ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

ドライバー恐怖症(8)

2013年10月31日 | 日記
「シャンクとソケット」

クラブフェイスが開いた状態で球に当たるのが
シャンク、
普通に打って根元に当たるのをソケットという
そうです。

どちらも、とんでもない方向へ球が飛び出して
行きます。
同窓会ゴルフの10日後、練習もしないで行った
Y氏の仲間、S氏らと昼のジュースを賭けてパ
ブリックを廻りました。

この10日間、まったくクラブも触ることなく、
練習なしできたにもかかわらず、今日は途中か
ら、ビシビシと乾いた良い音が出るではありま
せんか。クラブフェイスの芯に球が当たってい
ます。こんなことが続くことなどかつてありま
せんでした。

どうしたというのでしょうか。S氏と連れは、
ほなさんの好調さにあきれ顔です。ハーフ回っ
たあとの、コーヒーはおごってもらえそうです。

8番ホール約90Y、パー3をピンそば30cmに、
ほなさんの球は停まりました。
「すごい!こんなこと、はじめてだー。」
ほなさんは、調子の良さを口にしました。
こんな事態を「まぐれ」というのに、今日は
ばかりは手放しで喜びました。

S氏は、
「ピン傍のボール、邪魔だからさっさと入れ
 てくれる。」
とふて腐れたように言いました。
ほなさんはバーディを取り、次の難関ホール
パー3を3打でなんなく通過し、残り3ホー
ルとなりました。

最後の3ホールは、我らが「テレビ中継ホー
ル」と呼び、ラスト3ホールを凌げればスコ
アがまとまります。逃げ切るか、追いつかれ
るか、この3ホールはとても大事なのです。

10番に来たとき、誰かが、
「さあ、TV中継がはじまったぞ。」
とプレッシャーを口にしました。

プロの試合の最終日、16番ホール、アナウ
ンサーと解説者が画面に現れ、
「現在のトップ、○○が○リードしています。
 追うのは△△、2打差圏内には××がいま
 すが、、、、。」
と解説者にバトンタッチしますと、
「16番、17番と難関ホールが続きますか
 らね。まだどうなるかわかりませんよ。
 3位の××までは優勝圏内ですね。」
というと、
アナウンサーは、
「あっ、トップの○○が打つようです。」

「TV中継がはじまるよ。」
と誰かが掛け声をかけると、我らには、こん
な光景が頭の中に浮かび、皆に緊張が走るの
でした。