目の相棒として復活する。特命係を去ってから約14年ぶりとのことである。ここでまた原点復帰とはどういうわけなのか?いよいよ水谷豊・杉下右京の集大成となるのか?

 

 

日テレ水10 10/5 ~ 『ファーストペンギン』 奈緒、堤真一、鈴木伸之、渡辺大知、他

森下佳子によるオリジナル脚本ドラマ。縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込んだシングルマザーの奇跡の実話を基に描かれる“リアル・サクセスストーリー”。寂れた港町に移り住んだ若きシングルマザー・和佳(奈緒)が、一人の漁師と出会い、漁船団の立て直しに協力する。和佳は素人ゆえの大胆さで、革命を起こしていく。臆病な動物であるペンギンは多くの敵が潜む海になかなか飛び込むことができないが、勇気ある一羽が飛び込むことで仲間たちも次々と荒海に続いていく。その勇気ある一羽目を『ファーストペンギン』と呼ぶ。そんな『ファーストペンギン』のように縁もゆかりもない“漁業の世界”に飛び込んだシングルマザーと彼女とともに改革の荒波に漕ぎ出した漁師たちの奇跡の実話をモデルにしたリアル・サクセスストーリー。家なし、金なし、仕事なし。人生の崖っぷちに立った若きシングルマザー・岩崎和佳(いわさきのどか)は途方に暮れていた。食べるためには何でもやる!と思っていたところにひょんなことから1人の漁師・片岡洋(かたおかひろし)(堤真一)と出会う。『一万円で俺たちの浜を立て直してくれ!』という思いがけないオファーを受け荒くれ漁師たちのボスになる。日本の隅っこで必死に生きる漁師たちの夢を一緒に背負うことになった和佳は頑固な海の男たちとぶつかり合いながらもド素人ゆえの大胆さで古い常識や慣習を次々と打ち破り、しがらみだらけの業界にまさかの大革命を巻き起こしていく。本作のヒロインのモデルである坪内知佳は、2009年12月当時23歳。2歳の息子を育てるシングルマザーだった。大学中退後、山口県萩市に移り住み、翻訳の仕事や旅館の仲居業を務めながら、何とか生計を立てていた。そんなある日、1人の漁師との出会いを機に、全く知見のなかった“漁業の世界”に飛び込むことになる。『アジとサバの違いも分からない』素人が飛び込んだ“漁業”の世界!しかし、素人ゆえの大胆な発想で『既成概念』を打ち崩していく。坪内が発案したのは、漁師たちが獲った魚を、市場を通さず直接料理店などに販売するシステム。これは、生産者自らが『生産・加工・販売』を一貫して行う『漁業6次産業化』として国に認定される。60人の漁師たちのボスとなった彼女は、漁師たちを束ねて『萩大島船団丸』を設立し、代表に就任。朝採れした水産物を箱詰めして、都会の消費地へ直送する鮮魚ボックス事業をスタートするも、当初はなかなかうまくいかなかった。販路拡大のため、全国各地の飲食店を渡り歩き、連日飛び込み営業に奔走する坪内。一方、『魚を獲ること』しかしてこなかった漁師たちは、慣れない出荷作業や事務仕事に悪戦苦闘。ストレスから、『こんなこと、やってられるか!』と坪内と取っ組み合いの喧嘩になることも…!しかしこうした数々のトラブルやぶつかり合いを乗り越えながら、2014年、株式会社として法人化。坪内と漁師たちの奮闘記は、数多くのメディアでも取り上げられ、大きな話題となっている。『誰かが飛び込めば群れはついてくる!』本ドラマでは未知の世界に飛び込んだ勇気あふれるこのニューヒロインの軌跡が描かれる。

 

 

フジ水10 10/5 ~ 『親愛なる僕へ殺意をこめて』 山田涼介(Hey!Say!JUMP)、川栄李奈、門脇麦、尾上松也、早乙女太一、高嶋政宏、佐野史郎、桜井ユキ、遠藤憲一、他

真逆の顔を併せ持つ“二重人格サスペンス”を描いた同名コミック(原作:井龍一、作画:伊藤翔太作)のドラマ化。連続殺人犯を父に持つ大学2年生・浦島エイジ(山田涼介)は、自らが二重人格であることを悟り、もう一人の自分が殺人を犯しているかもしれないという不安に駆られ、“自分探しの旅”に出る。そしてそこから驚愕の事実が次々と明らかになっていく。山田涼介演じる主人公の浦島エイジは大学2年生、 “人生楽しんだもん勝ち。楽しければそれでいい”と、毎日ヘラヘラ仲間と過ごしていた。しかし、実の父親が連続殺人事件の犯人だったため、少年時代はいじめやひどい嫌がらせにあうなど、過酷な人生を歩んできた。“連続殺人鬼の息子”という重い十字架を背負っていることをまわりにひた隠しにするエイジには愛する女性・雪村京花(ゆきむらきょうか)(川栄李奈)がいた。京花と過ごす時間だけは嫌なことを忘れ、心から笑うことができたエイジだったが、ある日、父親が起こした殺人事件と殺害方法(卑劣な拷問)が酷似した猟奇的殺人が起こる。そしてエイジにはその殺人事件が起こったとされる期間の記憶が完全に抜け落ちていた。その後、さまざまな状況を鑑み、自らが二重人格であることに気付き、『今回の猟奇的殺人を犯したのは、連続殺人鬼である恐ろしい父親の血をひく“もう1人の自分”なのでは…』という恐怖と不安にさいなまれる。エイジは事の真相を突き止めるべく “自分探しの旅”に出るが、そこで驚天動地の事実が次々と明らかになっていく。

 

 

テレ朝木9 10/20 ~ 『ザ・トラベルナース』 岡田将生、中井貴一、菜々緒、他

中園ミホ脚本によるオリジナルドラマ。フリーランスの看護師がパンデミック後の超高齢化社会における医療現場で活躍するドラマ。 岡田将生演じる主人公・那須田歩が、スーツケース一つを手にさまざまな街を渡り歩き、命と向き合いながら医療現場を改革していく。また、歩の相棒で大きな秘密を抱えている伝説の看護師・九鬼静を中井貴一が演じる。トラベルナースとは、スーツケースひとつを手にいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師のこと。日本ではまだその存在はあまり知られていないが、アメリカでは全看護師の10%を占める40万人ものトラベルナースが存在し、コロナ禍のNYでも活躍した。岡田演じる那須田歩は、意識もプライドも高い、一見感じの悪いトラベルナース。しかし、実はアメリカで『NP(ナース・プラクティショナー)(手術場で医師を補助し一定の医療行為を実施できる看護資格)』として働いていた優秀な看護師。しかしある事情でいまだ『ナースは医師の言われるままに』が当たり前とされる日本へ帰国。『天乃総合メディカルセンター』で働くことになった歩はミステリアスな伝説の看護師・九鬼静(くきしずか)と出会う。静もまた圧倒的スキルを持つスーパーナース。医師に一切楯突かず、柔らかすぎるほどの物腰だが、ここぞという場面では臆することなく痛烈な一言で一刀両断。そして相当な“嘘つき”。その素性は謎に包まれていたが、実は“大きな秘密”を抱えていた。そんな2人がタッグを組んで様々な事情を抱えた医師や病院長、患者、そして周りの看護師を少しずつ変えていく。また彼らに刺激を受けて敢然と立ち上がる天乃メディカルセンターの外科医・郡司真都に菜々緒が配役されている。“ドクターX”のナース版といった感じのドラマか?

 

 

フジ木10 10/6 ~ 『 silent 』 川口春奈・目黒蓮(Snow Man)(W主演)、篠原涼子、他

一生をかけて愛したいと思いながら別れた恋人と8年ぶりに再会するがその彼は徐々に聴力を失っていく難病 “若年発症型両側性感音難聴”を患い聴力をほとんど失っていた。もう一度出会い直した2人が紡ぐ静かな世界での純愛が描かれる。生方美久によるオリジナル脚本ドラマ。川口春奈演じる主人公の青葉紬(あおばつむぎ)は8年前に、一生をかけて愛したいと思えた恋人との別れを経験し、新たな人生を歩もうと前を向いて生きている一人の女性。そんな紬と大切な人との出会いは高校2年の秋、たまたま朝礼で耳にしたある男子生徒の声に惹かれたことがきっかけだった。壇上で作文を読む佐倉想(さくらそう)(目黒蓮)に心を奪われた紬は、次第に彼が気になる存在となっていった。3年生で同じクラスとなり、共通の友人を通してだんだんと距離が縮まっていった二人は付き合うことに。音楽好きというお互いの趣味で通じ合い、仲を深めていった二人だったが、卒業後のある日、これからも一緒にいたいと思う紬に対し、想は突然、理由も言わずに別れを告げて姿を消してしまう。それから8年という月日が流れ、今は渋谷の大型 CD ショップでアルバイトとして働き大好きな音楽に囲まれた新たな人生を歩み始めていた紬だったが、ある日、偶然、雑踏の中に想の姿を見かけたことから再び彼の存在を意識するようになっていく。もう一度、想に会ってちゃんと話をしたいと思う紬だったが、彼が徐々に耳が聞こえにくくなる“若年発症型両側性感音難聴”を患い、既に聴力をほとんど失っていたという思いがけない現実を知ることになる。実は、想は高校を卒業する頃には難聴の症状が出始め、いずれはほとんど聞こえなくなってしまう可能性が高いという現実を知らされ地元を離れ東京へ進学するタイミングに合わせて紬に別れを切り出し、一方的に、何も告げずに彼女の前から姿を消していたのだった。また大学を卒業してからは人とのコミュニケーションを取ることにつらさを感じて職を転々としたが、現在は在宅で校閲の仕事をしながら、限られた人にしか心を開かずに日々を過ごしていた。しかし、紬とまさかの再会を果たしたことで、その閉ざしていた心にある変化が起きはじめる。一方、紬はそんな辛い現実と向き合いながらも、彼に寄り添い乗り越えていこうとする。音のない世界でもう一度“出会い直す”ことになった二人と、それを取り巻く人々が織り成すドラマが展開される。このところ低視聴率を連発する木10枠に、歴史的低視聴率女優が主演ということで、コケそうな予感しかない。

 

 

TBS金10 10/21 ~ 『クロサギ』 平野紫耀(King & Prince)、黒島結菜、三浦友和、山本耕史、坂東彌十郎、船越栄一郎、他

詐欺によって家族を失った主人公が、詐欺師を騙す詐欺師=クロサギとして、詐欺師に立ち向かっていく復讐劇。『世の中には三種の詐欺師がいる。人を騙し金銭を奪うシロサギ。色恋を餌にするアカサギ。そしてこの世で一羽だけ、シロサギとアカサギだけを餌とし喰らう最凶の詐欺師がいる。詐欺師を騙す詐欺師こそがクロサギ』。原作は黒丸・夏原武による漫画『クロサギ』シリーズで、2003年から2013年まで『週刊ヤングサンデー』『週刊ビッグコミックスピリッツ』(ともに小学館)にて連載。2006年にはTBSにて山下智久主演で連続ドラマ化、2008年には映画化もされている。今作は2022年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に『クロサギ』が喰らいつく。前ドラマシリーズでは描かれなかった主人公の家族を奪った最大の宿敵の直接対決も期待される。主人公の黒崎高志郎(くろさきこうしろう)を演じるのは、平野紫耀。15歳の時、詐欺被害に遭った父が起こした事件をきっかけに家族を失った黒崎は、詐欺師への復讐を決意し、『クロサギ』として生きることに。黒崎のターゲットは、父を陥れた詐欺師のように人を騙して金銭を奪うプロの詐欺師『シロサギ』。過去の経験から法律は人を守ってくれないと考える黒崎は、その怒りを原動力にいつかは父を騙した詐欺師『御木本(みきもと)』にたどり着くべく『この世のシロサギを全部喰ってやる』と心に決め、生きる目的としている。自らが住んでいるアパートの大家として暮らし黒猫の『クロ』を飼っている黒崎は一見人当たりの良いごく普通の青年で、誰にでも分け隔てなく接する飄々とした人物。しかし、過去の出来事から誰も信じない、誰にも頼らない孤独な人生を送っていた。そんな一匹狼・黒崎の、『シロサギ』との巧妙な心理戦や警察との攻防戦が展開される。一方で、黒崎はさまざまな人間との出会いの中で自らの過去と向き合い葛藤し、変容もみせていく。黒崎との出会いにより様々な葛藤に直面する、検事志望の女子大学生・吉川氷柱(よしかわつらら)役を黒島結菜が演じる。氷柱は自分の父親が詐欺の被害に遭い、黒崎に助けられ二人は出会うが、詐欺師を詐欺で陥れる彼のやり方がどうしても許せない。二度と会うことはないと思っていた氷柱だが、あることがきっかけで黒崎の壮絶な過去を知り、想いを理解していくにつれ気持ちに変化が芽生えていく。検事を目指す自分の立場とは相反する、詐欺師の黒崎に対する複雑な思いに葛藤する。ジャニーズの後輩が偉大なる?山ピーの後任。主演・平野の演技力が問われるドラマとなりそう。

