ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

長い友達

2013年08月18日 | 日記
同級生のひとりが倒産した。(仮にAさんとよぶ

親友というまでの間柄ではなかったが、破産処理
についた弁護士も同級生がついてくれ、Aさんを
心配して周りが動き出した。

Aさんが破産になる数ヶ月前、ほなさんの店を訪
ね買い物をしてくれた方がいる。Aさんの店で長
年仕事をして、いわゆる番頭格の女性だったが、
身内の介護で仕事を辞めていた。
その方が帰りがけ、
「Aさんが大変みたいなので、ほなさんも相談に
 乗ってあげてください。」
と頼んで帰った。

何かあるのかなと、それで彼の店に立ち寄ったけ
れど、Aさんには会えず、携帯は繋がらなかった。
しかし、Aさんの社長としての仕事は、都会のデ
パートの即売会や、買い付けのために「市」に出
かけたりの出張も多く留守がちであったので、ま
た電話がかかってくるだろうと気にはとめてなか
った。

それから2ヵ月経った頃だろうか、Aさんがやっ
てきた。手違いがあり、この先、店をたたむこと
になるだろうと、告げにきてくれたのだ。
経営の詳しいことは知る由もないが、店は地元で
大きなものだったし、再建するには巨額の資金が
必要だと思われた。

再スタートできるのは、50歳が最後のチャンス
だと、一般的に言われている。60歳なら、ある
程度の資金がなければ、再スタートが切れない場
合が多い。60歳を過ぎて裸になるのは、さぞ辛
いことだろう。

経営者としてどうだったか?
どんな商売をやってきたのか?
と問う人々はいるけれど、彼自身はまっとうな人
柄であった以上、問うても意味がない。
彼は友達だ、破産しようが生きてる限り友達であ
ることには変わりない。

でも、貧乏人のほなさんには、できることはほと
んどない。申し訳ない、と思う。
これまで通りの付き合いを、変わらずやらせても
らいたい。
長い友達は失いたくない、大事にしたい。

苦難の最中のAさんには、調子よい奴だと思われ
るだろうが、体大事にがんばってくれ、と祈るし
かない。何もできない分、電話だけでよいものか。

あー、支離滅裂なほなさんだ。