ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

勉強会(続)

2012年09月01日 | 日記
かつて勉強会が熱心だったころ、どの店も会社も
スタッフ教育をやっていました。ほんの数千円か
ら数十万円で、そういう機会がたくさんありまし
た。温泉宿や海外旅行で骨休めをしながら、昼間
は見学か観光、夜に勉強といったものなどは、遊
び半分「研修に行ってきます。」という名目さえ
つけば、おおっぴらに経費が使えたものです。

そういう軽い勉強会であっても、それなりの自己
啓発ができ、効果が上がるものでした。
ところがある頃から、1日や2日の思いつきの勉強
程度では身につかなかったり、成果がでなくなり
ました。現実が厳しくなったのでした。バブルが
はじけ、その後の人口減、顧客減のデフレ経済下、
売上は減少一途となりました。

そして多くの店が、店をたたむ中、目の前の生き
残りだけが主題となったのでした。もうこうなる
と、明日のための勉強なんて「悠長な」ことをや
っている余裕はありません。

また少し勉強をしたぐらいで、売上アップするこ
ともが無いのは自明の理。そうなると、勉強会へ
の経費の持ちだしが、会社として認めらないこと
になりました。昇給が無くなり、ボーナスがカッ
トされ、実質、給与までがドンドン下がってきた
のですからね。

ところがキューバ?急場しのぎでずっとやってき
たら、なんだかスタッフの精神がすかすかになっ
てきました。何のために仕事をやっているかも判
らないまま、給与はぎりぎりだし、成果はでない
、周りは廃業が多くなりました。戦争末期みたい
なもんです。
また、先が見えないから、倒産するまで思い切っ
てやれないんです。零細業者は討ち死に(自主廃
業)するしか手がないんですね。

うちの息子なんてのも、どうやったら良いかが判
らなくて右往左往、自信が持てないようでした。