 

 

テレ朝 金23:15 10/28 ~ 『最初はパー』 ジェシー(SixTONES)、市川猿之介、賀喜遥香(乃木坂46)、基俊介(IMPACTors/ジャニーズJr.)、迫田孝也、橋本じゅん、小藪千豊、他

秋元康が企画・原作・脚本を手がけるドラマ。お笑い養成所を舞台に、プロのお笑い芸人を目指す若者を中心に、巻き起こるさまざまな人間模様が描かれる。ジェシー演じる主人公・利根川豪太は、何をやっても中途半端な政治家の息子。『父親の言いなりになって政治家になるのは嫌だ』と思い始めた矢先、ひょんなことから『お笑い養成所』に入学、プロの芸人を目指すことになる。その養成所で彼が出会い、コンビを組むことになるのが市川猿之介演じる澤村銀平。年も性格も境遇も、何から何まで違う豪太と澤村がプロになることを目指して奮闘、養成所で鬼講師やキャラの濃い他の生徒たちとの間で巻き起こる悲喜こもごもが描かれる。

 

 

日テレ土10 10/8 ~ 『祈りのカルテ~研修医の謎解き診察記録~』 玉森裕太(Kis-My-Ft2)、池田エライザ、矢本悠馬、松雪泰子、椎名桔平、濱津隆之、堀未央奈、YU、他

“相手の顔色を読むことが抜群にうまい”研修医が、その特技を生かして患者の悩みの謎を解くというミステリー要素を持った医療ドラマ。玉森裕太演じる諏訪野良太は、純正医科大学付属病院の1年目の研修医。知識も技術もまだないひよっこだが誰よりも患者に寄り添い、患者のために一生懸命になれる医者。何より人の顔色を読むことが抜群にうまかった。物心つく前に父親を病気で亡くし、母親は良太が11歳の頃、銀行員の男と再婚。可愛がってはくれたものの、いつも家では嫌われないようにと義父の顔色を窺ってばかりいて息苦しさを感じていた。そのためか、これまで『いい子』として他人の反応を窺いながら一度も衝突せずに生きてきた。このことが今の性格を作り上げてきたと本人は思っている。そんな特性から、気難しい患者や、他の医者に心を閉ざしている患者、さらにその家族らも、良太にだけは口を開くようになる。医者としての自分の適性がわからず悩みながらも、各診療科での研修において、患者に誰よりも寄り添い、とにかく真っ直ぐに立ち向かう。良太の同期で同じ1年目の研修医・曽根田みどりを池田エライザが演じる。同期一優秀で、プライドが高く気も強い。医学オタクで何かと研究医仲間の血を採って調べようとする変わった一面も。しかし優秀な一方、患者に対してどのように接することが正しいのかわからず悩んでいる。また良太の親友で同じ研修医の冴木裕也に矢本悠馬。リア充で、現実主義。仕事だけではなく、合コンや趣味にも勤しむ、イマドキ男子。父親が純正医科大学附属病院の外科医・冴木真也で、幼い頃から医者になるのが当たり前だと思いなんとなくそのまま医者になったが父親に対するコンプレックスを抱えている。ドラマでは、彼ら研修医たちが1話ごと変わる研修先の診療科でクセのある指導医のもと、共に切磋琢磨し医者として成長していきながら問題を抱えたワケあり患者たちに真摯に向き合い心の謎を解き明かしていく。

 

 

NHK日8(大河ドラマ) 継続中 『鎌倉殿の13人』 小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、中川大志、山本耕史、大泉洋、佐藤浩市、松平健、西田敏行、江口のりこ、迫田孝也、青木崇高、市川染五郎、八嶋智人、南沙良、秋元才加、山崎一、岡本信人、市川猿之助、竹財輝之助、坪倉由幸(我が家)、山口馬木也、國村隼、坂東彌十郎、宮沢りえ、片岡愛之助、小池栄子、小林隆、中村獅童、佐藤二朗、堀内敬子、草笛光子、他

毎話、身内の誰かが殺されていくという殺戮イベントの連続で、さすがに視るのに疲れてくる。北条時政・義時父子は本来、究極の極悪人であり、それなら最初から徹底して悪い人物として描けが良かったものを、中途半端に善人風に見せるものだから違和感が半端ない(今のところ泰時はいい人のようだが…)。この先、話をどう収拾していくのか、最後までしっかり見届けたい。

 

 

TBS日9 10/16 ~ 『アトムの童(あとむのこ)』 山﨑賢人、松下洸平、岸井ゆきの、岡部大(ハナコ)、馬場徹、栁俊太郎、六角慎司、玄理、飯沼愛、戸田奈緒、皆川猿時、塚地武雅(ドランクドラゴン)、でんでん、オダギリジョー、風間杜夫、他

“ゲーム業界のバンクシー”と呼ばれる天才ゲーム開発者が、生き残りをかけてゲーム業界に参入する老舗玩具メーカー『アトム』とタッグを組んで、数々の困難に打ち勝ちながら、大企業との覇権争いに奮闘していく。神森万里江の脚本による完全オリジナルストーリー。山﨑賢人演じる主人公は安積那由他(あづみなゆた)。大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する通称『インディー』と呼ばれる若き天才ゲーム開発者。『ジョン・ドゥ』という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから『ゲーム業界のバンクシー』と称されていたが、ある事件をきっかけにゲーム開発から離れ静かに暮らしていた。一方、『アトム』という老舗玩具メーカーが彼の行方を捜していた。海外との価格競争などの影響で、廃業の危機を迎えていた『アトム』は一発逆転の経営再建のために、新業態として『ゲーム制作』へ参入する方向へ経営の舵を切る。資金もノウハウも持たないアトムは、藁にも縋る思いで『ゲーム業界のバンクシー』こと那由他とコンタクトを取ろうと奔走する。ゲーム業界を舞台に『ものづくり』で世界に挑戦し、様々な困難に立ち向かっていく若き天才ゲーム開発者と経営者たちの活躍が描かれる。那由他の過去を知る菅生隼人(すごうはやと)に松下洸平、老舗玩具メーカー『アトム』の一人娘で会社の再建を図る新社長・富永海(とみながうみ)に岸井ゆきのがキャスティングされている。話題の香川照之も出演予定だったとのことだが降板が決まっている。日曜劇場の重鎮が外れたことが果たして吉と出るか、凶と出るか?楽しみである。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 10/16 ~  『霊媒探偵・城塚翡翠』 清原果耶、瀬戸康史、小芝風花、他

霊視という特殊能力を持つヒロインが推理作家とともに事件を解決していくミステリー。原作は相沢沙呼の小説・『medium 霊媒探偵定塚翡翠』(講談社文庫)。清原果耶演じる主人公は“犯人が視える”翠色(みどりいろ)の瞳を持つ霊能力者・城塚翡翠(じょうづかひすい)。魂の匂いを感じ、死者を呼び戻すことができるという。その特殊な能力のせいで、孤独な人生を歩んできた。しかし犯人が視える彼女の霊視には証拠能力がない。『真実を知ることができるのに、どうしてわたしはこんなに役立たずなのか…』彼女はそんな苦悩を抱えていた。翡翠と出会い、孤独な彼女の健気な姿に惹かれていく人気推理作家・香月史郎(こうげつしろう)に瀬戸康史。ずば抜けた論理力、鋭い洞察力を持つ彼は警察からも一目置かれている。翡翠に足りない『論理』を駆使することで『霊媒探偵』である彼女に協力、逮捕につなげるため犯人と向き合い事件を解決に導いていく。次第に翡翠に惹かれていく香月だったが、“最強のバディ”となっていく二人に想像を絶する展開が襲い掛かる。

 

 

今クールは事件もの、ミステリーが多い印象だ。

また医療ドラマが復活し3本。

特に食指が動かされるような作品は見当たらないが、

秋の夜長、辛抱強くしっかりと視聴してゆきたい。

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2022年7月新ドラマ

2022-06-15 16:45:12 | テレビ番組

年明けからダラダラと続いていた新型コロナも

5月以降ようやく全国的に感染縮小の傾向がみられており、

ホッと一安心といったところである。

とはいえ、今後再拡大の可能性もあることから、

まだまだ注意は必要と思われる。

 

さて、

2022年4月クールドラマの視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だが

二桁の数字を獲れたのは、日曜劇場『マイファミリー』(12.9%)、

『未来への10カウント』(10.9%)、

『特捜9 season5』(10.6%, 第10話まで)の3本のみ。

以下は、月9が9.3%(第9話まで)、それ以外に至っては

8%未満という惨憺たる状況である。

そんな中、放映前には全く期待していなかった『ナンバMG5』が、

個人的には一番のドラマとなった。(バカバカしさが突き抜けていた!)。

フジテレビ『ナンバMG5』より

 

依然として各局ともドラマの低迷状態が続いているが、

ここからは7月からの夏ドラマの内容をチェックしてみたい。

 

 

フジ月9 7/11 ~ 『競争の番人』 杏・坂口健太郎(W主演)、小池栄子、大倉孝二、加藤清史郎、寺島しのぶ、他

原作は新川帆立の同名小説。公正取引委員会(公取委)・第六審査(通称・ダイロク)の職員である天才で理屈っぽくひねくれ者の男性と、実直で感情のままに行動する元刑事の女性とがバディを組み、談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。坂口健太郎演じる小勝負勉(こしょうぶつとむ)は20歳で司法試験に合格。東大法学部を首席で卒業後、あえて公取委に就職。小勝負自身は公取委で働くことにこだわりがあるようで、「弱くても、戦わなきゃいけない」と使命感を燃やす様には、彼の過去が関係しているとみられる。他の審査官とは違う独特の視点や洞察力がある一方、人とは違うやり方で調査するため周囲からは変わり者とみられている。そんな小勝負の身勝手な行動にいつも振り回されてしまう彼のバディ・白熊楓(しろくまかえで)を杏が演じる。理屈っぽい小勝負とは性格や考え方などすべてが正反対。男勝りな性格で、警察官の父に憧れ自らも警察官になったが、ある事件で犯人を目前で取り逃がしてしまい公取委へ異動させられる。そこで彼女の教育係を任せられたのが小勝負だった。異動して早々に公取委が他の官庁に比べて、“弱小官庁”だと説明され、その実態に驚きながら、個性豊かな“ダイロク”のメンバーと共に、企業の不正を暴こうと奔走する。企業への立ち入り検査のほかにも、事情聴取や、張り込み・尾行など真実を突き止めるために警察のようなことも行う一方、警察のような強力な権力を持たない公取委の捜査には、さまざまな障壁があり、白熊は公取委の実情に愕然とする。独占禁止法に関わる違反行為を取り締まり、経済活動における自由で公正な競争の場を守るために目を光らせる“競争の番人”として、この凸凹バディが談合やカルテルなど不正を働く企業の隠された事実をあぶり出していく。頭が良すぎるがあまり、時に突拍子もない行動を取る小勝負と、実直で感情のままに行動し、頭で考えるよりも先に、気持ちと身体で体当たりしていく白熊の2人は、なかなか分かり合えず対立するが、白熊は『たとえ弱くても戦う』と大きな敵にも臆することなく向き合う小勝負の考えや姿勢を次第に理解するようになる。 弱者が負けて、強者が勝つ現代社会において、理不尽な競争社会を根底から見つめ直し、フェアな市場を確保しようと奔走する公取委のスタッフの活躍が描かれる。なじみの薄い役所でのお仕事ドラマで勉強になるかも。

 

 

