ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

シニア記念杯レポ?(9)

2011年05月24日 | 日記
両手で打ったパターが届かないことを繰り返し、
どうやったらロングもショートも打てるのか、も
う長いこと判らなくなっていました。練習せんか
らしようがない、と諦めていたのです。

それでショートしないよう強く打つためにと、パ
ターの丈を短くし、オモリを乗せてみましたが、
うまく行ったのは直後だけで、すぐ元の状態に戻
ってしまったのです。

いつも不思議ことに、スタート直後は意外とパタ
ーの距離感が合うのに、3-4ホール周った頃か
らショートしだし、そのうち距離感がわからなく
なって一日が終わるのでした。

「体が温まって動き出すと、その時うまくいく
 かな?」
とは同窓会幹事のT氏の意味深な言葉ですが、
こうなるパターンは、己の体が「合わせにいって
いる」から起こるということだけはなんとなく判
かるようになりました。それはパターだけではな
くすべてのクラブがそうでした。

Hさんに、
「やれ!」
といわれてやった「片手打ち」パターは、まとも
に球に当たるはずがないだろうと思いました。
ニ、三度利き手の左手で、パターを軽くぶらぶら
させてみました。前後左右にぶれてますが、気に
せず打ってみました。

コン!
良い音がして、昇りグリーンの重い芝の上を、こ
ろころと、思ったより距離がでました。また打ち
ました。またコロコロと転がっていきます。まっ
すぐの良い転がりです。
Hさんが、ほら見ろ!という顔をしています。

片手うちで打った球は、K師匠や○坂師匠の転が
りと変わらないような、まっすぐどこまでも転が
る回転でした。こんな回転の球、ずーっと忘れて
いました。

カップの周囲、あちこちから打ちました。1mは片
手でまっすぐ打て、小気味良い音をさせて球はカッ
プに転げ込みます。するとHさんは、
「カップへの打ち出し目標を決め、その地点に向か
 ってパターのヘッドをまっすぐ出せ」
と言いました。

曇天の空から、ぽつりと水滴が落ち始めました。
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シニア記念杯レポ?(8)

2011年05月24日 | 日記
定年退職したリタイヤ組は、アルバイト程
度に仕事をしている方以外は、ほぼ毎日、
ゴルフ練習をしています。来週の決勝にむ
け練習に熱が入るメンバーの、そのリズム
を崩してはいけません。

ほなさんの現状を見かねたS原さんの助言
に、今日はもう一回周ってこなければと思
いました。
本日の走行距離?約10キロ、山道ですか
らこれから周るのはそうとうハードなので
すが、幸いまだ雨が降ってきていません。
この軟弱な足腰をきたえなくては、決勝な
どあるはずもない!と、スタート室横で、
みなと別れたのでありました。

誰もいない1番のティーグランドで、クラ
ブを振っていると、聴き覚えある声が、
「ほら、いくぞー!」
と大きくかかりました。スタート室のHさ
んがハーフバッグを肩にかついで、こっち
へやってきます。
一緒に周ってあげるから、しっかり練習せ
んかい!という意味の、行くぞー!です。
愛情ある言葉でした。

ほなさんの体はふらふらの状態ですが、練
習するときめた以上、これ以上の練習相手、
コーチはありません。願ったりの、ありが
たさです。

「ほらもっとドスンと行け!」
「ほれ、もっかい。」
と言われ、誰もこないホールの中で4発も
5発も打ちました。コーチ付のホール貸切
ですから、ほんとに贅沢です。雨が降るか
らと、誰もこないことに乗じて、Hさんの
細かい指導がとびました。

「バッグスイングが大きくなるけん、体が
 スライドして降り遅れるんじゃ。」
「寄せもドライバーもパターもおんなじな
 んよ。」
グリグリ坊主頭のHさんは、私のクラブや
肩の位置を修正します。過去に受けた簡単
なアドバイスを、個別指導でやってみて、
やっと理解できたことがいくつかもありま
した。言葉だけではわからなかったのです。

言われた通りのスイングができた時は、ド
スン!とヘッドを落としただけなのに、あ
とは勝手に体が回りましたし、ボールに当
たった感触すらわかりませんでした。
わかっていたことですが、当てに行くから
うまく当たらない、のです。

そして、グリーン上でショートした、ほな
さんのパターの悪い癖をみたHさんは、
「パターを片手で打ってみー。」
と言いました。

え?
片手でパターを打ったことなど、一度もあ
りません。重いパタークラブが片手で振れ
る、球の中心に当たるようにコントロール
できるとは到底考えられません。両手でや
ってて、うまくいかないんですから。
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