フジ(関西テレビ)月10 7/18 ~ 『魔法のリノベ』 波瑠、間宮祥太郎、遠藤憲一、原田泰造、金子大地、吉野北人(THE RAMPAGE)、他

原作は、星崎真紀による同名漫画。人生こじらせ凸凹営業コンビが住宅リノベで家や依頼人の心に潜む魔物に立ち向かう。男だらけの家族が営む工務店を舞台に繰り広げられる人生再生・リノベーション・お仕事ドラマ。波瑠演じる主人公・真行寺小梅(しんぎょうじこうめ)は、大手リフォーム会社で営業成績抜群のエースだったが、30歳を目前に“大きなしくじり”に見舞われ退職。やむなく男だらけの福山家が営む『まるふく工務店』に転職する。そんな小梅とタッグを組むことになるのが間宮祥太朗演じる長男・福山玄之介(ふくやまげんのすけ)。彼は脱サラして家業の工務店で働き始めるが、人の良さから来る推しの弱さで営業成績0点、女性にも振り回されバツ2で7歳の息子を持つシングルファザー。物語が進むにつれて、玄之介がさらにこじれた人間関係に巻き込まれていることも発覚する。小梅と玄之介の2人が、夫婦関係、風水、事故物件、防犯など・・・様々な問題を抱える依頼人のために五感と機転と根性を駆使した住宅リノベを提案、依頼人や家族すら気づいていない悩みや問題を解決し、彼らの人生を後押ししていく。これまでにもよく見てきた、不動産屋や家政婦などが依頼人の悩みや問題を解決していくドラマとパターンは同じ様な気がする。他の出演者には、福山家の父親・蔵之介に遠藤憲一、同家の三男・竜之介に吉野北人、小梅の元上司で大手リフォーム会社・ブローバルステラDホームの部長・有川拓に原田泰造、同社の営業マンで小梅の元同僚であり元恋人の久保寺彰に金子大地らが決まっている。

 

 

TBS 火10 7/5 ~ 『ユニコーンに乗って』 永野芽郁、西島秀俊、杉野遥亮、坂東龍汰、前原滉、青山テルマ、他

大北はるか・脚本によるオリジナルドラマ。スタートアップ企業(斬新なアイデアで市場を開拓し短期間で急成長をみせる企業)の若き女性CEOが、中年サラリーマンの入社をきっかけに、突如仕事と恋のトライアングルに巻き込まれていく切ない大人の青春物語。主人公の成川佐奈(永野芽郁)は、23歳の時に起業した教育系アプリを手掛けるスタートアップ企業『ドリームポニー』のCEO。10年以内にユニコーン企業(評価額が10億ドル以上、設立10年以内の非上場ベンチャー企業)となり、世界中の人々が利用できるようなビジネスにすることを目標に日々奮闘している。しかし立ち上げ当初こそ急激に成長したものの、次なるサービスの展開が打ち出せず設立から3年目を迎え、売上・技術ともに行き詰まる毎日に焦っていた。プライベートでも日々仕事を第一優先にしており、恋愛に関しては無頓着。共同創設者の須崎功(杉野遥亮)から密かに想いを寄せられるも、全く気付かない。そんな彼女のもとに、ある日スタートアップ企業の雰囲気とは似ても似つかない中年サラリーマン・小鳥智志(西島秀俊)が転職してくる。一回りも歳が離れた小鳥の影響を受け佐奈の環境は大きく変化する。最初は小鳥を疎ましく思っていた佐奈だが、その経験の豊富さからくるアドバイスや生き方に助けられ、親しみを持つようになる。一方佐奈の絶対的ビジネスパートナーの功も、小鳥の出現により長年胸に秘めていた佐奈への想いが抑えきれなくなり、チームの均整が崩れる危機に…。突如仕事と恋のトライアングルに巻き込まれた佐奈たちの切ない大人の青春模様が描かれる。小鳥と同じタイミングで入社する、大学生ながら高いプログラミング能力を持つ不思議な青年・森本海斗に坂東龍汰、佐奈・須崎と『ドリームポニー』を立ち上げた創業メンバー・栗木次郎に前原滉、歯に衣着せぬキャラの会社のムードメーカー・夏井恵実に青山デルマらがキャスティングされている。

 

 

テレ朝水9 7/13 ~ 『刑事7人 Season 8』 東山紀之、田辺誠一、倉科カナ、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也、小瀧望(ジャニーズWEST)、他

2015年から始まった『刑事7人』シリーズも8 年目を迎える。昨年7月クールの前作第7シーズンでは平均視聴率11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と視聴者層は安定してきた。東山紀之演じる天樹悠を中心に、凶悪犯罪や難解な未解決事件に挑む活躍と、犯罪の裏に潜む人間の弱さや複雑な心理が描かれる。レギュラーメンバーとして、天樹をはじめ、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)のこれまでの7人に加え、シーズン8では、東大卒のキャリア組の新人で、いわゆる“Z世代”のエリート・坂下路敏(小瀧望)が新専従捜査班に配属される。柔らかい物腰で先輩との立ち回りもそつがない。捜査は効率重視で、会議はシェアボックスからリモートで参加、足を使っての聞き込みより SNS を駆使するなど、天樹ら“ガラ刑(ガラパゴス刑事)”との世代間ギャップが鮮明。匿名性の高いSNSの利用や、『〇〇ハラスメント』が関連する現代の多様化する犯罪に臆することなく、インターネットを駆使して捜査を行う新人刑事の路敏。彼は『捜査の天才と呼ばれる天樹さんを中心にしたエリート集団』に憧れ、新専従捜査班配属を希望したと言うが、そんな路敏の姿にメンバーたちは戸惑う。しかし天樹は『時代が変わり、事件も変わり続けている。捜査も変わらなきゃいけない』と理解を示し、やがて絆が育まれていく。この路敏が加わりレギュラーメンバー8人になるかと思いきや、どうやら早々にこれまでのメンバーの1人が抜けるとのことである。シーズン1以降、天樹らの所属する部署がどのように変遷してきたのか、もはや全く思い出せない状況となっている。

 

 

日テレ水10 7/20 ~ 『家庭教師のトラコ』 橋本愛、中村蒼、鈴木保奈美、美村里江、板谷由夏、他

遊川和彦・脚本によるオリジナルドラマ。謎の女性家庭教師が、年齢も、抱えている問題もバラバラな3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ヒューマンドラマ。3人の母親とは、子供の将来が不安でならない30代のワーキングママ、実家の定食屋で働きながら底辺であえぐ40代のバツイチママ、3%の超富裕層の仲間入りをしたのに居場所がない50代の後妻ママ。生活レベルも全く違う3人に共通するのは 『自分の子供を志望校に合格させたい!』という切実な願いだった。一方、3人の子供たちも、親には言えない『深刻な問題』を抱えていた。『どうして勉強をしなければならないの?夢を持ってはいけないの?イジメはなくならないの?』しかしトラコは決して説教もしないし、難しいことも言わない。ただ、世の中にある現実を子供たちに見せるだけ。子供たちは、いつの間にか『正しいお金の使い方』を知ることになり、ほんの少しだけ自分の進む道がわかるようになる。初めはトラコに対して疑心暗鬼だった親たちも、少しずつ成長していく子供たちを前に、自分たちの人生に自信を持ち始め、新しい家族のあり方を模索するようになっていく。3つの家族の生徒に合わせ、風貌を変えて登場する家庭教師トラコ。無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた彼女には大いなる野望があった。その目的のため、トラコは、街の権力者達の子息の家庭教師をし、コネを作り、お金を貯めていく。いつも携えているキャリーバッグには大金が詰まっているという噂もあった。授業の日は生徒の家に一泊し、週一で幼なじみの福田福多(中村蒼)のマンションに戻ると、スウェットに着替えあらゆるジャンルの本を読み漁るトラコ。福多はトラコのために、洗濯や食事といった身の回りの世話から、仕事のサポートをこなすも、家ではあらゆるジャンルの本を読み漁るばかりでちゃんと返事をしないトラコに一方的に話すという毎日だった…。うーん、いかにも遊川らしいあやしいドラマである。

 

 

フジ水10 7/6  ~ 『テッパチ(TEPPACHI)!』 町田啓太、佐野勇斗、白石麻衣、北村一輝、佐藤寛太、時任勇気、一ノ瀬颯、坂口涼太郎、池田永吉、藤岡真威人、工藤阿須加、桐山漣、久保田悠来、結木滉星、水沢林太郎、他

本田隆朗・脚本によるオリジナルドラマ。人生に行き詰まっていた男が、陸上自衛隊という天職に出会ったことがきっかけで、大切な仲間と出会い、時には恋をし、様々な経験を経て少しずつ成長していく青春ドラマ。町田啓太演じる主人公・国生宙(こくしょうひろし)は、高校時代はラグビー部のエースとして全国でも注目される選手だったが、独り善がりな強引なプレーでケガをし、チームメイトからも非難され孤立したまま引退。卒業後は、一人暮らしをするが定職に就かず、フラフラと気楽なその日暮らしの生活を送っていた。ある日、ケンカが原因で警察沙汰になり、工事現場の仕事はクビ、住んでいたアパートも家賃滞納で立ち退きを言い渡され、途方に暮れる。そんな時、ある男から『お前にピッタリな仕事を紹介してやる!』と声を掛けられる。『寮完備で三食飯つき!体力自慢のお前にはもってこい!』と言われて紹介された仕事は “陸上自衛隊”だった。最初は拒絶する宙だったが、他に生活の当てはないことからとりあえず陸上自衛隊の候補生になる。生半可な気持ちで入った先には、過酷な訓練が待ち受けていたが、“陸上自衛隊”という天職に出会ったことがきっかけで、大切な仲間と出会い、友情に芽生え、時には恋をし、さまざまな経験を経て人とのつながりの大切さに気付き、少しずつ成長を見せていく。タイトルの“テッパチ”は自衛官の身を守る鉄帽のこと。“ヤケッパチ”だった人生が、本物の“テッパチ”人生へと変わっていく、という駄洒落らしい。陸上自衛隊版の『愛と青春のたびだち』てな感じ?防衛省の全面協力のもと制作されるとか。自衛隊の宣伝にもなりそうだ。

 

 

テレ朝木9 7/7 ~ 『六本木クラス』 竹内涼真、新木優子、平手友梨奈、早乙女太一、鈴鹿央士、緒形直人、光石研、稲森いずみ、中尾明慶、矢本悠馬、さとうほなみ、近藤公園、田中美知子、香川照之、他

2020年に韓国で放映された韓国ドラマ『梨泰院クラス(イテウォンクラス)』のリメイク(原作は韓国の同題ウェブ漫画)。巨大企業の跡取り息子が引き起こした事件に巻き込まれ絶望の淵に立たされた主人公が、息子に罪を償わせること、さらに事件をもみ消した絶対的権力者である父親を土下座させることを目指す復讐劇。竹内涼真演じる主人公・宮部新は、日本最大の巨大外食産業『長屋ホールディングス』の跡取り息子が引き起こしたある事件により絶望の淵に立たされる。そんな彼が復讐を誓い、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく、父から教えられた“信念を持って貫く”を胸に、仲間と共に立ち向かっていく。絶対的権力者である『長屋…』の会長・長屋茂に香川照之、父の権力を振りかざして傍若無人に振る舞う茂の長男・長屋龍河に早乙女太一、愛人との間に生まれた茂の次男・長屋龍二に鈴鹿央士が配役されている。“土下座させる”ことが目標というのはどうかと思う(『半沢直樹』ばりに香川が土下座?)のだが、韓流ならではの勧善懲悪の展開が期待される。

 

 

フジ木10 7/14 ~ 『純愛ディソナンス』 中島裕翔(Hey! Say! JUMP)、吉川愛、比嘉愛未、高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、筧美和子、眞島秀和、富田靖子、光石研、佐藤隆太、他

玉田真也他の脚本によるオリジナルドラマ。『ディソナンス』とは“不協和音”のこと。5年後に再会を果たした教師と元生徒の間の微妙な関係が周囲に歪みを生み破滅へと向かう禁断の恋物語。中島裕翔演じる新田正樹は信任の音楽教師として、桐谷高校に赴任する。正樹は、両親共に教育関係者という規律正しい家庭環境で育てられ、デキのいい兄と常に比較されたことで強いコンプレックスを持っていた。表向きは生徒に理解のある好青年だが、打算的なところがあり心に闇を抱えていた。そんな正樹が出勤前夜に音楽室でピアノを弾いていたとき、あることから逃げる生徒・和泉冴(吉川愛)と出会う。冴は自身が副担任を務めるクラスの生徒だった。やがて2人は徐々に絆を深め、お互いに特別な感情を抱くようになる。一方、赴任した高校は正樹の前任教師・小坂由希乃の失踪事件で揺れており新田もその騒動に巻き込まれていく。そして正樹と冴は本心で向き合えないままに決別する。しかしひょんなことから5年後に再会を果たす。冴は成人を迎えていたが正樹には妻がいた。決して一線を越えることはなかったが、かつて引かれ合った2人の間には確かに純愛が存在していた。そして再会をきっかけに再び動き出した2人の微妙で繊細な関係性が生み出す“ディソナンス=不協和音”は次第に周囲の人間関係に歪を生み、破滅へと向かい始める。ドラマは青春と恋とサスペンスを描く第1部、恋と仕事における女同士・男同士のバトル、さまざまな思いが交差する大人の人間模様を描く5年後の第2部からなる2部構成。友達以上不倫未満の関係であると言われる“セカンドパートナー”という概念を盛り込んだ純愛&ドロドロ展開の新時代エンターテインメントとの触れ込みだが、果たして今の時代の視聴者に受け入れられるだろうか?

 

 

TBS金10 7/8 ~ 『石子と羽男~そんなコトで訴えます?』 有森架純・中村倫也(W主演)、さだまさし、赤楚衛二、おいでやす小田(おいでやすこが)、他

4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラリーガル女子と1回で司法試験に合格した高卒の弁護士男子が誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・コメディ。西田征史・脚本によるオリジナルドラマ。「カフェで充電していたら訴えられた!」「コンビニでお釣りを多く受け取ったら訴えられた!」など嘘のような珍トラブルがこの世の中にはいくつもある。そういった小さな問題を抱えてマチベン(町の弁護士)の元にやってくる人々の人生や社会にひそむ問題、またそれに関わる人間模様を描く。有森架純が演じるのは4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒のパラリーガル・石田硝子(いしだしょうこ)。“真面目でコツコツ積み上げていく、そして石のように頭が固い”ことから『石子』と呼ばれている。東大法学部を首席で卒業したものの司法試験に4回落ちており、周りには「弁護士になれないんじゃなくて、ならない」と言っているが、本当は次も落ちるのが怖くて試験を受けるのを諦めた。現状の自分にコンプレックスを抱きながらパラリーガルとして父親が営むマチベン『潮法律事務所』に勤めている。石子の父親・綿郎(さだまさし)は、お人好しで困っている人を見ると放っておけず、無料で弁護を請け負ってしまうことも。 そんな父親のようにはなるまいと、石子は少しの無駄も許さない倹約家で法律事務所の経理も担当している。そして中村倫也が演じるのは司法試験予備試験と司法試験に1回で合格した高卒の弁護士・羽根岡佳男(はねおかよしお)。写真のように見たモノを記憶する『フォトグラフィックメモリー』の持ち主で、一見“できる”弁護士。『羽のように軽やかな性格』=『羽男』と自称しているが、実際は対応能力に欠けていて想定外のことが起こると思考回路が停止してしまう。それがコンプレックスになっているが、そんな様子を見せまいと『型破りな天才弁護士』をブランディングしている。そんな羽根岡は、ある日、ひょんなことから綿郎と出会い、『潮法律事務所』にやってくる。正反対のようでどこか似た者同士の2人がコンビを組み様々なトラブルに挑む中で自らのコンプレックスに向き合い成長していく。

 

 

テレ朝 金23:15 7/22 ~ 『NICE FLIGHT!』 玉森裕太(Kis-My-Ft2)、中村アン、尾上右近、阿部亮平(Snow Man)、玉城ティナ、黒川智花、吉瀬美智子、他

衛藤凛・脚本のオリジナルドラマ。空と空港を舞台にある副操縦士と女性管制官の恋物語。玉森裕太が演じる主人公は航空会社の副操縦士・倉田粋(くらたすい)。過酷な訓練生活を経て念願の副操縦士に昇格。何事にもまっすぐに向かっていく純粋な性格で、頼られると断れない、困っている人を見ると助けずにはいられない、という優しい青年。しかし『一緒に飛ぶと必ずトラブルに遭遇する』ことから《ツイてるコーパイ(副操縦士)》の異名をつけられていた。この日も悪天候に見舞われ、機長とともにコックピットで対応に追われる中、無線から聞こえてきた女性管制官・渋谷真夢(中村アン)の冷静な管制によって、機は無事羽田空港に着陸できた。顔も名前もわからないその声の主に粋は《ひと聞き惚れ》してしまう。人の命を預かりながら、搭乗した人々を幸せにするパイロットという職業に誇りを持ち、全力で仕事に打ち込む傍ら、粋は忘れかけていた恋愛への気力も取り戻す。一方、粋に惚れられた真夢は、誰もが一目置くプロフェッショナルな仕事ぶりとは裏腹に、プライベートでは何もかも不器用すぎる女性だった。“声”だけで出会った2人が、“生身の人と人”として再び出会ったとき、《働く大人の仕事と恋》の物語が展開される。ちなみに玉森32歳、中村34歳である(余計なお世話?)コロナ禍をまだ脱していないこの時期に航空業界の恋と言われてもって感じではある。

 

 

日テレ土10 7/16 ~ 『初恋の悪魔』 林遣都、仲野太賀、松岡茉優、柄本佑、味方良介、安田顕、田中裕子、他

坂元裕二・脚本のオリジナルドラマ。警察署に勤めてはいるが捜査権のない現在停職中の警察職員の男女4人が、刑事とは違う感性と推理で難事件を解明するミステリーコメディ。林遣都演じる、ヘマをして現在停職処分中の刑事・鹿浜鈴之介(しかはますずのすけ)のもとに総務課の馬淵悠日(まぶちはるひ)(仲野太賀)、生活安全課の摘木星砂(つみきせすな)(松岡茉優)、会計課の小鳥琉夏(ことりるか)(柄本佑)の、部署もバラバラでそれぞれ訳ありの4人が集まった。彼らには正義感も出世欲も無い、求めているのは、ただ真実のみだった。ひとりひとり、こじれた事情を抱えながら、刑事とは違った感性と推理で難事件を解明する。いつしか芽生えた4人の友情、そして恋。やがて4人は、より大きな真実と運命に飲み込まれていくことになる。

 

 

NHK日8(大河ドラマ) 継続中 『鎌倉殿の13人』 小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、中川大志、山本耕史、大泉洋、佐藤浩市、松平健、西田敏行、江口のりこ、迫田孝也、青木崇高、市川染五郎、八嶋智人、南沙良、秋元才加、山崎一、岡本信人、市川猿之助、竹財輝之助、坪倉由幸(我が家)、山口馬木也、國村隼、坂東彌十郎、宮沢りえ、片岡愛之助、小池栄子、小林隆、中村獅童、佐藤二朗、堀内敬子、草笛光子、他

主人公・北条義時がコロコロとキャラ変するため、ちょっとついていけない感がある。この北条義時という人物を正義の味方の主人公にすること自体無理があるのではないか。とはいえ、ドラマはいよいよ後半に突入で、この先どうまとめていくのかしっかりと見守っていきたい。

 

 

TBS日9 6/26 ~ 『オールドルーキー』 綾野剛、芳根京子、中川大志、岡崎紗絵、増田貴久、稲垣来泉、泉谷星奈、榮倉奈々、高橋克実、反町隆史、他

福田靖・脚本によるオリジナルドラマ。6月中のスタートとなる。37歳で引退に追い込まれ、スポーツマネージメント会社で働くことになったサッカー元日本代表の主人公が新たな目標に挑戦し、妻や娘からもう一度誇りに思ってもらえる存在になるために奮闘するヒューマンドラマ。主人公・新町亮太郎(しんまちりょうたろう)を演じるのは綾野剛。新町は、底抜けに明るく、サッカーに人生をかけてきたプロサッカー選手。日本代表まで上り詰めて、決定的な場面でゴールも決めたが、その後は怪我の影響で低迷。まさに“記録より記憶に残る男”だった。その後、J3のチームに所属していたが37 歳で突如現役引退に追い込まれてしまう。サッカー以外のスキルが全くない新町がどん底で出会ったのがスポーツマネージメント会社『ビクトリー』。スポーツマネージメントとは、現役アスリートの代理人やマネージメントを行う、いわば裏方だが、新町はそこで働く決意をする。しかし、娘たちには自分が引退したことを言えないでいた。近い将来、娘たちに自信を持って引退したことを、そしてセカンドキャリアに踏み出したことを言えるよう、持ち前のポジティブ力と、サッカーで鍛えた直感力で突き進む決意をする。ただ、心のどこかでは “引退”を未だ受け入れられない自分がいて、現実の間で揺れ動いていく。さらに、37歳での新社会人は簡単なものではなく仕事でも大きな壁に直面する。新町をはじめとしたスポーツマネージメント会社で働く個性豊かなエージェントたちは顧客である現役アスリートたちと対峙することを余儀なくされる。人生の後半戦に待ち受ける挫折や葛藤を越え、挑戦者として生きる元アスリートの奮闘が描かれる。亮太郎の2人の娘役には稲垣来泉と泉谷星奈が抜擢されている。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 7/24 ~  『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』 永瀬廉(King & Prince)、山田杏奈、西畑大吾、三浦翔平、満島真之介、濱田岳、小澤征悦、他

原作は甲斐谷忍のコミック『新・信長公記~ノブナガくんと私~』。100年後の未来が舞台。名だたる戦国武将のクローン高校生たちが、同じ学校に集結する。くせ者揃いの英雄たちが、知力と武力で総長を目指して大暴れする、新しい学園天下取りエンターテイメント。2105年、『ある戦国オタクの科学者が“名だたる武将達が一斉にこの世に生まれたら誰が一番強いのか”を知るために禁断の実験に手を染めた』という都市伝説がささやかれる。実際にそう考えた科学者が次々と戦国武将のクローンを作り出し世に放つ。それから15年経った2122年。名前もキャラも戦国武将そのものの“クローン高校生”が34人も銀杏高校に終結していた! 彼らが目指すのは不良の世界の『てっぺん』を獲ること。やる気満々の武田信玄、上杉謙信、伊達政宗に羽柴秀吉……。駆け引き、策略、裏切り、何でもありの新・戦国時代が幕を開け、武将たちが熱いプライドをかけて戦う。だがひとり織田信長だけはマイペース。不良たちも『あいつはただのバカ』と見くびるが…!折しも凶暴で非情な徳川家康が転校してきて格違いの戦力で学校の乗っ取ろうとする。そんな状況についに信長が動き出す…。なんとも意味不明なドラマである。

 

 

今クールは公正取引委員会、リフォーム会社、スタートアップ企業、

警察官、家庭教師、自衛隊、弁護士・パラリーガル、パイロット、

スポーツマネージメント会社などなど、お仕事ドラマが大半を占めている。

前クール多かったミステリーは影を潜め、医療ドラマもなし。

残念ながら高視聴率が獲れそうなドラマは皆無のようである。

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2022年4月新ドラマ

2022-03-16 16:56:00 | テレビ番組

年明けからの SARS-Cov-2 オミクロンによる第6波、

重症化率が低い割に死亡者数が多かったのはやはり

高齢者の感染が多かったためだろう。

ただ、3月に入り新規感染者数は徐々に少なくなっており、

少し明るい兆しも見え始めてはいる。

一方、ロシアによるウクライナ侵攻は世界中に暗い影を落としている。

この先2022年はどうなっていくのか?不安が募るばかりである。

フジテレビ『ミステリと言う勿れ』より

 

さて、2022年1月クールドラマの視聴率であるが、

二桁の数字を獲ったのは、月9『ミステリと言う勿れ』と

日曜劇場『DCU』の2本のみ。

『ミステリと…』はこれまでにないドラマ構成で、

斬新な感じで、唯一次週が楽しみに思えた作品だった。

一方、浜辺美波、清原果耶、高畑充希、黒木華といった、

期待の女優陣の主役ドラマはいずれも10%に届かず…。

これらドラマの不振は女優の演技に問題があるというよりも、

企画と脚本が悪すぎたように思われる。

また松潤主演の『となりのチカラ』も初回・第2話こそ二桁だったが、

以後は9%にも届かない有様(冬期オリンピックによる中断が災い?)。

もはや嵐の人気も過去の遺物となった感がある。

(次クールの二宮ドラマがどうなるかが注目される)。

1月クールも全体的にパッとしなかった印象だが、

春4月からの2022年4月クールドラマの内容をチェックしてみたい。

 

 

フジ月9 4/11 ~ 『元彼の遺言状』 綾瀬はるか、大泉洋、関水渚、他

原作は新川帆立による小説『元カレの遺言状』。敏腕女性弁護士が、殺害された元カレが残した、自分を殺した犯人に全財産を譲るという遺言状を見た敏腕女性弁護士が犯人を仕立て上げ巨額の遺産を手に入れようとするリーガルミステリー。綾瀬はるか演じる主人公・剣持麗子は容姿端麗、スタイル抜群、派手な高級スーツを身にまといヒールを鳴らしながら風を切って我が道を突き進む、大手法律事務所で働く敏腕弁護士。どんな相手に対しても物おじせず、圧倒的な法律知識とハッタリを効かせた話術を武器に、数々の難局からクライアントを救ってきた。クライアントのために、どんなあくどい手を使ってでも“勝ち”にこだわり誰もが認める超優秀な弁護士ではあるが、内外に敵も多い。麗子はそんな外野には目もくれず「お金が欲しい」という誰もが持つ感情が人一倍強いだけだと豪語する。そんな彼女が、ひょんなことからある大事件に巻き込まれていく。ある日、あるクライアントからクレームがあり麗子はボーナスカットを言い渡される。これに憤慨した彼女はしばらく事務所を休むことに。暇を持て余した麗子は手当たり次第に知り合いにメールを送るが返信があったのは元カレの森川栄治ただ一人だった。ただそのメールに書かれていたのは、彼の訃報だった。メールの差出人は篠田(大泉洋)という謎の人物、彼女とは全く面識がないはずだったが、『久しぶりだね』との電話がある。栄治には1080億円という巨額の遺産があり、『僕の全財産は僕を殺した犯人に譲る』という奇妙な遺言状が残されていた。元カレが死んだ事実より巨額な遺産の方に心が動いた麗子は、栄治が暮らしていた軽井沢の別荘の管理人を務めていたという篠田を『完璧な殺人計画』による殺人犯に仕立て上げ共謀して遺産を山分けする計画を立てる。遺産に狙いを定めた彼女は篠田とバディを組み行動を共にし、巨額の遺産と栄治の死の真相に迫ろうとする。そうして栄治の過去が紐解かれるにつれ、次第に栄治の遺言に隠された本当のメッセージが明らかになっていく。栄治は本当に病死なのかそれとも…。パンドラの箱を開けてしまった麗子と篠田をさらなる悲劇が待ち受ける。また、さらに毎度殺人事件に遭遇、そのたびに篠田とタッグを組み、法的視点でしぶしぶ事件を解決する羽目に陥る。主人公が善玉なのか悪玉なのか今のところよくわかっていないドラマ。

 

 

フジ(関西テレビ)月10 4/18 ~ 『恋なんて、本気でやってどうするの?』 広瀬アリス、松村北斗(SixTONES)、西野七瀬、藤木直人、飯豊まりえ、岡山天音、古川雄大、戸塚純貴、香椎由宇、他

27歳恋愛不要女子 VS. 刹那恋愛主義男子、安定志向早婚レス妻 VS. 訳ありミステリアスシェフ、愛され中毒パパ活女子 VS. 不思議系陰キャ男子の6人の“恋に本気になれない”男女が織りなす群像ラブストーリー。広瀬アリス演じる主人公は『恋なんて人生のムダ!』と宣言する27歳こじらせ女子・桜沢純。彼女と出会い“本気の恋”に落ちていく“来る者拒まず去る者追わず”の危険なイケメン男性・長峰柊磨を松村北斗が演じる。純は、洋食器メーカー『相良製陶』で若くしてチーフを務める優秀なデザイナー。ファッションや食べ歩きなど趣味も充実し、親友との女子会ではぶっちゃけトークでいつも盛り上がる。そんな充実した東京ライフで自分のペースを乱したくない彼女の信条は『恋なんて人生のムダ!』。27歳にして恋愛経験、男性経験ゼロでこじらせているように見えるが、『恋なんて不確かなもので、心も時間も無駄にしたくない』というのが彼女の確固たるスタイル。頑ななまでのその思いの裏には、実はある理由が隠されていた。そんな純が出会ったのは、フレンチビストロ『サリュー』のギャルソン兼見習い料理人の柊磨。目を見張るほどのイケメンな上に、女性の心をつかむ言葉や表情、言葉遣いは天才的。恋愛は刹那主義で、店の客とも適度に関係を持つ危険な男。しかしそれはどこか空っぽな自分の内面を押し隠しているようだった。そんな2人の出会いが、お互いに変化をもたらし本気の恋に陥っていく。その他、安定志向な“早婚レス妻”の清宮響子を西野七瀬、謎だらけの“ワケありミステリアスシェフ”岩橋要を藤木直人、恋はコスパが命の“パパ活女子”真山アリサを飯豊まりえ、不思議系陰キャ男子・内村克巳を岡山天音が演じる。また純の高校のラクロス部時代からの先輩で人生でたった一人の“推し”・坂入拓人に古川雄大、ラクロス部の同期ながら恋愛に発展する可能性ゼロの“安心安全の大津”こと大津浩志に戸塚純貴がキャスティングされている。純(広瀬アリス)が働く『相良製陶』の元先輩で、現在はネイルサロン『Ambarvalia(アンバルワリア)』を経営する中川岬希に香椎由宇。純、響子、アリサが集まる女子会の場となるネイルサロンでアネゴ的存在となる。若者たちに交じって藤木直人もよく頑張るな。

 

 

TBS 火10 4/19 ~ 『持続可能な恋ですか?』 上野樹里、田中圭、磯村勇斗、井川遥、松重豊、他

ヨガインストラクターの女性が父娘二人で婚活にチャレンジする物語。吉澤智子・脚本によるオリジナルドラマ。上野樹里演じる主人公・沢田杏花(さわだきょうか)はヨガインストラクター。母が他界した2年前に実家へ戻り、現在は父・林太郎(松重豊)と2人暮らし。生徒の前では『心身ともに穏やかな暮らし』を送っているように取り繕っているが、実際の生活は穏やかさとは程遠く、いつもバタバタと何かに追われていた。大雑把な性格のため身の回りのことや家事もとにかく雑で、同居中の父とはケンカが絶えない。自分の時間を自分のために使いたいのに、お荷物な父の面倒も見なくてはならず、おかげで結婚願望も薄い。そんな杏花が、父に巻き込まれる形で婚活を始める。一方、2年前に妻に先立たれてしまった杏花の父・林太郎は、フリーで辞書の編さんをしている日本語学者で、24時間365日『言葉』のことを考えている“日本語オタク”。家のことは完全に妻に任せきりだったため日常生活能力が低く、同居中の娘・杏花をいつもイライラさせてしまう。妻を亡くしてからというもの、人生の活力を失いかけていたが、遺品整理で見つけた“亡き妻からの離婚届”をきっかけに一念発起。第二の人生のパートナーを探すため、杏花を巻き込んだ“ダブル婚活”を思い立つ。この二人の他、杏花と出会うことになる東村晴太(ひがしむらせいた)を田中圭、杏花と18年ぶりに再会する幼なじみの不破颯(ふわはやて)を磯村勇人、杏花の父・林太郎と婚活パーティーで運命的に出会う女性・日向明里(ひなたあかり9を井川遥が演じる。突如始まった“ダブル婚活”をきっかけに『誰かと共に生きること』を一生懸命に考える娘と、『第二の人生』へと向かう父の奮闘、そして二人の父娘バトルが描かれる。

 

 

テレ朝水9 4/6 ~ 『特捜9 season5』 井ノ原快彦、羽田美智子、山田裕貴、津田寛治、田口浩正、中越典子、中村梅雀、向井康二(Snow Man)、他

個性派刑事たちの奮闘を描く本ドラマも既に5シーズン目となる。特捜班メンバーたちが衝突しながらも、事件解決という同じ意識を共有し全力で捜査に当たっていく。今回は新藤亮刑事(山田裕貴)の秘めたるエピソードが徐々に明かされていくほか、前シーズンでめでたく結婚した小宮山志保刑事(羽田美智子)と村瀬健吾刑事(津田寛治)の1年後の生活も描かれる。またその村瀬が副所長となる警視庁内の新部署『捜査支援分析センター(SSBC)』に所属し特捜班の捜査をサポートする三ツ矢翔平に向井康二がキャスティングされメンバーの若返りが図られる。向井は明るく少し天然、思ったことをつい口に出してしまい、周りの空気を一変させることもあるが、何故か憎めないキャラクターの持ち主。これまでの国木田誠二班長(中村梅雀)、浅輪直樹(井ノ原快彦)、青柳靖(吹越満)、矢沢英明(田口浩正)らが引き続き特捜班メンバーとして登場する。高齢者も気安く見られる安定の刑事ドラマ。

 

 

日テレ水10 4/13 ~ 『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いって誰が言った?』 今田美桜、江口のりこ、鈴木伸之、他

原作は深見じゅんのコミック『悪女(わる)』。1992年に石田ひかり・主演で一度ドラマ化されている(読売テレビ制作・日本テレビ系列で放映)。男女雇用機会均等法以前の旧態依然とした商社・近江物産を舞台に、男女差別が当たり前の労働環境のなか、現状を打破し成長していく落ちこぼれ新入社員の主人公の活躍が描かれる。今田美桜演じる主人公は三流大学を四流の成績で卒業したが、運よく大手IT企業に入社できた田中麻理鈴(今田美桜)。大食い&酒豪でお調子者な上に他人の悪意に対して異常に鈍感で、気づけば彼女のために一役買おうとする気にさせる特技の持ち主。しかしこの落ちこぼれ新入社員は超窓際部署に配属されてしまう。そこには謎多き先輩社員の峰岸雪(江口のりこ)がいた。その過去は謎だが、奮闘する麻理鈴の可能性に気づき、峰岸の中で眠っていた野望が呼び起こされる。そして麻理鈴に対し時に優しく、時に冷たく出世の手助けをし始める。麻理鈴は峰岸の助言を武器に職場の問題を解決しながら会社の最下層からのステップアップを目指していく。その他、エリート社員の小野忠を鈴木伸之が演じる。彼は将来を期待されるエリート社員で男尊女卑感覚の持ち主。能力の低い人間を毛嫌いし麻理鈴のことを大いにバカにしていたが、彼女と接することで徐々に自分の審美眼を疑い始め価値観が変わっていく。麻理鈴が務める会社で、掃除のアルバイトとして働く山瀬修(やませ・しゅう)役に高橋文哉が出演。自分の名前を覚えてくれた新入社員の麻理鈴に好感を持ち、会社の情報に詳しいことから麻理鈴がピンチの時に助けてくれるようになるのだが、実は彼には麻理鈴には言えない秘密があった…。しかし毎度ながら、この水10ドラマのタイトルのダサさ、何とかならないか。

 

 

フジ水10 4/13 ~ 『ナンバMG5(エム・ジー・ファイブ)』 間宮祥太郎、神尾楓珠、森川葵、森本慎太郎(SixTONES)、原菜乃華、鈴木紗里奈、宇梶剛士、他

原作:小沢としおによる漫画、『ナンバMG5』&『ナンバデッドエンド』(秋田書店)。フジの新しいドラマ枠となる水10の第一弾は、筋金入りのヤンキー一家の次男が『ヤンキーを辞めたい』『普通の高校生になりたい』と、家族に内緒で健全な高校に入学するという『高校逆デビュー』物語。 間宮祥太郎演じる主人公は、筋金入りのヤンキー一家“難破(なんば)家”の次男・剛。家族の前では特攻服を着たバリバリのヤンキーだが、学校では制服を着た真面目な高校生という二重生活をスタート。学校では優等生として美術部に入るが、いじめられている友人を放っておけず、つい特攻服に着替えて助けたことをきっかけに、正体不明の最強ヤンキーとしてどんどんのし上がってしまうというストーリー。剛の“相棒”的存在でクールなイケメンヤンキー・伍代直樹を神尾楓珠が演じる。また、剛の父・勝(まさる)を宇梶剛士、母・ナオミを鈴木紗里奈、そして妹の吟子(ぎんこ)を原菜乃華がそれぞれ演じる。剛は誰にも言えない秘密を抱えながら、果たして憧れだった普通の高校生活を送ることは出来るのか?二重生活から生じる人間関係の亀裂、そして苦悩…しかしそこから生まれる友情・家族愛までが描かれる“青春ヤンキードラマ”…とか。“ヤンキー”のキーワードが入るとそれだけで視聴意欲を失ってしまうのは自分だけだろうか。

 

 

テレ朝木9 4/14 ~ 『未来への10カウント』 木村拓哉、満島ひかり、安田顕、内田有紀、八嶋智人、生瀬勝久、柄本明、市毛良枝、馬場徹、オラキオ、富田靖子、他

生きる希望を失った高校ボクシング部のコーチが高校生たちとともに人生のリベンジマッチに立ち向かう。福田靖脚本によるオリジナルドラマ。主演の木村拓哉が演じるのは、高校時代にボクシングで4冠を達成した後、30年近くの時を経て高校ボクシング部のコーチに就任する主人公・桐沢祥吾。ところが、彼の人生が輝いていたのはごく一時期。実は、大学時代にはある理由でボクシングを断念。その後も最愛の妻を亡くした上、さらなる不運に見舞われ、今では『生きる希望を完全喪失している男』となっていた。そんな絶望の人生が、図らずもボクシング部のコーチになったことで徐々に熱を取り戻し、大きく動き出すことになる。復活する桐沢を中心に、世代を超えた青春群像劇が描かれる。当初は母校・松葉台高校のボクシング部にコーチとして戻ることにはまるで乗り気でなかったが、心配する親友や恩師から強引に背中を押され、コーチを引き受けることとなった桐沢は、『強くなりたい』『勝ちたい』と汗まみれになってサンドバッグを打つ高校生たちを目の当たりにするうち、自分自身の中にも少しずつ熱いものがよみがえってくる。青臭くもがむしゃらな熱を秘めた高校生たちと真剣に向き合い、ぶつかり、共に悩み、鼓舞し合いながら、桐沢は迷える若者たちを変えていくと同時に、自分自身も変化を遂げ新たな未来に向けて走り出していく。ヒロインの折原葵役に満島ひかり。不本意ながらもボクシング部の顧問を押しつけられたシングルマザーの高校教諭。まじめで真っ直ぐな性格の葵は、覇気がまったく感じられない桐沢を鼓舞し、前向きに引っ張っていく役柄。次第に桐沢に好意を抱き始める。その他、桐沢を再生させるべく動く高校時代の親友・甲斐誠一郎に安田顕、ボクシング部の元監督・芦屋賢三に柄本明、松葉台高校の校長・大場麻琴に内田有紀が配役、さらに松葉台高校の教諭役を八嶋智人、馬場徹、オラキオ、富田靖子、生瀬勝久らが務めるという豪華なキャスティングとなっている。

 

 

フジ木10 4/14 ~ 『やんごとなき一族』 土屋太鳳、松下洸平、尾上松也、松本若菜、渡邊圭祐、松本妃代、馬場ふみか、倍賞美津子、木村多江、石橋凌、他

庶民の家庭から上流社会の一族に嫁いだ女性のハッピーエンドの先にある戦いを描く“アフター・シンデレラ・ストーリー”。 原作は講談社『Kiss』連載中のこやまゆかりによる連載コミック。土屋太鳳演じる主人公・篠原佐都は母と二人で大衆食堂・まんぷく屋を営む下町育ちの女性。芯が強く明るい性格で食堂の看板娘として常連客からかわいがられていた。佐都は交際中の深山健太(松下洸平)からプロポーズされる。彼の家は江戸時代から400年以上続く名家で、不動産事業を手がけ莫大な資産を有する一族だった。一等地に建つ豪邸に住み、一流の品々に囲まれ、華やかな宴に興じる日々。健太はそんな深山家の次男坊。明るく気さくな性格で教養もある紳士である一方、独裁的な父・圭一(石橋凌)や深山家の慣習に対して幼い頃から嫌悪感を抱いていたため、学生時代に家を出て一人暮らしを始め、深山家とは無関係の会社に就職していた。身分の違いを理由に深山家の親族からは結婚を猛反対されるが、佐都は純朴で庶民的な健太を信じ駆け落ち同然に入籍する。しかし圭一の策略により深山家に入って生活を始めることになる。はじめのうちは深山家の旧態依然な上流社会ならではのしきたりに納得できずにいた佐都だったが、“深山家を普通の家族にしたい”という健太の思いを知り、深山家に入って戦うことを決意する。華やかな一族の栄華に潜む“嫁VS姑”、“本妻VS愛人”の戦いや後継者争い、いまだに残っている“男尊女卑”など、壮絶な試練の数々に立ち向かううちに、ワケあり一族の本当の姿が次々と暴かれていく。

 

 

TBS金10 4/15 ~ 『インビジブル』 高橋一生、柴咲コウ、有岡大貴(Hey!Say!JUMP)、堀田茜、原田泰造、桐谷健太、他

刑事と犯罪コーディネーターの2人が、警察すら存在を知らない凶悪犯(通称・クリミナルズ)を捕まえるために、異色のバディを組む犯罪エンターテインメント。いずみ吉紘・脚本によるオリジナルドラマ。高橋一生演じる主人公・志村貴文は、未解決事件の継続捜査を行う警視庁の特命捜査対策班に所属する刑事で、かつては捜査一課の最前線で事件捜査を行っていたが、犯人逮捕への熱意や正義感は人一倍強く、逮捕するためならば“グレー”な手段を使うこともあったため、特命捜査対策班へ左遷されたという役どころ。一方、柴咲コウ演じるキリコは、この世のあらゆる凶悪犯罪の裏で凶悪犯の紹介、斡旋をするなど裏社会を牛耳る犯罪コーディネーターで、警察内でも一部の人間しか知らず、実像を誰も見たことがないことから『インビジブル』と呼ばれていた。そんな彼女が『キリコ』と名乗って突如姿を現し、犯人逮捕に協力すると警察に申し出る。そして捜査に協力する条件として志村を担当に指名したため 2人は異色のバディを組むことになる。キリコは警察も存在を掴んでいない凶悪犯・クリミナルズの情報に精通し、志村たちが追っている数多くの未解決事件を解決するカギを握っているとみられたが、キリコが志村に近づいた目的は謎だった。『正義』代表の刑事と『悪』代表の犯罪コーディネーターという本来相容れないはずの2人の化学反応で世に知られていない凶悪犯があぶり出される…。志村の天敵とも言えるキャリア監察官・猿渡紳一郎(さるわたり・しんいちろう)役に桐谷健太、捜査一課を束ねる課長・犬飼彰吾(いぬかい・しょうご)役に原田泰造らがキャスティングされている。

 

 

テレ朝 金23:15 4/22 ~ 『家政夫のミタゾノ(第5シリーズ)』 松岡昌宏、伊野尾慧(Hey!Say!JUMP)、山本舞香、しゅはまはるみ、平田敦子、余貴美子、他

2016年10月クールから始まった本ドラマも6年目に入って第5シリーズとなる。家事のスキルは完璧、でも無表情で何を考えているのかわからない上、なぜか女装しているという謎多き“最強の家政夫”ミタゾノが活躍する物語。今回は山本舞香演じる『ヤンキー家政婦』本仮屋素子(もとかりやもとこ)が『むすび家政婦紹介所』に新加入。ミタゾノに惚れ込み仁義を重んじる素子は、何があってもミタゾノに“地獄の果てまで”ついていくという熱い正義感と情熱を持つ一方で、自分のことは『あたい』、服装も個性的で、言葉や行動の端々にヤンキーが隠せない。そのほか家政夫の村田光役の伊野尾慧、所長の結頼子役の余貴美子、家政婦の阿部真理亜役の平田敦子、同じく式根志摩役のしゅはまはるみ等は前作から続投。ミタゾノが毎回披露する家事スキルも前作ではネタ切れの感があったが、今作でも引き続き発揮されるとみられる。

 

 

日テレ土10 4/23 ~ 『パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル』 ディーン・フジオカ、岸井ゆきの、ユースケ・サンタマリア、佐藤隆太、石野真子、他

最愛の妻を亡くした警察官僚と科学界を離れた女性天才科学者がタッグを組んで難事件を解決する。原作は中村啓の小説『SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦』。科学犯罪対策室を創設した警察官僚の小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)はアドバイザーとして天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきの)を迎え最先端科学にまつわる事件の捜査を担当する。科学犯罪対策室に託されたのは法整備や警察機構の対応が追いついていない犯罪の解明だった。二人は、これまでの考え方ではただの“不思議で不可解な事件”とされていた難事件を、事件の裏に隠された科学そのものを捜査によって解き明かしていく。一方、小比類巻は病気で亡くなった最愛の妻に関してある大きな秘密を抱えていた。この二人の他、科学犯罪対策室に迎えられた警部・長谷部勉にユースケ・サンタマリア。科学には弱いが元警視庁捜査一課に所属し現場経験が長い叩き上げの優秀な刑事。小比類巻の大学時代の後輩で現在は厚生労働省のキャリア官僚で課長職にある三枝益夫に佐藤隆太。小比類巻とは家族ぐるみの付き合いをしており、様々な貴重な情報を提供してくれる。その他、亡くなった小比類巻の妻・亜美に本仮屋ユイカ。娘を出産後に意識不明となり死亡した。亜美の母親・四宮聡子に石野真子、小比類巻の上司で警察庁刑事局長・警視監の島崎博也に板尾創路。科学技術の発展による新たな犯罪に対応すべく『科学犯罪対策室』の発足を支援。警視庁捜査一課・課長で警視正の葛木信介に西村和彦。叩き上げのノンキャリアだが刑事としてのプライドを持っている。最先端科学が引き起こす怪事件をいかに解決するのかがみどころ。

 

 

NHK日8(大河ドラマ) 継続中 『鎌倉殿の13人』 小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、中川大志、山本耕史、大泉洋、佐藤浩市、松平健、西田敏行、江口のりこ、迫田孝也、青木崇高、市川染五郎、八嶋智人、南沙良、秋元才加、山崎一、岡本信人、市川猿之助、竹財輝之助、坪倉由幸(我が家)、山口馬木也、國村隼、坂東彌十郎、宮沢りえ、片岡愛之助、小池栄子、小林隆、中村獅童、佐藤二朗、堀内敬子、草笛光子、他

終始現代言葉でやりとりし、ときおりギャグのようなセリフもあるため、平安末期~鎌倉時代の緊張感が削がれてしまうのは三谷幸喜脚本のため仕方がないのだろうか?せめて、命を失うかもしれない戦のシーンでは、ちゃらけたセリフは封印してほしい。頼朝にあのひょうきんな顔の俳優を配したのが最大のミスキャストかもしれない。

 

 

TBS日9 4/10 ~ 『マイファミリー』 二宮和也、多部未華子、賀来賢人、濱田岳、那須雄登(美 少年/ジャニーズJr.)、高橋メアリージュン、富澤たけし(サンドウィッチマン)、玉木宏、松本幸四郎、他

娘を誘拐された夫婦が誘拐犯に立ち向かう。黒岩勉の脚本によるオリジナルドラマ。二宮和也演じる主人公の鳴沢温人は世間で注目を集めるゲーム会社の社長。鎌倉に家を構え、SNS で1万人のフォロワー数を誇る妻・未知留(多部未華子)、小学生の娘と穏やかで幸せな日々を送っていた。しかしそんなある日、娘が何者かに誘拐されたことで彼らの日常は一変する。警察の助けを借りることができない2人は憎き誘拐犯に立ち向かうことを決意する。2人が娘を救おうと奮闘するうち、親友、警察、会社など周りの人間も巻き込んでいく。温人と未知留の学生時代の友人・三輪碧に賀来賢人。学生時代から何でもでき女性によくモテる弁護士。同じく2人の学生時代の友人東堂樹生に濱田岳。明るく友達思いの元刑事、現在は警察を辞め警備会社で働いている。人生最悪の事態に家族の絆が試されるファミリー・エンターテインメント。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 4/24 ~  『金田一少年の事件簿』 道枝駿佑(なにわ男子)、上白石萌歌、沢村一樹、岩﨑大昇(美 少年/ジャニーズJr.)、他

天才高校生探偵が難事件を解決するミステリー&ホラー。原作:天樹征丸、金成陽三郎、さとうふみや、脚本:大石哲也、川邊裕子。『金田一少年の事件簿』は1995年の初放送から繰り返し映像化されている人気の謎解きミステリードラマである。原作も30年前から週刊少年マガジン(講談社)で連載され現在まで続いている。この新シリーズは、数多のエピソードの中から選りすぐりのエピソードを現代の視点で再構築される。これまでに、堂本剛(1995年/1996年)、松本潤(2001年)、亀梨和也(2005年)、山田涼介(2013年/2014年)とジャニーズの面々で繋がれてきた金田一一役の5代目を演じるのが道枝駿佑。一は名探偵・金田一耕助を祖父に持つIQ 180 超えの頭脳の持ち主。普段は不動高校のトホホな高校生だが、事件が起こると幼馴染の七瀬美雪(上白石萌歌)や警視庁捜査一課・警部の剣持勇(沢村一樹)と共に、大胆で緻密なトリックを暴き出し難解な事件を解決する。その他、不動高校の1年生・佐木竜太を岩﨑大昇が演じる。ミステリー研究会に所属、動画撮影が趣味で、一や美幸のそばで事件の行方を見守る頼れる後輩。ジャニーズによるジャニーズファンのためのドラマという感じだがミステリー好きには楽しみなドラマかも。

 

 

今クールは特に事件ものやミステリーが多い印象だ。

婚活や恋愛のドラマもあるが恐らく数字は獲れないだろう。

キムタクのスポーツ根性ドラマ?は少し時代遅れな感あり、

二宮クンの日曜劇場とともにコケないことを祈りたい。

このクールも、月9が面白そうだが、果たして…。

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2022年1月新ドラマ

2021-12-15 16:02:26 | テレビ番組

オミクロン株の今後の感染動向が気になるところだが、

現時点では SARS-Covid-2の新規感染者数はかなり少なくなっており、

医療体制もすっかり落ち着きを取り戻しているようだ。

関西テレビ『アバランチ』より

 

10月クールドラマの視聴率は予想通り、

『ドクターX』と『日本沈没…』の2強が傑出していた。

パンデミックで先の見えないご時世に『日本沈没…』のような

絶望的なノンフィクションはどうかと思ったのだが…。

 

3位以下は10%に届かなかったが、『婚姻届に…』が

意外な健闘ぶりをみせた。

個人的には、全く期待していなかった関テレ制作の『アバランチ』が

12月6日までの平均視聴率 8.79%。

思っていたよりドラマの仕上がりは良かったように思われた。

関テレドラマの火曜日から月曜日へのシフトと綾野剛の好演が

功を奏したのかもしれない。

 

全体的にパッとしなかった10月クールドラマだったが、

新しい年に期待して

2022年1月クールドラマの内容をチェックしてみよう。

 

 

フジ月9 1/10 ~ 『ミステリと言う勿れ』 菅田将暉、伊藤沙莉、尾上松也、筒井道隆、遠藤憲一、鈴木浩介、他

原作は田村由美によるコミック『ミステリと言う勿れ』(小学館『月刊フラワーズ』連載中)。天然パーマにコンプレックスを持つ大学生が、マイペースで話すうちに事件の謎と人の心を解きほぐして行くというミステリー&会話劇。菅田将暉演じる主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマにコンプレックスを持つ、友だちも彼女もひとりもいない、カレーをこよなく愛する大学生。社会で『当たり前のこと』として流されていることに常に疑問を持ち、とことん考え抜く性格で、膨大な知識と独自の価値観による持論を展開する。たとえ周囲で何が起きていようとも喋らずにはいられないため、「うざい、面倒くさい」と言われ続けて生きて来た。そんな整がある日、身に覚えのない殺人事件の容疑をかけられることになる。近所の公園で整の大学の同級生が遺体で発見されたのである。任意同行され刑事たちから取り調べを受ける中、整は事件の裏に隠されたヒントや、刑事たちが抱えている悩みの存在に気づいていく。そして、特に「事件を解決したい」という気持ちはないまま、ただただ思いつくことをマイペースに話すうちに、警察は矛盾点をズバズバと突かれることになり、いつのまにか事件の謎だけでなく、人の心まで解きほぐしてしまう。しかし事件の捜査が進むうち、整の指紋が付いた凶器が発見される。「僕は常々思ってるんですけど…」で始まる整の語りが周囲に影響を及ぼしながらストーリーが展開していくという一風変わった会話劇。整に翻弄される刑事の面々、藪鑑造に遠藤憲一、池本優人に尾上松也、風呂中聖子に伊藤沙莉、青砥成昭に筒井道隆らがキャスティングされている。

 

 

フジ(関西テレビ)月10 1/17 ~ 『ドクターホワイト』 浜辺美波、柄本佑、瀧本美織、片桐仁、高橋努、勝地涼、小手伸也、石坂浩二、他

自らの名を「白夜(びゃくや)」と名乗るナゾの女性が、社会性が皆無にも関わらず、豊富な医療知識と天才的な診断能力を持ち、『それ、誤診です!』と現役医師の誤診を正し患者の命を救っていく物語。早朝の公園に倒れていたのは、素肌にたった一枚、白衣だけを身に着けたナゾの女性。発見したのは、月刊医療ジャーナルの記者・狩岡将貴(かりおかまさき)(柄本佑)。彼は幼なじみで医師の高森麻里亜(たかもりまりあ)(瀧本美織)を頼り、麻里亜が勤務する高森総合病院に彼女を運び込む。透き通るような白い肌と整った顔立ちを持つ彼女は、自身を「白夜(びゃくや)」と名乗るだけで、これまでの記憶を失っており、社会一般常識も持ち合わせていない。しかし医者でもないのに、なぜか驚異的な医学知識と天才的な診断能力を備えていた。麻里亜の父親でもある高森総合病院の院長・高森巌(石坂浩二)は、白夜の才覚を認め、傾きかけた病院経営再建のために新設した『総合診断協議チーム(通称CDT)』に白夜をスカウト。CDTのメンバーは内科医、皮膚科医、脳神経外科医、精神科医など、各科を横断し、知識を集結させた7人から構成されていた。その実態は…個性的で、クセ強めな“はみ出し者”たちだった。白夜は、そんな風変わりな医師たちと協議を行い、難しい症状でも病名を確定させて患者の命を救っていくことになる。チームリーダーの麻里亜をはじめとするCDTのメンバーたちは白夜と出会い、天才的な診断能力を目の当たりにすることで、次第に白夜に一目置くようになる。CDT のメンバーには、皮膚科医・夏樹拓実に勝地涼、精神科医・西島耕助に片桐仁、脳神経外科医・仙道直樹に高橋努、外科医・真壁仁に小手伸也らがキャスティングされている。ナゾだらけの女性とクセ者医師たちが織りなす一風変わった医療ドラマ。

 

 

TBS 火10 1/11 ~ 『ファイトソング』 清原果耶、間宮祥太朗、菊池風磨(Sexy Zone)、栗山千明、橋本じゅん、戸次重幸、稲森いずみ、他

岡田惠和の脚本によるオリジナルドラマ。夢破れたスポ根ヒロインと一発屋ミュージシャン、そして一途な幼馴染の不器用な3人の恋愛物語。空手の日本代表をめざしていたが、突如としてその夢を絶たれてしまった木皿花枝(清原果耶)。全てを失い人生どん底・・・無気力でぐだぐだした毎日を送っていたが、試合前に必ず聞いていた勝負曲の作者・芦田春樹(間宮祥太朗)との運命の出会いが訪れる。と思いきや、芦田は今や落ちぶれ見る影もない一発屋、こじらせまくりの変人ミュージシャンに変貌していた。今まで空手一筋で恋もしたことがなかった花枝と、「人の心が分からないから良い曲が書けないんだ」とクビ寸前の芦田。そんな崖っぷちの2人がひょんなことから手を組み、『嘘だけど本気の恋愛』にチャレンジしていく。この2人に巻き込まれるのが、チャラいが花枝を一途に想っている幼馴染の夏川慎吾(菊池風磨)。やがて三角関係の恋へと発展していく。だが花枝は誰にも言えないある“秘密”を抱えており、『これが人生最後の恋』と決めていたのだった…。芦田の才能をいち早く見つけながらも最後通告をする事務所マネージャー・伊達弓子に栗山千明、花枝が抱える秘密を知る唯一の人物である医師・立石正嗣に橋本じゅん、花枝や慎吾を幼い頃から知る近所の理髪店の店長・迫智也に戸次重幸、花枝や慎吾が育った児童養護施設『あさひ学園』の施設長で花枝たちの恋や生き方を温かく見守る礒辺直美に稲森いずみがキャスティングされている。どうもオッサンにはなかなかついていけそうにない内容である。

 

 

テレ朝水9 継続 『相棒 season20』 水谷豊、反町隆史、浅利陽介、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二、他

先日、2015年10月から杉下右京(水谷豊)の4代目相棒として出演してきた冠城亘役の反町隆史が本シリーズ最終話をもって卒業することが発表された。今回のシリーズ中でコンビ期間の最長を記録したそうである。たとえ自分が主役級であろうとも、決して出しゃばってはならないというむずかしい相棒役を好演してきたと思う。新しい相棒役が誰になるか興味があるが、水谷がいつまでやるのかというところも大いに気になるところである。

 

 

日テレ水10 1/12 ~ 『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』 高畑充希、志尊淳、松田翔太、荒川良々、笠松将、山田真歩、忍成修吾、神保悟志、坪倉由幸(我が家)、片山友希、坂本慶介、松岡広大、他

渡邉真子の脚本によるオリジナルドラマ。出世欲と彼氏を持たないアラサー女性が、社長の無茶ぶりで子会社の社長に就任する。高畑充希演じる主人公は高梨雛子30歳。『株式会社リレーション・ゲート』総務部・秘書課。入社8年目。社長である浅海寛人(松田翔太)の担当秘書になって4年。社長の無理難題ムチャブリに振り回されるも、つくり笑顔の八方美人で切り抜けてきた。そんな彼女に突然、子会社『株式会社リレーション・フーズ』の新社長就任の辞令が…。カリスマ上司の次はナマイキ部下に悪戦苦闘することになる。なんで私が?と思いながらも目の前の仕事には全力で取り組む雛子に次から次へと数々の試練が次から次へと降りかかる。『株式会社リレーション・ゲート』マーケティング部から『株式会社リレーション・フーズ』への出向を命じられ雛子の部下となる大牙涼(たいがりょう)に志尊淳。入社3年目ながらマーケティングの賞を受賞するなど優秀だが、突然の人事に不満を持つ。雛子に突っかかり衝突する。その他、『リレーション・フーズ』社員を、荒川良々、山田真歩、忍成修吾らが演じる。この枠お得意のキャリア女子のお仕事ドラマとみられる。

 

 

テレ朝木9 1/20 ~ 『となりのチカラ』 松本潤、上戸彩、小澤征悦、映美くらら、ソニン、清水尋也、他

遊川和彦の脚本によるオリジナルドラマ。思いやりと人間愛に溢れるが中途半端な男が、孤独に生きる現代人の心を救う社会派ホームコメディ。今クール唯一のジャニタレ主演ドラマ。松本潤演じる主人公の中越チカラは思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男。幸せそうな人を見るとちょっとうれしくなり、悲しい人を見るとちょっと悲しくなる。困っている様子の人を見ると、気になって仕方なく、声をかけようか、かけまいか中腰のままあれこれ悩み抜いた挙句、結局いつも声をかけてしまう“中腰の男”である。人の話をじっくりと聞く才能はあるのに、多くの人の話を聞きすぎて逆に悩んでしまう――「人を救いたい」「周囲を平和にしたい」という思いが、すべての行動原理であるチカラだが、いつも中途半端に他人の問題に関わってしまう。簡単に解決できない問題だとわかると、いつもオロオロと中腰になりながら悩んでしまう。ドラマの舞台は都内のとあるマンション。このマンションには“様々な問題”を抱える住人が住んでいる。まわりが見て見ぬふりをして通り過ぎていく中で、チカラは「大丈夫ですか? 何かありました?」と、隣人につい声をかけてしまう。チカラが孤独な周囲の住人を心配し思いやり、中腰で悩みながら失敗を繰り返しながら、徐々に関係性を築き上げていく。チカラの妻・中越灯に上戸彩、12歳の娘・愛理と10歳の息子・高太郎の母親。優柔不断な夫とは対照的に明るく快活な女性。他、チカラ一家の隣の住人・木次夫妻に小澤征悦、映美くらら、チカラ一家の真下に住む謎の女性・マリアにソニンらがキャスティングされている。遊川ワールド全開?な風変わりなドラマ。

 

 

フジ木10 1/6 ~ 『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』 黒木華、溝端淳平、野村周平、野間口徹、石井杏奈、寛一郎、一ノ瀬颯、他

関えり香、橋本夏、青塚美穂によるオリジナル脚本ドラマ。大手出版社が運営するニュースサイトの編集部員たちの仕事・生き方・恋愛を通して新時代の“人と人とのつながり”を描く社会派“風”お仕事エンターテインメント。ひとつのネットニュースが、メディアを通して、人々の感情を飲み込んで膨らみ、思わぬ広がり方を見せる現代のネット社会において、メディアがどうあるべきかが描かれる。世の中を騒がせるゴシップ(うわさ話)と、そのきっかけを生むネットニュースを発信するサイトが舞台となる。黒木華演じる主人公・瀬古凛々子(せこりりこ)は、大手出版社が運営するネットニュースサイト『カンフル NEWS』閉鎖の危機を救うべく経理部から異動となった編集部員。このニュースサイトは放任主義の編集長以下、男性ばかりの編集部員たちが、他社のニュースやブログ記事やコメントをコピペしただけのいわゆる“コタツ記事”(直接取材を行わず、流通している情報を元に構成した記事)ばかりを発信するお気楽ウェブメディアだった。洞察力に優れ、ちょっとした矛盾や誤りを見抜くことができる反面、空気が読めず、共感性もない凛々子は、与えられた任務である 『PV(ページビュー)数を伸ばす』ために手段をいとわず忖度なくネタに斬り込んでいく。しかし、記事をアップしていくうちに、世の中で必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事が少しずつ意味のあるものに変わっていく。また、凛々子の殺気立つほどにまっすぐな仕事ぶりと、実は究極的に不器用で無垢(むく)な一面に触れるうち、次第に周囲の男たちは彼女に好意を抱き始める。ネットニュース編集部という現代を象徴する職場を舞台に、対面ではない人とのつながりの中で作られる、ニューノーマルなコミュニケーションの世界が描かれる。

 

 

TBS金10 1/ 21 ~ 『妻、小学生になる。』 堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠、毎田暖乃、森田望智、吉田羊、他

原作は『週間漫画TIMES』(芳文社)で連載中の村田椰融による同題コミック。10年前に妻を亡くした男と娘の前に、小学生の女の子が自分は他界した妻の生まれ変わりだと言ってやってくる。新島圭介(堤真一)は、10年前に最愛の妻・貴恵(石田ゆり子)を交通事故で亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きている元愛妻家。全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られていた。たった一人の家族である一人娘の麻衣(蒔田彩珠)の幸せを誰よりも願っているものの、生活費を稼ぐ以外何もしてやれていないことが心苦しく、コミュニケーションすらうまく取れておらず、同じ家に住みながらも心はバラバラだった。そんなある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子・白石万理華(毎田暖乃)がこの親子を訪れる。「わたしは10年前に他界したあなたの妻よ」。妻はこの世に生まれ変わり10歳の少女の姿になっていたのだ。しかしシングルマザー・白石千嘉(吉田羊)の小学生の娘となってしまった妻とは同居することもできず門限は夕方6時。一緒にいると怪しまれ、喜び余って抱きしめたら警察を呼ばれる始末。突然の別れから10年。元愛妻家の男と、妻(外見は小学生)、そして大人になりきれない娘の、ちょっと変わった3人による家族再生の物語が始まる。

 

 

テレ朝 金23:15 1/ 14 ~ 『愛しい嘘~優しい闇~』 波瑠、林遣都、本仮屋ユイカ、黒川智花、新川優愛、溝端淳平、松村沙友理、徳重聡、他

原作は講談社・無料マンガアプリ『Palcy』で連載中の愛本みずほの漫画『愛しい嘘 優しい闇』。漫画家アシスタントとして働く女性が中学の同窓会で初恋の人と再会するも、同級生が次々と亡くなる事件に巻き込まれていくサスペンスドラマ。物語の始まりは、中学卒業から14年経ったある日、不意に開催された同窓会。楽しそうな同窓会の光景の水面下では友人たちを見下し虚勢の張り合いやマウンティングが繰り広げられる。そんな中、同窓会に出席した仲良し6人組のメンバーが次々と亡くなっていく事件が発生する。波瑠演じる主人公の今井望緒(いまいみお)はずっと夢見ていた漫画家としてデビューを果たすも泣かず飛ばずで今は明るい将来が見えないまま漫画家アシスタントとして働く日々だった。デビュー時からずっとファンレターを送ってくれる唯一のファン『クロ』の存在に救われながらチャンスが到来するのを待っていた。その矢先、温めていたアイデアを後輩に盗まれ、漫画家の道をあきらめかけていたところ、中学の同窓会の知らせが届き、地元・山梨へ帰ることに。中学時代に淡い恋心を抱いていた初恋の人・雨宮秀一(林遣都)と同窓会で再会する。しかも再会を機に、片思いだと思っていた雨宮から積極的なアプローチを受ける。しかしその後同級生が次々と亡くなる事件に巻き込まれていく。2人の中学時代の同窓生、深沢稜に溝端淳平、本田玲子に本仮屋ユイカ、野瀬優美に黒川智花、岩崎奈々江に新川優愛らが配役。また望緒のアイデアを盗むマンガアシスタントの同僚・岡崎りえを松村沙友理、優美の夫で山梨県警の刑事部長・野瀬正を徳重聡が演じる。

 

 

日テレ土10 1/ 15 ~ 『逃亡医F』 成田凌、松岡昌宏、森七菜、他

原作は伊月慶悟(作画:佐藤マコト)。恋人殺しの濡れ衣を着せられた天才外科医が、逃亡しながら人を救う。主人公は成田凌演じる天才外科医・藤木圭介。彼の手にかかれば不可能な手術などなかった。そんな天才が恋人殺しの濡れ衣を着せられ突然指名手配される。愛する人を殺した真犯人を突き止め、復讐するため金も地位も名前も捨てて逃亡を図るが、“医手一律”の精神は胸に抱き続け、目の前の患者の命を懸命に救おうとする。そんな彼を、復讐に燃える殺された恋人の兄、国家権力、そして事件の裏側で暗躍する敵が執拗に追ってくる。藤木は彼らの目を欺きながら目の前で苦しむ人々を限られた設備と道具を駆使して救っていく。藤木を執念深く追いかける、殺害された女性の兄・八神拓郎を松岡昌宏が演じる。また、とある事件をきっかけに藤木に惹かれる新人海洋観測士の沢井美香子に森七菜。いろいろな追っ手から逃げ続ける彼を追いかけていく役どころ。このドラマ、詳細は不明だがどこかで見たことがありそうなよくある“逃亡者”ドラマのようである。

 

 

NHK日8(大河ドラマ) 1/ 9 ~ 『鎌倉殿の13人』 小栗旬、新垣結衣、菅田将暉、中川大志、山本耕史、大泉洋、佐藤浩市、松平健、西田敏行、江口のりこ、迫田孝也、青木崇高、市川染五郎、八嶋智人、南沙良、秋元才加、山崎一、岡本信人、市川猿之助、竹財輝之助、坪倉由幸(我が家)、山口馬木也、國村隼、坂東彌十郎、宮沢りえ、片岡愛之助、小池栄子、小林隆、中村獅童、佐藤二朗、堀内敬子、草笛光子、他

脚本は三谷幸喜。2022年の大河ドラマは鎌倉時代。源頼朝(大泉洋)の死後、息子頼家(金子大地)が『鎌倉殿(鎌倉将軍)』を継承するが、その地位は決して安定したものではなく彼の妻・北条政子(小池栄子)の一族である北条氏が実権を握るための『据えもの』として扱われていた。鎌倉殿を支える存在として選ばれたのが、頼朝の近侍を務めていた9人の東国武士と4人の文筆吏僚からなる13人の重臣たち(北条義時、北条時政、安達盛長、梶原景時、比企能員、三浦義澄、和田義盛、足立遠元、八田知家、中原親能、大江広元、三善康信、二階堂行政)で、政権は彼らによる集団指導体制となる。その中で年若だった北条義時が次第に頭角を現していく。ドラマは彼を中心に鎌倉殿を支えた13人の家臣団の姿が描かれる。登場人物も非常に多く壮大なキャストである。

 

 

TBS日9 1/16 ~ 『DCU』 阿部寛、横浜流星、中村アン、山崎育三郎、趣里、高橋光臣、春風亭昇太、市川実日子、有輝(土佐兄弟)、佃典彦、他

 

水中事件や事故の捜査を行う架空のスペシャリスト集団「DCU(deep crime unit、潜水特殊捜査隊)」の活躍を描くオリジナルドラマ。水にまつわる事件・事故とそこに隠された謎に迫るウォーターミステリー。本作は海上保安庁全面協力のもと、ハリウッドなどで製作活動を行っているイスラエルのケシェット・インターナショナル、およびカナダを中心にコンテンツ製作を行っているファセット4メディアとTBSテレビとの共同制作。DCUは海上保安庁に新設された水中事件や事故の捜査を行うスペシャリスト集団。彼らの使命は、従来の海上水域だけでなく警察の捜査では困難な『危険極まりない日本全国の河川や湖』など、あらゆる水中に潜り隠された証拠を探し事件を解決すること、つまり“水中未解決事件を解明すること”が彼らのミッションだ。水に関する事件と向き合う捜査官を通して、人の命と尊さが描かれていく。阿部寛演じる主人公・新名正義は新設されたDCUの隊長。ルールを無視してでも真実を追い求め続ける諦めない男。そんな新名が個性豊かなメンバーたちと一緒に水中に潜り、様々な難事件を解き、その裏に潜む悪に立ち向かっていく。新名とバディを組む隊員・瀬能陽生(せのうはるき)に横浜流星、ダイバーとしての能力はDCUの中でも群を抜く存在。それが強い自信となってチームを引っ張る原動力になることもあれば、一人で突っ走って行き過ぎた行動を引き起こし、逆にチームに迷惑をかけることもある。幼いころ、家族旅行中に海難事故に巻き込まれ、両親を亡くし自身は新名に助けられたという過去を持つ。他の隊員メンバーを、中村アン、有輝、岡崎体育、高橋光臣、趣里、市川実日子らが演じる。また公安部公安第一課の刑事・清水健治に山崎育三郎、DCUと対立しているが新名の実力を認めている。さらに海上保安庁の警備救難部部長・佐久間雄二に佃典彦。佐久間は、警備救難情報課の出身で新人時代の新名(阿部寛)を育て上げた直属の上司で新名が最も信頼する人物。水の中が舞台ということで、真冬の寒さがさらに身に沁みそうなドラマである。

 

 

日テレ(読売テレビ)日22:30 継続  『真犯人フラグ』 西島秀俊、宮沢りえ、芳根京子、佐野勇斗、桜井ユキ、生駒里奈、柄本時生、正名僕蔵、渋川清彦、深水元基、迫田孝也、平田敦子、田中哲司、他

秋元康企画・原案の年またぎ2クールドラマ。家族が失踪した普通のサラリーマンがSNS投稿をきっかけに日本中から注目される疑惑の夫となり、追い詰められながらも真実を暴こうと奮闘する。同じく秋元の企画・原案ドラマだった昨年の『あなたの番です』と非常に似た展開。怪しい人たちが大勢出てくるが、最後まで見続けた挙句、“何?このしょーもない結末っ!” とならないことを祈る。

 

 

特に興味をそそられるドラマは見当たらないが、

菅田将暉の月9はちょっと見てみたいかも。

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